講談社出版文化賞
(講談社科学出版賞から転送)
講談社出版文化賞︵こうだんしゃしゅっぱんぶんかしょう︶は、挿絵、写真、装幀、絵本の各分野に贈られる、講談社主催の賞である。前年3月1日から当年2月末日までに刊行された図書を対象とし、さしえ賞、写真賞、ブックデザイン賞、絵本賞の四部門に分かれている。選考方法は、新聞社、出版社、有識者に対し、アンケートによる推薦を依頼する。受賞者には賞状・記念品に加え、副賞として各100万円が贈られる。賞金は無し。
概要[編集]
1970年︵昭和45年︶、講談社が創業60周年記念事業の一環で新設した。さし絵、写真、ブックデザイン、児童漫画、絵本の五部門において、新分野の開拓と質的向上をはかり、出版文化の発展に寄与することを目的とした。 本賞の前身は、1960年︵昭和35年︶に創業50周年記念事業として創設された﹁講談社三賞﹂︵児童まんが賞・さしえ賞・写真賞︶である。うち児童まんが部門は1976年︵第7回︶まで実施され、のち1977年︵昭和52年︶に独立して講談社漫画賞となった。また、1985年︵昭和60年︶には新たに科学出版賞が加えられ、2006年︵第22回︶まで一部門として実施されたが、2007年︵平成19年︶に賞名を変更し講談社科学出版賞となった。野間出版文化賞の新設に伴い、2018年︵第49回︶までにさしえ賞、写真賞、ブックデザイン賞は終了[1]。絵本賞のみ講談社絵本賞として継続。受賞者・受賞作一覧[編集]
丸カッコ内は受賞作品。現行の賞[編集]
絵本賞[編集]
第1回 - 第10回[編集]
●第1回︵1970年︶ - 中谷千代子︵﹃まちのねずみといなかのねずみ﹄︶ ●第2回︵1971年︶ - 斎藤博之︵﹃しらぬい﹄︶ ●第3回︵1972年︶ - 朝倉摂︵﹃日本の名作 スイッチョねこ﹄︶、油野誠一︵﹃おんどりのねがい﹄︶ ●第4回︵1973年︶ - 赤羽末吉︵﹃源平絵巻物語 衣川のやかた﹄︶、梶山俊夫︵﹃いちにちにへんとおるバス﹄︶ ●第5回︵1974年︶ - 田島征三︵﹃ふきまんぶく﹄︶ ●第6回︵1975年︶ - なかえよしを﹇文﹈、上野紀子﹇絵﹈︵﹃ねずみくんのチョッキ﹄︶ ●第7回︵1976年︶ - 安野光雅︵﹃かぞえてみよう﹄︶ ●第8回︵1977年︶ - 長新太︵﹃はるですよ ふくろうおばさん﹄︶、さのようこ︵﹃わたしのぼうし﹄︶ ●第9回︵1978年︶ - 岡野薫子﹇文﹈、遠藤てるよ﹇絵﹈︵﹃ミドリがひろったふしぎなかさ﹄︶ ●第10回︵1979年︶ - 市川里美︵﹃春のうたがきこえる﹄︶第11回 - 第20回[編集]
●第11回︵1980年︶ - 杉田豊︵﹃うれしいひ﹄︶ ●第12回︵1981年︶ - 太田大八︵﹃ながさきくんち﹄︶ ●第13回︵1982年︶ - 寺村輝夫﹇文﹈、和歌山静子﹇絵﹈︵﹃おおきなちいさいぞう﹄︶ ●第14回︵1983年︶ - 谷内こうた︵﹃かぜのでんしゃ﹄︶ ●第15回︵1984年︶ - 梅田俊作、梅田佳子︵﹃このゆびとーまれ﹄︶ ●第16回︵1985年︶ - 丸木俊、丸木位里︵﹃おきなわ島のこえ﹄︶ ●第17回︵1986年︶ - 甲斐信枝︵﹃雑草のくらし﹄︶ ●第18回︵1987年︶ - にしまきかやこ︵﹃えのすきなねこさん﹄︶ ●第19回︵1988年︶ - 瀬川康男︵﹃ぼうし﹄︶ ●第20回︵1989年︶ - きたやまようこ︵﹃ゆうたくんちのいばりいぬ﹄︶、康禹鉉﹇絵﹈、田島伸二﹇文﹈︵﹃さばくのきょうりゅう﹄︶第21回 - 第30回[編集]
