アタランテー
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アタランテー ︵古希: Ἀταλάντη, Atalantē, ラテン語: Atalanta︶ は、ギリシア神話に登場する女性の英雄である。長音を省略してアタランテとも表記される。俊足の女狩人として有名で[1][2][3][4]、アルゴナウタイの1人[5][6]、カリュドーンの猪狩りに参加した英雄の1人[2][4][7][8][9][10][11]。
アタランテーはまたその美貌でも知られる[1][8]。オウィディウスの﹃変身物語﹄では﹁リュカイオスに咲いた花、テゲアーの乙女アタランテー﹂と歌われている[8]。
ペーレウスと戦うアタランテー。カルキディケ黒絵式ヒュドリア。ミュ ンヘンの州立古代美術博物館所蔵。
あるとき、近隣に住んでいた2人のケンタウロス、ヒュライオスとロイコスはすっかり泥酔し、山中をうろつきながら、アタランテーに求婚するために彼女の住む洞窟へと向かった。彼らは松の枝で作った冠を被り、手にした武器を絶えず打ち鳴らし、森の木々に火をつけながら歩いていた。好色な彼らはアタランテーに求婚するだけではなく、乱暴を働いてやろうという腹積もりであった。しかしアタランテーは洞窟に向かって来る者たちがケンタウロスであると分かると、動じることなく2人のうちの一方を射殺した。するともう一方は求婚者としてではなく仇としてアタランテーに迫ったが、第2の矢でこれを射殺した[1][2]。
ピーテル・パウル・ルーベンスの1635年頃の絵画﹃メレアグロスと アタランテ﹄。アルテ・ピナコテーク所蔵。
アタランテーはカリュドーンの猪狩りにも参加した[7][8][9][10][11]。神話によると、アイトーリア地方のカリュドーン王オイネウスはその年の収穫を神々に捧げた際にアルテミスだけを失念した。そのためアルテミスの怒りを買い、アルテミスは災厄として巨大な猪を送り込み、カリュドーンを荒らした。この大猪を退治するためにアイトーリア地方をはじめギリシア全土から英雄たちが集まった[7][8][10][38][39]。
彼らのうちケーペウスやアンカイオスほか23人の男たちは、参加者の中にアタランテーがいるのを見て、女とともに狩に出ることに難色を示した。これに対して、カリュドーンの王子メレアグロスは妻がいるにもかかわらずアタランテーに好意を抱いていたため、彼女とともに狩に出ることを彼らに強要した。大猪の狩りでは、ヒュレウス、アンカイオス、エウリュティオーンらが命を落とす中、アタランテーは大猪の背中に矢を撃ちこむ活躍をし、ついでアムピアラーオスが目を射抜き、最後にメレアグロスが脇腹を刺して殺した[7]。パウサニアースによると、アンカイオスが傷を負いながらも大猪を相手に耐え、アタランテーが矢を放って仕留めた[40]。
大猪を退治するとメレアグロスはアタランテーが猪狩りの第一の功績者であるとして、その毛皮を与えようとした。すると彼の母アルタイアーの兄弟たちは、男が大勢いる中で女が最大の賞を取るのは恥であり、大猪を倒したメレアグロスにそれを受け取るつもりがないのであれば、血縁である自分たちが受け取るべきであるとしてアタランテーから毛皮を奪い取った。叔父たちがこのように異を唱えたため、メレアグロスは怒り、彼らを殺してアタランテーに与えた[41][10][19][注釈 2][注釈 3]。しかしアルタイアーは兄弟が息子の手で殺されたことを知ると、保管しておいた薪に火をつけてすっかり燃やしてしまった[42][8][10][注釈 4]。
なお、アタランテーはメレアグロスと関係を持っていた。彼女は後にパルテノパイオスを産み[12][13][26]、パルテニオン山に捨てた。このときテゲアー王アレオスの娘アウゲーもヘーラクレースの子を捨てており、牧人たちは2人の赤子を拾って養育し、前者をアタランテーが処女を装ってパルテニオン山に赤子を捨てたことからパルテノパイオスと名づけ、後者の子を牝鹿が養っていたことにちなんでテーレポスと名づけた[13]。ただし父親についてはメラニオーンとも[2][43]、アレースとも言われ、一致しない[2]。
ヒッポメネースが投げる黄金の林檎を拾うアタランテー。グイド・レー ニの1618年の絵画﹃アタランテとヒッポメネス﹄。プラド美術館所蔵。
その後、アタランテーの評判は高まり、多くの求婚者が現れることになったが、彼女は結婚を望んでいなかった。
