バイオセーフティーレベル

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: biosafety level, BSL

[]


4 BSL-4  (Physical containment) P4 P  "Pathogen" "Protection level" BSL [1]

 (WHO)  Laboratory biosafety manual[2][3]4

[]


4

 ([2]p. 2)[4]23 (p. 19-36) 3

1



2



3

[ 1]

4

[ 2][ 2][ 2]

[]

リスクグループと対応する病原体
リスクグループ ウイルス 細菌 真菌原虫寄生虫 細菌毒素
1 ワクチン株[注釈 3] リスクグループ2または3に属さない細菌 リスクグループ2または3に属さないもの
2

など

など

など

3

など

など

4

バイオセーフティーレベル[ソースを編集]

レベル4の設備例

33

23 ([2]p. 2-3)

[2]

1[]




16




2[]


1









IIA



-2[3]p. 8[2]p. 8

3[]


2

2







調









簿

4[]


34

3

III使





2



44

[5]

20152787BSL-42019BSL-4

[]


43

レベル4の一覧[ソースを編集]

国家 施設 位置 Level 備考
オーストラリアの旗 オーストラリア 保健省クイーンズランドウイルス研究所 クイーンズランド州 4
オーストラリアの旗 オーストラリア オーストラリア動物衛生研究所 ビクトリア州 4
オーストラリアの旗 オーストラリア 国立高度安全研究所 ビクトリア州 4
 ベラルーシ 共和国微生物疫学研究センター ミンスク 4
カナダの旗 カナダ 国立微生物学研究所 マニトバ州ウィニペグ 4
 チェコ 生物予防センター 4
フランスの旗 フランス ジャン・メリューP4高度安全実験室 ローヌ=アルプ地域圏, リヨン 4
ガボンの旗 ガボン フランスヴィル国際医学研究センター (CIRMF) フランスヴィル 4
ドイツの旗 ドイツ ロベルト・コッホ研究所 ベルリン 4
ドイツの旗 ドイツ ベルンハルト・ノホト熱帯医学研究所 (BNI) ハンブルク 4
ドイツの旗 ドイツ フィリップ大学マールブルク マールブルク 4
ドイツの旗 ドイツ フリードリヒ・レフラー研究所 グライフスヴァルト 4
インドの旗 インド 全インド医科大学 ニューデリー 4
インドの旗 インド 高度安全動物疾病研究所 (HSADL) ボーパール 4
イタリアの旗 イタリア ルイージ・サッコ病院 ミラノ 4
イタリアの旗 イタリア 国立感染症研究所 ローマ 4
日本の旗 日本 国立感染症研究所 東京都, 武蔵村山市 4 1986年完成2015年8月7日稼動開始[6]
日本初稼働のBSL4施設[6]
施設老朽化により移転検討中[7][8][9][10][11][12][13]
日本の旗 日本 理化学研究所筑波研究所 茨城県, つくば市 4 BSL3で稼働中
BSL4規格で建設されたが完全稼働できず
日本の旗 日本 長崎大学高度感染症研究センター 長崎県, 長崎市 4 完成済、現在は稼働に向けた準備中[14]
中華民国の旗 中華民国 国防部国防医学院予防医学研究所 新北市 4
中華民国の旗 中華民国 衛生福利部疾病管制署昆陽実験室 台北市 4 BSL3で稼働中
大韓民国の旗 韓国 国立疾病管理本部 忠清北道, 五松 4
オランダの旗 オランダ 国立公衆衛生環境研究所 (RIVM) ビルトーベン 4
ロシアの旗 ロシア 国立ウイルス学・生物工学研究センターВектор: VECTOR ノヴォシビルスク州 4
シンガポールの旗 シンガポール 防衛科学機構 (DSO) シンガポール 4
南アフリカ共和国の旗 南アフリカ共和国 国立伝染病研究所 ヨハネスブルグ 4
 スウェーデン スウェーデン感染症研究所 ソルナ 4
スイスの旗 スイス ウイルス学・免疫予防学研究所 ベルン 4
スイスの旗 スイス 高度密閉研究所 シュピーツ 4
中華人民共和国の旗 中国 中国科学院武漢病毒研究所 湖北省武漢市 4
中華人民共和国の旗 中国 中国農業科学院ハルビン獣医研究所 黒竜江省ハルビン市 4
イギリスの旗 イギリス 健康保護局感染症センター コリンデール 4
イギリスの旗 イギリス 国立医学研究所 (NIMR) ロンドン 4
イギリスの旗 イギリス イギリス国防省防衛科学技術研究所 (DSTL) ポートンダウン 4
イギリスの旗 イギリス 獣医学研究所 (VLA) サリー州アドルストン 4
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 アメリカ疾病予防管理センター (CDC) ジョージア州アトランタ 4
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ジョージア州立大学 ジョージア州アトランタ 4
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 NIAID総合研究施設 メリーランド州フォート・デトリック 4
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 国立生物防衛分析対策センター (NBACC) メリーランド州フォート・デトリック 4
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 アメリカ国立衛生研究所 (NIH) メリーランド州ベセスダ 4
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 アメリカ陸軍感染症医学研究所 (USAMRIID) メリーランド州フォート・デトリック 4
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 国立新興感染症研究所 (NEIDL) マサチューセッツ州ボストン 4
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 NIAIDロッキー・マウンテン研究所群 モンタナ州ハミルトン 4
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ガルベストン国立研究所 (GNL) テキサス州ガルベストン 4
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ショープ研究所 テキサス州ガルベストン 4
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 サウスウエスト生物医学研究機構 (SFBR) テキサス州サンアントニオ 4
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 国土安全保障省国立生物農業防御施設 カンザス州マンハッタン 4

