東京スポーツ杯2歳ステークス
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東京スポーツ杯2歳ステークス | |
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開催国 |
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主催者 | 日本中央競馬会 |
競馬場 | 東京競馬場 |
2021年の情報 | |
距離 | 芝1800m |
格付け | GII |
賞金 |
1着賞金3800万円 |
出走条件 | サラ系2歳(国際)(指定) |
負担重量 | 馬齢(55kg、牝馬1kg減) |
出典 | [1][2] |
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/3/31/Gastrique_20221119a.jpg/220px-Gastrique_20221119a.jpg)
東京スポーツ杯2歳ステークス︵とうきょうスポーツはいにさいステークス︶は、日本中央競馬会︵JRA︶が東京競馬場で施行する中央競馬の重賞競走︵GII︶である。
寄贈賞を提供する東京スポーツは、東京都江東区に本社を置く新聞社[3]。
正賞は東京スポーツ杯[2]。
2017年からホープフルステークスのステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬はホープフルステークスの出走候補馬︵3頭まで︶に優先出走が認められている[9]。また、本競走で2着以内の成績を収めた地方競馬所属馬にはホープフルステークスの優先出走権が与えられる[9]。 なお、2016年までは朝日杯フューチュリティステークスのステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬は朝日杯フューチュリティステークスの出走候補馬︵2頭まで︶に優先出走が認められていた[10][11]。また、本競走で2着以内の成績を収めた地方競馬所属馬には朝日杯フューチュリティステークスの優先出走権が与えられていた[10][11]。
概要[編集]
1966年にオープン特別﹁東京3歳ステークス︵とうきょうさんさいステークス︶﹂の名称で創設された、3歳︵現2歳︶馬による競走[4][5]。1968年より名称が﹁府中3歳ステークス︵ふちゅうさんさいステークス︶﹂に改められ、以来3歳オープンの特別競走として長らく施行してきたが、1996年に3歳重賞競走整備の一環として重賞︵GIII[注 1]︶に格上げ、﹁朝日杯3歳ステークス︵現‥朝日杯フューチュリティステークス︶﹂の前哨戦として位置づけられた[4][5]。あわせて指定交流競走にも指定され、地方競馬所属馬は2頭まで出走可能となった[4][5]。 1997年より名称を﹁東京スポーツ杯3歳ステークス︵とうきょうスポーツはいさんさいステークス︶﹂に改め、2001年から馬齢表記を国際基準へ変更したのに伴い、現名称となった[4][5]。創設時の施行距離は芝1400mだったが、1984年より芝1800mに改められ、現在に至る[4][5]。 格付表記は2007年に日本がパートI国へ昇格した際﹁JpnIII﹂へ変更。2010年には外国馬も出走可能な国際競走に指定され、国際格付の﹁GIII﹂に改められた[4][5]。2021年1月27日に日本グレード格付け管理委員会よりGII格付け申請が承認され、﹁GII﹂に昇格した[6][7]。 本競走の上位馬が翌年︵3歳時︶のクラシックでも活躍することがあるなど、大レースへの登竜門としても注目を集める競走である[5]。競走条件[編集]
以下の内容は、2021年現在[2][8]のもの。 出走資格‥サラ系2歳 ●JRA所属馬 ●地方競馬所属馬︵後述︶ ●外国調教馬︵優先出走︶ 負担重量‥馬齢︵牡馬・セン馬55kg、牝馬54kg︶2017年からホープフルステークスのステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬はホープフルステークスの出走候補馬︵3頭まで︶に優先出走が認められている[9]。また、本競走で2着以内の成績を収めた地方競馬所属馬にはホープフルステークスの優先出走権が与えられる[9]。 なお、2016年までは朝日杯フューチュリティステークスのステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬は朝日杯フューチュリティステークスの出走候補馬︵2頭まで︶に優先出走が認められていた[10][11]。また、本競走で2着以内の成績を収めた地方競馬所属馬には朝日杯フューチュリティステークスの優先出走権が与えられていた[10][11]。
賞金[編集]