アポロドーロスによると、アタランテーは両親と再会を果たしたが、彼女の父はアタランテーを結婚させようとした[2]。ヒュギーヌスによると、アタランテーは父に結婚を望んでいないことを告げたが、求婚者が後を絶たなかったので、父親の提案により競走で結婚相手を決めることにした[4]。さらにオウィディウスの﹃変身物語﹄によると、アタランテーが結婚についてアポローンの神託に伺いを立てたところ、﹁お前に結婚は不要だが、それを避けることは出来ない。そして結婚したならば、お前は本来の自分を失って生き続けなければならない﹂と告げられ、大いに驚いたという[3]。
そこでアタランテーは自分と命を賭けた勝負をさせることで求婚者たちを追い払おうとした。すなわち、求婚者と競走の勝負をして、勝ったならば結婚をするが、負けたら殺すことを条件としたのである[2][4][3]。競走では、アタランテーは武装し、求婚者を先にスタートさせてたがいの速さを競ったが、それでも彼女を負かす者はなかなか現れず、多くの若者が命を落とした[2][4]。またアタランテーは求婚者を殺すたびに、その首を競技場に置いた[4]。
しかし、ついにアタランテーを負かす者が現れた。アポロドーロスによるとその人物はアムピダマースの子で、アタランテーの従兄弟にあたるメラニオーンである[2]。一方、オウィディウスやヒュギーヌスは、メガレウスの子ヒッポメネースとしている[4][44]。メラニオーンあるいはヒッポメネースは、アプロディーテーに祈りを捧げて守護を求めた。するとアプロディーテーはこれに応じ、3個の黄金の林檎を贈った。そこで彼は競走のとき、アタランテーが俊足を飛ばして追い抜こうとするたびに林檎を後ろに投げた。そしてアタランテーがこれに気をとられ、林檎を拾っている間に先にゴールした[2][4][3]。
ライオンに変身したアタランテーとヒッポメネース。17世紀の﹃変身物 語﹄の挿絵。
アタランテーの結婚後についてはほとんど語られていないが、アタランテーとメラニオーンないしヒッポメネースの変身譚が伝わっている。アポロドーロスによると、アタランテーとメラニオーンは狩りの途中にゼウスの神域に入り、そこで交わったためにライオンに変えられたという[2]。
オウィディウスによると、ヒッポメネースはアタランテーとの勝負でアプロディーテーの助けを借りたにもかかわらず、その後まったく感謝の意を示そうとしなかった。そのためアプロディーテーは怒り、2人がキュベレーの神殿の近くを通った際に欲情を起こさせた。すると2人は神殿近くの神聖な洞窟で性行為を行なったため、怒ったキュベレーによりライオンに姿を変えられた[3]。
ヒュギーヌスにおいても、ヒッポメネースがアプロディーテーに感謝しなかったことが問題となっている。そのため、彼らがパルナッソス山でゼウスに犠牲を捧げている際に、アプロディーテーによって強い欲情を起こされ、神域内で交わったところ、ゼウスの怒りに触れてライオンに変えられた[4]。
ピロデーモスによるとヘーシオドスの物語はこれらとは異なっており、見ることが禁じられていたものを見てしまったために、ゼウスによってライオンに変えられたという[21]。
系譜伝承[編集]
アタランテーの系譜伝承に関しては諸説ある。アポロドーロスはアタランテーをアルカディアー地方の王イーアソスと、オルコメノス王ミニュアースの娘クリュメネーとしている[2]。しかしヒュギーヌスはイーアシオス[12][13]、アイリアーノスはイーアシオーンの娘としており[1]、父親の名前はよく似た名前と混同されている[14]。 アポロドーロスはさらに異なる2つの説を挙げている。そのうちの1つはスコイネウスの娘とするもので、同様の説を採る古代の詩人や著述家は多い[5][7][9][15][6][11][16][17][18][19]。スコイネウスはボイオーティア地方のオルコメノス王アタマースの子レウコーンの子で、アルカディアー地方に移住したらしい[15]。アポロドーロスやピロデーモスはこの説をヘーシオドスに由来するとしているほか[20][21]、いくつかのパピュルスの断片によって、伝ヘーシオドスの﹃名婦列伝﹄において同様の伝承が歌われていたことが明らかとなっている[22][23][24]。 もう1つは悲劇詩人エウリーピデースに由来するとして、マイナロスの娘とする説を挙げている[25]。 またアタランテーをテーバイ攻めの七将の1人パルテノパイオスの母とする伝承も散見している[12][13][26][16][17][27][28][29][30][31][32]。神話[編集]
幼少期[編集]
