鈴木健二 (特撮監督)
すずき けんじ 鈴木 健二 | |
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生年月日 | 1957年7月9日(66歳) |
出生地 | 日本・茨城県 |
国籍 | 日本 |
民族 | 日本人 |
血液型 | O型 |
職業 | 特撮監督 |
ジャンル | テレビドラマ・映画 |
活動期間 | 1979年 - |
主な作品 | |
人物・来歴[編集]
東放学園卒業後、1970年代からフリーの助監督として活動[出典 3]。﹃西遊記﹄や﹃ウルトラマン80﹄で円谷プロダクションの特撮班に参加した[出典 4]。 ﹃ゴジラvsキングギドラ﹄から川北紘一の下でチーフ助監督を担当し[出典 5]、﹃モスラ3キングギドラ来襲﹄で特殊技術としてデビュー[出典 6]。﹃超星神グランセイザー﹄からは本編の演出も担当する[出典 7]。﹃ウルトラマンメビウス﹄では初めて本編監督と特技監督を兼任した[4]。作風[編集]
CGはあまり好きではないと述べており[7]、できる限り現場で撮影してできない部分をCGでフォローしてもらうのが理想的な形としている[4]。ゴジラシリーズの演出では、ゴジラの生物感を重視しており、観客にゴジラと共感してもらいたいと述べている[8]。 特撮班カメラマンの江口憲一によれば、鈴木は川北の下で長くやっていたことから現場の撮り方は大きく変わらなかったが、川北が独断でやっていく巨匠であったのに対し、鈴木はスタッフの意見を取り入れていく姿勢であった[13]。また、川北は絵コンテから膨らませて撮っていたが、鈴木はコンテに忠実に撮影しており無駄が少なかったという[13]。﹃モスラ3﹄では、月をバックにモスラが飛来するシーンなど、川北なら恥ずかしがりそうな大胆な発想を取り入れていたが、一方でフォグや火薬などは川北よりも控えめで品が良かったと評している[13]。 ﹃ゴジラ×メカゴジラ﹄では特生自衛隊隊員としてカメオ出演している[出典 8]。担当作品[編集]
映画作品[編集]
- 1981年『連合艦隊』 - 助監督[3][12]
- 1983年『だいじょうぶマイ・フレンド』 - 助監督[2]
- 1984年『さよならジュピター』 - 助監督[3][12]
- 1984年 『ゴジラ』 - メイキング班[12]
- 1985年『タンポポ』 - 助監督[2]
- 1991年『ゴジラvsキングギドラ』 - チーフ助監督[3][1]
- 1992年『ゴジラvsモスラ』 - チーフ助監督
- 1993年『ゴジラvsメカゴジラ』 - チーフ助監督
- 1994年『ヤマトタケル』 - チーフ助監督
- 1994年『ゴジラvsスペースゴジラ』 - チーフ助監督
- 1995年『ゴジラvsデストロイア』 - チーフ助監督[11]
- 1996年『モスラ』 - チーフ助監督
- 1997年『モスラ2 海底の大決戦』 - チーフ助監督
- 1998年『モスラ3 キングギドラ来襲』[1]
- 1999年『ゴジラ2000 ミレニアム』 - 特殊技術[出典 9]
- 2000年『ゴジラ×メガギラス G消滅作戦』 - 特殊技術[2][11]
テレビ作品[編集]
- 1980年『ウルトラマン80』(TBS)[12][10]
- 2001年-2002年『ウルトラマンコスモス』(毎日放送)
- 2003年-2004年『超星神グランセイザー』(テレビ東京) - 本編演出[10]
- 2004年-2005年『幻星神ジャスティライザー』(テレビ東京) - 本編演出[10]
- 2005年-2006年『ウルトラマンマックス』(CBC)
- 2006年-2007年『ウルトラマンメビウス』(CBC) - 本編&特撮演出
- 2007年『ULTRASEVEN X』(CBC) - 本編演出
その他[編集]
- 2019年『夢の挑戦 ゴジラ須賀川に現る』(演出) - 円谷英二ミュージアムで限定公開される特別映像[出典 10]。
脚注[編集]