2021年の1着賞金は3800万円で、以下2着1500万円、3着950万円、4着570万円、5着380万円[2]。歴史[編集]
●1966年 - 3歳馬によるオープン特別﹁東京3歳ステークス﹂の名称で創設、東京競馬場の芝1400mで施行[5]。 ●1968年 - 名称を﹁府中3歳ステークス﹂に変更[5]。 ●1977年 - 出走申込が3頭しかなかったため、競走取りやめ[12]。 ●1995年 - 特別指定交流競走に指定され、地方競馬所属馬が出走可能になる[5]。 ●1996年 - 重賞︵GIII[注 1]︶に格付け[5]。 ●1997年 - 名称を﹁東京スポーツ杯3歳ステークス﹂に変更[5]。 ●2001年 ●馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を﹁2歳﹂に変更。 ●名称を﹁東京スポーツ杯2歳ステークス﹂に変更[5]。 ●2002年 - 東京競馬場の改修工事により中山競馬場の芝1800mで施行。 ●2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIIIに変更[5]。 ●2010年 ●国際競走に指定され、外国調教馬が9頭まで出走可能となる[5]。 ●格付表記をGIII︵国際格付︶に変更[5]。 ●2021年 - GIIに昇格[6][13]。歴代優勝馬[編集]
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。 コース種別を表記していない距離は、芝コースを表す。 競走名は第1回が﹁府中3歳ステークス﹂、第2回から第5回が﹁東京スポーツ杯3歳ステークス﹂[5]。回数 | 施行日 | 競馬場 | 距離 | 優勝馬 | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
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第1回 | 1996年11月17日 | 東京 | 1800m | ゴッドスピード | 牡2 | 1:49.7 | 石橋守 | 瀬戸口勉 | 近藤俊典 |
第2回 | 1997年11月15日 | 東京 | 1800m | キングヘイロー | 牡2 | 1:48.0 | 福永祐一 | 坂口正大 | 浅川吉男 |
第3回 | 1998年11月21日 | 東京 | 1800m | アドマイヤコジーン | 牡2 | 1:49.5 | 南井克巳 | 橋田満 | 近藤利一 |
第4回 | 1999年11月20日 | 東京 | 1800m | ジョウテンブレーヴ | 牡2 | 1:48.6 | 蛯名正義 | 相沢郁 | 田邉久男 |
第5回 | 2000年11月18日 | 東京 | 1800m | タガノテイオー | 牡2 | 1:48.5 | 藤田伸二 | 松田博資 | 八木良司 |
第6回 | 2001年11月17日 | 東京 | 1800m | アドマイヤマックス | 牡2 | 1:48.2 | 福永祐一 | 橋田満 | 近藤利一 |
第7回 | 2002年11月16日 | 中山 | 1800m | ブルーイレヴン | 牡2 | 1:50.2 | 武豊 | 角居勝彦 | 金子真人 |
第8回 | 2003年11月22日 | 東京 | 1800m | アドマイヤビッグ | 牡2 | 1:48.9 | 武豊 | 橋田満 | 近藤利一 |
第9回 | 2004年11月20日 | 東京 | 1800m | スムースバリトン | 牡2 | 1:48.2 | 蛯名正義 | 国枝栄 | 金子真人 |
第10回 | 2005年11月19日 | 東京 | 1800m | フサイチリシャール | 牡2 | 1:46.9 | 福永祐一 | 松田国英 | 関口房朗 |
第11回 | 2006年11月18日 | 東京 | 1800m | フサイチホウオー | 牡2 | 1:48.7 | 安藤勝己 | 松田国英 | 関口房朗 |
第12回 | 2007年11月17日 | 東京 | 1800m | フサイチアソート | 牡2 | 1:47.4 | 横山典弘 | 岩戸孝樹 | 関口房朗 |
第13回 | 2008年11月22日 | 東京 | 1800m | ナカヤマフェスタ | 牡2 | 1:47.7 | 蛯名正義 | 二ノ宮敬宇 | 和泉信子 |
第14回 | 2009年11月21日 | 東京 | 1800m | ローズキングダム | 牡2 | 1:48.2 | 小牧太 | 橋口弘次郎 | (有)サンデーレーシング |
第15回 | 2010年11月20日 | 東京 | 1800m | サダムパテック | 牡2 | 1:47.3 | C.スミヨン | 西園正都 | 大西定 |
