M1エイブラムス

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M1 エイブラムス

アメリカ陸軍運用のM1A2エイブラムス戦車

性能諸元
全長 9.83m[1]
車体長 7.92m[2]
全幅 3.66m[1]
全高 M1A1:2.44m[3] M1A2:2.37m[1]砲塔上面まで)
重量
  • M1:54.45t[4]
  • M1A1:57.15t[4]
  • M1A1(HA):61.5t[3]
  • M1A2:62.1t
  • M1A2 SEP:63.2t[1]
懸架方式 独立懸架トーションバー方式
速度 67km/h(整地
48km/h(不整地
行動距離
  • M1:495km
  • M1A1:465km
  • M1A2:426km
主砲
副武装
装甲
エンジン AGT1500 ガスタービン
1,500hp
乗員 4名
テンプレートを表示

M1 M1 Abrams ([ˈeɪbrəmz])[5]


[]


M601970西MBT-7019803

西251105mm M68A1FCS

44120mmM256M1A13.5M1A2



DVD M1

開発経緯[編集]

1970年代初頭、アメリカ陸軍M60パットンの後継となる主力戦車を必要としていた。M60は、戦後第2世代戦車であり、近代化を図った「M60A1」を保有していたものの、やはり、第2世代戦車の域を出ないものであった。また、ソビエト連邦115mm滑腔砲を有するT-62の配備を進めていることが確認された事で、質・量共に劣勢にあると強い危機感を抱いた。

MBT-70

当初は、ベトナム戦争で大敗に伴う戦費、MBT-70計画の頓挫からアメリカ議会は予算の承認を渋る声も聞かれたが、1973年1月に新型戦車の要求仕様が決定し、同年6月にクライスラー・ディフェンス社(後にクライスラーからジェネラル・ダイナミクスに売却され、現在はジェネラル・ダイナミクス・ランド・システムズ英語版)とゼネラルモーターズ試作車の発注が行われた。

3年後の1976年に試作車「XM815」が完成[注 1]し、アメリカ陸軍による試験評価が行われた。時を同じくして第四次中東戦争が勃発し、RPG-7対戦車ミサイルが使用され、通常装甲イスラエル国防軍の戦車が多数撃破された事を受けて、チョバム・アーマー複合装甲の研究も並行して進められた。

1976年に比較検討の結果、クライスラー・ディフェンス社の試作車に開発を一本化させる事が決定され、名称を「XM1」と改める。同時に試作車11両が追加発注され、1978年中に全車が完成し、各種運用試験が行われた。


19791101981M1 

[]

[]



M1A2 SEPV3M256

M1 120mm120mmM1M1M1IPIPM1M6051105mm M68A1FCS2

1985M1A144120mmM256使APFSDS使
M12017



12.7mmM2

7.62mmM240

12.7mmM27.62mmM240

M1A2SEPM1A2 SEP V22015M1A2SEP V3M153 CROWS II M2

M16M41M9

M829




M829 APFSDS

M829A4

M1A2 SEPV3M829A4ADL

M830 HEAT

M830A1M831M831A1

M908 HE-OR-T

M830A1 [6]

M1028



XM1147AMP

AMPAdvanced Multi PurposeM1A2 SEPV3ADLM830HEAT-MP-TM908HE-OR-TM1028[7]

[]


M1 2

M1HEATM1A1HEATAPFSDSM1A1HA/M1A2/APFSDS

M1A119851987M1A1

1991M1A1M1A1HA

M1A1M1A277SEPSystem Enhancement Package1999M1M1A1M1A2M1A2 SEP()

[]

AGT1500 

M1  AGT1500 使JP-8使



111.63.8425m11245.432500(1892.7)813

/APU[8]

2,5009,500M978 M1Strv.103T-80[ 2]

1998M1A2MT 883 KA-500[9]

[]


