ミセスとぼくとセニョールと!
ミセスとぼくとセニョールと!〜夢飛行〜 ↓ 春の訪問者・ミセスとぼくとセニョールと! | |
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ジャンル | テレビドラマ |
脚本 | 山元清多、松原敏春 |
演出 | 久世光彦、高野正雄、信濃正兄、日留川雄二、雨笠明男 |
出演者 | 藤竜也、阿木燿子、郷ひろみ ほか |
オープニング | ウインズ『マイ・ビューティフル・センセーション』 |
製作 | |
制作 | 毎日放送 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1980年9月17日〜1981年2月11日 |
放送時間 | 水曜日22:00〜22:54 |
放送枠 | TBS水曜10時枠の連続ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 21 |
ミセスとぼくとセニョールと!は、毎日放送の制作により、TBS系列で1980年9月17日から1981年2月11日まで放映されていたテレビドラマ。放送時間は、毎週水曜日22:00 - 22:54。全21話。
なお、正式なタイトルは、第1回から第15回︵1980年12月24日放送︶までは﹁ミセスとぼくとセニョールと!〜夢飛行〜﹂︵ - ゆめひこう︶、第16回︵1981年1月7日放送︶から最終回までは﹁春の訪問者・ミセスとぼくとセニョールと!﹂︵はるのほうもんしゃ - ︶である。
概要[編集]
タイトルの﹁ミセス﹂は遠山待子、﹁ぼく﹂はマモル、﹁セニョール﹂は待子の夫で性治療病院の医師の遠山晋のこと。マモルは慶應義塾大学医学部を目指す三浪の予備校生で、心因性インポが元で恋人・早瀬街子にもふられ、やる瀬ない日々を送っている。マモルのインポの主治医である晋は、マモルを弟のように可愛がっている。しかしマモルは偶然出会った待子に恋し、待子も夫が居ながらマモルに惹かれているという関係。この奇妙な三角関係を中心に、晋が経営する下宿屋﹁ブギウギハウス﹂の個性的な下宿人らも絡みながら描かれたラブコメディ[1]。 スラップスティックなシーンがふんだんに取り入れられ、時折、下宿人で漫才師役のタモリのギャグ、物真似芸などを披露するシーンが物語の流れに関係ない所で挿入されることがあった[1][2]。また、マモルが毎回のラストで﹁マチコォー!﹂と叫ぶシーンがあった[3]。 全21回中、第7話︵1980年10月29日︶、第9話︵1980年11月12日︶、第13話︵1980年12月17日︶、第15話︵1980年12月24日︶、第18話︵1981年1月21日︶、第19話︵1981年1月28日︶の計6回は生放送で行われた。また、第10話︵1980年11月19日︶と第11話︵1980年11月26日︶は2回にわたってデンマークロケを行った。 しかし視聴率は平均8%︵ビデオリサーチ、関東地方︶と低迷して打ち切りとなった[4]。 なお本作のタイトルは、﹁ミセス=M、ぼく=B、セニョール=S﹂で頭文字を採る制作局の﹁MBS﹂になるように付けられた[1]。また、主題歌の﹃マイ・ビューティフル・センセーション﹄のタイトルの付け方もこれと同様だったという[5]。キャスト[編集]