第16回 | 2011年11月19日 | 東京 | 1800m | ディープブリランテ | 牡2 | 1:52.7 | 岩田康誠 | 矢作芳人 | (有)サンデーレーシング |
第17回 | 2012年11月17日 | 東京 | 1800m | コディーノ | 牡2 | 1:46.0 | 横山典弘 | 藤沢和雄 | (有)サンデーレーシング |
第18回 | 2013年11月16日 | 東京 | 1800m | イスラボニータ | 牡2 | 1:45.9 | 蛯名正義 | 栗田博憲 | (有)社台レースホース |
第19回 | 2014年11月24日 | 東京 | 1800m | サトノクラウン | 牡2 | 1:47.9 | R.ムーア | 堀宣行 | 里見治 |
第20回 | 2015年11月23日 | 東京 | 1800m | スマートオーディン | 牡2 | 1:49.5 | 武豊 | 松田国英 | 大川徹 |
第21回 | 2016年11月19日 | 東京 | 1800m | ブレスジャーニー | 牡2 | 1:48.3 | 柴田善臣 | 本間忍 | 島川隆哉 |
第22回 | 2017年11月18日 | 東京 | 1800m | ワグネリアン | 牡2 | 1:46.6 | 福永祐一 | 友道康夫 | 金子真人ホールディングス(株) |
第23回 | 2018年11月17日 | 東京 | 1800m | ニシノデイジー | 牡2 | 1:46.6 | 勝浦正樹 | 高木登 | 西山茂行 |
第24回 | 2019年11月16日 | 東京 | 1800m | コントレイル | 牡2 | 1:44.5 | R.ムーア | 矢作芳人 | 前田晋二 |
第25回 | 2020年11月23日 | 東京 | 1800m | ダノンザキッド | 牡2 | 1:47.5 | 川田将雅 | 安田隆行 | (株)ダノックス |
第26回 | 2021年11月20日 | 東京 | 1800m | イクイノックス | 牡2 | 1:46.2 | C.ルメール | 木村哲也 | (有)シルクレーシング |
第27回 | 2022年11月19日 | 東京 | 1800m | ガストリック | 牡2 | 1:45.8 | 三浦皇成 | 上原博之 | 前田幸治 |
第28回 | 2023年11月18日 | 東京 | 1800m | シュトラウス | 牡2 | 1:46.5 | J.モレイラ | 武井亮 | (有)キャロットファーム |
26頭の優勝馬のうち、平地GI優勝馬14頭、障害GI優勝馬2頭を輩出している。(詳細・出典は各優勝馬記事を参照のこと[14])
1995年までの優勝馬[編集]
施行日 | 優勝馬 | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 | |
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1966年11月3日 | ヤマニンカップ | 牡2 | 1:27.3 | 藤本勝彦 | 藤本冨良 | |
1968年11月23日 | スズサヤカ | 牡2 | 1:25.5 | 増沢末夫 | 森末之助 | |
1969年11月23日 | スイノオーザ | 牡2 | 1:28.5 | 大久保哲男 | 久保田金造 | |
1970年11月23日 | ヤシマライデン | 牡2 | 1:38.4 | 伊藤正徳 | 尾形藤吉 | |
1971年11月21日 | スズボクサー | 牡2 | 1:38.0 | 小林常泰 | 森末之助 | |
1972年11月26日 | ナスノチグサ | 牝2 | 1:37.4 | 中島啓之 | 稲葉幸夫 | |
1973年11月25日 | カネミクニ | 牡2 | 1:37.3 | 加賀武見 | 阿部正太郎 | |
1974年11月23日 | シャトードシンボリ | 牡2 | 1:38.7 | 池上昌弘 | 保田隆芳 | |
1975年11月22日 | スピリットスワプス | 牡2 | 1:41.0 | 中野栄治 | 荒木静雄 | |
1976年11月21日 | マルゼンスキー | 牡2 | 1:37.9 | 中野渡清一 | 本郷重彦 | |
1977年11月19日 | 競走取りやめ[12] | |||||
1978年11月19日 | シーバードパーク | 牝2 | 1:38.1 | 小迫次男 | 本郷重彦 | |
1979年11月18日 | リキウエーブ | 牝2 | 1:40.3 | 嶋田功 | 山岡寿恵次 | |
1980年11月16日 | ヘーゼルブロンド | 牝2 | 1:36.7 | 横山富雄 | 森安弘昭 | |
1981年10月17日 | トウショウペガサス | 牡2 | 1:23.1 | 中島啓之 | 奥平真治 | |
1982年10月23日 | デアリングパワー | 牡2 | 1:24.8 | 加藤和宏 | 二本柳俊夫 | |
