コンテンツにスキップ

ミクロネシア連邦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミクロネシア連邦
Federated States of Micronesia
ミクロネシア連邦の国旗
国旗 (国章)
国の標語:Peace Unity Liberty
(英語: 平和、連帯、自由)
国歌Patriots of Micronesia(英語)
ミクロネシアの愛国者
ミクロネシア連邦の位置
公用語 英語
首都 パリキール
最大の都市 ウェノ
政府
大統領 ウェスリー・シミナ
副大統領英語版 アレン・パリク英語版
面積
総計 702km2175位
水面積率 極僅か
人口
総計(2020年 11万5000[1]人(180位
人口密度 164.3[1]人/km2
GDP(自国通貨表示)
合計(xxxx年 xxx,xxxアメリカ合衆国ドル
GDP(MER
合計(2019年3億8,300万[2]ドル(177位
1人あたり xxxドル
GDP(PPP
合計(2019年3億6,300万ドル(172位
1人あたり 3,534ドル
独立
 - 日付
アメリカ合衆国の信託統治領から
1986年11月3日
通貨 アメリカ合衆国ドルUSD
時間帯 UTC(+10〜11) (DST:なし)
ISO 3166-1 FM / FSM
ccTLD .fm
国際電話番号 691

: Federated States of Micronesia西[3]

西

[]


Federated States of MicronesiaFSM Micronesia 

[ˌmaɪkroʊˈniːʒə] 

歴史[編集]

先史時代[編集]


40002000

12161419

[]


15251529159518241886

1869貿18851899西

[]

1930

1914貿

192040,00085,000
1931

貿

19442

[]


19476

196519701978764
20071130

4FSM

[]


1979510

19861131990121991

#

政治[編集]

大統領制をとっている連邦国家で、政党はない。大統領の任期は4年で、各州出身議員の間から輪番制で互選されるという紳士協定があるが、必ずしも厳格には適用されていない[4]

連邦議会は一院制で、4年任期議員4名(各州1名)、2年任期議員10名(チューク州5名、ポンペイ州3名、ヤップ州1名、コスラエ州1名)。

アメリカ合衆国との間で締結されている自由連合盟約により、安全保障及び一部外交上の権限は同国が保持している。

軍事[編集]

海軍によって国防を始めとした防衛体制がなされている。

外交・国際関係[編集]

2022年ロシアのウクライナ侵攻では、ロシアに抗議するため、同国との外交関係を断絶している[5]

アメリカ合衆国との関係[編集]

日本との関係[編集]

地理[編集]

ミクロネシア連邦の地図

607西3200km1,200km

[]


Af26283,000mm

地方行政区分[編集]

ミクロネシア連邦は、4つの州からなる。

国旗の4つの白い星は、主要4島(コシャエ、トラック、ポナペ、ヤップ)を表す。

経済[編集]

漁業農業ココナッツキャッサバ)が主産業で、魚介類を主に日本へ輸出し、生活必需品を主にアメリカ合衆国から輸入しているが、貿易額は赤字を記録している。

IMFに加盟しており、歳入の約5割がアメリカからの援助額で、2003年から20年間で13億ドルを援助する予定で漁業・農業・観光による自立経済を目指している。

交通[編集]

空港[編集]

国民[編集]

日系4世のマニー・モリ

民族[編集]

住民はミクロネシア系が多い。また、ポリネシア系の住民もいる。日系ミクロネシア連邦人もおり、人口の2割を占めているとも言われ、初代大統領のトシオ・ナカヤマは日系2世、第7代大統領であるマニー・モリは日系4世である。

また、1990年代以降は華人フィリピン人の移民も増加している。

言語[編集]

言語は英語公用語であり、また共通語として使われている。その他チューク語ヤップ語コスラエ語ポンペイ語ウリシ語ウォレアイ語カピンガマランギ語ヌクオロ語などが使われている。

現在では減少しているが、高齢者の中には日本語を話せる人もいる。また、日本語由来の単語も多く、日本人の姓を使っている人もいる。

宗教[編集]

宗派宗教としてはキリスト教が有力であり、ローマ・カトリックプロテスタントが半分程度である。ただし土着の精霊信仰も色濃く残っており、近年はキリスト教によって抑圧されていた儀式の復活も行われている。

教育[編集]

保健[編集]

治安[編集]




4使[ 1][6]

人権[編集]

マスコミ[編集]

情報・通信[編集]




FSM Telecommunications Corporation

文化[編集]

同連邦の文化は国体が成立する以前から一元化されている訳ではなく、現在まで画一されていない。したがって同連邦の州4ヶ所にはそれぞれ独自の文化と伝統が存在している。

同連邦の文化的特徴として一般的に挙げられるものは、氏族ならび一族の系統の濃厚さであり、世帯が両親や祖父母、子、いとこ、そしてさらに遠い親戚を含んだ拡大家族を形成するといった繋がりを築き上げている。またこれは、国内の複数の島に広がることもあって複雑なものとなっている。

食文化[編集]

文学[編集]

エメリター・キーレンは、ミクロネシア連邦における著名な作家である。キーレンは元々グアムの出身だが、同連邦へ帰化した存在の一人である。

音楽[編集]

同連邦の伝統音楽は4つの州で大きく異なっている。最近ではユーロポップカントリー・ミュージックレゲエの影響を受けたポピュラー音楽へ進化している面が見受けられる。

建築[編集]

世界遺産[編集]

祝祭日[編集]

日付 日本語表記 現地語表記 備考
1月1日 元日
5月10日 ミクロネシア連邦記念日 憲法記念日
10月24日 国連の日
11月3日 独立記念日
12月25日 クリスマス

祝日が日曜日に当たる場合は翌日の月曜日へ振り替えられる仕組みとなっており、同様に祝日が土曜日に当たる場合は前日の金曜日へ差し替えられる形で祝われるようになっている。

また、各州には独自の祝日が制定されていて公式に定められているものでない為に、旅行などの用事で同連邦を訪れる人々からは混乱を招く要因の一つとされている面がある。

スポーツ[編集]

オリンピックにおけるミクロネシア連邦フランス語版2000年シドニー五輪で初参加を果たし、以後夏季オリンピックには継続して出場している。しかし、冬季オリンピックには未出場である。

サッカー[編集]

ミクロネシア連邦サッカー協会英語版によって構成されるサッカーミクロネシア連邦代表は、これまでFIFAワールドカップOFCネイションズカップには未出場となっている。

著名な出身者[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 鋭利な刃を矢の先端に付け、それを射るといった手口。

出典[編集]



(一)^ abUNdata.  . 20211111

(二)^ Report for Selected Countries and Subjects. www.imf.org. 202161

(三)^ . kanji.jitenon.jp. 2022522

(四)^ 20162016228

(五)^   (2022225). 2022225

(六)^  .  . 2021125

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

政府
日本政府
観光
その他