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|名前=龍皇 昇 |
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'''龍皇 昇'''︵りゅうおう のぼる、[[1983年]][[3月11日]] - ︶は、[[モンゴル国]][[ウランバートル|ウランバートル市]]出身で[[宮城野部屋]]に所属していた元[[大相撲]][[力士]]。本名は'''エ |
'''龍皇 昇'''︵りゅうおう のぼる、[[1983年]][[3月11日]] - ︶は、[[モンゴル国]][[ウランバートル|ウランバートル市]]出身で[[宮城野部屋]]に所属していた元[[大相撲]][[力士]]。本名は'''エレヘムーオチル・サンチルボルド'''︵[[モンゴル語]][[キリル文字]]表記‥'''{{lang|mn|Эрхэм-Очирын Санчирболд}}'''、[[ラテン文字化|ラテン文字転写]]‥''Erkhem-Ochiryn Sanchirbold''︶、愛称はサンチル。[[身長]]176cm、[[体重]]156kg、[[ABO式血液型|血液型]]はAB型、趣味はパソコン。得意手は突き、押し。最高位は西[[前頭]]8枚目︵[[2007年]]7月場所︶。
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== 来歴 == |
== 来歴 == |
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姉が日本に留学しており[[旭鷲山昇|旭鷲山]]を知っていたことから宮城野部屋を紹介され<ref>当初は[[高島部屋]]へ入門する予定だったが、既に高島部屋には[[旭天鵬勝|旭天鵬]]の弟である不動山が在籍していて、外国人力士2人の面倒を見るのは大変だという[[高望山大造|高島親方]]︵元[[関脇]]・高望山︶の意向から、宮城野部屋へ龍皇の所属の受け入れを依頼し、宮城野部屋がそれを引き受けたという経緯がある。</ref>、ウランバートル市立第77高校を3年生で中退して1999年10月に来日し、2000年3月場所において初土俵を踏んだ。順調に出世して、2002年11月場所に[[幕下]]昇進を果たした。その後一気に幕下上位まで昇進したが、2003年11月場所の場所前の稽古で拳を負傷してしまい、その11月場所を全休して幕下下位まで陥落した。以降は幕下上位まで番付を戻したものの一進一退が続き、1年入門が遅い同部屋所属の[[白鵬翔|白鵬]]に番付で大きく水を |
姉が日本に留学しており[[旭鷲山昇|旭鷲山]]を知っていたことから宮城野部屋を紹介され<ref>当初は[[高島部屋]]へ入門する予定だったが、既に高島部屋には[[旭天鵬勝|旭天鵬]]の弟である不動山が在籍していて、外国人力士2人の面倒を見るのは大変だという[[高望山大造|高島親方]]︵元[[関脇]]・高望山︶の意向から、宮城野部屋へ龍皇の所属の受け入れを依頼し、宮城野部屋がそれを引き受けたという経緯がある。</ref>、ウランバートル市立第77高校を3年生で中退して1999年10月に来日し、2000年3月場所において初土俵を踏んだ。順調に出世して、2002年11月場所に[[幕下]]昇進を果たした。その後一気に幕下上位まで昇進したが、2003年11月場所の場所前の稽古で拳を負傷してしまい、その11月場所を全休して幕下下位まで陥落した。以降は幕下上位まで番付を戻したものの一進一退が続き、1年入門が遅い同部屋所属の[[白鵬翔|白鵬]]に番付で大きく水をあけられてしまった。
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2006年3月場所にそれまでの自己最高位となる西幕下3枚目の位置で4勝3敗と勝ち越し、翌5月場所でも西幕下筆頭の位置で4勝3敗と勝ち越しを決め、翌7月場所において新[[十両]]へ昇進した。モンゴル出身では10人目、外国人では16人目の[[関取]]である。2007年3月場所に東十両3枚目の位置で9勝6敗と勝ち越しを決め、翌5月場所において新入幕を果たした。
