野反ダム

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野反ダム
野反ダム
所在地 群馬県吾妻郡中之条町大字入山字沼山
位置 北緯36度43分07秒 東経138度38分29秒 / 北緯36.71861度 東経138.64139度 / 36.71861; 138.64139
河川 信濃川水系中津川
ダム湖 野反湖
(野反貯水池)
ダム湖百選
ダム諸元
ダム型式 表面コンクリート
遮水壁型フィルダム
堤高 44.0 m
堤頂長 152.5 m
堤体積 191,840
流域面積 16.56 km²
湛水面積 180.0 ha
総貯水容量 27,050,000 m³
有効貯水容量 26,750,000 m³
利用目的 発電
事業主体 東京電力(竣工当時)
電気事業者 東京電力リニューアブルパワー
発電所名
(認可出力)
施工業者 西松建設
着手年/竣工年 1953年/1956年
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44

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3湿

#1953281956314


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1977874
  

405

[1]200517



511020JR 115405

1,5171,5326

諸問題[編集]

東京電力は2006年平成18年)11月28日[2]および12月12日[3]のプレスリリースで、野反ダムにおける不正行為を明らかにした。

まず、ダムの変形量を測定したデータの不適切な取り扱いについて明らかにした。野反ダムの下流側斜面には、ダムの変形量を計測する計測器と、その基準となる基準点が設けられている。1990年(平成2年)10月、積もったの重みで基準点の位置がずれ、計測器は異常な値を示した。しかし、公にされた値は補正が加えられた後のものだった。その値は過去の測定データの傾向を見て、つじつまを合わせたものに過ぎなかった。こうした扱いはその後も見られたが、2002年(平成14年)に発覚した原子力発電所不祥事が契機となって社内上層部まで知れ渡ることとなり、補正は行われなくなった。しかし、この件について国土交通省に報告したのは2006年(平成18年)11月27日(プレスリリースの前日)のことだった。

続いて、野反ダム放流管の肉厚測定データも不適切な取り扱いが見られた。1975年(昭和50年)から水利使用規則にのっとり、の肉厚が経年とともに減少するかを観察するため、年度ごとに肉厚を測定し、その値を報告するよう義務付けられていた。しかし、計測しても前回の計測値を超えないように補正したり、全く計測をせずに帳尻を合わせただけで済ませたこともあった。こうした扱いは遅くとも1984年(昭和59年)度には始まっていたという。

なお、野反ダムの安全性については問題ないとしている。

脚注[編集]



(一)^  . (2021715). 202331

(二)^ 使20061128

(三)^ 調20061212

[]


101988

 502002



調20061212

  1987

[]














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