CITV

Commander's Independent Thermal ViewerM1A2M1A2M1A1M1A2


砲塔左側上面にCITVが装備されたM1A2
砲塔左側上面にCITVが装備されたM1A2
  • 砲塔左側上面にCITVが装備されたM1A2 SEP V2
    砲塔左側上面にCITVが装備されたM1A2 SEP V2
  • 砲塔左側上面にCITVが装備されたM1A2 SEP V2。CITVが正面を向いている。
    砲塔左側上面にCITVが装備されたM1A2 SEP V2。CITVが正面を向いている。
  • MCD
    2003年イラク戦争に派遣されたアメリカ海兵隊の幾つかのM1A1にはMCD(Missile Countermeasure Device)と呼ばれる、対ミサイル用のソフトキル型アクティブ防護システムが取り付けられていた。この装置は有線/無線式の半自動誘導対戦車ミサイルと全自動式赤外線誘導式の対戦車ミサイルの誘導システムを無効化する。
    MCDは、M1A2ではCITVが装備されている、砲塔上面の装填手ハッチ前に設置されている。
    MCS(地雷処理システム)
    湾岸戦争時、イラク軍砂漠に敷設した地雷原を突破するため、M1 エイブラムスの車体前部に、プラウ式、あるいはローラー式の地雷処理装置が装着された。いずれも、イスラエルの企業が開発した物をベースとしている。その後、2003年のイラク戦争、2009年のアフガニスタン派遣でも、これらの装備は引き続き使用されている。
    TUSK
    試作、検討段階のTUSK。この写真ではM151 プロテクターRWSが装備されている。
    2007年頃からイラクで運用していたM1A1やM1A2の一部に、TUSK(Tank Urban Survival Kit)と呼ばれる、市街戦など都市環境下での運用に適応させるための強化キットが取り付けられていた。
    基本キットの「TUSK I」は、対戦車兵器から発射される成形炸薬弾に対する防護を念頭に、車体側面に形の爆発反応装甲タイルを装備、装填手用ハッチの周囲と機関銃に盾を追加、装填手用機関銃に暗視照準器を追加する、対地雷用のベリーアーマーと呼ばれる車体底部を覆う増加装甲を追加する、などの内容。
    TUSK Iの追加キットである「TUSK II」では、車体側面の爆発反応装甲タイルの上と砲塔側面に瓦形の爆発反応装甲タイルが追加された。また、車長用に全周防護の盾などが追加されている。
    TUSKと同じ時期に、主砲防盾上にM2重機関銃を増設するCSAMM(Counter Sniper Anti Material Mount)と呼ばれる装備も合わせて検討されており、この装備もTUSKに組み込まれて一部の車両に搭載された。
    RWS(遠隔操作式機銃)
    2000年代に入りM1エイブラムスへのRWS装備が計画されるようになった。TUSK I改修の時点でストライカー装甲車と同じM151"プロテクター"RWSを搭載する計画は不要と判断されたが、その後、アメリカ陸軍のM1A2 SEP V2でM153 CROWS IIが標準装備化された。車長用ハッチ前方の砲手用サイト上面に搭載され、車内から周囲360°の射撃が可能となっている。最新型のM1A2SEP V3では、低視認性を重視し、手動操作も可能なCROWS-LPが搭載されている。アメリカ海兵隊は2015年時点では採用していない。
    戦車長用防護キット
    2010年代頃よりアメリカ海兵隊のM1A1に装着されている、戦車長用キューポラの周囲(主に後部)を防護する追加装甲キット。TUSKで開発されていた物とは形状が異なるが、コンセプトは同様である。
    APU(補助動力装置
    前述のように、M1 エイブラムスのガスタービンエンジンは燃料消費が激しく、アイドリング状態でも大量の燃料を消費するため、停車時の電力を低燃費で供給する目的で追加された。1991年の湾岸戦争時は、車体後部に箱状のユニットとして取り付けられているものが多かったが、破損しやすい事から、砲塔後部のバスケット内に移された。発展型のM1A2 SEPでは、車体後部左側の一角に内蔵されるようになった。
    車外通話装置
    アメリカ陸軍のTUSK改修車およびM1A2 SEP、海兵隊のM1A1 FEP仕様改修車などで車体後部右側に追加された箱状の装備品。車内の戦車兵と車外の兵士の会話に用いられる。
    渡渉用キット
    一部の海兵隊のM1A1に装備される、車体上面左後部と、車体リアパネル中央部のエンジン給排気口に装着される煙突状の装備品。通常のM1戦車の潜水渡渉能力は約1.2メートル程度だが、渡渉用キットの装着により水深2メートル程度まで渡渉能力が向上する。
    ドーザーブレード(排土板)
    M1 エイブラムス用のドーザーブレードは採用されていなかったが、2010年頃以降の海兵隊のM1A1に、ドーザーブレードを装備している車両が見られるようになった。形状はイギリス軍チャレンジャー2用の物に類似しており、流用品だと考えられる。
    APS(アクティブ防護システム
    対戦車ミサイルをハードキルすることによって防護するための装備。2016年からアメリカ海兵隊イスラエル製のトロフィーAPSを試験運用しており、ヨーロッパに展開するアメリカ陸軍の車両にも順次、搭載を拡大していく予定である。