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2006年3月場所にそれまでの自己最高位となる西幕下3枚目の位置で4勝3敗と勝ち越し、翌5月場所でも西幕下筆頭の位置で4勝3敗と勝ち越しを決め、翌7月場所において新[[十両]]へ昇進した。モンゴル出身では10人目、外国人では16人目の[[関取]]である。2007年3月場所に東十両3枚目の位置で9勝6敗と勝ち越しを決め、翌5月場所において新入幕を果たした。
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===幕内対戦成績=== |
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|[[鈴川真一|若麒麟]]||0||1 |
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2024年5月7日 (火) 03:59時点における最新版
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![]() 場所入りする龍皇 | ||||
基礎情報 | ||||
四股名 | 龍皇 昇 | |||
本名 |
エレヘムーオチル・サンチルボルド Эрхэм-Очирын Санчирболд | |||
愛称 | サンチル | |||
生年月日 | 1983年3月11日(41歳) | |||
出身 |
![]() | |||
身長 | 176cm | |||
体重 | 156kg | |||
BMI | 50.36 | |||
所属部屋 | 宮城野部屋 | |||
得意技 | 突き、押し | |||
成績 | ||||
現在の番付 | 引退 | |||
最高位 | 西前頭8枚目 | |||
生涯戦歴 | 340勝322敗11休(80場所) | |||
幕内戦歴 | 23勝37敗(4場所) | |||
データ | ||||
初土俵 | 2000年3月場所 | |||
入幕 | 2007年5月場所 | |||
引退 | 2013年7月場所 | |||
趣味 | パソコン | |||
備考 | ||||
2013年7月19日現在 |
来歴
[編集]取り口
[編集]多彩な技で勝負するモンゴル出身力士が多い中では珍しく、本人は突き押しを得意としていた。新入幕を果たした2007年5月場所の大相撲中継の新入幕インタビューでも「モンゴル出身ですが、押し相撲です」と自己紹介した。
エピソード
[編集]略歴
[編集]- 2000年3月場所 - 初土俵
- 2006年7月場所 - 新十両
- 2007年5月場所 - 新入幕
- 2013年7月場所 - 引退
主な成績
[編集]通算成績
[編集]- 通算成績:340勝322敗11休 勝率.514
- 幕内成績:23勝37敗 勝率.383
- 十両成績:81勝84敗 勝率.491
- 現役在位:80場所
- 幕内在位:4場所
- 十両在位:11場所
場所別成績
[編集]一月場所 初場所(東京) |
三月場所 春場所(大阪) |
五月場所 夏場所(東京) |
七月場所 名古屋場所(愛知) |
九月場所 秋場所(東京) |
十一月場所 九州場所(福岡) |
|
---|---|---|---|---|---|---|
2000年 (平成12年) |
x | (前相撲) | 東序ノ口13枚目 4–3 |
西序二段134枚目 6–1 |
西序二段54枚目 4–3 |
西序二段29枚目 5–2 |
2001年 (平成13年) |
西三段目94枚目 4–3 |
東三段目77枚目 4–3 |
東三段目60枚目 3–4 |
東三段目73枚目 5–2 |
東三段目41枚目 4–3 |
西三段目27枚目 3–4 |
2002年 (平成14年) |
西三段目45枚目 4–3 |
西三段目30枚目 3–4 |
東三段目52枚目 5–2 |
東三段目27枚目 5–2 |
東三段目3枚目 4–3 |
西幕下51枚目 5–2 |
2003年 (平成15年) |
西幕下33枚目 6–1 |
東幕下13枚目 2–5 |
西幕下30枚目 2–5 |
西幕下44枚目 5–2 |
西幕下26枚目 5–2 |
西幕下15枚目 休場 0–0–7 |
2004年 (平成16年) |
西幕下55枚目 5–2 |
東幕下34枚目 5–2 |
東幕下22枚目 4–3 |
東幕下17枚目 5–2 |
東幕下10枚目 4–3 |
