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バヌアツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バヌアツ共和国[1]
Ripablik blong Vanuatu ビスラマ語
Republic of Vanuatu 英語
République du Vanuatu フランス語
バヌアツの国旗
国旗 国章
国の標語:Long God Yumi Stanap
(ビスラマ語:神と共に立つ)
国歌Yumi, Yumi, Yumi(ビスラマ語)
我等、我等、我等
バヌアツの位置
公用語 ビスラマ語英語フランス語
首都 ポートビラ
最大の都市 ポートビラ
政府
大統領 ニケニケ・ヴロバラヴ
首相 シャーロット・サルウェイ英語版
面積
総計 12,200km2157位
水面積率 極僅か
人口
総計(2020年 307,000[2]人(174位
人口密度 25.2[2]人/km2
GDP(自国通貨表示)
合計(2018年 1007億7100万[3]バツ
GDP(MER
合計(2018年9億2800万[3]ドル(178位
1人あたり 3256.321ドル
GDP(PPP
合計(2018年8億400万[3]ドル(181位
1人あたり 2820.863[3]ドル
独立
 - 日付
共同統治より
1980年7月30日
通貨 バツVUV
時間帯 UTC+11 (DST:なし)
ISO 3166-1 VU / VUT
ccTLD .vu
国際電話番号 678

[1]

西西

[]




Ripablik blong Vanuatu 

Republic of Vanuatu [1]

République du Vanuatu 

[1]

[4]

歴史[編集]


400014521453
1905

1606427調1817741906



1960197419751980821

19807301991199120067NGO

2010[5]

政治[編集]

国会議事堂

行政[編集]


532

20043248124


議会[編集]


524


政党[編集]

バヌアツには13の政党が存在している。2016年1月22日に行われた前回総選挙では、バヌア・アク党穏健政党連合国土正義党の3党が各6、国民統一党イアウコ・グループが各4、ナグリアメルナマンギ・アウテが各3議席を獲得するなどした[6]

司法[編集]

司法権は最高裁判所に属している。

国際関係[編集]

太平洋諸島フォーラム太平洋共同体に参加し、南太平洋の他の島嶼国家や太平洋沿岸諸国(日本や米国、オーストラリア、ニュージーランド、中国など)および太平洋の離島を領有する英仏と連携している。

軍事・防衛[編集]


VPFPMWVMF550

202241213[7]


地理[編集]

バヌアツの地図
タンナ島のヤスール火山火口

800km西8370

3947km2 (1878m) 33,90028,5002002

7

最も南に位置する2つの無人島、マシュー島ハンター島は、フランスの海外領土ニューカレドニアとの間で領有問題を抱えている。

主な島[編集]

気候[編集]


貿51025292300mm201531314

地方行政区分[編集]

バヌアツの州
(領土問題を抱えるマシュー島とハンター島は省略している)

バヌアツは6つの州に分かれる。

経済[編集]

首都ポートビラ



2003調便

 - kaba , 

2002 -  32.5% 22.8% 10.5% 6.3% 4.9%

 - 

2002 -  22.1% 19.2% 10.1% 8.1% 6.6% 5% 5%



2

交通[編集]

フラッグ・キャリアとしてバヌアツ航空があり、ポートビラ・バウアフィールド空港ハブ空港として国内線・国際線を運用している。日本からの直行便はなく、フィジー経由で約17時間かかる。

国民[編集]

民族[編集]

ダンスを踊るバヌアツ女性

人種構成は、メラネシア系が98%で、他にフランス系、ベトナム系中国系、非メラネシア系太平洋諸島民族が住む。

言語[編集]


3100

使

使使

100使
 - 1

 - 92

 - 93

 - 

 - 

 - 

 - 

[]


 36.7% 15% 15% 7.6% 6.2% 3.8% 15.7%退215

教育[編集]

健康[編集]

バヌアツにおける平均寿命は、男性が67歳、女性が70歳となっている。

治安[編集]

