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曹植

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
曹植

曹植(部分、顧愷之「洛神の賦図」より)

続柄 武帝第五皇子

全名 曹植
称号 陳王(諡:陳思王)
身位 県侯→王
敬称 殿下
出生 初平3年(192年
死去 太和6年11月28日232年12月27日
(享年41)
陳県
配偶者 崔氏(崔琰の兄の娘)
子女 曹苗
曹志
曹金瓠
曹行女
父親 武帝
母親 卞皇后
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野田黄雀行
高樹多悲風 (高い木々には悲しい風が吹きすさび)
海水揚其波 (海原は荒波を打ち上げる)
利劍不在掌 (剣を持たぬ心細い私は)
結友何須多 (友を作るにもびくびくしている)
不見籬間雀 (垣根にいる雀を見たかい)
見鷂自投羅 (鷹の姿に驚いて網に飛び込んでしまったじゃないか)
羅家得雀喜 (猟師は雀が捕まって喜ぶだろうが)
少年見雀悲 (私はそんな雀を見て悲しくなった)
拔劍哨羅網 (剣を抜いて網を切り裂いてやると)
黄雀得飛飛 (黄色い雀は空へ飛んでいった)
飛飛摩蒼天 (青空の彼方まで飛び上がり)
來下謝少年 (再び私の元へ降りてきて礼を言った)

著名な作品[編集]

【詩】 ・公讌 ・送應氏 ・贈丁儀王粲 ・贈徐幹 ・贈丁儀 ・贈丁廙 ・贈王粲 ・贈白馬王彪 ・情詩 ・朔風 ・七哀

【楽府】 ・洛神賦 ・箜篌引 ・闘鶏 ・白馬篇 ・名都篇 ・薤露行 ・美女篇遠遊篇 ・泰山梁甫行 ・盤石篇 ・野田黄雀行 ・種葛篇 ・浮萍篇 ・怨歌行 ・吁嗟篇

吁嗟篇
原文 書き下し文 通釈
吁嗟此轉蓬 吁嗟 此の転蓬 ああ!! この転がる蓬よ!
居世何獨然 世に居る 何ぞ独り然るや この世で、なぜお前独りだけがこうなのだ
長去本根逝 長く本根を去りて逝き 元の根から遠く離され
夙夜無休閒 夙夜(しゅくや) 休間無し 朝から晩まで、休む暇もない
東西經七陌 東西 七陌(しちはく)を経て 東西に7つの道を飛びすぎたかと思うと
南北越九阡 南北 九阡(きゅうせん)を越ゆ 南北に9つの道を飛び越える
卒遇回風起 卒かに回風の起こるに遇い 突然、旋風に巻き込まれ
吹我入雲間 我を吹きて雲間に入れり 雲の間に吹き上げられる
自謂終天路 自ら天路を終えんと謂いしに このまま天の路の終わりまで行くかと思えば
忽然下沈淵 忽然として沈淵に下る 忽ち沈淵まで真っ逆様
驚飆接我出 驚飆(きょうひょう) 我を接えて出だす 今度は疾風に吹き上げられて
故歸彼中田 故より彼の中田に帰すなるや 元の田圃に帰れるのかと思いつつ
當南而更北 当に南すべくして更に北し 当然南に行くべきが、どんどん北に向かい
謂東而反西 東せんと謂うに反って西す 東に行くのかと思いきや、逆に西に行ってしまう
宕宕當何依 宕宕(とうとう)として当に何れにか依るべき この広漠たる空間の、一体何処に身を寄せたらいいのか
忽亡而復存 忽ちに亡びて復た存す ふっと消え失せたと思っても、相変らず生きている
飄颻周八澤 飄颻として八沢を周り ひらひら飛んで八沢を周り
連翩歴五山 連翩として五山を歴たり ふわふわ飛んで五山を巡ってきた
流轉無恒處 流転して恒の処無し 転がり流れ、定住の場所を持たない
誰知吾苦艱 誰か吾が苦艱を知らんや この私の苦しみを、誰が分かってくれようか
願為中林草 願わくは中林の草と為り できるなら林の中の草となって
秋隨野火燔 秋 野火に随いて燔かれなん 秋に、野火で焼かれたい
糜滅豈不痛 糜滅するは 豈に痛ましからざらんや 焼け爛れて滅びることは、苦痛でないことはないが
願與株荄連 願わくは株荄と連ならん 兄弟たちと運命を共にするのが、私の願いなのだ

脚注[編集]



(一)^ 

(二)^ 

(三)^ 10

(四)^ 196204

(五)^   319581120ISBN 9784001005035https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b477549.html2020121 

(六)^ ab   41986810ISBN 9784480425744 NCID BN00733040 2009

(七)^ 

(八)^   319581120ISBN 9784001005035https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b477549.html2020121 

(九)^ 

(十)^   P.195

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 ︿31958

  2022ISBN 4003204611

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  1984ISBN 9787020026807

 1 1983ISBN 9787532861897

 ︿2003ISBN 9571437980

 2002

 2000

 ︿2001

 2023 12 1988

 19871996

  19862009