●第21回︵1990年︶ - 林明子︵﹃こんとあき﹄︶ ●第22回︵1991年︶ - 于大武﹇絵﹈、唐亜明﹇文﹈︵﹃ナージャとりゅうおう﹄︶ ●第23回︵1992年︶ - 武田美穂︵﹃となりのせきのますだくん﹄︶ ●第24回︵1993年︶ - 片山健︵﹃タンゲくん﹄︶ ●第25回︵1994年︶ - 井上洋介﹇絵﹈、渡辺茂男﹇文﹈︵﹃月夜のじどうしゃ﹄︶ ●第26回︵1995年︶ - あべ弘士﹇絵﹈、木村裕一﹇文﹈︵﹃あらしのよるに﹄︶ ●第27回︵1996年︶ - いとうひろし︵﹃だいじょうぶ だいじょうぶ﹄︶ ●第28回︵1997年︶ - いわむらかずお︵﹃かんがえるカエルくん﹄︶ ●第29回︵1998年︶ - カナヨ・スギヤマ﹇絵﹈、カー・ウータン﹇文﹈︵﹃ペンギンの本﹄︶ ●第30回︵1999年︶ - 宮西達也︵﹃きょうはなんてうんがいいんだろう﹄︶第31回 - 第40回[編集]
●第31回︵2000年︶ - 荒井良二﹇絵﹈、長田弘﹇文﹈︵﹃森の絵本﹄︶ ●第32回︵2001年︶ - 大塚敦子︵﹃さよなら エルマおばあさん﹄︶、 ●第33回︵2002年︶ - 武建華﹇絵﹈、千葉幹夫﹇文﹈︵﹃舌ながばあさん﹄︶ ●第34回︵2003年︶ - 長谷川義史、日之出の絵本制作実行委員会︵﹃おたまさんのおかいさん﹄︶ ●第35回︵2004年︶ - スズキコージ︵﹃おばけドライブ﹄︶ ●第36回︵2005年︶ - G・D・パヴリーシン﹇絵﹈、神沢利子﹇文﹈︵﹃鹿よ おれの兄弟よ﹄︶ ●第37回︵2006年︶ - 鈴木まもる︵﹃ぼくの鳥の巣絵日記﹄︶ ●第38回︵2007年︶ - いせひでこ︵﹃ルリユールおじさん﹄︶ ●第39回︵2008年︶ - 石井聖岳﹇絵﹈、もとしたいづみ﹇文﹈︵﹃ふってきました﹄︶ ●第40回︵2009年︶ - 酒井駒子﹇絵﹈、湯本香樹実﹇文﹈︵﹃くまとやまねこ﹄︶第41回 - 第50回[編集]
●第41回︵2010年︶ - おくはらゆめ︵﹃くさをはむ﹄︶ ●第42回︵2011年︶ - 高畠純︵﹃ふたりのナマケモノ﹄︶ ●第43回︵2012年︶ - コマヤスカン︵﹃新幹線のたび~はやぶさ・のぞみ・さくらで日本縦断~﹄︶ ●第44回︵2013年︶ - アーサー・ビナード作、岡倉禎志写真︵﹃さがしています﹄︶ ●第45回︵2014年︶ - ミロコマチコ︵﹃てつぞうはね﹄︶ ●第46回︵2015年︶ - 石川えりこ︵﹃ボタ山であそんだころ﹄︶ ●第47回︵2016年︶ - こみねゆら︵﹃オルゴールのくるくるちゃん﹄︶ ●第48回︵2017年︶ - 青山邦彦︵﹃大坂城 絵で見る日本の城づくり﹄︶ ●第49回︵2018年︶ - 佐々木マキ︵﹃へろへろおじさん﹄︶ 第50回以降、講談社絵本賞に賞名変更。 ●第50回︵2019年︶ - 五味太郎︵﹃つくえはつくえ﹄︶第51回 - 第60回[編集]