●立花マモル‥郷ひろみ ●遠山晋‥藤竜也 性病診療所・遠山クリニック院長。外国で不妊症や精神医学の研究をしていた。待子とマモルの関係に嫉妬を持ちながらも、マモルを可愛がっている。 ●遠山待子‥阿木燿子 晋の妻で、デンマーク・コペンハーゲンで結婚。子供が居たが、事故で亡くなっている。マモルの視線には心乱れるほど弱い。 ●黒沢幻児‥池部良 待子の父。官能小説家で、その世界では大御所で﹁黒沢天皇﹂とも言われている。他人の話したことを文章にする口述筆記の手法を執っていて、待子もよく手伝っている。お京とは愛人関係。 ●鴨下仁一‥伊東四朗 ブギウギハウスの下宿人で、ラジオの受験講座にも出演している予備校講師。マモルとは﹁大学に入学させる﹂と約束しているが、それを果たせないままで、祖母のたつには頭が上がらない。 ●星アリス‥常田富士男 ブギウギハウスの下宿人で、弟のテレスとの漫才師﹁アリスとテレス﹂のボケ役で活動。しかしコンビは売れず、妻には愛想を尽かれて子供を残して出て行かれた。その後も密かに妻の帰りを待っている。 ●星テレス‥タモリ ブギウギハウスの下宿人で、兄のアリスとの漫才師﹁アリスとテレス﹂のツッコミ役で活動。しかしネタ中のツッコミ過ぎが元で客を白けさせることも多く、売れないのをアリスのせいにしている。 ●大野‥片桐夕子 - 下宿人 ●遠山かしこ‥丹阿弥谷津子 晋の母で﹁ブギウギハウス﹂の経営者。息子の晋が夫の後継ぎとなるはずが、かしこ曰く﹁妙なクリニック﹂を開業したことでガッカリしている。 ●早瀬街子‥島けい子 - マモルの元恋人 ●立花たつ‥浦辺粂子 マモルの祖母。マモルの受験の応援のため上京。酒と競輪が好きで、三味線でビートルズの曲を演奏するというパフォーマンスも見せている。 ●万里ちゃん‥綾瀬万里 遠山クリニックの准看護婦。夜は看護学校に通う。マモルを慕い、たつは大の仲良しで相談相手。 ●早瀬‥高田洋 ●貞治‥山越正樹 ●耐子‥奈月ひろ子 ●お京‥宮下順子 ●アキコ‥松本安岐子 ●文彦‥柄本明 ●文彦の母‥菅井きん ●るみ‥埴生るみ子 - 中華そば店店員 ●待子の妹‥伊藤京子 ●渡辺とく子 ︵出典‥[6]︶ ゲスト ●八郎‥岡八郎 - お京の兄︵第13話︶ ●ザ・ぼんち︵第13話︶ ●島田紳助︵第13話︶ ●松本竜介︵第13話︶ ●佐治‥伴淳三郎︵第16話︶ ●海田‥金田龍之介︵第16話︶ ●真知子‥奈美悦子︵第17話︶スタッフ[編集]
●プロデューサー‥久世光彦、雨笠明男 ●制作‥相沢英也︵MBS︶ ●脚本 ●山元清多︵第1〜4、6、8〜12、15、16、19、21各話︶ ●松原敏春︵第1〜3、5、7、11、13、14、17、18、20各話︶ ●演出 ●久世光彦︵第1〜4、6、7、11、13、16、21各話︶ ●高野正雄︵第5、10、14、17、19各話︶ ●信濃正兄︵第8、9、13、15、18各話︶ ●日留川雄二︵第12、20各話︶ ●雨笠明男︵第21話︶ ●音楽‥都倉俊一、NASA ●制作‥カノックス、MBS主題歌[編集]
●ウインズ[7]﹃マイ・ビューティフル・センセーション﹄ ●挿入歌‥郷ひろみ﹃若さのカタルシス﹄︵作詞‥阿木燿子、作曲‥都倉俊一、編曲‥萩田光雄︶脚注[編集]
(一)^ abc﹃1980年代全ドラマクロニクル﹄︵TV LIFE︵学研パブリッシング︶編集部編︶より。
(二)^ ﹃日本テレビドラマ史﹄︵鳥山拡著、映人社、1986年 ISBN 4871002136︶より。
(三)^ 週刊TVガイド 1980年9月19日号での本作の紹介記事より。
(四)^ 週刊TVガイド 1980年2月6日号 p.32﹁REPORT・吹き荒れる打ち切り旋風﹃ミセス - ﹄を襲う﹂
(五)^ テレビドラマデータベース﹁ミセスとぼくとセニョールと!﹂ より。
(六)^ 週刊テレビ番組︵東京ポスト︶1980年9月19日号 p.53〜﹁特選テレビ劇場 ミセスとぼくとセニョールと!﹂
(七)^ 本作の音楽を担当した都倉俊一が在籍していた音楽グループ。
TBS系 水曜22時台(MBSの制作枠) | ||
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