アイリアーノスによると、父イーアシオーン︵アポロドーロスではイーアソス︶は男子を欲していたため、アタランテーは生れるとアルカディアー地方のパルテニオン山の泉のそばに捨てられた。そこに牝熊が現れて乳を与えた。この牝熊は狩人に子供を奪われて、乳を吸う者がいなかったため、赤子を気に入って親代わりになったのであった。しかし狩人たちは牝熊が餌を探しに出かけている間に赤子を連れ去った。赤子はアタランテーと名づけられ、狩人たちによって育てられた。成長するにつれてアタランテーは女神アルテミスにならい、結婚せずに処女を守って生きることを望み、男を避け、孤独な生活に憧れて、アルカディアー地方の中で最も高い山の洞窟で暮らした。アタランテーはこの場所で、葡萄を育てながら狩りに明け暮れた[1][2]。 アタランテーは幼い頃から驚異的な足の速さを誇り、獣であろうと人間であろうと、アタランテーから逃れることはできなかった。また誰もアタランテーを捕まえることができなかった[1]。 体格はすでに並みの女性よりも大きく、また当時のペロポネーソス半島に住むどの女性よりも美しかった。そのため彼女の噂を聞き及んで恋する者もいたほどであった[1]。彼女の顔は中性的で、少年のようであり少女のようでもあったという[8]。しかし山野で自らを錬磨し、狩に明け暮れ、誰にも頼ることなく生活していたため、目つきは男のように厳しく、激しい気性の持ち主であり、少女らしさはかけらも持ち合わせていなかった[1]。 服装もアルテミスと同じく簡素なものを好んだ[1]。アタランテーが身に着けた装飾品は衣服の胸元を押さえる留金くらいなもので、金髪を飾ることもせず、ひとつにまとめるのみであった[8]、また化粧をすることもなかった[1][注釈 1]。ヒュライオスとロイコス[編集]
アルゴー船の冒険[編集]
いくつかの文献はアタランテーがイアーソーン率いるアルゴー船の冒険に参加したと伝えている[5][6]。シケリアのディオドーロスの物語によると、アルゴナウタイがメーデイアの手引きで金毛羊の毛皮を入手したのち、アイエーテース率いるコルキス人と戦闘になり、アタランテーも戦って負傷したことが語られている[34]。これに対してロドスのアポローニオスの叙事詩﹃アルゴナウティカ﹄ではアタランテーは不参加となっている。アタランテー本人は熱烈にアルゴナウタイに加わることを望み、イアーソーンがマイナロスを訪れた際には自らの槍を贈ったほどだった。しかしイアーソーンは英雄たちが美しい彼女をめぐって争うことを恐れたため、アタランテーの申し出を断った。その代わりにイアーソーンはアタランテーから贈られた槍を携えて冒険に出発したという[35]。またヒュギーヌスもアタランテーをアルゴナウタイに加えていない[36]。 イアーソーンの帰還後に催されたペリアースの葬礼競技では、アキレウスの父親ペーレウスとレスリングの競技で戦い[2][37]、勝利したともいう[2]。カリュドーンの猪狩り[編集]
結婚[編集]
変身譚[編集]
備考[編集]
小惑星帯の比較的大きな小惑星アタランテや、イタリアのプロサッカークラブ、アタランタBCの名前は、ギリシア神話のアタランテーに由来している[45]。系図[編集]
ペラスゴス |
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リュカーオーン |
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カリストー |
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| ニュクティーモス |
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エラトス |
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アイピュトス |
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| ペレウス |
| イスキュス |
| コローニス |
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| ステネボイア |
| プロイトス |
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アガメーデース |
| ゴルテュス |
| ネアイラ |
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ケルキュオーン |
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| アウゲー |
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ヒッポトオス |
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| アエロポス |
| アンカイオス |
| エポコス |
