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** 4月3日 - 電通と在京キー局、博報堂DYメディアパートナーズ、 ADK、東急エージェンシーの出資で、株式会社プレゼントキャストが設立される<ref name="media20200530">{{Cite news|url= https://mediaborder.publishers.fm/article/22221/|title= TVerはスマホのTVになれるか?〜株式会社TVer誕生!社長にはTBSから龍宝氏が就任〜|publisher= Media Border|date= 2020-05-30|accessdate= 2023-11-13}}</ref>。 |
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** 7月16日 - 番組無料配信サービスの提供を10月から開始すると発表<ref name="asahi20150717">{{Cite news|url= http://www.asahi.com/articles/DA3S11863827.html|title= 民放5社、共同ネット配信|newspaper= 朝日新聞デジタル|publisher= 朝日新聞社|date= 2015-07-17|accessdate= 2015-11-27}}</ref>。 |
** 7月16日 - 番組無料配信サービスの提供を10月から開始すると発表<ref name="asahi20150717">{{Cite news|url= http://www.asahi.com/articles/DA3S11863827.html|title= 民放5社、共同ネット配信|newspaper= 朝日新聞デジタル|publisher= 朝日新聞社|date= 2015-07-17|accessdate= 2015-11-27}}</ref>。 |
2023年11月14日 (火) 15:27時点における版
![]() | |
URL | https://tver.jp/ |
---|---|
言語 | 日本語 |
タイプ |
ビデオ・オン・デマンド インターネットサイマル配信 |
運営者 | 株式会社TVer |
設立者 |
日本テレビ放送網 テレビ朝日 TBSテレビ テレビ東京 フジテレビジョン (在京民放5局) |
収益 | 広告収入 |
営利性 | 営利 |
開始 | 2015年10月26日 |
現在の状態 | 運営継続中 |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
![]() 〒105-0004 東京都港区新橋2丁目19番10号 新橋マリンビル6F |
設立 |
2006年4月3日 (株式会社プレゼントキャスト) |
法人番号 | 5010401061239 |
代表者 | 代表取締役社長 若生伸子 |
資本金 | 50億円 |
売上高 |
47億7500万円 (2023年01月18日時点)[1] |
営業利益 |
12億1600万円 (2023年01月18日時点)[1] |
経常利益 |
12億2000万円 (2023年01月18日時点)[1] |
純利益 |
10億1000万円 (2023年01月18日時点)[1] |
純資産 |
103億4700万円 (2023年01月18日時点)[1] |
総資産 |
119億9700万円 (2023年01月18日時点)[1] |
決算期 | 3月末日 |
主要株主 |
日本テレビ放送網株式会社 16.4% 株式会社テレビ朝日 16.4% 株式会社TBSホールディングス 16.4% 株式会社テレビ東京 16.4% 株式会社フジ・メディア・ホールディングス 16.4% 株式会社電通グループ 3.9% 株式会社博報堂DYメディアパートナーズ 3.4% 株式会社MBSメディアホールディングス 1.8% 朝日放送テレビ株式会社 1.8% 関西テレビ放送株式会社 1.8% 讀賣テレビ放送株式会社 1.8% 株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ 1.6% 株式会社東急エージェンシー 1.0% テレビ大阪株式会社 1.0% |
