ほっとゆだ駅
表示
ほっとゆだ駅[* 1] | |
---|---|
駅舎(2023年10月) | |
ほっとゆだ Hotto-Yuda | |
◄ゆだ錦秋湖 (6.4 km) (3.9 km) ゆだ高原► | |
所在地 |
岩手県和賀郡西和賀町川尻40地割53 北緯39度18分52.48秒 東経140度46分32.72秒 / 北緯39.3145778度 東経140.7757556度座標: 北緯39度18分52.48秒 東経140度46分32.72秒 / 北緯39.3145778度 東経140.7757556度 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■北上線 |
キロ程 | 35.2 km(北上起点) |
電報略号 | ホユ←ワリ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
95人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1922年(大正11年)12月16日[1] |
備考 | |
ほっとゆだ駅︵ほっとゆだえき︶は、岩手県和賀郡西和賀町川尻にある、東日本旅客鉄道︵JR東日本︶北上線の駅である。
入浴施設であるほっとゆだを併設している。
歴史[編集]
●1922年︵大正11年︶12月16日‥鉄道省︵国鉄︶西横黒線陸中川尻駅︵りくちゅうかわしりえき︶として開業[1]。 ●1982年︵昭和57年︶11月15日‥貨物の取り扱いを廃止[2]。 ●1984年︵昭和59年︶2月1日‥荷物扱いを廃止[2]。 ●1987年︵昭和62年︶4月1日‥国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる[1]。 ●1989年︵平成元年︶4月1日‥温泉施設﹁ほっとゆだ﹂営業開始[3]。同時に、新駅舎運用開始[3]。 ●1991年︵平成3年︶6月20日‥ほっとゆだ駅に改称[1]。 ●1995年︵平成7年︶1月‥湯田町の負担で新設された跨線橋が供用開始。駅舎に合わせたデザインで、北上線で初の構内に跨線橋が設置された駅となった[4]。 ●2002年︵平成14年︶‥東北の駅百選に選定される。 ●2007年︵平成19年︶3月18日‥当直勤務廃止[1]。同時にほっとゆだ駅長が廃止され、北上駅長管理下となる[1]。 ●2017年︵平成29年︶4月1日‥業務委託化︵北上駅所属ほっとゆだ在勤を廃止︶。冬期間の当直勤務も廃止。 ●2019年︵令和元年︶9月6日‥簡易型自動券売機によるきっぷ発売を終了。駅構造[編集]
相対式ホーム2面2線を有する地上駅である[5]。以前は単式・島式混合の計2面3線のホームを有していたが、2019年︵令和元年︶9月現在は2面2線での運用である[5]。なお、互いのホームは構内踏切で連絡している。 北上駅が管理し、JR東日本東北総合サービスが受託する業務委託駅である。駅舎にはみどりの窓口、乗車駅証明書発券機、売店がある。 現在の駅舎は1989年に建設された木造2階建てのもので、総工費は1億2千万円[3]。このうち、当時の駅の所在地であった湯田町が3分の2を負担し、残りをJR東日本が負担して建設されている[3]。元は国鉄の所有地を当時の湯田町が譲り受け、温泉を掘ったことで町おこしを兼ねて温泉付き駅舎となった[3]。 駅舎は﹁全国的にも珍しい温泉付き駅舎﹂として、東北の駅百選に選定された。のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | ■北上線 | 下り | 横手方面[5] | |
上り | 北上方面[5] | 当駅始発 | ||
2 |
- 3番線に当たるホームは柵が施されており、客扱いはない。
-
改札口(2023年10月)
-
ホーム(2023年10月)
-
構内踏切(2023年10月)
利用状況[編集]
JR東日本によると、2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員は95人である[利用客数 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
乗車人員推移 | ||
---|---|---|
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
2000年(平成12年) | 201 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 188 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 166 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 184 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 191 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 193 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 194 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 204 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 191 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 200 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 186 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 181 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 173 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 152 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 129 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 109 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 105 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 98 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 120 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 111 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)89 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)76 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)95 | [利用客数 1] |
駅周辺[編集]
西和賀町役場の最寄り駅となっている。
- 岩手県道118号ほっとゆだ停車場線
- 国道107号
- 岩手県道215号湯川温泉線
- 川尻郵便局
- 錦秋湖
- 西和賀町役場
- 北上信用金庫 西和賀支店
ほっとゆだ[編集]
ほっとゆだ | |
---|---|
温泉情報 | |
所在地 | 岩手県和賀郡西和賀町川尻40地割53 |
