玉堤
玉堤 | |
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多摩川河川敷から見た玉堤の街並み | |
北緯35度35分53.54秒 東経139度38分52.03秒 / 北緯35.5982056度 東経139.6477861度 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 東京都 |
特別区 | 世田谷区 |
地域 | 玉川地域 |
面積 | |
• 合計 | 0.648 km2 |
人口 | |
• 合計 | 6,000人 |
• 密度 | 9,300人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (日本標準時) |
郵便番号 |
158-0087[2] |
市外局番 | 03[3] |
ナンバープレート | 世田谷 |
玉堤︵たまづつみ︶は、東京都世田谷区の地名。現行行政地名は玉堤一丁目および玉堤二丁目。郵便番号158-0087[2]。玉川地域に属する。
地理[編集]
世田谷区南部の玉川地域に属する。南は多摩川と、その土手を東西に走る多摩堤通りに、西は谷沢川︵等々力渓谷下流︶に、地域の西部の北は丸子川︵旧六郷用水︶に接する。地質は沖積低地であり[4]、地形はほぼ平坦である。世田谷区野毛・等々力・尾山台、大田区田園調布、多摩川を挟んで川崎市中原区宮内・等々力と隣接する。 都市計画法上の用途地域は、大部分が第一種中高層住居専用地域に指定されている[5]。 幹線道路である目黒通りの終点があるが、本地域内は片側1車線であり交通量は少ない。2023年現在、目黒通りを延長して多摩川を渡り、玉堤二丁目と神奈川県川崎市中原区宮内一丁目を結ぶ等々力大橋︵仮称︶が2025年の完成予定で建設中である[6]。 東急大井町線尾山台駅から本地域北端の丸子川までは徒歩15分程度要する。また、その途中には標高差が約20メートルに及ぶ国分寺崖線の坂があるが、駅までの交通手段としては後述するバス路線を利用できる。防災[編集]
地震[編集]
東京都都市整備局が2022年に発表した地震に対する総合危険度の町丁別評価では、玉堤一丁目・二丁目いずれも、5段階評価のうち相対的に都内で最も安全とされる﹁レベル1﹂となった[7]。水害[編集]
2019年の台風19号では一部で2メートル近い浸水被害が内水氾濫により生じ、一部の住民が自衛隊などに救助された[8][9]。玉堤一丁目の東京都市大学では、地下の図書館が水没するなどの被害を受けた[10]。 2023年現在、豪雨時の谷沢川の水位を下げることを目的とした﹁谷沢川分水路工事﹂が実施中である[11]。歴史[編集]
地名の由来[編集]
元は玉川等々力町の一部。1961年︵昭和36年︶に開校した、多摩川の土手近くに位置するという理由で命名された世田谷区立玉堤小学校の名を借りて、1970年︵昭和45年︶の住居表示により玉堤として分離成立。﹁玉﹂は﹁多摩﹂と同韻の美字で、美しく自然豊かな地域の発展を願った名前でもある。住居表示実施前後の町名の変遷[編集]
実施後 | 実施年月日 | 実施前(各町名ともその一部) |
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玉堤一丁目 | 1968年3月15日 | 玉川等々力町1、玉川尾山町の各一部 |
玉堤二丁目 | 玉川等々力町1の一部 |
玉川温室村[編集]
1925年︵大正14年︶に当時の新しい農業技術であった温室栽培が現在の等々力一丁目で始まった。1940年︵昭和15年︶までの間に当地の経営面積は計42,000平方メートルにも及び、﹁玉川温室村﹂と呼ばれるようになった。2012年︵平成24年︶現在は2・3軒に減ったが、﹁玉川温室村﹂の名前は玉堤一丁目の多摩堤通り上のバス停に残っている[12]。
世帯数と人口[編集]
2024年︵令和6年︶4月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。丁目 | 世帯数 | 人口 |
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玉堤一丁目 | 2,347世帯 | 4,838人 |
玉堤二丁目 | 567世帯 | 1,162人 |
計 | 2,914世帯 | 6,000人 |
小・中学校の学区[編集]
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[13]。
丁目 | 番地 | 小学校 | 中学校 |
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玉堤一丁目 | 全域 | 世田谷区立玉堤小学校 | 世田谷区立尾山台中学校 |
玉堤二丁目 | 全域 |
交通[編集]
バス[編集]
●世田谷区コミュニティバス﹁タマリバーバス﹂︵東急バス <等01>系統︶‥東急大井町線等々力駅・尾山台駅付近と本地域を結ぶ反時計回りの循環路線。 ●東急バス <玉11>系統‥二子玉川駅⇔多摩川駅。多摩堤通り上を東西に走る。施設[編集]
公共[編集]
●世田谷区玉堤地区会館福祉[編集]
●世田谷区立岡本福祉作業ホーム玉堤分場教育[編集]
●東京都市大学︵旧‥武蔵工業大学︶世田谷キャンパス ●東京都立園芸高等学校管理 玉川果樹園 ●世田谷区立玉堤小学校寺社・教会[編集]
●浄土真宗大谷派専了寺 ●原始福音キリストの幕屋脚注[編集]
(一)^ abc“世田谷区の町丁別人口と世帯数”. 世田谷区 (2024年4月3日). 2024年5月4日閲覧。
(二)^ ab“郵便番号”. 日本郵便. 2019年8月30日閲覧。
(三)^ “市外局番の一覧”. 総務省. 2017年12月27日閲覧。
(四)^ “地震に関する地域危険度測定調査︵第8回︶”. 東京都都市整備局 (2018年3月9日). 2020年8月27日閲覧。
(五)^ “世田谷区都市計画図”. 世田谷区 (2019年4月16日). 2020年8月26日閲覧。
(六)^ 乗りものニュース編集部 (2023年4月12日). “目黒通りが川崎へ﹁等々力大橋﹂巨大橋脚が出現中 ﹁橋空白地帯﹂多摩川に念願の架橋”. 乗りものニュース. 2023年4月14日閲覧。
(七)^ “地域危険度一覧表‥世田谷区”. 東京都都市整備局 (2022年9月). 2023年1月22日閲覧。
(八)^ 国米あなんだ (2019年10月13日). “世田谷の住宅街、2m近く浸水も 住民﹁想定を超えた﹂”. 朝日新聞. 2023年1月23日閲覧。
(九)^ “<備えよ!首都水害>身近な川や下水があふれる ﹁内水氾濫﹂リスク、情報不足”. 東京新聞 (2020年9月16日). 2023年1月23日閲覧。
(十)^ “東京都市大学(旧武蔵工業大学)の浸水被害と復旧”. 大学ジャーナル (2019年12月16日). 2023年4月14日閲覧。
(11)^ “谷沢川分水路工事”. 安藤ハザマ・東鉄・京急建設共同企業体. 2023年5月1日閲覧。
(12)^ “玉川温室村”. 世田谷区 (2012年8月26日). 2020年8月26日閲覧。
(13)^ “通学区域”. 世田谷区 (2018年4月1日). 2019年9月29日閲覧。