●第51回︵2020年︶ - 町田尚子﹇絵﹈、竹下文子﹇文﹈︵﹃なまえのないねこ﹄︶ ●第52回︵2021年︶ - 松成真理子﹇絵﹈、富安陽子﹇文﹈︵﹃さくらの谷﹄︶ ●第53回︵2022年︶ - 堀川理万子︵﹃海のアトリエ﹄︶ ●第54回︵2023年︶ - 田島征彦︵﹃なきむしせいとく﹄︶ ●第55回︵2024年︶ - 降矢なな︵﹃クリスマスマーケット~ちいさなクロのおはなし~﹄︶科学出版賞[編集]
第1回 - 第10回[編集]
●第1回︵1985年︶ - 青木重幸︵﹃兵隊を持ったアブラムシ﹄︶ ●第2回︵1986年︶ - 近藤宗平︵﹃人は放射線になぜ弱いか﹄︶ ●第3回︵1987年︶ - 甘利俊一︵﹃バイオコンピュータ﹄︶ ●第4回︵1988年︶ - 尾本惠市︵﹃ヒトの発見﹄︶ ●第5回︵1989年︶ - 島村英紀︵﹃地球の腹と胸の内﹄︶ ●第6回︵1990年︶ - 田中敬一︵﹃超ミクロ世界への挑戦﹄︶ ●第7回︵1991年︶ - 吉永良正︵﹃数学・まだこんなことがわからない﹄︶ ●第8回︵1992年︶ - 竹内久美子︵﹃そんなバカな! 遺伝子と神について﹄︶ ●第9回︵1993年︶ - 本川達雄︵﹃ゾウの時間ネズミの時間﹄︶ ●第10回︵1994年︶ - 柳澤桂子︵﹃卵が私になるまで﹄︶第11回 - 第20回[編集]
●第11回︵1995年︶ - 藤田紘一郎︵﹃笑うカイチュウ﹄︶ ●第12回︵1996年︶ - 田口善弘︵﹃砂時計の七不思議﹄︶ ●第13回︵1997年︶ - 池内了︵﹃科学の考え方・学び方﹄︶ ●第14回︵1998年︶ - 中谷陽二︵﹃精神鑑定の事件史﹄︶ ●第15回︵1999年︶ - 山田克哉︵﹃宇宙のからくり﹄︶ ●第16回︵2000年︶ - 小林一輔︵﹃コンクリートが危ない﹄︶ ●第17回︵2001年︶ - 串田嘉男︵﹃地震予報に挑む﹄︶ ●第18回︵2002年︶ - 宮治誠︵﹃カビ博士奮闘記﹄︶ ●第19回︵2003年︶ - 林純一︵﹃ミトコンドリア・ミステリー﹄︶ ●第20回︵2004年︶ - 粂和彦︵﹃時間の分子生物学﹄︶第21回 - 第30回[編集]
●第21回︵2005年︶ - 桑村哲生︵﹃性転換する魚たち﹄︶ ●第22回︵2006年︶ - 福岡伸一︵﹃プリオン説はほんとうか?﹄︶ 第23回以降、講談社科学出版賞に賞名変更。
●第23回︵2007年︶ - 西成活裕︵﹃渋滞学﹄︶
●第24回︵2008年︶ - 佐藤克文︵﹃ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ ハイテク海洋動物学への招待﹄︶
●第25回︵2009年︶ - 大河内直彦︵﹃チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る﹄︶
●第26回︵2010年︶ - 柴田一成︵﹃太陽の科学 磁場から宇宙の謎に迫る﹄︶
●第27回︵2011年︶ - 近藤宣昭︵﹃冬眠の謎を解く﹄︶
●第28回︵2012年︶ - 大須賀健︵﹃ゼロからわかるブラックホール﹄︶
●第29回︵2013年︶ - 更科功︵﹃化石の分子生物学 生命進化の謎を解く﹄︶
●第30回︵2014年︶ - 大栗博司︵﹃大栗先生の超弦理論入門﹄︶
第31回 - 第40回[編集]
