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南北問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
グローバル・ノースとグローバル・サウスと言う場合の一般的な図示。青が北、赤が南。赤側が危機的な状況にある。
別の、より細やかな分析の図。一人当たり実質GDPが、地球全体の一人当たりGDP[注 1]よりも高いか低いかによって色分けした図。
*青 - 世界のGDP(PPP)を超える
*オレンジ - 世界GDP(PPP)を下回る

: NorthSouth divideGlobal North and Global South1960Global North and Global South[ 2][1][2][]

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1959西[3]西Industrial CountriesDeveloping Countries西

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19



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1962貿 (UNCTAD)[]19641UNCTAD77G77[]使UNCTAD[]

UNCTAD




 1961

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 1958




 1961




 1964




貿 1961

 1961

 1965

 1967[ 3]

貿[]

1970[]


197092519602ODAGNP0.7%ODA

19731

19744(Declaration for the Establishment of a New International Economic Order) (NIEO)[]293281[]

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19803531981西[]19801970

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イタリア[編集]


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フランス[編集]



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196080退21

朝鮮[編集]


2西21

51%

台湾[編集]

台湾の人口は西海岸側に集中しているが、それでも政治・経済・報道の要衝である台北市および周辺部の台北都市圏を擁する北部と、高雄市台南市といった大都市を抱える南部では産業構造の違いによる求人格差、所得格差は他の国ほどではないが国内で深刻化している。北部を地盤とする中国国民党と南部を地盤とする民主進歩党の覇権争いを起因とした政治的要素がこれを増幅している見方もある[4]。当初は階級間格差を指すインターネットスラングである「天龍人/天龍国」も台北人/台北市を揶揄するものと拡大・変容し、地域格差をも内包する意味が色濃くなっている。

中華人民共和国[編集]

中国における南北の気候差
中国の気候(ケッペンの気候区分)。北部は主に亜寒帯、南部は温帯に属している。
中国の1月の平均気温(摂氏)。北部(青)が0度以下、南部(赤)が0度以上。

zh:

197020191.8[5]

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2西

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500100西

茨城県[編集]

関東地方でも特に茨城県における南北問題が近年、注目を集めている。東京通勤圏内にあり、つくばエクスプレス開業で人口増加が続くつくば市守谷市などの県南地域と高齢・過疎化が進む県北部の間の格差は年々拡大しており、速やかな対応策が求められている。

三重県・岐阜県[編集]

三重県は南北に長く、南北において、人口高齢化率産業の集積状況が大きく異なる。三重県の北部においては、中京圏近畿圏と比較的近距離であることから、産業人口が集積している一方で、南部においては、豊かな自然・歴史・文化資源はあるものの、道路網や鉄道網等の基盤が弱いことから、それらを地域活力に十分結びつけられずに、地域経済・社会の存立基盤が脆弱化している。地域経済でのウェイトが高い農林水産業、中部・近畿圏からの集客が重きをなす観光を取り巻く環境も厳しい現状がある[6]。このような問題は同じ東海地方においては、三重県程ではないが南部に多くの人口を抱え北部の大半を山岳地帯が占める岐阜県でも共通問題となっている。

京都府[編集]


55%

1965


脚注[編集]

注釈[編集]



(一)^  IMF20101700

(二)^ 貿 : ︿351964NCID BN09188656

(三)^ 

(四)^ 

(五)^ 

出典[編集]



(一)^ --. KAKEN. 2022103

(二)^ The headline World View  727200012OCLC 8142950486

(三)^ Oliver Franks, "The New International Balance: Challenge to the Western World". Saturday Review, January 16, 1960, p.20-25.

(四)^ 2008326,

(五)^ . (2020625). 202397

(六)^ 2003 ︿42003825298pp. ISBN 4-7885-0867-2:246

参考文献[編集]

関連項目[編集]