1983年10月22日 | コンラートシンボリ | 牡2 | 1:26.3 | 岡部幸雄 | 田中和夫 | |
1984年11月18日 | シリウスシンボリ | 牡2 | 1:50.1 | 加藤和宏 | 二本柳俊夫 | |
1985年11月17日 | スイートナディア | 牝2 | 1:50.7 | 柴田政人 | 野平祐二 | |
1986年11月16日 | サクラロータリー | 牡2 | 1:49.7 | 小島太 | 境征勝 | |
1987年11月28日 | コクサイトリプル | 牡2 | 1:49.5 | 柴田政人 | 稗田敏男 | |
1988年11月26日 | サクラホクトオー | 牡2 | 1:48.6 | 小島太 | 境勝太郎 | |
1989年11月25日 | アサヒパシィオン | 牝2 | 1:48.6 | 中舘英二 | 石毛善衛 | |
1990年11月18日 | サクラヤマトオー | 牡2 | 1:51.2 | 小島太 | 境勝太郎 | |
1991年11月17日 | マチカネタンホイザ | 牡2 | 1:49.5 | 岡部幸雄 | 伊藤雄二 | |
1992年11月22日 | シュアリーウィン | 牡2 | 1:49.1 | 小島貞博 | 戸山為夫 | |
1993年11月21日 | アイネスサウザー | 牡2 | 1:51.2 | 横山典弘 | 本郷一彦 | |
1994年11月20日 | ホッカイルソー | 牡2 | 1:49.6 | 蛯名正義 | 田中清隆 | |
1995年11月19日 | バブルガムフェロー | 牡2 | 1:50.0 | 岡部幸雄 | 藤沢和雄 |
東京スポーツが協賛するその他の寄贈賞[編集]
- 中京スポーツ杯(中京競馬場 年度により2勝クラス=1000万以下か、3勝クラス=1600万以下で施行)
- 大阪スポーツ杯(阪神競馬場 年度により3勝クラス=1600万以下か、オープンで施行[15])
- 九州スポーツ(新聞)杯(小倉競馬場 年度により2勝クラス=1000万以下か、3勝クラス=1600万以下で施行[16])
脚注・出典[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
(一)^ “重賞競走一覧︵レース別・関東︶” (PDF). 日本中央競馬会. p. 42. 2021年11月10日閲覧。
(二)^ abcd“令和3年第5回東京競馬番組” (PDF). 日本中央競馬会. 2021年11月10日閲覧。
(三)^ “2021年度第5回東京競馬特別レース名解説︵第7日︶” (PDF). 日本中央競馬会. p. 3. 2021年11月10日閲覧。
(四)^ abcdefレースガイド︵東京スポーツ杯2歳ステークス︶ - netkeiba.com、2014年11月22日閲覧
(五)^ abcdefghijklmnopq“今週の注目レース︵第20回東京スポーツ杯2歳ステークス‥歴史・プレイバック︶”. 日本中央競馬会. 2015年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月16日閲覧。
(六)^ ab“令和3年度の重賞競走の主な変更点について” (PDF). 日本中央競馬会. 2020年11月9日閲覧。
(七)^ “東京スポーツ杯2歳ステークスおよび葵ステークスの格付け”. 日本中央競馬会. 2021年1月27日閲覧。
(八)^ “競馬番組一般事項V出馬投票” (PDF). 日本中央競馬会. pp. 18-24 (2021年). 2021年11月10日閲覧。
(九)^ ab“﹁地﹂が出走できるGI競走とそのステップ競走について︻令和3年度︼” (PDF). 日本中央競馬会. 2021年11月10日閲覧。
(十)^ ab“﹁地﹂が出走できるGI競走とそのステップ競走について︵平成27年度︶” (PDF). 日本中央競馬会. 2017年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月10日閲覧。
(11)^ ab“競馬番組一般事項” (PDF). 日本中央競馬会 (2015年). 2017年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年11月10日閲覧。
(12)^ ab日本中央競馬会﹃優駿﹄1978年1月号綴じ込みの競馬成績(p.462)
(13)^ “東京スポーツ杯2歳ステークスおよび葵ステークスの格付け”. 日本中央競馬会. 2021年1月27日閲覧。
(14)^ 記事未立項馬のブルーイレヴンおよびスムースバリトンはGI未勝利。
(15)^ 2022年大阪スポーツ杯成績netkeiba.com、2022年11月13日閲覧
(16)^ 2022年九州スポーツ杯成績netkeiba.com、2022年11月13日閲覧