主要子会社 | 株式会社TVer Technology |
外部リンク | https://tver.co.jp/ |
概要
海賊版コンテンツ・不正コピーの防止・対抗を目的として2015年10月26日にサービスが開始された[5][6]。スマートフォンやタブレット向けのTVer専用アプリやPC上のウェブブラウザを利用して、民放テレビ局が提供するテレビ番組や動画コンテンツを視聴することができる[7]。 在京民放5社は、当サービスの開始以前から独自の見逃し配信サービス[注 1]をそれぞれ運営しているが、﹁TVer﹂はこれらを一元的に集約させたポータルサービスとしての役割も担う[7]。 インフラにブライトコーブの動画配信プラットフォームBrightcove Video Cloud[8]と機械学習を使ったエンコード技術Context Aware Encoding[9]を採用している。歴史
●2006年 ●4月3日 - 電通と在京キー局、博報堂DYメディアパートナーズ、 ADK、東急エージェンシーの出資で、株式会社プレゼントキャストが設立される[10]。 ●2015年 ●7月16日 - 番組無料配信サービスの提供を10月から開始すると発表[5]。 ●10月26日 - プレゼントキャストの運営で、Tverのサービス提供を開始[6]。 ●11月19日 - アプリの累計ダウンロード数が100万を超える[11][12]。 ●2016年 ●10月3日 - 在阪民放2社︵朝日放送→朝日放送テレビ、毎日放送︿MBS﹀︶が参加[13]。 ●12月17日 - アプリの累計ダウンロード数が500万を超える[14]。 ●2017年 ●3月25日 - 在阪民放1社︵読売テレビ︶が参加[15]。 ●5月 - CDNにIIJと日本テレビを中心とした東名阪の民放各局共同出資のJOCDNのサービスを導入[16]。 ●12月17日 - アプリの累計ダウンロード数が1000万を超える[17]。 ●2018年 ●3月 - 在阪民放1社︵関西テレビ放送︶が参加。 ●2019年 ●4月8日 - 在阪民放1社︵テレビ大阪︶が参加[18]。 ●4月29日 - 同日午前0時から午前3時半頃にかけて、外部から不正アクセスを受け、アプリ及びウェブサイト上で画像の改竄や複数の番組タイトルの改変などが行われた。この事態を受けてTVerは事実を認めた上で公式に謝罪した[19]。 ●7月24日 - アプリの累計ダウンロード数が2000万を超える[20]。 ●8月10日 - 初のプロ野球中継ライブ配信︵日本テレビ﹃Fun!BASEBALL!!﹄協力︶を実施[21][22]。 ●2020年 ●1月20日 - 同日から24日まで、在京民放5社が夕方に放送しているニュース番組と一部のアニメ番組など[注 2]のネット同時配信に関する技術実証を当サービスにて行った[23][24]。 ●4月8日 - 同日から一部番組で、字幕放送と同様の字幕対応を開始[25]。 ●6月30日 - 同日に実施予定の株主総会と取締役会での決議により、在京民放5社に対して、運営会社であるプレゼントキャストの第三者割当増資を実施。電通グループに変わり、在京民放各社が同率で筆頭株主となる[26][27]。 ●7月1日 - 前日に実施の株主総会と取締役会での決議により、運営会社であるプレゼントキャストの社名を本サービス名称と同じ﹁TVer﹂に変更する[27][28]。 ●10月3日 - 同日から12月30日まで、地上波プライムタイムに放送されている日本テレビ系列番組のネット同時配信試験サービス﹁日テレ系ライブ配信﹂を当サービスにて実施[29][30][31]。独立放送局のテレビ神奈川︵tvk︶が参加し、同日から配信を開始[32]。 ●10月30日 - 同日から2021年1月まで行われる﹃全国高等学校サッカー選手権大会﹄︵日本テレビを中心とする民間放送43社共同制作︶の地区大会決勝︵一部地域を除く︶と全国大会を順次ライブ配信と見逃し配信を実施[33][34]。 ●2021年 ●3月18日 - ﹁TVerアワード2020﹂が発表[35][36][37]。 ●5月19日 - 電子番組表﹁Gガイド﹂との連携サービスを一部機種と地域にて開始[38]。 ●6月23日 - 在阪民放5社に対し第三者割当増資を実施[39]。 ●7月21日 - 同日から8月8日まで行われた東京オリンピックのライブ配信を実施[注 3][40][41]。 ●8月25日 - アプリの累計ダウンロード数が4000万を超える[42]。 ●10月2日 - ﹁日テレ系ライブ配信﹂の正式サービスを開始[43]。 ●11月12日 - ビデオリサーチによる調査で同年10月の月間動画再生数が2億回を超える[44]。 ●2022年 ●2月4日 - 同日から同月20日まで行われた北京オリンピックのライブ配信を実施[注 3][45]。 ●3月18日 - ﹁TVerアワード2021﹂が発表[46]。 ●4月1日 - TVerサービスの大幅改修を実施。それ以前から存在していた無料アカウント﹁TVer ID﹂のログイン機能を導入し、異なるサービスとの﹁お気に入り﹂機能や新たに導入された﹁あとでみる﹂機能に登録された番組を同一IDで共有出来るようになった[47]。﹁日テレ系ライブ配信﹂のサービス名を﹁日テレ系リアルタイム配信﹂に変更[48]。 ●4月11日 - 本サービスにてテレビ朝日系列︵テレ朝系リアルタイム配信︶とTBSテレビ系列︵TBS系リアルタイム配信︶、テレビ東京系列︵テレ東系リアルタイム配信︶、フジテレビ系列︵フジテレビ系リアルタイム配信︶番組の同時配信サービスを開始[49][50][51][52]。 ●4月26日 - ビデオリサーチによる調査で同年3月の月間動画再生数が2億5千万回を超える[53]。 ●7月22日 - アプリの累計ダウンロード数が5000万を超える[54]。 ●10月22日 - 同日から同月30日まで開催の日本シリーズのライブ配信を実施[55]。 ●2023年 ●1月31日 - Zホールディングス並びに同社傘下グループ3社︵Z Entertainment・ヤフー・LINE︶との間で業務提携することで合意[56]。 ●3月1日 - ﹁TVerアワード2022﹂が発表[57]。配信番組
配信は、放映から1週間程度の期間︵次回放送がそれを超える場合は、遅くとも次回放送開始前まで[注 4]︶行われ、従来の放送と同じようにコマーシャルが挿入される形式となっている[5]。テレビジョン放送とネット配信とで権利処理が大幅に異なるため、それらの関係で配信対象外となる放送回もある[注 5][注 6]。配信途中に新たな権利問題・侵害の発生に加え、番組出演者が不祥事を起こした場合も即座に配信終了となるが、当該パートを削除された上で再開されることもある。また、殆どのワイドショーや2時間以上に拡大された特別番組などの長時間番組や、一部のバラエティ番組は複数のパートやコーナー別に分けて配信されることもある。次回予告は、放送前映像の権利処理が準備段階としていることもあり、ノンフィクションを中心にカットされる番組も少なからず存在する。 サービス開始当初は、全国ネットでの放送番組︵準キー局制作番組や系列BSデジタル局の番組を含む︶を中心とした番組ラインナップであったが、2016年秋から2018年春までにかけて全ての準キー局系の見逃し配信サービス[注 7]︵後述︶が参画し、番組の直接配信を開始したことにより、放送エリアが制限されているローカル番組の視聴も可能となった[注 8]。これ以降、準キー局以外の系列局が制作したローカル番組も順次配信が行われている。 開始当初の配信番組はドラマ作品等が中心だったが、年を追うごとにバラエティ・アニメ・料理番組等ラインナップを増やし、2023年1月現在ではゴールデンタイム・プライムタイム等の番組を中心に約400番組以上がラインナップされている[59][53]。また、ドラマ・アニメ作品等では本サービス開始前に放送された作品︵概ね1950年代から2010年代までの物︶や、オリジナル作品等が配信されることもある[60][61]。ニュース・情報番組等については未だに、基本的に配信していないが、東日本大震災やSDGsなどのキャンペーン企画実施時に例外として配信する場合がある[注 9][62]。ただし、全国ネットの番組であっても権利処理が難しいもの︵映画番組等[注 10]︶や、製作側の事情から当サービスで配信が行われない番組もある[注 11]。 