青梅鉄道公園
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青梅鉄道公園 Ome Railway Park | |
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分類 | 鉄道公園 |
所在地 | |
座標 | 北緯35度47分32.1秒 東経139度15分48秒 / 北緯35.792250度 東経139.26333度座標: 北緯35度47分32.1秒 東経139度15分48秒 / 北緯35.792250度 東経139.26333度 |
開園 | 1962年10月19日 |
運営者 | 公益財団法人東日本鉄道文化財団 |
事務所所在地 | 東京都青梅市勝沼二丁目155番地 |
公式サイト |
www |
青梅鉄道公園︵おうめてつどうこうえん、英称‥Ome Railway Park[1]︶は、東京都青梅市勝沼2丁目155番地にある鉄道公園。鉄道模型や資料を所蔵する記念館、蒸気機関車︵SL︶を模した遊戯施設があるほか、引退した鉄道車両を多数展示している[2][3]。
1962年︵昭和37年︶10月19日、当時の国鉄が鉄道開業90周年記念事業の一環として[2]永山公園の一角に開園した。現在は東日本旅客鉄道︵JR東日本︶系の公益財団法人東日本鉄道文化財団が運営している[2]。最寄り駅はJR東日本青梅線の青梅駅[2]。
概要[編集]
過去に使用された実物の鉄道車両10両と、ボタン操作で動作する踏切や4灯式信号機を屋外に展示している。記念館では鉄道模型の運転や企画展示を見学できる。 1980年には、昭和天皇が武蔵陵墓地参拝の帰路に行幸したことがある[4]。 1987年︵昭和62年︶の国鉄分割民営化によりJR東日本が運営を継承し、1997年︵平成9年︶4月からは関連組織の財団法人交通文化振興財団が運営を受託していた。2009年︵平成21年︶4月からは東日本鉄道文化財団が運営を受託している。 施設名が示すように﹁博物館﹂ではなく﹁公園﹂としての位置づけであり、開園当初は展示されている鉄道車両に自由に立ち入ることが可能で、入場料が無料であった。しかし長年にわたる屋外展示により保存車両の荒廃が進んだことから1997年︵平成9年︶にいったん休園し、展示車両の補修整備を実施し、それ以後は小学生以上一律100円の入場料を収受している。コロナ禍前で年間7万~8万人が来園していた[3]。 現代の観点ではどちらかと言えば小規模ではあるが、国鉄最後の新造SLで特異なスタイル・運用がされたE10形や、最寄となる青梅線および南武線での最後の運用がされた準鉄道記念物ED16形直流電気機関車などを展示しているほか、新幹線0系電車の展示がある。廉価な入場料設定もあり、手軽な行楽スポットとして人気を博しているほか、20世紀末までは東映の特撮番組のロケーション撮影にも使用されていた。 長らく車両は全て露天展示だったが、車体の腐食防止のため、2007年︵平成19年︶に上屋の設置工事が行なわれ、現在はほとんどの車両︵新幹線0系電車以外︶には屋根がかけられている。 2010年︵平成22年︶9月23日、青梅鉄道公園の園長に、7年前からこの公園に住み着いていたメスの三毛猫﹁のら﹂が任命された[5]。 2023年︵令和5年︶9月1日から2025年度︵令和7年度︶末の期間、リニューアル工事のため休園すると、JR東日本と東日本鉄道文化財団、青梅市が2023年4月26日に公表した[6]。再開園後は﹁中央線・青梅線の鉄道の歴史を伝える学びの場﹂とする計画である[3]︵後述︶。展示車両[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/24/Ome_Railway_Park%2C_gaikan-2.jpg/280px-Ome_Railway_Park%2C_gaikan-2.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/6/64/Ome_Railway_Park%2C_gaikan-1.jpg/280px-Ome_Railway_Park%2C_gaikan-1.jpg)
2221
5540
8620
9608
C11 1
D51 452
E10 2
ED16 1
0系22-75
クモハ40054
園長を務める三毛猫の「のら」。※就任3年前の様子