    乗員[編集]


    M1 4



    姿4180

    CVC CVC OTVIOTV

    比較[編集]

    M1A1(HA)とM1A2 SEPの重量に関しては、"General Dynamics Landsystems"社公式HP記載のショートトンからメートルトンに換算

    各型の比較
    M1[4] M1A1[4] M1A1(HA)[3] M1A2 M1A2SEP[1]
    製造期間 1979年1985年 1985年–1987年 1987年–1992年
    全長 9.76 m 9.83 m
    全幅 3.66 m
    全高 2.44 m 2.37 m
    最高速度 72 km/h 66.8 km/h 67.6 km/h
    航続距離 495 km 465 km 479 km 465 km 426 km
    重量 54.45 t 57.15 t 61.51 t 62.10 t 63.28 t
    主砲 51口径105mmライフル砲 44口径120mm滑腔砲
    乗員 4名(車長, 砲手, 操縦士, 装填手)
    世界の第3.5世代主力戦車の比較表
    フランスの旗ルクレール イギリスの旗チャレンジャー2 イスラエルの旗メルカバ Mk 4 中華人民共和国の旗99A式
    画像
    開発形態 新規 改修
    全長 9.87 m 11.55 m 9.04 m 11 m(推定)
    全幅 3.71 m 3.53 m 3.72 m 3.70 m(推定)
    全高 2.92 m 3.04 m 2.66 m 2.35 m(推定)
    重量 約56.5 t 約62.5 t 約65 t 約55 t(推定)
    主砲 52口径120mm滑腔砲 55口径120mmライフル砲 44口径120mm滑腔砲 50口径125mm滑腔砲
    副武装 12.7mm重機関銃×1
    7.62mm機関銃×1
    7.62mm機関銃×1
    7.62mm機関銃×1
    12.7mm重機関銃×1
    7.62mm機銃×2
    60mm迫撃砲×1
    12.7mm重機関銃×1
    7.62mm機関銃×1
    装甲 複合 複合+爆発反応+増加 複合+増加
    (外装式モジュール
    複合+爆発反応
    (外装式モジュール)
    エンジン V型8気筒ディーゼル
    +
    ガスタービン
    水冷4サイクル
    V型12気筒ディーゼル
    液冷4サイクルV型12気筒
    ターボチャージド・ディーゼル
    水冷4サイクル
    V型12気筒ディーゼル
    最大出力 1,500 hp/2,500 rpm 1,200 hp/2,300 rpm 1,500 hp 1,500 hp/2,450 rpm
    最高速度 72 km/h 59 km/h 64 km/h 80 km/h
    乗員数 3名 4名 3名
    装填方式 自動 手動 自動
    C4I SIT BGBMS BMS 搭載(名称不明)
    日本の旗10式 大韓民国の旗K2 ロシアの旗T-14 アメリカ合衆国の旗M1A2 SEPV2 ドイツの旗レオパルト2A7
    画像
    開発形態 新規 改修
    全長 9.42 m 10.8 m 10.8 m 9.83 m 10.93 m
    全幅 3.24 m 3.60 m 3.50 m 3.66 m 3.74 m
    全高 2.30 m 2.40 m 3.30 m 2.37 m 3.03 m
    重量 約44 t 約55 t 約55 t 約63.28 t 約67 t
    主砲 44口径120mm滑腔砲 55口径120mm滑腔砲 56口径125mm滑腔砲 44口径120mm滑腔砲 55口径120mm滑腔砲
    副武装 12.7mm重機関銃×1
    7.62mm機関銃×1
    12.7mm重機関銃×1
    7.62mm機銃×1
    12.7mm重機関銃×1
    7.62mm機関銃×1
    12.7mm重機関銃×1
    7.62mm機関銃×1
    RWS×1
    7.62mm機関銃×2
    装甲 複合+増加
    (外装式モジュール)
    複合+爆発反応
    (モジュール式)
    複合+爆発反応+ケージ
    (外装式モジュール)
    複合+増加
    エンジン 水冷4サイクル
    V型8気筒ディーゼル
    液冷4サイクルV型12気筒
    ターボチャージド・ディーゼル
    空冷ディーゼル ガスタービン 液冷4サイクルV型12気筒
    ターボチャージド・ディーゼル
    最大出力 1,200 ps/2,300 rpm 1,500 hp/2,700 rpm 1,500 hp/2,000 rpm 1,500 hp/3,000 rpm 1,500 ps/2,600 rpm
    最高速度 70 km/h 70 km/h 80–90 km/h 67.6 km/h 68 km/h
    乗員数 3名 4名
    装填方式 自動 手動
    C4I ReCS10NW B2CS YeSU TZ FBCB2 IFIS

