さくらんぼ東根駅
さくらんぼ東根駅 | |
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東口(2024年3月) | |
さくらんぼひがしね Sakurambohigashine | |
山形県東根市さくらんぼ駅前一丁目1-1 北緯38度25分42.8秒 東経140度22分51.2秒 / 北緯38.428556度 東経140.380889度座標: 北緯38度25分42.8秒 東経140度22分51.2秒 / 北緯38.428556度 東経140.380889度 | |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | ラホ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,224人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1999年(平成11年)12月4日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■山形新幹線 |
キロ程 |
108.1 km(福島起点) 東京から380.9 km |
◄天童 (7.7 km) (5.4 km) 村山► | |
所属路線 | ■奥羽本線(山形線) |
キロ程 | 108.1 km(福島起点) |
◄神町 (1.8 km) (2.5 km) 東根► | |
備考 |
さくらんぼ東根駅︵さくらんぼひがしねえき︶は、山形県東根市さくらんぼ駅前一丁目にある、東日本旅客鉄道︵JR東日本︶の奥羽本線︵山形線︶の駅である。
山形新幹線の停車駅である。
駅舎2階に保存されている蟹沢駅時代の駅名標︵2004年3月︶
1901年︵明治34年︶に奥羽南線︵現・奥羽本線︶山形駅 - 楯岡駅︵現・村山駅︶間延伸時、東根町︵当時︶内に設けられた駅は大日本帝国陸軍神町基地の最寄りになる神町駅だけで、中心部には開設されなかった。その後、要望の高まりを受けて町の中心部に新しく駅を造ることとなったが、1910年︵明治43年︶に東根温泉が湧出し、1911年︵明治44年︶に開業した東根駅は市中心部よりも温泉に近い場所に造られた。現在の当駅の前身となる蟹沢駅︵かにさわえき︶が神町駅 - 東根駅間に新設されたのは、東根駅開設から約30年以上経過した1954年︵昭和29年︶のことである。
その後山形新幹線新庄延伸が決定した際、東根市では新市街地形成を図るため、大規模な土地区画整理事業が推進されることとなり、その核施設として、蟹沢駅を600メートル南に移設・整備することとなり、新幹線停車駅として開設された[1]。
歴史[編集]
年表[編集]
●1954年︵昭和29年︶12月1日‥国鉄奥羽本線神町駅 - 東根駅間に蟹沢駅︵かにさわえき︶として新設[2]。 ●1987年︵昭和62年︶4月1日‥国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道︵JR東日本︶の駅となる[2]。 ●1999年︵平成11年︶ ●1月29日‥移転後の駅名が発表[1]。 ●3月12日‥山形新幹線新庄延伸工事のため休止。 ●12月4日‥同日の山形新幹線新庄延伸に伴い移転、営業再開。同時にさくらんぼ東根駅に改称[1][3]。 ●2004年︵平成16年︶4月1日‥待合室とみどりの窓口を改築。同時にびゅう旅センター開設。 ●2007年︵平成19年︶3月‥指定席券売機新設。 ●2011年︵平成23年︶ ●3月11日 - 3月22日‥東日本大震災の影響で休業。 ●4月8日 - 4月10日‥東日本大震災の余震に伴い休業。 ●2015年︵平成27年︶4月1日‥業務委託化、当駅駅長・助役廃止。 ●2020年︵令和2年︶3月14日‥新幹線eチケットサービスを開始[4]。 ●2021年︵令和3年︶3月13日‥タッチでGo!新幹線のサービスを開始[5]。 ●2024年︵令和6年︶3月16日‥ICカード﹁Suica﹂が利用可能となる[6][7]。駅名の由来[編集]
東根市がサクランボの収穫量日本一であることにちなみ、自治体側の要望から﹁さくらんぼ﹂と自治体名の﹁東根﹂を合わせた駅名としている[1]。駅構造[編集]
JRさくらんぼ東根駅 さくらんぼタント館 | |
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情報 | |
用途 | 駅舎 |
設計者 | ジェイアール東日本建築設計事務所 |
施工 | 鉄建建設・升川建設JV |
建築主 | 東日本旅客鉄道及び東根市 |
構造形式 | 鉄骨造 |
建築面積 | 997 m² |
延床面積 | 1,828 m² |
階数 | 地上3階 |
着工 | 1998年(平成10年)10月 |
竣工 | 1999年(平成11年)12月 |
相対式ホーム2面2線を有する列車交換可能な地上駅。1番線ホーム中央には、冷暖房完備の待合室が設置されている。また、1番線・2番線の上下線両方に出発信号機が設置されており、団体臨時列車などが当駅で折返しを行うことがある。当駅に交換設備が新設されたため、神町駅や東根駅にあった交換設備は撤去された。
駅舎は3階建てで主に東口側に建っている。駅舎北側は、1階には待合所と売店兼食堂、3階には改札口等JRの施設と跨線橋︵改札内・改札外︶がある。2階部分は大きな吹抜けの階段となっている。南側は市の施設が入っており、1階には東根市観光物産協会︵駅レンタカー業務も取扱う︶、2階にはコワーキングスペース﹁C&Cひがしね﹂、3階には公益社団法人東根市シルバー人材センターがある。改札口の前に自動券売機が設置され、出札口は1人の職員が出札係と改札係を兼ねることが出来る構造である。