レベル3の一覧[ソースを編集]

施設 位置 Level 備考
アルゼンチンの旗 アルゼンチン 国立農業技術研究所 (INTA) ブエノスアイレス 3-A
オーストラリアの旗 オーストラリア カーティン工科大学 西オーストラリア州 3
ブラジルの旗 ブラジル Oswaldo Cruz研究所 リオデジャネイロ 3
ブラジルの旗 ブラジル サンパウロ大学 サンパウロ 3
ブラジルの旗 ブラジル Adolf Lutz研究所 3
ブラジルの旗 ブラジル Butantan研究所 サンパウロ 3
カナダの旗 カナダ ブリティッシュコロンビア疾病管理センター ブリティッシュコロンビア州 3
カナダの旗 カナダ 国立生物実験センター ケベック州 3
 フィンランド 国立健康保健研究所 Hermanni ヘルシンキ 3
 フィンランド 国立健康保健研究所 Tilkanmäki ヘルシンキ 3
ドイツの旗 ドイツ Wehrwissenschaftliches Institut für Schutztechnologien ミュンスター 3
ギリシャの旗 ギリシャ エヴァンゲリズモス総合病院 アテネ 3
ギリシャの旗 ギリシャ クレタ大学, Pagne hospital, Clinical bacteriology lab イラクリオン 3
インドの旗 インド セント・ジョーンズ研究所 感染症部 バンガロール 3
インドの旗 インド 全インド医科大学 ニューデリー 3
インドの旗 インド ハンセン病&微生物疾患国立JALMA研究所 (NCJILOMD) アーグラ 3
インドネシアの旗 インドネシア 熱帯病研究所 (ITD) スラバヤ 3
日本の旗 日本 北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター 北海道, 札幌市 3
日本の旗 日本 動物衛生研究所動物衛生高度研究施設 茨城県, つくば市 3
日本の旗 日本 東京都健康安全研究センター[15]、大阪健康安全基盤研究所[16][17]等の地方衛生研究所 各都道府県・政令市[1] 3
日本の旗 日本 東京大学医科学研究所 東京都, 港区 3
日本の旗 日本 東京工業大学遺伝子実験棟 神奈川県, 横浜市 3
日本の旗 日本 長崎大学熱帯医学研究所 長崎県, 長崎市 3
日本の旗 日本 京都産業大学鳥インフルエンザ研究センター 京都府, 京都市 3
日本の旗 日本 大阪大学微生物病研究所 大阪府, 吹田市 3
日本の旗 日本 大阪府立大学りんくうキャンパス 大阪府, 泉佐野市 3
日本の旗 日本 鳥取大学鳥由来人獣共通感染症疫学研究センター 鳥取県, 鳥取市 3
日本の旗 日本 山口大学獣医学国際教育研究センター(iCOVER) 山口県, 山口市 3
日本の旗 日本 佐賀大学総合分析実験センター 佐賀県, 佐賀市 3
日本の旗 日本 武田薬品工業湘南研究所 神奈川県, 藤沢市鎌倉市 3
中華民国の旗 台湾 国立台湾大学医学院実験室 台北市 3
マレーシアの旗 マレーシア 獣医学研究所 ペラ州 3
マレーシアの旗 マレーシア 保健省国立公衆衛生研究所 スランゴール州 3
マレーシアの旗 マレーシア 保健省医学研究所 クアラルンプール 3
マレーシアの旗 マレーシア マラヤ大学 クアラルンプール 3
オランダの旗 オランダ 国立公衆衛生環境研究所 (RIVM) ビルトーベン 3
ロシアの旗 ロシア 国立ウイルス学・生物工学研究センター(Вектор: VECTOR ノヴォシビルスク州 3
中華人民共和国の旗 中国 中国科学院武漢病毒所 湖北省, 武漢市 3
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 セントラルフロリダ大学 フロリダ州, オーランド 3
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ジョージ・メイソン大学 生物医学調査研究所 バージニア州, マサナス 3
