四向四果

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四沙門果 煩悩
預流果 三結(有身見・疑・戒禁取)が絶たれている。
一来果 三毒(貪・瞋・癡)が薄まっている。
不還果 五下分結(三結+貪・瞋)が絶たれている。
阿羅漢果 五上分結(色貪・無色貪・慢・掉挙・無明)が絶たれている。

四向四果
(解脱の10ステップ, パーリ経蔵[6]による)

到達した境地(果位) 解放された 苦が終わるまでの輪廻

預流

1. 有身見 (我が恒久であるという信条)
2. (教えに対しての疑い)
3. 戒禁取(誤った戒律・禁制への執着)

下分結

最大7回、欲界と天界を輪廻する

一来

一度だけ人として輪廻する

不還

4. への執着(欲愛
5. 憤怒瞋恚, パティガ)

欲界及び天界には再び還らない

阿羅漢

6. 色貪
7. 無色貪
8. , うぬぼれ
9. 掉挙
10. 無明

上分結

三界には戻らず輪廻から解放

成立[編集]

この四向四果の説が整えられたのは、部派仏教時代のアビダルマ教学においてだと考えられる[7][どこ?]。それ以前の初期仏教においては、例えばパーリ語仏典の『大般涅槃経(大パリニッバーナ経)』では、

  • 一来 - 一度だけ生まれ変わる。
  • 預流 - 聖者の流れに入る。
  • 不還 - 二度と生まれ変わらない。

の3つの順で示されることがあり、「不還」がそのまま涅槃到達を意味しているなど、四向四果とはいくらか様相が異なる説明[どこ?]が混在している。不還果は四向四果でも、文字通り生まれ変わらないという意味で説かれる。

大乗『涅槃経』に見る解釈[編集]


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注釈[編集]

  1. ^ 向と果の対(双)が4種(四双)あるため、総計で8種の段階にある人という意味で四双八輩という[1]

出典[編集]



(一)^ abcdefghijk200210422 

(二)^ 29 799 , "?"

(三)^ abc20021019 

(四)^ abcdefghijklmn() - .  . 2017718

(五)^  :  42015

(六)^ 22

(七)^    pp238-239 

関連項目[編集]