●第31回︵2015年︶ - 宮原ひろ子︵﹃地球の変動はどこまで宇宙で解明できるか 太陽活動から読み解く地球の過去・現在・未来﹄︶ ●第32回︵2016年︶ - 中屋敷均︵﹃ウイルスは生きている﹄︶ ●第33回︵2017年︶ - 中川毅︵﹃人類と気候の10万年史 過去に何が起きたのか、これから何が起こるのか﹄︶ ●第34回︵2018年︶ - 川端裕人︵﹃我々はなぜ我々だけなのか アジアから消えた多様な﹃人類﹄たち﹄︶ ●第35回︵2019年︶ - 青野由利︵﹃ゲノム編集の光と闇 人類の未来に何をもたらすか﹄︶ ●第36回︵2020年︶ - 菅沼悠介︵﹃地磁気逆転と﹁チバニアン﹂ 地球の磁場は、なぜ逆転するのか﹄︶ ●第37回︵2021年︶ - 毛内拡︵﹃脳を司る﹁脳﹂ 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき﹄︶ ●第38回︵2022年︶ - 杉山慎︵﹃南極の氷に何が起きているか﹄︶ ●第39回︵2023年︶ - 椛島健治︵﹃人体最強の臓器 皮膚のふしぎ 最新科学でわかった万能性﹄︶過去の賞[編集]
さしえ賞[編集]
第1回 - 第10回[編集]
●第1回︵1970年︶ - 山藤章二︵﹁鼠小僧次郎吉﹂﹁エロトピア﹂﹁珍魂商才﹂︶ ●第2回︵1971年︶ - 三井永一︵﹁沈下﹂ほか︶ ●第3回︵1972年︶ - 宮田雅之︵﹁砂絵呪縛後日怪談﹂ほか︶ ●第4回︵1973年︶ - 岡田嘉夫︵﹁その名は娼婦﹂ほか︶ ●第5回︵1974年︶ - 片岡真太郎︵﹁銃声に醒めた﹂ほか︶ ●第6回︵1975年︶ - 濱野彰親︵﹁歌謡祭を狙え﹂ほか︶ ●第7回︵1976年︶ - 長尾みのる︵﹁深夜美術館﹂ほか︶ ●第8回︵1977年︶ - 小松久子︵﹁黄色い鼠﹂ほか︶ ●第9回︵1978年︶ - 楢喜八︵﹁スタンピード!﹂ほか︶ ●第10回︵1979年︶ - 灘本唯人︵﹁にんげん望艶鏡﹂ほか︶第11回 - 第20回[編集]
●第11回︵1980年︶ - 鈴木正︵﹁明日なき巡礼たち﹂ほか︶ ●第12回︵1981年︶ - 和田誠︵﹁あゝ文士劇﹂﹁インタビュー﹂︶ ●第13回︵1982年︶ - 宇野亜喜良︵﹁パリの扇﹂﹁美食者﹂︶ ●第14回︵1983年︶ - 須田剋太︵﹁街道をゆく﹂︶ ●第15回︵1984年︶ - 長友啓典︵﹁続・時代屋の女房﹂ほか︶ ●第16回︵1985年︶ - 黒田征太郎︵﹁迷魚図鑑﹂﹁紺青の鈴﹂ほか︶ ●第17回︵1986年︶ - 北村治︵﹁遠いアメリカ﹂ほか︶ ●第18回︵1987年︶ - 黒鉄ヒロシ︵﹁ここが地獄の一丁目﹂ほか︶ ●第19回︵1988年︶ - 大竹明輝︵﹁鎮西八郎為朝﹂ほか︶ ●第20回︵1989年︶ - 浅賀行雄︵﹁ワープロ爺さん﹂﹁四畳半調理の拘泥﹂ほか︶第21回 - 第30回[編集]
