如来蔵経
﹃如来蔵経﹄︵にょらいぞうきょう、梵: Tathāgatagarbha Sūtra, タターガタガルバ・スートラ︶は、大乗仏教の経典の一つ。﹃勝鬘経﹄、﹃涅槃経﹄などと共に、中期大乗仏教を特徴付ける如来蔵思想を説く代表的な経典。
原題は、﹁タターガタ﹂︵tathāgata︶が﹁如来﹂、﹁ガルバ﹂︵garbha︶が﹁蔵﹂、﹁スートラ﹂︵sūtra︶が﹁経﹂であり、総じて﹁如来を内部に宿すもの︵如来蔵︶についての経典﹂という意味になる。
成立は、龍樹よりのちの、3世紀中ごろと推定されている。
翻訳[編集]
漢訳は4訳あったと言われているが、現在は2訳のみ残っており、チベット訳が1訳残っている。- チベット訳 Hphags pa de bshin gzegs paHi sJiN poHi mdo shes bya ba theg pa chen poHi mdo 北京版 No.924 (東北目録 No.258)