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| アムピダマース |
| イーアソス |
| クリュメネー |
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アイピュトス |
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| エケモス |
| アガペーノール |
| エウリュステウス |
| アンティマケー |
| メラニオーン |
| アタランテー |
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キュプセロス |
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クレスポンテース |
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ギャラリー[編集]
- アタランテとメレアグロス
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ピーテル・パウル・ルーベンス『メレアグロスとアタランテ』1616年頃 メトロポリタン美術館所蔵
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ヤーコブ・ヨルダーンス『メレアグロスとアタランテ』アントワープ王立美術館所蔵
-
ヤーコブ・ヨルダーンス『メレアグロスとアタランテ』プラド美術館所蔵
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ヤン・ファン・デン・ヘッケ『メレアグロスとアタランテ』オルレアン美術館所蔵
- アタランテとピッポメネース
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ニコラ・コロンベル『アタランテとヒッポメネス』1680年
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ウィレム・ファン・エルプ『アタランテとヒッポメネス』1632年
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ヨハン・ハインリッヒ・シェーンフェルト『アタランテとヒッポメネス』1650年頃
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ノエル・アレ『アタランテとヒッポメネス』1765年頃
- 彫刻
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『バルベリーニのアタランテ』紀元前1世紀頃 ヴァチカン美術館所蔵
-
ピエール・ルポートル『アタランテ』1804年 ルーヴル美術館所蔵
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ジェームス・プラディエ『アタランテの化粧』1850年 ルーヴル美術館所蔵
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フランシス・ダーウェント・ウッド『アタランテ』1907年頃 マンチェスター市立美術館所蔵
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ポール・ハワード・マンシップ『アタランテ』1921年 ナショナル・ギャラリー所蔵
脚注[編集]
注釈[編集]
(一)^ アポロドーロスはアタランテーの生涯について簡潔にまとめているが、幼少期についてはアイリアーノスのほかに詳細な物語はない[33]。
(二)^ アポロドーロスの別の説では、アルタイアーの兄弟たちはイーピクレースが最初に大猪に攻撃を加えたと主張して毛皮を争った[42]。
(三)^ コロポーンのニーカンドロスに基づくアントーニーヌス・リーベラーリスの物語では、メレアグロスは毛皮と頭をアタランテーに与えることなく、自分自身に与えている[38]。
(四)^ メレアグロスが誕生したとき、アルタイアーは運命の女神モイラたちに炉の中の薪が燃え終ったときに死ぬと予言されたため、炉から薪を取り出して大切に保管しておいた[7][10][38]。
出典[編集]
(一)^ abcdefghijアイリアーノス、13巻1。
(二)^ abcdefghijklmnoアポロドーロス、3巻9・2。
(三)^ abcdeオウィディウス﹃変身物語﹄10巻。
(四)^ abcdefghiヒュギーヌス、185話。
(五)^ abcアポロドーロス、1巻9・16。