●第21回︵1990年︶ - 下谷二助︵﹁親銭子銭﹂﹁囁く﹂ほか︶、毛利彰︵﹁エル・キャプ﹂ほか︶ ●第22回︵1991年︶ - 沢野ひとし︵﹁猫舐祭﹂﹁とかげ﹂ほか︶ ●第23回︵1992年︶ - 蓬田やすひろ︵﹁かかし長屋﹂︶ ●第24回︵1993年︶ - 鴇田幹︵﹁誘死香﹂ほか︶、小島武︵﹁越境者﹂︶ ●第25回︵1994年︶ - 峰岸達︵﹁忘れてほしい﹂﹁翼ある船は﹂︶ ●第26回︵1995年︶ - 山野辺進︵﹁霧の密約﹂ほか︶ ●第27回︵1996年︶ - 横山明︵﹁水色の羽衣﹂ほか︶ ●第28回︵1997年︶ - 山下勇三︵﹁寝ずの番﹂シリーズ、﹁セピアの客﹂︶ ●第29回︵1998年︶ - 井筒啓之︵﹁女王﹂﹁女たちのジハード﹂︶ ●第30回︵1999年︶ - ささめやゆき︵﹁真幸くあらば﹂﹁秋が匂って﹂﹁眠れるままの女﹂︶第31回 - 第40回[編集]
●第31回︵2000年︶ - 佐々木悟郎︵﹁花探し﹂﹁望郷の右腕﹂︶ ●第32回︵2001年︶ - 西のぼる︵﹁はやぶさ新八御用旅―東海道五十三次―﹂﹁華栄の丘﹂︶ ●第33回︵2002年︶ - 安里英晴︵﹁浮かれ坊主法界﹂︶ ●第34回︵2003年︶ - 白浜美千代︵﹁酷薄な天国﹂﹁憧れの地獄﹂︶ ●第35回︵2004年︶ - 安久利徳︵﹁沢彦﹂﹁十七年蝉﹂︶ ●第36回︵2005年︶ - 木内達朗︵﹁月の光﹂﹁兎になった少年﹂﹁鋼鉄のウール﹂︶ ●第37回︵2006年︶ - 小野利明︵﹁使える男﹂﹁広域﹂﹁64(ロクヨン)﹂︶ ●第38回︵2007年︶ - 網中いづる︵﹁壁﹂﹁猿の子ども﹂﹁がらくた﹂︶ ●第39回︵2008年︶ - 水口理恵子︵﹁楽園﹂﹁蛇﹂﹁IN︵イン︶﹂︶ ●第40回︵2009年︶ - 牧野千穂︵﹁魔法使いの弟子たち﹂﹁鵲︵かささぎ︶の橋﹂﹁同窓会﹂︶第41回 - 第50回[編集]
●第41回︵2010年︶ - あずみ虫︵﹁チョコレートの町﹂﹁ふたりの距離の概算﹂︶ ●第42回︵2011年︶ - 城芽ハヤト︵﹁さくらの結婚﹂﹁美しい家﹂︶ ●第43回︵2012年︶ - 丹下京子︵﹁赤ヘル1975﹂﹁プレイバック16﹂︶ ●第44回︵2013年︶ - 伊野孝行︵﹁長州シックス﹂﹁水練男子﹂︶、ヤマモトマサアキ︵﹁潮鳴り﹂﹁アンダーカバー 秘密調査﹂︶ ●第45回︵2014年︶ - 岡田航也︵﹁啓火心﹂﹁死んでたまるか﹂︶ ●第46回︵2015年︶ - スカイエマ︵﹁佐久夜の初泳ぎ﹂﹁江戸の合戦﹂﹁偶然屋﹂︶ ●第47回︵2016年︶ - 村田涼平︵﹁一本立ち 手蹟指南所﹃薫風堂﹄﹂﹁こいせよ おとめ﹂﹁つまをめとらば﹂︶ ●第48回︵2017年︶ - 日端奈奈子︵﹁太陽にふれる月﹂﹁水際の金魚﹂︶ ●第49回︵2018年︶ - 西川真以子︵﹁北のロマン青い森鉄道線﹂﹁辺境図書館﹂︶写真賞[編集]
第1回 - 第10回[編集]
●第1回︵1970年︶ - 久保田博二︵﹁ブラック・ピープル﹂﹁カルカッタ﹂﹁沖縄・その二つの顔・﹂︶ ●第2回︵1971年︶ - 沢田教一︵﹁ある戦場カメラマンの記録﹂﹁あるカメラマンの死﹂︶ ●第3回︵1972年︶ - 大倉舜二︵ファッション・料理に関する一連の写真︶、与田弘志︵﹁GREEN﹂﹁ある日曜日の午後﹂︶ ●第4回︵1973年︶ - 篠山紀信︵﹁小袖の時代﹂﹁家﹂﹁大女優﹂ほか︶ ●第5回︵1974年︶ - 秋山庄太郎︵週刊現代および週刊ポストの表紙、﹁現代の作家﹂︶ ●第6回︵1975年︶ - 佐伯義勝︵婦人各誌における一連の料理写真︶、増淵達夫︵婦人各誌におけるインテリア写真及びファッ ション写真︶ ●第7回︵1976年︶ - 齋藤康一︵シリーズ﹁この人﹂︶ ●第8回︵1977年︶ - 週刊現代写真班︵野上透、佐藤醇、坂昌道、管洋志、山之上雅信︶︵﹁走るワセダ﹂︶ ●第9回︵1978年︶ - 富山治夫︵﹁佐渡﹂︶ ●第10回︵1979年︶ - 沢渡朔︵﹁美少女シリーズ﹂ほか︶第11回 - 第20回[編集]