山形駅管理の業務委託駅︵JR東日本東北総合サービス受託︶。みどりの窓口・自動券売機・指定席券売機・新幹線eチケットサービス用簡易Suica改札機・簡易Suica改札機・待合室が設置されている。以前はびゅう旅センターも設置されていた。直営駅時代は管理駅で神町駅・東根駅を管理していた。
エレベーターが合計4基設置され、西口と跨線橋︵改札外︶・跨線橋︵改札内︶と1番線・跨線橋︵改札内︶と2番線・東口駅舎の各階をそれぞれ連絡している。
のりば[編集]
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | ■山形新幹線 ■山形線 |
上り | 天童・山形・米沢・福島・東京方面[8] |
2 | 下り | 村山・新庄方面[8] |
利用状況[編集]
JR東日本によると、2022年度︵令和4年度︶の1日平均乗車人員は1,224人である[利用客数 1]。なお、駅新設に当たっては、約1,300人の乗降を見込んでいた[9]。
2000年度︵平成12年度︶以降の推移は以下のとおりである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
2000年(平成12年) | 1,011 | [利用客数 2] |
2001年(平成13年) | 1,121 | [利用客数 3] |
2002年(平成14年) | 1,202 | [利用客数 4] |
2003年(平成15年) | 1,219 | [利用客数 5] |
2004年(平成16年) | 1,187 | [利用客数 6] |
2005年(平成17年) | 1,161 | [利用客数 7] |
2006年(平成18年) | 1,157 | [利用客数 8] |
2007年(平成19年) | 1,191 | [利用客数 9] |
2008年(平成20年) | 1,170 | [利用客数 10] |
2009年(平成21年) | 1,119 | [利用客数 11] |
2010年(平成22年) | 1,144 | [利用客数 12] |
2011年(平成23年) | 1,152 | [利用客数 13] |
2012年(平成24年) | 1,182 | [利用客数 14] |
2013年(平成25年) | 1,207 | [利用客数 15] |
2014年(平成26年) | 978 | [利用客数 16] |
2015年(平成27年) | 1,039 | [利用客数 17] |
2016年(平成28年) | 1,282 | [利用客数 18] |
2017年(平成29年) | 1,351 | [利用客数 19] |
2018年(平成30年) | 1,363 | [利用客数 20] |
2019年(令和元年) | 1,367 | [利用客数 21] |
2020年(令和 | 2年)1,049 | [利用客数 22] |
2021年(令和 | 3年)1,136 | [利用客数 23] |
2022年(令和 | 4年)1,224 | [利用客数 1] |
駅周辺[編集]
周辺は東根市中心部に当たり、駅東側には市役所等の市の機関や銀行、郊外型小売店等がある。
東口駅前には駅前広場があり、山交バスや市民バス、タクシー等が発着する。東口から東側の市役所方面へは広い歩道が続く。
●山形県立東桜学館中学校・高等学校
●東根市立東根中部小学校
●国道13号
●国道287号
●イオン東根ショッピングセンター
●フォーラム東根︵映画館︶
バス路線[編集]
東口ロータリーにさくらんぼ東根駅前バス停が設置されており、以下の路線バスおよび高速バスが運行されている。 ●山交バス‥仙台方面及び新庄方面︵特急48ライナー︶、東京方面︵TOKYOサンライズ号︶ ●東根市市民バス‥北部循環、休石、谷地方面 ●河北町路線バス この他、山形空港との間に予約制乗合タクシー﹁ワンコインライナー﹂運行がある[10]。隣の駅[編集]
脚注[編集]
記事本文[編集]
(一)^ abcd﹃奥羽線﹁新駅設置﹂及び﹁駅名改称﹂について﹄︵プレスリリース︶東日本旅客鉄道、1999年1月29日。 オリジナルの2015年4月30日時点におけるアーカイブ。2018年3月13日閲覧。
(二)^ ab石野哲 編﹃停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ﹄︵初版︶JTB、1998年10月1日、530頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
(三)^ ﹃山形新幹線﹁つばさ﹂の新庄開業等について﹄︵プレスリリース︶東日本旅客鉄道、1999年7月30日。 オリジナルの2020年11月13日時点におけるアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
(四)^ ﹃﹁新幹線eチケットサービス﹂が始まります!﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶東日本旅客鉄道、北海道旅客鉄道、西日本旅客鉄道、2020年2月4日。 オリジナルの2020年2月26日時点におけるアーカイブ。2020年5月25日閲覧。
