カペラステークス
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カペラステークス Capella Stakes[1] | |
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開催国 | 日本 |
主催者 | 日本中央競馬会 |
競馬場 | 中山競馬場 |
創設 | 2008年12月14日 |
2020年の情報 | |
距離 | ダート1200m |
格付け | GIII |
賞金 |
1着賞金3600万円 |
出走条件 | サラ系3歳以上(国際)(指定) |
負担重量 | 別定 |
出典 | [2][3] |
カペラステークスは、日本中央競馬会︵JRA︶が中山競馬場で施行する中央競馬の重賞競走︵GIII︶である。
競走名の﹁カペラ︵Capella︶﹂はラテン語で﹁牝の仔ヤギ﹂を意味し、ぎょしゃ座のα星をさす。カペラ・アルデバラン・リゲル・シリウス・プロキオン・ポルックスで﹁冬のダイヤモンド﹂を構成している[4]。
正賞は地方競馬全国協会理事長賞[2][3]。
概要[編集]
秋季競馬でのダート短距離競走の充実を図る観点から、2008年に新設された[5]。 創設時から地方競馬所属馬・外国馬がともに出走可能となっている[6]。 2020年より、本競走の優勝馬にはサウジアラビアの国際招待競走リヤドダートスプリントへの優先出走権が与えられることになっている。 本競走は阪神ジュベナイルフィリーズと同日に施行される。競走条件[編集]
以下の内容は、2020年現在[2][3][7]のもの。 出走資格‥サラ系3歳以上 ●JRA所属馬 ●地方競馬所属馬︵4頭まで︶ ●外国調教馬︵8頭まで、優先出走︶ 負担重量‥別定 ●3歳55kg、4歳以上56kg、牝馬2kg減 ●2019年12月7日以降のGI競走︵牝馬限定競走を除く︶1着馬3kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走︵牝馬限定競走を除く︶1着馬2kg増、牝馬限定GII競走またはGIII競走︵牝馬限定競走を除く︶1着馬1kg増 ●2019年12月6日以前のGI競走︵牝馬限定競走を除く︶1着馬2kg増、牝馬限定GI競走またはGII競走︵牝馬限定競走を除く︶1着馬1kg増︵2歳時の成績は除く︶賞金[編集]
2020年の1着賞金は3600万円で、以下2着1400万円、3着900万円、4着540万円、5着360万円[2][3]。歴史[編集]
2008年にカペラステークスを﹁新設﹂するにあたっては、1月に行われていたガーネットステークスと、12月に行われていた2歳牝馬重賞のフェアリーステークスとの間で、開催時期の交換が行われた。 ガーネットステークスは1月の中山競馬場のダート1200メートルの重賞として12回の実績があったが、2008年1月の開催を最後に﹁廃止﹂され、2009年1月からはその時期にフェアリーステークスが行われることになった。一方、従前12月に行われていたフェアリーステークスは2007年12月の開催の後、時期を移して2009年1月に行われたため、2008年は﹁フェアリーステークス﹂という名称の競走は行われなかった。カペラステークスは2008年12月に従来フェアリーステークスを行っていた時期に開催された[8]。 ガーネットステークスは﹁廃止﹂、カペラステークスは﹁新設﹂と発表されており、通例では新設重賞であれば創設から2年は格付けを獲得できないが[注 1]、カペラステークスはガーネットステークスと連続性があり事実上同一の競走と扱われ、2年目からGIII格付けを得ている。これについて主催者のJRAでは、カペラステークスがガーネットステークスの施行時期を前倒ししたものであると認めている[8]。年表[編集]
●2008年 - 3歳以上の馬による重賞︵JpnIII︶として創設、中山競馬場のダート1200mで施行[5]。 ●2009年 ●外国調教馬の出走枠が8頭に拡大[6]。 ●格付表記をGIII︵国際格付︶に変更[5]。歴代優勝馬[編集]
距離はすべてダートコース。回数 | 施行日 | 競馬場 | 距離 | 優勝馬 | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
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第1回 | 2008年12月14日 | 中山 | 1200m | ビクトリーテツニー | 牡4 | 1:08.7 | 横山典弘 | 森秀行 | 榮義則 |
