野間児童文芸賞
野間児童文芸賞 | |
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受賞対象 | 児童向け文学・ノンフィクション |
国 | 日本 |
主催 | 財団法人野間文化財団・講談社 |
初回 | 1963年 |
公式サイト | https://www.kodansha.co.jp/award/noma_j.html |
野間児童文芸賞︵のまじどうぶんげいしょう︶は、講談社初代社長、野間清治の遺志により設立された財団法人野間文化財団が1963年から設けた文学賞で、野間三賞のうちの一つ。児童向けの文学やノンフィクションを対象としている。受賞者には正賞としてブロンズ像、副賞として200万円が授与される。対象作品は前年8月1日から当年7月31日までの過去1年間に刊行されたもので11月に発表、12月に贈呈式が行われる。
受賞作一覧[編集]
第1回から第10回[編集]
●第1回︵1963年︶ - 石森延男 ﹃バンのみやげ話﹄ ●第2回︵1964年︶ - 松谷みよ子 ﹃ちいさいモモちゃん﹄、庄野英二 ﹃星の牧場﹄ ●第3回︵1965年︶ - いぬいとみこ ﹃うみねこの空﹄ ●第4回︵1966年︶ - 福田清人 ﹃秋の目玉﹄ ●第5回︵1967年︶ - 佐藤さとる ﹃おばあさんのひこうき﹄、香川茂 ﹃セトロの海﹄ ●第6回︵1968年︶ - まど・みちお ﹃てんぷらぴりぴり﹄ ●第7回︵1969年︶ - 今西祐行 ﹃浦上の旅人たち﹄、宮脇紀雄 ﹃山のおんごく物語﹄ ●第8回︵1970年︶ - 岩崎京子 ﹃鯉のいる村﹄ ●第9回︵1971年︶ - 土家由岐雄 ﹃東京っ子物語﹄ ●第10回︵1972年︶ - 北畠八穂 ﹃鬼を飼うゴロ﹄第11回から第20回[編集]
●第11回︵1973年︶ - 安藤美紀夫 ﹃でんでんむしの競馬﹄、与田準一 ﹃野ゆき山ゆき﹄ ●第12回︵1974年︶ - 坪田譲治 ﹃ねずみのいびき﹄ ●第13回︵1975年︶ - 小出正吾 ﹃ジンタの音﹄ ●第14回︵1976年︶ - 野長瀬正夫 ﹃小さなぼくの家﹄︵詩集︶ ●第15回︵1977年︶ - 今江祥智 ﹃兄貴﹄、生源寺美子 ﹃雪ぼっこ物語﹄ ●第16回︵1978年︶ - 川村たかし ﹃山へいく牛﹄ ●第17回︵1979年︶ - 神沢利子 画・平山英三 ﹃いないいないばあや﹄ ●第18回︵1980年︶ - 長崎源之助 絵・赤坂三好 ﹃忘れられた島へ﹄、阪田寛夫 ﹃トラジイちゃんの冒険﹄ ●第19回︵1981年︶ - 前川康男 絵・太田大八 ﹃かわいそうな自動車の話﹄ ●第20回︵1982年︶ - 安房直子 絵・味戸ケイコ ﹃遠い野ばらの村﹄第21回から第30回[編集]
●第21回︵1983年︶ - 斎藤惇夫 画・薮内正幸 ﹃ガンバとカワウソの冒険﹄ ●第22回︵1984年︶ - 三木卓 絵・杉浦範茂 ﹃ぽたぽた﹄、竹崎有斐 絵・小林与志 ﹃にげだした兵隊﹄ ●第23回︵1985年︶ - 角野栄子 画・林明子 ﹃魔女の宅急便﹄ ●第24回︵1986年︶ - 末吉暁子 絵・中地智 ﹃ママの黄色い子象﹄ ●第25回︵1987年︶ - 堀内純子 ﹃ルビー色の旅﹄ ●第26回︵1988年︶ - 谷川俊太郎 ﹃はだか 谷川俊太郎詩集﹄ ●第27回︵1989年︶ - 三輪裕子 絵・黒井健 ﹃パパさんの庭﹄、あまんきみこ え・西巻茅子 ﹃おっこちゃんとタンタンうさぎ﹄ ●第28回︵1990年︶ - 大石真 絵・いしざきすみこ ﹃眠れない子﹄、村中李衣﹃おねいちゃん﹄ ●第29回︵1991年︶ - 今村葦子 画・伊藤正道 ﹃かがりちゃん﹄、森忠明 画・藤川秀之 ﹃ホーン岬まで﹄ ●第30回︵1992年︶ - 松谷みよ子 絵・伊勢英子 ﹃アカネちゃんのなみだの海﹄、山下明生 絵・宇野亜喜良 ﹃カモメの家﹄第31回から第40回[編集]