●第11回︵1980年︶ - 稲越功一︵﹁男の肖像﹂︶ ●第12回︵1981年︶ - 操上和美︵﹁裸婦﹂︶、水谷章人︵﹁ザ・シーン・一連のスポーツ写真ほか︶ ●第13回︵1982年︶ - 横須賀功光︵﹁山口小夜子﹂ほか一連のファッション写真︶ ●第14回︵1983年︶ - 高橋曻︵﹁オーパ、オーパ﹂﹁ヒューマンドキュメント﹂﹁JUST JAPAN'82﹂︶ ●第15回︵1984年︶ - 管洋志︵﹁戦火くすぶるアンコールワット﹂﹁六千頭の象狩り﹂﹁バリ島の公開火葬﹂︶ ●第16回︵1985年︶ - 岩合光昭︵﹁サバンナからの手紙﹂ほか︶ ●第17回︵1986年︶ - 広川泰士︵﹁家族の肖像﹂︶ ●第18回︵1987年︶ - 立木義浩︵﹁大原麗子﹂ほか一連の人物写真﹁浅野ゆう子﹂﹁一〇五人の女たち﹂︶ ●第19回︵1988年︶ - 野村誠一︵一連の人物写真︶ ●第20回︵1989年︶ - 広河隆一︵﹁四番目の恐怖﹂ほか一連の報道写真︶第21回 - 第30回[編集]
●第21回︵1990年︶ - 大石芳野︵﹁カンボジア﹂﹁イラン﹂﹁ルーマニア﹂﹁カンボジアを見つめて﹂︶ ●第22回︵1991年︶ - 水口博也︵﹁クジラの賢い行動学﹂﹁オルカ アゲイン﹂︶ ●第23回︵1992年︶ - 今枝弘一︵一連の旧ソ連に関するルポルタージュ ﹁蒼ざめたソヴィエト﹂﹁ロシアン・ルーレット﹂ほか︶ ●第24回︵1993年︶ - 野町和嘉︵﹁地球へ! RIFT VALLEY ODYSSEY﹂﹁ダライ・ラマ﹂﹁シベリア女囚﹂ほか︶ ●第25回︵1994年︶ - 水越武︵﹁ボルネオ﹂﹁HIMALAYA﹂︶ ●第26回︵1995年︶ - 宮崎学︵﹁アニマル黙示録﹂﹁死﹂︶ ●第27回︵1996年︶ - 村田信一︵﹁エボラ出血熱﹂﹁ソマリア﹂ほか︶ ●第28回︵1997年︶ - 中村征夫︵﹁日本列島海景色﹂﹁海のなかへ﹂﹁海中2万7000時間の旅﹂︶ ●第29回︵1998年︶ - 石川梵︵﹁海人﹂﹁鯨を殺す!﹂︶ ●第30回︵1999年︶ - 倉田精二︵﹁ジャパン﹂︶第31回 - 第40回[編集]
●第31回︵2000年︶ - 大西成明︵﹁病院の時代﹂︶ ●第32回︵2001年︶ - 斎門富士男︵新潮ムック月刊シリーズ、﹁トーキョーカーニバル﹂ほか一連の人物写真︶ ●第33回︵2002年︶ - 長谷川健郎︵シリーズ﹁病んだニッポン﹂︶ ●第34回︵2003年︶ - 藤代冥砂︵﹁新潮ムック月刊シリーズ﹂︶ ●第35回︵2004年︶ - 山本皓一︵﹁来た、見た、撮った! 北朝鮮﹂︶ ●第36回︵2005年︶ - 長倉洋海︵﹁ザビット一家、家を建てる﹂︶ ●第37回︵2006年︶ - 榎並悦子︵﹁Little People 榎並悦子写真集﹂︶ ●第38回︵2007年︶ - 小林伸一郎︵﹁亡骸劇場﹂﹁東京ディズニーシー﹂︶ ●第39回︵2008年︶ - 石川直樹︵﹁NEW DIMENSION﹂﹁POLAR﹂︶ ●第40回︵2009年︶ - 大塚幸彦︵﹁うみのいえ﹂︶第41回 - 第50回[編集]