座標 | 北緯39度18分52.48秒 東経140度46分32.72秒 / 北緯39.3145778度 東経140.7757556度 |
泉質 | ナトリウム、カルシウム - 硫酸塩、塩化物温泉(低張性弱アルカリ性高温泉) |
利用できる時間は早朝 - 夜間︵一部を除く︶となっている。なお入場は閉館時間の30分前までである。12月31日・1月1日・2日は、利用できる時間が短縮される。
休館日は毎月第2水曜日︵ただし、当日が休日[注 1]の場合は翌日に。また、8月については変更あり︶となっている。
利用料金︵2023年10月1日時点︶
●入浴料‥大人440円︵西和賀町居住で65歳以上は350円︶、子供︵小・中学生︶260円︵回数券、定期券あり︶[注 2]
●貸切風呂︵夕方前まで利用可︶‥2000円
効能など
●効能‥動脈硬化・きりきず・やけど・慢性皮膚病
●1日2回逆洗浄あり。高温のため、加水あり。
浴槽の位置
●西側から、あつめ、ふつう、ぬるめ︵子供および寝湯。︶
備考
●浴場の壁には列車の接近を知らせる信号機が設置されていて、上下線関係なく表示される。これは発車時間が45分前になると﹁青﹂、30分前になると﹁黄﹂、15分前になると﹁赤﹂を点灯。まれに両方向から来る場合は﹁青﹂﹁黄﹂など2色同時に点灯することもある。
バス路線[編集]
﹁ほっとゆだ駅﹂停留所にて、以下の路線バスが発着する。 ●西和賀町民バス[6] ●貝沢線‥貝沢 ●沢内線‥沢内庁舎前 ●湯田おでかけバス‥湯田庁舎・湯本地区方面 / さわうち病院方面 ●沢内おでかけバス‥沢内庁舎・湯田庁舎・さわうち病院・湯本地区方面 ●山伏線[6]‥盛岡バスセンターその他[編集]
北上線に特急・急行列車が運行されていた時期は、線内の駅で唯一、特急・急行列車の停車駅となっていた。1996年から翌年までの秋田新幹線工事に伴う約1年間のみの一時的な運行であった特急﹁秋田リレー﹂も一部の列車が停車していた。隣の駅[編集]
脚注[編集]
記事本文[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
(一)^ abcdefg曽根悟︵監修︶ 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編﹃週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR﹄ 21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線、朝日新聞出版︿週刊朝日百科﹀、2009年12月6日、23頁。
(二)^ ab石野哲︵編︶﹃停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ﹄︵初版︶JTB、1998年10月1日、489頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
(三)^ abcde“列車待ちにひと風呂いかがJR北上線陸中川尻駅”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 2. (1989年4月11日)
(四)^ RailMagazine通巻139号(1995年4月号)P130
(五)^ abcd“JR東日本‥駅構内図・バリアフリー情報︵ほっとゆだ駅︶”. 東日本旅客鉄道. 2024年4月8日閲覧。
(六)^ ab“町民バスの運行について(2022年4月1日改正)”. 西和賀町 (2022年3月29日). 2022年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年5月16日閲覧。
利用状況[編集]
(一)^ ab“各駅の乗車人員︵2022年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月14日閲覧。
(二)^ “各駅の乗車人員︵2000年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
(三)^ “各駅の乗車人員︵2001年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
(四)^ “各駅の乗車人員︵2002年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
(五)^ “各駅の乗車人員︵2003年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
(六)^ “各駅の乗車人員︵2004年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
(七)^ “各駅の乗車人員︵2005年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
(八)^ “各駅の乗車人員︵2006年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
(九)^ “各駅の乗車人員︵2007年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
(十)^ “各駅の乗車人員︵2008年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
(11)^ “各駅の乗車人員︵2009年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
(12)^ “各駅の乗車人員︵2010年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
(13)^ “各駅の乗車人員︵2011年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
(14)^ “各駅の乗車人員︵2012年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
(15)^ “各駅の乗車人員︵2013年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
(16)^ “各駅の乗車人員︵2014年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
(17)^ “各駅の乗車人員︵2015年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
(18)^ “各駅の乗車人員︵2016年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
(19)^ “各駅の乗車人員︵2017年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月17日閲覧。
(20)^ “各駅の乗車人員︵2018年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月7日閲覧。
(21)^ “各駅の乗車人員︵2019年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月16日閲覧。
(22)^ “各駅の乗車人員︵2020年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月31日閲覧。
(23)^ “各駅の乗車人員︵2021年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月13日閲覧。