    実戦投入[編集]


    M1A11991M1A1T-55T-62T-72[ 3]3,000mM1A1

    M1A1/A2CIP[ 4]

    241M1A13T-72[10]

    T-72125mmM1A1M1A1APFSDST-72T-72M1A1M1A1[10]

    1T-72M1A1400mM1A1M1A1[10]

    T-72M1A1T-72T-72Armored Cav[10]

    2M88M1A1

    2120mm3

    3調M1A1[11]

    2003IEDIEDM1[12]  TUSKTank Urban Survival Kit

    2009M1A1ERAIEDDUKETUSK

    20239[13]

    NOELREPORTS202424X47M1A1[14]

    使[15]ISIL

    []


    XM1
    XM1

    MBT-70M1XM815XM1


    M1
    105mmM1

    51105mm M68A1
    M1IP/IPM1 (Improved Performance)

    M1


    M1A1
    M1A1

    44120mmM256


    M1A1HA (Heavy Armor)
    M1A1HANATO

    APFSDS調


    M1A1HC (Heavy Common)

    M1A1

    M1A1D (Digital)

    M1A1Digital enhancement packageM1A1

    M1A1AIMV1Abrams Integrated Management

    AIMM1A1AIMAbrams Integrated Management

    M1A1AIMV2/SA Situational Awareness

    M1A1AIM V1[16]


    M1A1FEP (Firepower Enhancement Package)
    M1A1FEP

    M1A1SA / AIM V2


    M1A1KVT (Krasnovian Variant Tank)

    OPFOR

    OPFOR

    M1A1M ()

    [17]

    M1A2
    M1A2

    M1

    M1A1C4IIVIS


    M1A2SEPSystem Enhancement Package

    M1A2System Enhancement Package

    FBCB2Force XXI Battlefield Command Brigade and Below

    M1A2 SEPV2SEP Version.2SEP2
    M1A2 SEPV2

    M1A2 SEP

    M153 CROWS II RWS AN/ULQ-35 IEDM250

    435M1A1M1A2 SEPV2IVISC4IFBCB2

    M1A2 SEPV2RWSTUSK ISEPV2RWS


    M1A2C/SEPV3SEP Version.3SEP3
    M1A2 SEPV3

    SEPM1A2C

    201510121015D.C.2015

    M1A2 SEPV3ADLM829A3M829E4XM11471080p使FLIRCROWS (RWS)RWSRWS(CROWS-LP)

    ADLM829E4ADL
    M1A2TTaiwan

    2019FMSM1A2C

    M1A2D/SEPV4SEP Version.4SEP4

    2021SEPFLIR120mmXM1147(AMP) AN/VVR-4M1M1E3

    M1A2S Saudi Package

    M1A2

    M1 M1A221993315M1A2

    2006M1A2M1A2M1A2M1A2SAIM

    M1A2KKuwait

    M1A2M1A220217[18]

    M1A2MMorocco

    Foreign Military Sales ()162M1A22022[19]

    M1A2RRomania

    M1A254M1A2R [20][21]

    X (AbramsX Technology Demonstrator)
    X

    2022AUSA Annual Meeting and Expositionen:General Dynamics Land Systems, GDLSGDLSThe Next Generation

    50%

    AI


    M1E3

    202396 SEPv4M1E3 M1E3SEPv4M1E32040M1E32030M1E3SEPv3M1E315[22]

    []


    M1 Grizzly CMVGrizzly Combat Mobility Vehicle
    M1CMV

    M1366

    M1150 ABV(Assault Breacher Vehicle:突撃啓開車)
    M1150 ABV
    先に開発されていた前述のM1 グリズリーCMVの生産が中止されてしまったため、アメリカ海兵隊は新型の工兵車両の開発を余儀なくされた。そのため海兵隊独自で開発・生産したのが、M1 ABVである。このM1 ABVは、地雷原を啓開するための工兵車両で、M1の車体をベースとして生産された派生型である。