配信番組は基本的に主音声︵第1音声︶のみが配信される。そのため、音声多重放送且つ副音声︵第2音声以上︶にて、2か国語放送や解説放送や副音声付放送等が行われた場合は副音声版を別途配信することもある[63][64]。 ﹁TVer﹂ではradiko︵プレミアムを除く︶とは異なり、配信番組の視聴にあたって国内でのエリア制限は施されていないことから、配信対象番組で放送枠の移動がある場合は、必ず放送時間のところに﹁一部地域をのぞく﹂の表記が入る。これは系列局が無い地域かクロスネット局で同時ネットの対象から外れた番組において遅れネットか非ネットの時があるため。一方、海外での利用はできず、この点は同様である。 2019年8月26日には、公共放送である日本放送協会︵NHK︶が制作する番組[注 12]についても配信が開始された。広告放送が禁止されている同協会の性質上、NHKの番組をTVerで視聴する際にはコマーシャルは流されず、代わりに同局の番組宣伝などが流れる[65]。なお、TVerでのNHKの番組視聴は受信契約の対象外であると同協会広報局が回答している[66]。 2020年からは独立放送局も参入し、同年10月からはテレビ神奈川︵tvk︶[32]、2021年4月からは群馬テレビ[67]、同年7月からはテレビ埼玉︵テレ玉︶[68]、2022年2月からは東京メトロポリタンテレビジョン︵TOKYO MX︶[69]、3月からは千葉テレビ放送︵チバテレ︶[70]、4月からはワールド・ハイビジョン・チャンネル︵BS12 トゥエルビ︶[71]、2023年4月からはサンテレビジョン︵サンテレビ︶[72]、5月からは日本BS放送︵BS11︶[73]、10月からはとちぎテレビ︵とちテレ︶[74]並びにBS松竹東急[75]制作番組の配信をそれぞれ開始した。再生・ユーザー数
サービス開始当初の月間アクティブユーザー数の伸びは低調で、実際の利用状況は芳しくないとする調査結果があったが[76]、2018年3月期には月間動画再生数が3,871万回となり、前月の3,065万回を大幅に上回った[77]。2021年1-3月期に月間動画再生数が1億8,305万回、月間ユーザー数が1,697万人[78]を突破し、2023年4月には累計アプリダウンロード数が6000万[79]、同年8月には月間動画再生数が3.9億回、月間ユーザー数が3,000万人と、いずれも過去最高記録を更新した[80]。 TVerの調査によると、全国15歳から69歳の6割以上で認知されており、特に10代女性ではSNSによる拡散もあり、85.4%に上がっている。主に連続ドラマやバラエティ番組の見逃し配信を中心に高い需要があるとしている[59][54]。 再生数など、本サービスの配信にて得られたデータは番組出演者への出演料支払いや続編などの企画・制作においての重要な指標になる[81]。サービス普及後は視聴率と並んでTVerの再生数やランキングを貼り出す局も登場しており[82]、マイリストの登録数を指標とする放送局もある[83]。日本民間放送連盟会長の遠藤龍之介も﹁昔は翌朝に発表される世帯視聴率が全てだったが、今はTVerの再生数がどれだけあるか。ファーストランの地上波の評価を決める指標にもなっている﹂と述べている[84]。視聴方法
対応状況(PCブラウザ)
- Windows
- Windows 10/11以降かつMicrosoft Edge最新版、Google Chrome最新版、Firefox最新版が必要。
- Mac
- OS X 10.11以降かつSafari最新版、Google Chrome最新版、Firefox最新版が必要。
対応状況(モバイルアプリ)
開発元 | プレゼントキャスト |
---|---|
初版 | 2015年10月26日[85] |
最新版 |
iOS版:4.23.0 / 2020年11月27日 |
対応OS |
iOS 11.0以降 Android 5.0以降 |
プラットフォーム | iOS、Android |
サイズ |
iOS版:67.3 MB Android版:21.94 MB |
対応言語 | 日本語 |
サポート状況 | 公開中 |
種別 | 動画視聴アプリ |
ライセンス | プロプライエタリ |
公式サイト | https://tver.jp/app |