●第31回︵1993年︶ - 山中恒 絵・堀田あきお ﹃とんでろじいちゃん﹄ ●第32回︵1994年︶ - 後藤竜二 絵・田中槙子 ﹃野心あらためず・日高見国伝﹄ ●第33回︵1995年︶ - 岡田淳 ﹃こそあどの森の物語1・2・3﹄ ●第34回︵1996年︶ - 森山京 絵・小田桐昭 ﹃まねやのオイラ旅ねこ道中﹄ ●第35回︵1997年︶ - あさのあつこ 絵・佐藤真紀子 ﹃バッテリー﹄ ●第36回︵1998年︶ - 森絵都 ﹃つきのふね﹄ ●第37回︵1999年︶ - たつみや章 絵・東逸子 ﹃月神の統べる森で﹄ ●第38回︵2000年︶ - 那須正幹 絵・前川かずお ﹃ズッコケ三人組のバック・トゥ・ザ・フューチャー﹄ ●第39回︵2001年︶ - 花形みつる ﹃ぎりぎりトライアングル﹄ ●第40回︵2002年︶ - 征矢清 ﹃ガラスのうま﹄第41回から第50回[編集]
●第41回︵2003年︶ - いとうひろし ﹃おさるのもり﹄ ●第42回︵2004年︶ - 上橋菜穂子 ﹃狐笛のかなた﹄ ●第43回︵2005年︶ - 吉橋通夫 ﹃なまくら﹄ ●第44回︵2006年︶ - 八束澄子 ﹃わたしの、好きな人﹄ ●第45回︵2007年︶ - 椰月美智子 ﹃しずかな日々﹄ ●第46回︵2008年︶ - 工藤直子 ﹃のはらうたV﹄ ●第47回︵2009年︶ - なかがわちひろ ﹃かりんちゃんと十五人のおひなさま﹄ ●第48回︵2010年︶ - 市川宣子 ﹃きのうの夜、おとうさんがおそく帰った、そのわけは……﹄ ●第49回︵2011年︶ - 富安陽子 ﹃盆まねき﹄ ●第50回︵2012年︶ - 石崎洋司 ﹃世界の果ての魔女学校﹄第51回から第60回[編集]
●第51回︵2013年︶ - 斉藤洋 ﹃ルドルフとスノーホワイト﹄ ●第52回︵2014年︶ - 岩瀬成子 ﹃あたらしい子がきて﹄ ●第53回︵2015年︶ - 村上しいこ ﹃うたうとは小さないのちひろいあげ﹄ ●第54回︵2016年︶ - 柏葉幸子 ﹃岬のマヨイガ﹄ ●第55回︵2017年︶ - 山本悦子 ﹃神隠しの教室﹄ ●第56回︵2018年︶ - 安東みきえ ﹃満月の娘たち﹄ ●第57回︵2019年︶ - 戸森しるこ ﹃ゆかいな床井くん﹄ ●第58回︵2020年︶ - いとうみく ﹃朔︵さく︶と新︵あき︶﹄ ●第59回︵2021年︶ - 高楼方子 ﹃わたし、パリにいったの﹄ ●第60回︵2022年︶ - 福田隆浩 ﹃たぶんみんなは知らないこと﹄ ●第61回︵2023年︶ - 該当作なし、特別賞‥はやみねかおる[1]選考委員[編集]
●第26-32回 井上ひさし、松谷みよ子、佐藤さとる、古田足日、三木卓 ●第33-34回 井上ひさし、松谷みよ子、佐藤さとる、神宮輝夫、三木卓、山中恒 ●第36回 井上ひさし、松谷みよ子、神宮輝夫、三木卓、山中恒、山下明生 ●第51回 あさのあつこ、石井直人、いとうひろし、松谷みよ子、山下明生 ●第52-59回 - あさのあつこ、石井直人、いとうひろし、富安陽子、山下明生 ●第60-61回 - あさのあつこ、いとうひろし、金原瑞人、富安陽子脚注[編集]
- ^ “野間文芸賞に川上弘美さん「恋ははかない、あるいは、プールの底のステーキ」”. 産経ニュース (産経デジタル). (2023年11月6日) 2023年11月7日閲覧。