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ストーニー・ブルック大学感染症分子医学センター ニューヨーク州, ストーニー・ブルック 3
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 シンシナティ大学 オハイオ州, シンシナティ 3
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 アリゾナ州立大学生体設計機構 アリゾナ州, テンピ 3
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 バテル記念機構 オハイオ州, ウエスト・ジェファーソン 3
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 プラム島動物病センター ニューヨーク州, プラム島 3-ag
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 セントルイス大学ドワジー研究施設 ミズーリ州, セントルイス 3
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア大学バークレー校 カリフォルニア州, バークレー 3
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 カリフォルニア大学ロサンゼルス校 カリフォルニア州, ロサンゼルス 3
タジキスタンの旗 タジキスタン 不明 ドゥシャンベ市 国連開発計画タジキスタン事務所プレスリリース

関連項目[ソースを編集]

脚注[ソースを編集]

注釈[ソースを編集]



(一)^ abcde4

(二)^ abcdefghijklmnCDCA

(三)^ 3

(四)^ 3

(五)^ SARSMERS20193

(六)^ 3

出典[ソースを編集]



(一)^  (2002-01-19), , 1   (: ), http://www.nih.go.jp/niid/meetings/jbsa/meeting/point.html 2008928 

(二)^ abcdeWorld Health Organization (2004), WHO Laboratory Biosafety Manual (3rd ed.), Geneva:  World Health Organization, pp. 186, ISBN 92-4-154650-6, http://www.who.int/csr/resources/publications/biosafety/WHO_CDS_CSR_LYO_2004_11/en/ 2008928 

(三)^ ab; (2004), (WHO3 ed.), : , pp. 185, http://www.who.int/entity/csr/resources/publications/biosafety/Biosafety3_j.pdf 2008928 

(四)^  (2007-06-29), ( ed.), : , pp. 67, http://www.nih.go.jp/niid/Biosafety/kanrikitei3/ 2008928 

(五)^  (20123). (PDF). 2014810

(六)^ ab (201587). BSL4 . 201626

(七)^ BSL4  202085

(八)^    NHKWeb202085

(九)^ BSL4  202085

(十)^ BSL-4 2020116

(11)^   NEWS2420201212

(12)^   BSL-4  220208

(13)^ BSL-4BSL-4 20201022

(14)^  (20221011). BSL4  . 2022129

(15)^   200712

(16)^  124 10

(17)^  28831 

外部リンク[ソースを編集]