2021年04月30日時点で日本国外務省は「近年、首都ポートビラ周辺では、人口の集中や高い失業率などのため、空き巣、引ったくり及び性的暴行などの犯罪が増加しています。日本人宅や商店への空き巣・強盗被害が報告されていますので、窓には鉄格子を設置する、外出する際は戸締まりをするなど、容易に侵入されない防犯対策が必要です。また、性的被害や暴行に遭わないよう、夜間単独での外出は控えてください。」としている[8]

また、首都ポートビラ周辺では部族間の抗争が発生することがあり、同国滞在中は不測の事態に巻き込まれないよう、現地の報道やホテルなどから最新の情報を入手すると共に、デモや集会を行っている場所や抗争・喧嘩の現場など、多くの人間が集まる場所には近付かないようにするなどの注意が必要とされる。

法執行機関[編集]

バヌアツ警察英語版(VPF)が主体となっている。

人権[編集]

マスコミ[編集]

情報・通信[編集]

バヌアツには国営放送のVBTCがあり、インターネットにおいてはウガンダ共和国プロバイダを使うことが多い。新聞は売店などでの販売が主流。

文化[編集]

バヌアツの文化は地域の差異や外国の影響により、強い多様性を保っていることが特徴となっている。

バンジージャンプの起源となった成人の儀式ナゴール」が有名である。

食文化[編集]


使[9]

調使

文学[編集]

著名な作家は殆ど存在していない。2002年に亡くなった女性の権利活動家のグレース・メラ・モリサフランス語版英語版は「非常に叙述的な詩人」とされており、現在ではバヌアツを代表する作家の一人として国際的に有名となっている。

音楽[編集]

バヌアツの農村地域では、伝統音楽(ビスラマ語:kastom singsing、または kastom tanis)が今も盛んに行われている。

映画[編集]

タンナ島を舞台にした『タンナ』は、同国とオーストラリアの合作映画である。

美術[編集]

サンド・ドローイング英語版と呼ばれる儀式的な芸術が古くから続いている。

世界遺産[編集]

2003年に「バヌアツの砂絵」が世界無形文化遺産に登録された。

祝祭日[編集]

日付 日本語表記 現地語表記 備考
1月1日 元日 New Year's Day
2月21日 ファザー・リニ・ディ Father Walter Lini Day リニは、初代首相。
3月5日 酋長たちの日 Custom Chiefs Day
移動祝祭日 聖金曜日 Good Friday
移動祝祭日 復活祭の翌日 Easter Monday
移動祝祭日 キリスト昇天祭 Ascension Day
5月1日 メーデー Labor Day
7月後半 こどもの日 Childrens Day
7月30日 独立記念日 Independence Day
8月15日 聖母被昇天祭 Assumption Day
10月5日 憲法記念日 Constitution Day
11月29日 祖国統一の日 National Unity Day
12月25日・26日 クリスマス Christmas Days

スポーツ[編集]

バヌアツ出身の著名アスリートとして、サッカー選手リチャード・イワイ陸上競技選手のジョルジュ・タニエルなどがいる。

サッカー[編集]


1994FC1994200915FIFAOFC9

[]


19[10]1977[10]1979[10]1995[10]

著名な出身者[編集]

歴史的な人物にはロイ・マタ英語版が知られている。ロイ・マタは、現在のバヌアツ地域における指導者の一人であり、かつてメラネシアにおいて強大な権力を示した酋長でもあった。

バヌアツを代表する女優にはマリエ・ワワ英語版が挙げられる。

脚注[編集]



(一)^ abcdRepublic of Vanuatu 202312

(二)^ abUNdata.  . 20211011

(三)^ abcdIMF Data and Statistics 20211024[1]

(四)^  

(五)^ .  NEWS24 (20181130). 20181130

(六)^ Vanuatu Daily 2016102

(七)^  20221213202312

(八)^  .  . 2022930

(九)^ The Peace Corps Welcomes You to Vanuatu Archived 2008-09-10 at the Wayback Machine.. Peace Corps (May 2007). This article incorporates text from this source, which is in the public domain.

(十)^ abcdVanuatu Cricket Association  2023101

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

バヌアツ政府

日本政府

その他