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峠の群像

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峠の群像︵とうげのぐんぞう︶は1982年1月10日～12月19日に放送された第20作NHK大河ドラマ。忠臣蔵を題材とした作品。放送時の同時代と江戸時代の元禄が同じような時代の方向が変化する時期となる﹁峠﹂の時代だとする原作者・堺屋太一の観点を軸に、忠臣蔵事件を現代的に描いたドラマ。平均視聴率は23.7%、最高視聴率は33.8%。
NHK大河ドラマ
通番 題名 放映期間
第19作 おんな太閤記 1981年1月11日
～1981年12月20日
第20作 峠の群像 1982年1月10日
～1982年12月19日
第21作 徳川家康 1983年1月9日
～1983年12月18日

作品の特徴


赤穂藩断絶を現代の企業倒産になぞらえ、仇討ちのヒロイズムよりもサラリーマンつまり赤穂の藩士たちがいかに行動したかを再考する作品となっている。脚本にはデビューして間もない冨川元文が起用され、これによる各回のサブタイトルがユニークであった。というのも、大河におけるサブタイトルのほとんどは名詞形を主体としており、本作のように動詞形のそれが用いられることはあまり例がないのである。配役面では当時人気絶頂にあった"たのきんトリオ"のひとり野村義男をはじめ、三田寛子、小泉今日子、錦織一清など、次世代のアイドルが多数起用されている。

なお、女性単独︵女性の語り手は10年前の﹃新・平家物語﹄でも存在するが、男性の語り手も存在する︶の語り手は本作が初である。

また、音楽を担当した池辺晋一郎は、1999年に放送された﹃元禄繚乱﹄で再び忠臣蔵を題材にした大河ドラマの音楽を手掛けているが、メインテーマの曲調は大きく異なっている。

1995年に放送された﹃八代将軍吉宗﹄で刃傷松の廊下事件が出てくるが、本作の映像が使用された。

スタッフ

キャスト

放送

  1. 「高田馬場発赤穂行」
  2. 「眠れない夜」
  3. 「内蔵助勉強」
  4. 「大石初陣三十六歳」
  5. 「内蔵助対内蔵助」
  6. 「水戸黄門がんばる」
  7. 「七郎次泥まみれ」
  8. 「内匠頭あぶない」
  9. 「内蔵助ほえる」
  10. 「近松、大石すれ違い」
  11. 「われら浅野消防団」
  12. 「おのれ上野介」
  13. 「内匠頭がまん」
  14. 「遺恨覚えたか」
  15. 「内匠頭切腹」
  16. 「悲報赤穂へ」
  17. 「近松、赤穂取材中」
  18. 「内蔵助決めた」
  19. 「囚われた内蔵助」
  20. 「七郎次怒る」
  21. 「大石斬られるか」
  22. 「さよなら、赤穂城」
  23. 「石野組できるか」
  24. 「石野組できた」
  25. 「仇討ちはさせぬ」
  26. 「大石傷だらけ」
  27. 「片岡斬り込む」
  28. 「大石動く」
  29. 「内蔵助、記者会見」
  30. 「仇討ち組を引き抜け」
  31. 「大石暗殺計画」
  32. 「あの中に、吉良が」
  33. 「主税の恋人」
  34. 「一人ぬけ二人ぬけ」
  35. 「素良と男ふたり」
  36. 「大石家離散」
  37. 「内蔵助あそぶ」
  38. 「おゆう裏切り」
  39. 「仇討ち決定」
  40. 「仇討ち連合成る」
  41. 「江戸へ向かう」
  42. 「吉良の抜け穴」
  43. 「上野介は偽者」
  44. 「第一次討ち入り計画」
  45. 「その日の朝」
  46. 「仕度はできた、いざ」
  47. 「吉良邸突入」
  48. 「上野介最期」
  49. 「大石勝った」
  50. 「伝説のはじまり」

総集編

  1. 「なつかしの日日」
  2. 「迷い道」
  3. 「伝説へ向かって」
1960年代

1970年代

1980年代

1990年代

2000年代

2010年代

2020年代

関連作品

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