過去の展示車両[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/09/OmeRailwayPark-c.jpg/250px-OmeRailwayPark-c.jpg)
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/30/OmeRailwayPark-b.jpg/250px-OmeRailwayPark-b.jpg)
荒廃したマイテ3911
露天展示時代の110(シートが掛けられているのが切開部)
利用案内[編集]
- 開園時間:通年 10:00 - 16:30(入園は16:00まで)
- 休園日:月曜日(祝日・振替休日・都民の日の場合は開園し、翌日の火曜日休園となる。)
- 入場料
- 小学生以上:個人 100円/団体 50円(20名以上で適用)
70歳以上・障がい者手帳所持者は無料
アクセス[編集]
青梅駅から徒歩15分︵途中で急坂あり︶[2]。または青梅駅前や東青梅駅前、河辺駅前を発着する都営バス路線の﹁西分﹂バス停[18]で下車し、徒歩6分。鉄道開業150年事業︵リニューアル︶[編集]
2023年︵令和5年︶4月26日、東日本旅客鉄道株式会社・公益財団法人東日本鉄道文化財団・青梅市よりリニューアルの告知がなされた[6]。
●﹁中央線・青梅線の鉄道の歴史を伝える 学びの場﹂をコンセプトとしてリニューアルされる。
●開園時に建てられた記念館の建替えや、展示物、展示車両の 見直し、追加などを検討する。
●入園方法や園内設備等を見直し、サステナブルな運営を目指す。
●工事による休園期間は、2023年︵令和5年︶9月1日から2025年度︵令和7年度︶末の予定である。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
(一)^ Ome Railway Park 東日本鉄道文化財団公式サイト︵英文︶2023年4月28日閲覧
(二)^ abcde青梅鉄道公園 東日本文化財団公式サイト︵2023年4月28日閲覧︶
(三)^ abc﹁JR東、青梅鉄道公園を刷新﹂﹃日本経済新聞﹄朝刊2023年4月28日︵東京・首都圏経済面︶同日閲覧
(四)^ 原武史﹃昭和天皇御召列車全記録﹄新潮社、2016年9月30日、151頁。ISBN 978-4-10-320523-4。
(五)^ “青梅鉄道公園に三毛猫園長”. 読売新聞. (2010年9月24日). オリジナルの2010年9月27日時点におけるアーカイブ。
(六)^ ab“青梅鉄道公園のリニューアルについて”. 東日本旅客鉄道株式会社 公益財団法人東日本鉄道文化財団 青梅市. 2023年4月26日閲覧。
(七)^ ﹃官報号外 第239号‥文部科学省告示 第208号︵有形文化財を重要文化財に指定する件︶﹄︵プレスリリース︶国立印刷局、2018年10月31日。 オリジナルの2018年4月1日時点におけるアーカイブ。
(八)^ ﹃2両の電気機関車︵ED40形式10号およびED16形式1号︶が国の重要文化財指定へ﹄︵プレスリリース︶東日本旅客鉄道、2018年3月9日。 オリジナルの2018年3月10日時点におけるアーカイブ。
(九)^ “JR東日本保存の電気機関車2両が、国の重要文化財に指定される”. railf.jp︵鉄道ニュース︶. 交友社 (2018年3月10日). 2018年3月11日閲覧。
(十)^ 青梅市HP﹁写真でつづる市のあゆみ﹂に開園式の写真があり、記念館の隣にスシ28が写っている。
(11)^ 藤田吾郎﹁食堂車の保存車・廃車体﹂﹃鉄道ピクトリアル﹄No.761、電気車研究会、2005年5月1日、30頁。
(12)^ 鉄道ファン編集部﹁どうなる青梅のC51 5﹂﹃鉄道ファン﹄No.261、1983年1月1日、136頁。
(13)^ 高橋卓郎﹁C51 5 復元作業始まる﹂﹃鉄道ファン﹄No.266、1983年6月1日、123頁。
(14)^ 青梅鉄道公園: 実物展示車両のご案内 - ウェイバックマシン︵2019年8月11日アーカイブ分︶
(15)^ ﹃110形蒸気機関車の展示終了とクモハ40形電車の公開再開について﹄︵プレスリリース︶青梅鉄道公園、2019年8月27日。 オリジナルの2019年11月4日時点におけるアーカイブ。
(16)^ oumerailparkの投稿︵1051299521726571︶ - Facebook
(17)^ oumerailparkの投稿︵1055328724656984︶ - Facebook
(18)^ 梅77丁 西分 都バス運行情報サービス︵2023年4月28日閲覧︶