メリアス
メリアス︵古希: Μελιάς, Melias︶は、ギリシア神話に登場する、トネリコの木の精霊であるニュムペーである。複数形はメリアデス︵古希: Μελιάδες, Meliades︶。英語ではメリアイ (Meliai) あるいはメリアエ (Meliae) という。
クロノスがウーラノスの男性器を切り取った際、そこからこぼれた血より生まれた。槍は血まみれになるため、その柄をトネリコで作るのはこの神話に由来する。
メリアスたちはクレーテー島にあるレアーの洞窟で幼いころのゼウスの世話をしていた。また、ウーラノスの男根が漂着したことで子を多く産む力を授かったレアー自身もメリアスたちを産んでいる。
関連項目[編集]
参考文献[編集]
- 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』(岩波書店、1960年2月25日発行)ISBN 4-00-080013-2