梅野記念絵画館・ふれあい館
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東御市梅野記念絵画館・ふれあい館 Umeno Memorial Picture Gallery | |
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明神池対岸より望む | |
施設情報 | |
前身 | 北御牧村立梅野記念絵画館・ふれあい館 |
事業主体 | 東御市 |
所在地 | 長野県東御市八重原935-1 |
外部リンク | www.umenokinen.com |
プロジェクト:GLAM |
東御市梅野記念絵画館・ふれあい館︵うめのきねんかいがかん・ふれあいかん︶は、1998年︵平成10年︶に開館した長野県東御市立の総合交流施設︵美術館相当施設︶である。旧称﹁北御牧村立梅野記念絵画館・ふれあい館﹂。
芸術むら公園内にあり[2]、ホールとともに﹁東御市総合交流促進施設﹂を成す[3]。
概要[編集]
美術品コレクターであった梅野隆および梅野満雄︵隆の父︶のコレクションを主な収蔵品としている。久留米市出身の梅野満雄は青木繁、坂本繁二郎と同郷であり交友が深かったことから、二人に関する資料も展示している。梅野家は八女の大地主で、満雄は上京中の青木の生活を助け、没後すぐに遺作30点を遺族から買い取り、遺作展を開催、坂本にはアトリエ用地を提供するなど、両者を無名時代から支援した[4]。 ふれあい館では市民による展覧会や企画展が開催される。今後は、梅野コレクションを継承しながら、東御市立の絵画館および総合交流促進施設として、地域に根付いた展覧会やイベントを開催していく予定。 秋頃には火のアートフェスティバル、天空の芸術祭などのイベントが開催され、会場には2万人近い来場者が訪れる。その他[編集]
梅野満雄の収集した青木繁の作品群が、石橋正二郎︵ブリヂストンの創業者︶のコレクション︵久留米市美術館収蔵︶の元となっている。[5]歴史[編集]
- 1998年 -「北御牧村立梅野記念絵画館・ふれあい館」として開館。
- 2004年 - 自治体の合併に伴い名称を「東御市梅野記念絵画館・ふれあい館」へ変更。
施設[編集]
- 梅野記念絵画館 - 収蔵された資料(後述)の展示のほか、企画展を開催。
- ふれあい館 - 主に市民による作品展、企画展を開催。
- ミュージアムショップ
- カフェ
- ホール - 講演会のほか、市民によるコンサートを開催している。
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施設近景
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エントランス
企画展[編集]
- 私の愛する一点展
収蔵品[編集]
近代日本の物故作家の作品を中心に、近代画家の作品を中心に収蔵している。梅野隆の父である満雄が、青木繁、坂本繁二郎との交友が深かったことから、青木繁に関する資料や書簡の展示も行なっている。[6]
主な収蔵作家
脚注[編集]
出典[編集]
(一)^ “Art Village Park” (英語). 信州とうみ観光協会. 2019年6月6日閲覧。
(二)^ “アクセス案内”. 梅野記念絵画館・ふれあい館. 2019年3月30日閲覧。
(三)^ “東御市総合交流促進施設条例”. 東御市 (2018年4月1日). 2019年3月30日閲覧。
(四)^ ﹃収蔵作品を中心に 青木繁・坂本繁二郎と梅野三代展﹄図録、2020年2月、東御市梅野記念絵画館
(五)^ 青木繁と坂本繁二郎﹁能面﹂は語る. 丸善株式会社. (1995.3.30). ISBN 4-621-06022-8
(六)^ 北御牧村立梅野記念絵画館図録. 印象社. (1998.4.28)
関連施設[編集]
- アートヴィレッジ明神館 - 宿泊施設
- 丸山晩霞記念館 - 東御市内の美術館。同市出身の水彩画家、丸山晩霞の作品を収蔵。
- 東御市文化会館
- 雷電生家