●第41回︵2010年︶ - 小檜山賢二︵﹁象虫﹂︶ ●第42回︵2011年︶ - 川島小鳥︵﹁未来ちゃん﹂︶ ●第43回︵2012年︶ - 佐藤信一︵﹁南三陸から 2011.3.11~2011.9.11﹂︶ ●第44回︵2013年︶ - 権徹︵﹁歌舞伎町﹂︶ ●第45回︵2014年︶ - 半田也寸志︵﹁IRON STILLS アメリカ、鉄の遺構﹂︶ ●第46回︵2015年︶ - 中井精也︵﹁中井精也 写真集1日1鉄!﹂︶ ●第47回︵2016年︶ - 奥山由之︵﹁BACON ICE CREAM﹂ほか︶、西田幸樹︵﹃紗綾﹄ほか︶ ●第48回︵2017年︶ - ヨシダナギ︵﹁ヨシダ、裸でアフリカをゆく﹂﹁SURI COLLECTION﹂︶ ●第49回︵2018年︶ - 新田桂一︵﹁NAOMI﹂︶ブックデザイン賞[編集]
第1回 - 第10回[編集]
●第1回︵1970年︶ - 亀倉雄策︵﹃シカゴ・シカゴ﹄︶、新潮社出版部︵﹃丸岡明小説全集﹄︶、滝平二郎︵﹃花さき山﹄︶ ●第2回︵1971年︶ - 杉浦康平︵﹃闇のなかの黒い馬﹄︶ ●第3回︵1972年︶ - 勝井三雄︵﹃池田満寿夫全版画作品集﹄︶ ●第4回︵1973年︶ - 田中一光︵﹃文楽﹄︶ ●第5回︵1974年︶ - 江島任︵﹃いけばな花材総事典﹄︶、和田誠︵﹃和田誠肖像画集PEOPLE﹄︶ ●第6回︵1975年︶ - 原弘︵﹃東洋陶磁大観﹄︶ ●第7回︵1976年︶ - 司修︵﹃金子光晴全集﹄︶ ●第8回︵1977年︶ - 石岡瑛子︵﹃倉俣史朗の仕事﹄︶ ●第9回︵1978年︶ - 横尾忠則︵﹃地獄を読む﹄﹃妖星伝﹄︶ ●第10回︵1979年︶ - 市川英夫、篠田昌三︵﹃江戸川乱歩全集﹄︶第11回 - 第20回[編集]
●第11回︵1980年︶ - 福田繁雄︵﹃福田繁雄作品集﹄︶ ●第12回︵1981年︶ - 早川良雄︵﹃吉村貞司著作集﹄︶ ●第13回︵1982年︶ - 田村義也︵﹃俳諧志﹄︶ ●第14回︵1983年︶ - 高岡一弥︵﹃千年 久留幸子写真集﹄︶ ●第15回︵1984年︶ - 平野甲賀︵﹃本郷﹄︶ ●第16回︵1985年︶ - 戸田ツトム︵﹃エリック・サティ﹄ほか︶ ●第17回︵1986年︶ - 仲條正義︵﹃アール・デコのパッケージ﹄︶ ●第18回︵1987年︶ - 遠藤享︵﹃年鑑広告美術﹄︶ ●第19回︵1988年︶ - 菊地信義︵﹃高丘親王航海記﹄、講談社文芸文庫ほか一連の作品︶ ●第20回︵1989年︶ - 細谷巖︵﹃世界の建築 Carlo Scarpa﹄︶第21回 - 第30回[編集]
●第21回︵1990年︶ - 中垣信夫︵﹃今井俊満 花鳥風月﹄︶ ●第22回︵1991年︶ - 羽良多平吉︵﹃一千一秒物語﹄︶ ●第23回︵1992年︶ - 坂川栄治、山本容子︵﹃Lの贈り物﹄︶ ●第24回︵1993年︶ - 亀海昌次︵﹃三位一体の神話﹄︶ ●第25回︵1994年︶ - 鈴木成一︵﹃寺山修司コレクション﹄﹃共産主義者宣言﹄ほか︶ ●第26回︵1995年︶ - 望月通陽︵﹃サリー・ガーデン﹄﹃仮の約束﹄ほか︶、矢萩喜従郎︵﹃ルネ・マグリット展﹄︶ ●第27回︵1996年︶ - 原研哉︵﹃ポスターを盗んでください﹄︶ ●第28回︵1997年︶ - 祖父江慎︵﹃杉浦茂マンガ館﹄︶ ●第29回︵1998年︶ - 鈴木一誌︵ランティエ叢書ほか︶、南伸坊︵﹃山田風太郎明治小説全集﹄︶ ●第30回︵1999年︶ - 葛西薫︵﹃彼が泣いた夜﹄ほか一連の作品︶第31回 - 第40回[編集]
