白糸の滝
白糸の滝︵しらいとのたき︶は、日本における滝の名称のひとつである︵本項では﹁白糸の滝﹂以外に﹁白糸滝﹂表記のものも含めて記載する︶。
概要[編集]
一般に、流下する水の様子が白糸や絹糸を垂らしたようであることから名付けられ、日本全国各地に同名の滝が多数存在する。1本の糸のような細い滝から、落水が幾筋にも分かれる滝幅が広いものまで姿形は様々である。白水の滝などと呼ばれる滝も由来は同じである。日本各地の白糸の滝[編集]
北海道[編集]
●白糸の滝 (札幌市) - 北海道札幌市南区の定山渓温泉にある滝。落差は10m程。滝の水のほとんどは定山渓発電所の余水吐きによるもので、発電所の稼働状況により水量が大きく変わる。 ●白糸の滝 (島牧村) - 北海道島牧郡島牧村にある滝。海に面した断崖から1条の落水を見せる。水量は少ないが約150mの落差がある。国道229号沿いにある。岩手県[編集]
●白糸の滝 (西和賀町) - 岩手県和賀郡西和賀町にある滝。落差は30m程。山形県[編集]
福島県[編集]
●白糸の滝 (猪苗代町) - 福島県耶麻郡猪苗代町にある滝。安達太良山︵活火山︶の西側斜面に位置し、流れ落ちる滝の水は温泉水となっている。付近は沼尻温泉、中ノ沢温泉が引湯している源泉地帯でもある。硫化水素発生地帯でもあり、火山活動の状況や風向きによっては危険な場合もある。栃木県[編集]
●白糸の滝 (日光市) - 栃木県日光市にある滝。滝尾神社近くの天狗沢にある高さ10mの滝[1]。群馬県[編集]
●白糸の滝 (長野原町) - 群馬県吾妻郡長野原町にある滝。川原湯温泉近くの吾妻川に2段階で流れ落ちる。国道145号沿いにある。山梨県[編集]
長野県[編集]
静岡県[編集]
●白糸の滝 (静岡県) - 静岡県富士宮市にある滝。芝川の流れと富士山の雪解け水が岩盤から湧き出て滝となっている。幅200m、高さ20m。国の名勝及び天然記念物。日本の滝百選のひとつ。2013年︵平成25年︶6月22日、﹁富士山-信仰の対象と芸術の源泉﹂の構成資産の一部として世界文化遺産︵日本の文化遺産としては13箇所目︶に登録された。岐阜県[編集]
滋賀県[編集]
●白糸の滝 (栗東市) - 滋賀県栗東市荒張にある滝。岡山県[編集]
●白糸の滝 (井原市) - 岡山県井原市美星町宇戸谷にある滝。詩人の西条八十が命名。5段滝で5つ合わせての落差は25m。美山川に注ぐ。広島県[編集]
●白糸の滝 (広島県) - 広島県呉市にある滝[2]。山口県[編集]
●白糸の滝 (美祢市) - 山口県美祢市秋芳町嘉万八代にある滝︵別名 秋芳大滝・八代大瀧︶。厚東川の上流に位置し、高さ30m横幅10m。 ●白糸の滝 (萩市) - 山口県萩市川上野戸呂にある滝。長門峡の景勝の一つである。落差5m。徳島県[編集]
●白糸の滝 (徳島県) - 徳島県徳島市眉山町の眉山山麓にある滝。落差8m。愛媛県[編集]
●白糸の滝 (東温市) - 愛媛県東温市上林地区の皿ヶ嶺中腹にある滝。高さ30mの3段滝でハイキングコースになっている。近くにそうめん流しもある。福岡県[編集]
●白糸の滝 (糸島市) - 福岡県糸島市にある滝。幅12m、高さ24m。 ●白糸の滝 (福智町) - 福岡県田川郡福智町にある滝。⇒福智川#流域の名所を参照。佐賀県[編集]
●白糸の滝 (唐津市) -佐賀県唐津市肥前町にある滝。2条に分かれ、落差は30m。男滝、女滝と共に﹁肥前の三滝﹂と呼ばれている。熊本県[編集]
●白糸の滝 (熊本県) - 熊本県阿蘇郡西原村にある滝。高さ20m。大分県[編集]
●白糸滝 (大分県) - 大分県別府市にある滝。高さ20m。温泉が落ちる。台湾の白糸の滝[編集]
●白糸滝 (台湾) - 台湾、烏来温泉。落差80m、幅10m。かつて雲来の滝とも言われた。脚注[編集]
出典[編集]
- ^ “日光ウォーキングガイド”. 日光旅ナビ（日光市観光協会）. 2021年12月4日閲覧。
- ^ 白糸の滝｜呉市の文化財 呉市ウェブサイト閲覧。
関連項目[編集]
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