第2回 | 2009年12月13日 | 中山 | 1200m | ミリオンディスク | 牡5 | 1:09.6 | 村田一誠 | 荒川義之 | (有)社台レースホース |
第3回 | 2010年12月12日 | 中山 | 1200m | セイクリムズン | 牡4 | 1:09.7 | 幸英明 | 服部利之 | 金田成基 |
第4回 | 2011年12月11日 | 中山 | 1200m | ケイアイガーベラ | 牝5 | 1:09.1 | 秋山真一郎 | 平田修 | (株)啓愛義肢材料販売所 |
第5回 | 2012年12月9日 | 中山 | 1200m | シルクフォーチュン | 牡6 | 1:10.8 | 横山典弘 | 藤沢則雄 | (有)シルク |
第6回 | 2013年12月8日 | 中山 | 1200m | ノーザンリバー | 牡5 | 1:10.7 | 柴田善臣 | 浅見秀一 | 林正道 |
第7回 | 2014年12月14日 | 中山 | 1200m | ダノンレジェンド | 牡4 | 1:09.5 | 丸田恭介 | 村山明 | (株)ダノックス |
第8回 | 2015年12月13日 | 中山 | 1200m | キクノストーム | 牡6 | 1:09.7 | 内田博幸 | 吉田直弘 | 菊池五郎 |
第9回 | 2016年12月11日 | 中山 | 1200m | ノボバカラ | 牡4 | 1:10.2 | 内田博幸 | 天間昭一 | (株)LS.M |
第10回 | 2017年12月10日 | 中山 | 1200m | ディオスコリダー | 牡3 | 1:11.0 | 津村明秀 | 高橋義忠 | 野嶋祥二 |
第11回 | 2018年12月9日 | 中山 | 1200m | コパノキッキング | 騸3 | 1:10.2 | 柴田大知 | 村山明 | 小林祥晃 |
第12回 | 2019年12月8日 | 中山 | 1200m | コパノキッキング | 騸4 | 1:09.3 | 藤田菜七子 | 村山明 | 小林祥晃 |
第13回 | 2020年12月13日 | 中山 | 1200m | ジャスティン | 牡4 | 1:09.8 | 坂井瑠星 | 矢作芳人 | 小田吉男 |
第14回 | 2021年12月12日 | 中山 | 1200m | ダンシングプリンス | 牡5 | 1:09.5 | 三浦皇成 | 宮田敬介 | 吉田千津 |
第15回 | 2022年12月11日 | 中山 | 1200m | リメイク | 牡3 | 1:08.9 | 福永祐一 | 新谷功一 | 前田幸治 |
第16回 | 2023年12月10日 | 中山 | 1200m | テイエムトッキュウ | 牡5 | 1:09.3 | 津村明秀 | 木原一良 | 竹園正継 |
脚注[編集]
参考文献[編集]
- 国際競馬統括機関連盟(IFHA) - International Cataloguing Standards Book 2020 (Japan)
- 国際競馬統括機関連盟(IFHA) - 2015 Capella S.
- netkeiba.com - カペラS特集
注釈[編集]
出典[編集]
(一)^ International Cataloguing Standards Book 2020 (Japan)
(二)^ abcd“重賞競走一覧︵レース別・関東︶” (PDF). 日本中央競馬会. p. 43. 2020年12月22日閲覧。
(三)^ abcd“令和2年第5回中山競馬番組” (PDF). 日本中央競馬会. 2015年12月8日閲覧。
(四)^ “2020年第5回中山競馬特別レース名解説︵第4日︶” (PDF). 日本中央競馬会. p. 3. 2020年12月22日閲覧。
(五)^ abc“歴史・コース‥カペラステークス 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2015年12月8日閲覧。
(六)^ ab“今週の注目レース︵第8回カペラステークス‥歴史・プレイバック︶”. 日本中央競馬会. 2015年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月22日閲覧。
(七)^ “中央競馬指定交流競走に出走する地方競馬所属馬の決定方法︵令和2年度秋季競馬︶”. 日本中央競馬会. 2020年12月22日閲覧。
(八)^ ab“競馬コラム﹁平成21年競馬番組﹂”. 日本中央競馬会. 2015年12月8日閲覧。