西幕下6枚目 3–4 |
2005年 (平成17年) |
西幕下10枚目 4–3 |
西幕下8枚目 2–5 |
東幕下18枚目 4–3 |
東幕下13枚目 3–4 |
東幕下17枚目 4–3 |
西幕下14枚目 4–3 |
2006年 (平成18年) |
東幕下9枚目 5–2 |
西幕下3枚目 4–3 |
西幕下筆頭 4–3 |
西十両14枚目 9–6 |
西十両8枚目 8–7 |
西十両6枚目 7–8 |
2007年 (平成19年) |
東十両7枚目 8–7 |
東十両3枚目 9–6 |
東前頭14枚目 10–5 |
西前頭8枚目 5–10 |
東前頭13枚目 3–12 |
西十両5枚目 8–7 |
2008年 (平成20年) |
西十両2枚目 8–7 |
西前頭16枚目 5–10 |
西十両5枚目 5–10 |
西十両11枚目 8–7 |
西十両9枚目 7–8 |
西十両10枚目 4–11 |
2009年 (平成21年) |
東幕下4枚目 1–2–4 |
東幕下26枚目 3–4 |
東幕下35枚目 2–5 |
東幕下51枚目 4–3 |
東幕下43枚目 4–3 |
西幕下35枚目 5–2 |
2010年 (平成22年) |
西幕下24枚目 2–5 |
西幕下38枚目 6–1 |
東幕下14枚目 3–4 |
西幕下25枚目 2–5 |
西幕下40枚目 5–2 |
東幕下26枚目 4–3 |
2011年 (平成23年) |
西幕下22枚目 3–4 |
八百長問題 により中止 |
西幕下31枚目 4–3 |
西幕下16枚目 2–5 |
西幕下28枚目 4–3 |
東幕下23枚目 4–3 |
2012年 (平成24年) |
西幕下18枚目 1–6 |
西幕下40枚目 5–2 |
西幕下30枚目 3–4 |
東幕下37枚目 4–3 |
西幕下30枚目 5–2 |
西幕下18枚目 2–5 |
2013年 (平成25年) |
東幕下28枚目 3–4 |
東幕下35枚目 2–5 |
東三段目2枚目 3–4 |
東三段目14枚目 引退 2–5–0 |
x | x |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下 三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
幕内対戦成績
[編集]力士名 | 勝数 | 負数 | 力士名 | 勝数 | 負数 | 力士名 | 勝数 | 負数 | 力士名 | 勝数 | 負数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
朝赤龍 | 0 | 1 | 岩木山 | 2 | 1 | 潮丸 | 1 | 0 | 皇司 | 0 | 1 |
海鵬 | 1 | 1 | 垣添 | 0 | 3 | 春日王 | 1 | 2 | 春日錦 | 1 | 1 |
稀勢の里 | 1 | 0 | 北桜 | 0 | 1 | 旭天鵬 | 0 | 1 | 豪栄道 | 1 | 1 |
黒海 | 1 | 0 | 境澤 | 0 | 1 | 里山 | 2 | 0 | 高見盛 | 1 | 1 |
豪風 | 1 | 1 | 玉春日 | 1 | 3 | 玉乃島 | 1 | 0 | 出島 | 0 | 2 |
時津海 | 0 | 1 | 土佐ノ海 | 0 | 2 | 栃煌山 | 0 | 1 | 栃乃洋 | 1 | 0 |
栃乃花 | 1 | 0 | 豊響 | 0 | 1 | 白露山 | 0 | 1 | 普天王 | 1 | 1 |
寶智山 | 1 | 1 | 豊真将 | 0 | 1 | 北勝力 | 0 | 1 | 雅山 | 0 | 1 |
嘉風 | 2 | 0 | 露鵬 | 1 | 1 | 若麒麟 | 0 | 1 | 若の里 | 0 | 1 |
改名歴
[編集]- 龍皇 昇(りゅうおう のぼる)2000年3月場所 - 2013年7月場所
- 部屋の岩崎マネージャー(元幕下・岩海)が、港龍にちなんだ皇龍を考えた後で語呂が良い「龍皇」にし、下の名は昇龍のようにと「昇」と名付けた。
脚注
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 龍皇 昇 - 日本相撲協会
- Ryuo Sanchirbold龍皇 - Twitter
- Ryuo Sanchirbold - Facebook