JX石油開発
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種類 | 株式会社 |
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略称 | NOEX・JX開発 |
本社所在地 |
日本 〒100-8163 東京都千代田区大手町一丁目1番2号 ENEOSビル |
設立 | 1991年6月26日 |
業種 | 鉱業 |
法人番号 | 3010001133877 |
事業内容 |
石油・天然ガス・その他の鉱物資源の探鉱・開発 石油・天然ガス・その他の鉱物資源・それらの副産物の採取・加工・貯蔵・売買・輸送 |
代表者 | 代表取締役社長 中原俊也 |
資本金 | 779億円 |
従業員数 | 718名 |
主要株主 | ENEOSホールディングス |
主要子会社 | 日本海洋掘削 |
関係する人物 | 三宅俊作(元社長) |
外部リンク | https://www.nex.jx-group.co.jp/ |
特記事項:法人格上の設立日は、1991年6月26日。 |
JX石油開発株式会社︵ジェイエックスせきゆかいはつ、英: JX Nippon Oil & Gas Exploration︶は、ENEOSホールディングスの主要な事業会社のひとつで、ENEOSグループにおける 石油・天然ガスの開発セグメントを担う大手石油開発企業である。略称はNOEX。
概要[編集]
マレーシア、ベトナム、UAE、カタール、インドネシア、新潟県など、世界8か国で30件以上の石油や天然ガスの開発・生産事業を手がける。 近年はCCSやCCUSを中心とした環境対応型事業にも力を入れており、米国でのPetra Nova CCUSプロジェクトにおいてCCUSを既に商業化している世界的にも数少ない企業であるなど、脱炭素に向けた取り組みも加速している。 石油・天然ガスの生産量は日産8万6000バレルとなっており、資源開発企業としてはINPEXに次いで国内2位の生産量を誇る[1]。詳細[編集]
旧JXグループ︵現・ENEOSグループ︶の石油や天然ガス等の開発関連事業の改組に際し、新日本石油開発が、JX日鉱日石エネルギー︵現・ENEOS︶から、吸収分割により石油開発事業を譲受した上で、ジャパンエナジー石油開発を吸収合併し、JX日鉱日石開発︵ジェイエックスにっこうにっせきかいはつ︶に商号を変更して発足した。 その後に、JX日鉱日石開発からJX石油開発へと、再度商号が変更されている。 基となった企業 事業譲渡したJX日鉱日石エネルギーは新日本石油・新日本石油精製・ジャパンエナジーの3社統合により発足した。 吸収合併されたジャパンエナジー石油開発︵旧・日鉱石油開発︶はジャパンエナジーの傘下であった。また、旧アラビア石油の資本、人員も多くがJX石油開発に吸収されている。中条油業所[編集]
新潟県胎内市の旧中条町地区に天然ガスと原油の生産拠点を所有している[2]。 本拠点には形態の異なる3つの鉱床︵水溶性天然ガス鉱床・構造性天然ガス鉱床・原油鉱床︶が存在し、これは国内でも珍しい。さらに、石油・天然ガス付随水には、高濃度のヨウ素が含まれており、副産物としてこれを生産、販売するためのヨウ素回収プラントも備える。 水溶性天然ガスの坑井から動力揚湯で汲み上げた鹹水は、本来は温泉用途に探鉱したものではないが、塩の湯温泉や総合会館西方の湯に供給されている[3]。沿革[編集]
●1998年8月 - ベトナムにおいて、ランドン油田の生産を開始。︵三菱石油︶ ●1999年4月 - 日本石油と三菱石油が合併し、日石三菱に商号を変更。 ●2002年6月 - 新日本石油開発に商号を変更。 ●2003年11月 - マレーシアにおいて、ヘランガス田の生産を開始。 ●2010年7月 - 新日本石油開発とジャパンエナジー石油開発が統合し、JX日鉱日石開発が発足。 ●2012年2月 - ベトナムランドン油田において、海上油田で世界初となるCCUSによる原油の増産に成功。 ●2016年1月 - JX石油開発に商号を変更。 ●2017年1月 - 米国において、世界最大規模のCCUS事業であるPetra Nova CCUSプロジェクトを開始。 ●2017年6月 - マレーシアにおいて、ラヤン油ガス田の生産を開始。 ●2023年4月27日 - 日本海洋掘削を子会社化[4][5][6]。脚注[編集]
- ^ “実績 | プロジェクト”. JX石油開発. 2024年4月22日閲覧。
- ^ 中条油業所(新潟県)
- ^ 温泉の供給
- ^ 当社子会社による日本海洋掘削株式会社の株式譲受け(孫会社の異動)に関するお知らせENEOSホールディングス 2023年3月15日
- ^ 当社の株主変更4月27日以降の役員体制について日本海洋掘削 2023年4月27日
- ^ 日本海洋掘削株式会社の株式取得完了についてJX石油開発 2023年4月27日