因明入正理論
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上座部・部派 |
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■ 大衆部 前3世紀
■ 説一切有部 前2世紀 ■ 化地部 ■ 法蔵部 ■ 経量部 3世紀
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大乗 |
初期 |
■馬鳴
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中期 |
■ 唯識派(瑜伽行派) |
後期(金剛乗) |
因明入正理論(hetu-vidyaa-nyaaya-praveza-zaastra)は、インドの仏教論理学者である商羯羅主(zaGkara-svaamin)が著わした仏教論理学(因明)の入門書である。 この論書は、玄奘によって中国にもたらされ、唐の貞観21年(647年)8月6日、弘福寺で漢訳された。 本論は、陳那の因明正理門論を基礎としつつ、論理的誤謬をとりあげて﹁三十三過﹂として、詳しい説明が簡明になされている。 この論が翻訳されて後、中国において基によって﹃因明入正理論疏﹄︵俗称:因明大疏︶が出てから、大変多くの註釈が著わされた。その後、法相宗が日本に伝わると、本論および因明大疏も伝わり、さらに多くの註釈が加えられた。 さらに時代が下り、日本においては、講会の論式及び論義に際する論理的誤謬を指摘するために、本論で取り上げられた﹁三十三過﹂に注目が集まり、﹃因明三十三過本作法﹄という簡明な論書が出され、それに対する註釈、さらにその中の﹁四相違﹂に対する註釈が多く研究された。