    M1 PantherII MDCVM1 Panther II Mine Detection & Clearing VehicleII
    M1II MDCV

    M1 M60 


    M104 Wolverine HABWolverine Heavy Assault Bridge
    M104 

    M12003201444

    M1074 JAB(Joint Assault Bridge:統合突撃橋)
    ジョイント・アサルト・ブリッジ
    M1エイブラムスの車体を流用して開発された折り畳み式の架橋戦車。2019年以降に量産開始予定で、将来的にはM60 AVLBとM104ウルヴァリンを更新予定[23]


    M1 ARVArmored Recovery Vehicle

    M1

    M1 LIBERTY SPAAGSSelf Propelled Anti-Aircraft Gun System

    1980FAADSForward Area Air-Defense SystemM120mmADATS 1990FAADS

    M1 AGDSAir-Ground Defense System

    1990M12III 35 mm ADATS 

    M1 TTBTank Test Bed)

    120mm120mm33

    M1 CATTBComponent Advanced Tank Test Bed)
    CATTBCG

    140mm19871988

    M1 Thumper
    前述のCATTBの後継としてロッキード・マーティンによって研究開発されていた実験型で、140mmのXM291先進戦車砲システムを搭載。冷戦の終結とともに計画は中止された。
    XM2001 Crusader(Self-Propelled Howitzer:クルセイダー自走榴弾砲)
    XM2001 クルセイダー自走榴弾砲
    M1エイブラムスの車体を流用して開発された自走榴弾砲。弾薬運搬車/補給車であるXM 2002と同時開発された。長砲身56口径155mm砲 XM297を密閉式砲塔に搭載し、高度に自動化された射撃・再装填システムを持つ。
    2000年プロトタイプが完成したが、重量やコストが問題となり2002年に開発が中止された。米軍では引き続きM109A6 パラディン自走榴弾砲を改良・運用している。

    []


    アメリカ合衆国の旗 

    M1A1/M1A2 - 2,509[24][25]
    M1A2SEPV2 - 1,605

    M1A2SEPV3 - 154

    M1A1SA - 750

    M1(IP)/M1A1/M1A2 - 3,700

    []


    M1A2M1A1

    M1A2SEPV32022M1A1
    M1A1AIM
    M1A1
    M1A1M

    オーストラリアの旗 

    M1A1AIM - 59[26]

    M1A2/SEPv3 - 75

     

    M1A1 - 1,360[27][28]

    クウェートの旗 

    M1A2K - 218[29]

    サウジアラビアの旗 

    M1A2S() - 373[30]

    M1A2S() - 69[31]

    モロッコの旗 

    M1A1SA - 222[32]

    M1A2M - 162[33]

    イラクの旗 

    M1A1M - 321[34]

    中華民国の旗 

    M1A2T - 108[35]

    ポーランドの旗 

    M1A1FEP - 116[36]

    M1A2SEPV3 - 250[37]

     

    M1A1SA(AIMv.2) - 31[38]30[39]

     

    M1A2R - 54[40][41]

    バーレーンの旗 

    M1A2/SEPv3 - 50[42]

    []

    脚注[編集]

    注釈[編集]

    1. ^ ゼネラルモーターズ社の試作車は、従来のディーゼルエンジンを搭載していた
    2. ^ 実戦には投入されなかったが、第二次世界大戦中にドイツV号戦車パンターが試験的にガスタービンエンジンを搭載した例がある
    3. ^ これらの敵戦車が輸出用に性能を落としたものだったのも要因とされる
    4. ^ : combat identification panelブラインド状のアルミ板のパネルにサーマルテープを貼り付け、車体の上面・側面などに装備した物で、赤外線暗視装置からは黒くぬけて見えるようにしたもの

    出典[編集]



    (一)^ abcdeABRAMS M1A2 MAIN BATTLE TANK General Dynamics

    (二)^ M1A2 Abrams Main battle tank

    (三)^ abcABRAMS M1A1 SIGNIFICANT BENEFITS-Improved Armor.  General Dynamics Landsystems. 2014131

    (四)^ abcd 1/2 1/2 

    (五)^ https://www.merriam-webster.com/dictionary/Abrams 

    (六)^ "M908 HE-OR-T" Archived 12 November 2014 at the Wayback Machine.. ATK.com

    (七)^ MES PM Panel

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    (九)^ MT 883 KA-500

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    関連項目[編集]

    外部リンク[編集]