●第31回︵2000年︶ - 中島かほる︵﹃椿しらべ﹄︶ ●第32回︵2001年︶ - クラフト・エヴィング商會︵吉田篤弘、吉田浩美︶︵﹃稲垣足穂全集﹄﹃らくだこぶ書房21世紀古書目録﹄︶ ●第33回︵2002年︶ - 木村裕治︵﹃文学を探せ﹄︶ ●第34回︵2003年︶ - 中島英樹︵﹃アルゼンチンババア﹄︶ ●第35回︵2004年︶ - 有山達也︵﹃100の指令﹄︶ ●第36回︵2005年︶ - 渡邊良重︵﹃ブローチ﹄︶ ●第37回︵2006年︶ - 長友啓典、十河岳男︵﹃新緑や歳時記を手に初投句﹄ほか︶、松田行正︵﹃眼の冒険 デザインの道具箱﹄︶ ●第38回︵2007年︶ - 大久保明子︵﹃真鶴﹄︶ ●第39回︵2008年︶ - 川上成夫︵﹃人形が死んだ夜+天狗の面 限定セット﹄︶、寄藤文平︵﹃暮らしの雑記帖﹄﹃ナガオカケンメイのやりかた﹄︶ ●第40回︵2009年︶ - 池田進吾︵﹃四とそれ以上の国﹄﹃ラン﹄︶第41回 - 第50回[編集]
●第41回︵2010年︶ - 多田進︵﹃酒中日記﹄︶、帆足英里子︵﹃ゼロの王国﹄︶ ●第42回︵2011年︶ - 勝呂忠、水戸部功︵﹃ハヤカワ・ポケット・ミステリ﹄シリーズ︶ ●第43回︵2012年︶ - 岡孝治︵﹃地の底のヤマ﹄﹃裂﹄︶、副田高行︵﹃ゴルフのすべて﹄﹃ダウン・ザ・フェアウェイ﹄︶ ●第44回︵2013年︶ - 菊地敦己︵﹃もののみごと 江戸の粋を継ぐ職人たちの、確かな手わざと名デザイン。﹄︶ ●第45回︵2014年︶ - 名久井直子︵﹃愛の夢とか﹄﹃イタリアの道﹄ほか︶ ●第46回︵2015年︶ - 川添英昭︵﹃テクニウム テクノロジーはどこへ向かうのか?﹄︶ ●第47回︵2016年︶ - 蟹江征治︵﹃講談社学術文庫﹄の一連の作品︶ ●第48回︵2017年︶ - 工藤強勝︵﹃神田神保町書肆街考 世界遺産的“本の街”の誕生から現在まで﹄︶ ●第49回︵2018年︶ - 芦澤泰偉︵﹃講談社ブルーバックス﹄シリーズ︶児童まんが部門[編集]
「講談社児童まんが賞」も参照
第1回 - 第7回[編集]
- 第1回(1970年) - 手塚治虫
- 第2回(1971年) - 真崎守
- 第3回(1972年) - 松本零士(「男おいどん」)
- 第4回(1973年) - 水島新司(「野球狂の詩」)
- 第5回(1974年) - 矢口高雄(「釣りキチ三平」)、里中満智子
- 第6回(1975年) - 梶原一騎、ながやす巧(「愛と誠」)
- 第7回(1976年) - ちばてつや(「おれは鉄兵」)
以後、「講談社漫画賞」に移行。
脚注[編集]
- ^ “「野間出版文化賞」を新設 講談社”. 産経ニュース (産経デジタル). (2018年3月19日) 2020年1月7日閲覧。