(五)^ ﹃タッチでGo!新幹線 サービスエリア拡大について﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶東日本旅客鉄道、2020年11月12日。 オリジナルの2020年11月13日時点におけるアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
(六)^ ﹃山形県のSuica利用がますます便利になります!﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶東日本旅客鉄道東北本部、2023年12月15日。 オリジナルの2023年12月15日時点におけるアーカイブ。2023年12月15日閲覧。
(七)^ ﹃山形県におけるSuicaご利用駅の拡大について﹄︵PDF︶︵プレスリリース︶東日本旅客鉄道仙台支社、2022年7月22日。 オリジナルの2022年7月22日時点におけるアーカイブ。2022年7月22日閲覧。
(八)^ ab“JR東日本‥駅構内図・バリアフリー情報︵さくらんぼ東根駅︶”. 東日本旅客鉄道. 2024年4月17日閲覧。
(九)^ ﹁特集・山形新幹線新庄延伸﹂﹃鉄道建築ニュース﹄606号、鉄道建築協会、2000年5月、10-12頁。
(十)^ “ワンコインライナー︵JRさくらんぼ東根駅︶”. 山形空港. 2023年10月14日閲覧。
利用状況[編集]
(一)^ ab“各駅の乗車人員︵2022年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2023年7月13日閲覧。
(二)^ “各駅の乗車人員︵2000年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
(三)^ “各駅の乗車人員︵2001年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
(四)^ “各駅の乗車人員︵2002年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
(五)^ “各駅の乗車人員︵2003年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
(六)^ “各駅の乗車人員︵2004年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
(七)^ “各駅の乗車人員︵2005年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
(八)^ “各駅の乗車人員︵2006年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
(九)^ “各駅の乗車人員︵2007年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
(十)^ “各駅の乗車人員︵2008年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
(11)^ “各駅の乗車人員︵2009年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
(12)^ “各駅の乗車人員︵2010年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
(13)^ “各駅の乗車人員︵2011年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
(14)^ “各駅の乗車人員︵2012年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
(15)^ “各駅の乗車人員︵2013年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
(16)^ “各駅の乗車人員︵2014年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
(17)^ “各駅の乗車人員︵2015年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
(18)^ “各駅の乗車人員︵2016年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
(19)^ “各駅の乗車人員︵2017年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年2月18日閲覧。
(20)^ “各駅の乗車人員︵2018年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月16日閲覧。
(21)^ “各駅の乗車人員︵2019年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2020年7月12日閲覧。
(22)^ “各駅の乗車人員︵2020年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2021年7月27日閲覧。
(23)^ “各駅の乗車人員︵2021年度︶”. 東日本旅客鉄道. 2022年8月11日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 駅の情報(さくらんぼ東根駅):JR東日本