海里 (列車)
表示
海里 | |
---|---|
概要 | |
種類 | 快速列車 |
現況 | 運行中 |
地域 | 新潟県・山形県 |
前身 | 快速「きらきらうえつ」 |
運行開始 | 2019年10月5日 |
現運営者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
路線 | |
起点 | 新潟駅 |
終点 | 酒田駅 |
営業距離 | 168.2 km(新潟 - 酒田間) |
運行間隔 | 1往復 |
列車番号 |
8853D・8852D(通常運行) 8851D・8854D(冬ダイヤおよび時刻変更時) |
使用路線 | 白新線・羽越本線 |
車内サービス | |
クラス | 普通車 |
座席 |
普通車指定席:1・2号車 旅行商品専用:4号車 |
娯楽 | 3号車:売店・イベントスペース |
技術 | |
車両 | HB-E300系気動車(新潟車両センター) |
軌間 | 1,067mm |
電化 |
直流1,500 V(新潟 - 村上間)[注 1] 交流20,000 V・50 Hz(間島 - 酒田間)[注 1] |
備考 | |
臨時列車扱い |
海里︵かいり︶は、東日本旅客鉄道︵JR東日本︶が新潟駅 - 酒田駅間を白新線・羽越本線経由で運行している臨時快速列車︵観光列車︶である。
概要[編集]
﹁新潟・庄内の食と景観を楽しむ列車﹂と位置付けられ、車内での食事に重点を据えたサービスが実施されている[1]。 同じ区間では2001年から485系電車による臨時快速列車﹁きらきらうえつ﹂が設定されていたが、老朽化に伴い引退し、羽越本線の﹁のってたのしい列車﹂としての役割を本列車が引き継ぐこととなった。運行概況[編集]
週末を中心に設定され、新潟発の下り列車が午前中に、酒田発の上り列車が夕方に発車する1往復の運行である。 ﹁通常ダイヤ﹂と﹁冬ダイヤ﹂があり、冬季に実施される冬ダイヤでは下記の減速・停車サービスが省略されるため、所要時間が短い[2]。この場合、新潟駅の発着時刻を通常ダイヤに揃えて運転され、酒田駅に早く到着し、遅く出発するダイヤ設定となる。他に上り・下りどちらか片方だけが冬ダイヤ相当の時刻となる場合もある[1]。 通常ダイヤでは笹川流れの景観を楽しめるよう桑川駅 - 越後寒川駅間で減速運転を行うほか、桑川駅で上下とも20分 - 30分の長時間停車が設定されている。 年に数回秋田駅までの延長運転が行われる。- 停車駅
- 新潟駅 - 新発田駅 - 中条駅 - 坂町駅 - 村上駅 - 桑川駅 - あつみ温泉駅 - 鶴岡駅 - 余目駅 - 酒田駅(- 遊佐駅 - 象潟駅 - 仁賀保駅 - 羽後本荘駅 - 秋田駅)
- ※()内は延長運転時の停車駅
車内サービス[編集]
海里 | ||||||||
← 新潟 酒田 → | ||||||||
| ||||||||
車両:HB-E300系
|
びゅう旅行商品として販売される4号車の車内では、新潟・庄内地方の料亭やレストランの監修した食事が、新潟の老舗洋食器店の海里オリジナル食器で提供される。通常の指定席として販売される1号車、2号車に乗車した場合でも、3号車の売店で海里特製の弁当を購入できる[注 2]。メニューはいずれも上り・下りや月ごとで異なっている。
-
1号車 普通車
-
4号車 ダイニング
-
2号車 コンパートメント
-
3号車 売店
-
3号車 イベントスペース
-
旅行商品の食事例
(酒田方面の列車)沿革[編集]
●2019年︵令和元年︶10月5日‥運行開始[3]。 ●2020年︵令和2年︶ ●4月8日‥新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、同年5月31日まで運休[4]。 ●5月13日‥同年6月1日以降の運休延長を発表[5]。 ●6月26日‥同年8月1日より運転再開を発表[6]。 ●8月1日‥運転再開[6]。 ●2021年︵令和3年︶ ●7月16日・7月17日・9月3日・9月4日‥秋田駅まで延長運転を実施[7]。 ●2022年︵令和4年︶ ●5月26日‥新潟県で開催される﹁越後妻有 大地の芸術祭 2022﹂の開催に合わせて、臨時列車﹁妻有海里﹂が運行[8]。 ●8月16日・8月17日‥団体専用列車﹁夜想︵ノクターン︶海里﹂が新潟駅 - 青森駅間で運行予定だったが、奥羽本線東能代 - 大館間の線路陥没と8月9日浪岡 - 新青森間の大雨の影響で、線路設備の大きな被害が確認されたために伴い運休[9]。 ●11月28日・11月29日‥同年8月16日と17日に運行予定だった団体専用列車﹁夜想︵ノクターン︶海里﹂が再設定され、新潟駅 - 青森駅間で運行[10]。脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
(一)^ ab“海里”. 東日本旅客鉄道. 2021年10月16日閲覧。 (二)^ “冬の臨時列車の運転について” (PDF). 東日本旅客鉄道 (2021年10月15日). 2021年10月16日閲覧。 (三)^ ﹃〜新潟・庄内の食と景観を楽しむ列車〜 2019年10月5日﹁海里﹂デビュー﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶東日本旅客鉄道新潟支社、2019年6月27日。 オリジナルの2019年7月12日時点におけるアーカイブ。2020年7月27日閲覧。 (四)^ ﹃﹁のってたのしい列車﹂の運休について﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶東日本旅客鉄道、2020年4月8日。 オリジナルの2020年6月17日時点におけるアーカイブ。2020年7月27日閲覧。 (五)^ ﹃発売見合わせ中の新幹線および在来線特急等の運転計画・指定席発売について﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶東日本旅客鉄道、2020年5月13日。 オリジナルの2020年6月9日時点におけるアーカイブ。2020年7月27日閲覧。 (六)^ ab﹃﹁のってたのしい列車﹂の運転再開について﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶東日本旅客鉄道、2020年6月26日。 オリジナルの2020年7月15日時点におけるアーカイブ。2020年7月27日閲覧。 (七)^ 夏の臨時列車の運転と指定席発売計画について (八)^ ﹃﹁越後妻有 大地の芸術祭 2022﹂開催!臨時列車を運転します!﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶東日本旅客鉄道、2022年3月22日。2022年5月11日閲覧。 (九)^ ﹃夜行列車﹁ 夜想︵ノクターン︶海里﹂が新潟~青森間で初運行します!﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶東日本旅客鉄道、2022年3月22日。2022年7月19日閲覧。 (十)^ ﹃再設定!夜行列車﹁夜想海里﹂が新潟~青森間で初運行します!﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶東日本旅客鉄道、2022年10月17日。2022年12月10日閲覧。関連項目[編集]
外部リンク[編集]