(六)^ abcシケリアのディオドーロス、4巻41・2。
(七)^ abcdefアポロドーロス、1巻8・2。
(八)^ abcdefghオウィディウス﹃変身物語﹄8巻。
(九)^ abcヒュギーヌス、173話。
(十)^ abcdefヒュギーヌス、174話。
(11)^ abcシケリアのディオドーロス、4巻34・4。
(12)^ abcヒュギーヌス、70話。
(13)^ abcdヒュギーヌス、99話。
(14)^ 高津春繁﹃ギリシア・ローマ神話辞典﹄p.45。
(15)^ abパウサニアース、8巻35・10。
(16)^ abシケリアのディオドーロス、4巻65・4。
(17)^ abシケリアのディオドーロス、4巻65・7。
(18)^ オウィディウス﹃変身物語﹄10巻609行。
(19)^ abヒュギーヌス、244話。
(20)^ ヘーシオドス断片49︵アポロドーロス、3巻9・2による言及︶。
(21)^ abヘーシオドス断片51︵ピロデーモス﹃敬虔について﹄B6559-6566 Obbink による言及︶。
(22)^ ヘーシオドス断片47︵London papyrus 486c︶。
(23)^ ヘーシオドス断片47︵オクシュリンコス・パピュルス、2488B︶。
(24)^ ヘーシオドス断片48︵Pubblicazioni della Società Italiana. 130 col. I, II︶。
(25)^ エウリーピデース断片︵アポロドーロス、3巻9・2による言及︶。
(26)^ abヒュギーヌス、270話。
(27)^ アイスキュロス﹃テーバイ攻めの七将﹄526行以下。
(28)^ ソポクレース﹃コローノスのオイディプース﹄1320行。
(29)^ エウリーピデース﹃救いを求める女たち﹄887行-888行。
(30)^ エウリーピデース﹃フェニキアの女たち﹄150行。
(31)^ エウリーピデース﹃フェニキアの女たち﹄1105行。
(32)^ エウリーピデース﹃フェニキアの女たち﹄1153行。
(33)^ 松平千秋・中務哲郎訳注、p.366。
(34)^ シケリアのディオドーロス、4巻48・5。
(35)^ ロドスのアポローニオス、1巻769行-773行。
(36)^ ヒュギーヌス、14話。
(37)^ アポロドーロス、3巻13・3。
(38)^ abcアントーニーヌス・リーベラーリス、2話。
(39)^ ヒュギーヌス、172話。
(40)^ パウサニアース、8巻45・2。
(41)^ アポロドーロス、1巻8・2-8・3。
(42)^ abアポロドーロス、1巻8・3。
(43)^ アポロドーロス、3巻6・3。
(44)^ オウィディウス﹃変身物語﹄10巻605行。
(45)^ “L’epidemia del “fùbal” a Bergamo: come nasce l’Atalanta”. gazzetta fan news. 2022年7月9日閲覧。
参考文献[編集]
- アイリアノス『ギリシャ奇談集』松平千秋、中務哲郎訳、岩波文庫(1989年)
- アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年)
- アントーニーヌス・リーベラーリス『ギリシア変身物語集』安村典子訳、講談社文芸文庫(2006年)
- オウィディウス『変身物語(上・下)』中村善也訳、岩波文庫(1981年・1984年)
- 『オデュッセイア/アルゴナウティカ』松平千秋・岡道男訳、講談社(1982年)
- 『ギリシア悲劇I アイスキュロス』「テーバイ攻めの七将」高津春繁訳、ちくま文庫(1985年)
- 『ギリシア悲劇II ソポクレス』「コローノスのオイディプース」高津春繁訳、ちくま文庫(1986年)
- 『ギリシア悲劇III エウリピデス(上)』「救いを求める女たち」中山恒夫訳、ちくま文庫(1986年)
- 『ギリシア悲劇IV エウリピデス(下)』「フェニキアの女たち」岡道男訳、ちくま文庫(1986年)
- 『ギリシア悲劇全集6 エウリーピデースII』「ヒケティデス」橋本隆夫訳、岩波書店(1991年)
- 『ギリシア悲劇全集8 エウリーピデースIV』「ポイニッサイ」安西眞訳、岩波書店(1991年)
- ディオドロス『神代地誌』飯尾都人訳、龍溪書舎(1999年)
- パウサニアス『ギリシア記』飯尾都人訳、龍溪書舎(1991年)
- ヒュギーヌス『ギリシャ神話集』松田治・青山照男訳、講談社学術文庫(2005年)
- 『ヘシオドス 全作品』中務哲郎訳、京都大学学術出版会(2013年)
- 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店(1960年)