出典[編集]
(一)^ abcdefgVSデストロイアコンプリーション 2017, p. 33, ﹁STAFF MESSAGE 鈴木健二﹂、VSギドラコンプリーション 2020, p. 31, ﹁STAFF MESSAGE 鈴木健二﹂、超星神コンプリーション 2021, p. 106, ﹁超星神シリーズ 監督たちの証言 鈴木健二﹂、VSスペースゴジラコンプリーション 2021, p. 27, ﹁STAFF MESSAGE 鈴木健二﹂
(二)^ abcdefgh東宝SF特撮映画シリーズSPECIAL EDITION 2000, pp. 17–20, ﹁MAIN STAFF INTERVIEW 鈴木健二︵特殊技術︶﹂
(三)^ abcdef最新ゴジラ大百科 1991, p. 98, ﹁ゴジラスタッフ名鑑﹂
(四)^ abcdefgh﹁ウルトラマンメビウス白書 鈴木健二﹂﹃ウルトラマンメビウス アーカイブ・ドキュメント﹄朝日ソノラマ︿ファンタスティックコレクションNo.∞﹀、2007年6月30日、75頁。ISBN 978-4-257-03745-3。
(五)^ abcde若狭新一 2017, p. 275, ﹁関係者インタビュー 特殊技術 鈴木健二﹂
(六)^ abcd超常識 2016, p. 156, ﹁Column ゴジラ映画 監督・特技監督人名録﹂
(七)^ abcdef宇宙船編集部 編﹁監督!監督!監督! 鈴木健二﹂﹃ウルトラマンマックス マックス!マックス!マックス!怪獣大画報﹄円谷プロダクション 監修、朝日ソノラマ︿ファンタスティックコレクション﹀、2006年10月30日、62頁。ISBN 4257037350。
(八)^ abcdミレニアム超全集 2000, p. 38, ﹁ゴジラ2000ミレニアム完全攻略 ゴジラ2000ミレニアムを作った男たち 特殊技術‥鈴木健二﹂
(九)^ abゴジラ大全集 1994, p. 156, ﹁INTERVIEW 鈴木健二﹂
(十)^ abcdef超星神コンプリーション 2021, p. 106, ﹁超星神シリーズ 監督たちの証言 鈴木健二﹂
(11)^ abcdVSデストロイアコンプリーション 2017, p. 33, ﹁STAFF MESSAGE 鈴木健二﹂
(12)^ abcdefVSギドラコンプリーション 2020, p. 31, ﹁STAFF MESSAGE 鈴木健二﹂
(13)^ abc東宝SF特撮映画シリーズ13 1998, p. 92, ﹁特殊技術撮影‥江口憲一﹂
(14)^ ﹁ゴジラ×メカゴジラ用語辞典﹂﹃ゴジラ×メカゴジラ﹄朝日ソノラマ︿ファンタスティックコレクション﹀、2002年12月30日、73頁。ISBN 4-257-03668-0。
(15)^ ﹃ゴジラ×3式機龍︿メカゴジラ﹀コンプリーション﹄ホビージャパン、2016年12月21日、23、74頁。ISBN 978-4-7986-1353-6。
(16)^ abVSスペースゴジラコンプリーション 2021, p. 27, ﹁STAFF MESSAGE 鈴木健二﹂
(17)^ ﹁円谷英二ミュージアム﹂﹃宇宙船﹄vol.163︵WINTER 2019.冬︶、ホビージャパン、2018年12月29日、102-105頁、ISBN 978-4-7986-1842-5。
出典(リンク)[編集]
参考文献[編集]
●﹃ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA 最新ゴジラ大百科﹄監修 田中友幸、責任編集 川北紘一、Gakken︿Gakken MOOK﹀、1991年12月1日。
●﹃テレビマガジン特別編集 誕生40周年記念 ゴジラ大全集﹄構成・執筆:岩畠寿明︵エープロダクション︶、赤井政尚、講談社、1994年9月1日。ISBN 4-06-178417-X。
●﹃動画王﹄ Vol.6︽巨大怪獣特集 怪獣に関わった男たちの証言集︾、キネマ旬報、1998年。ISBN 4-87376-503-X。
●東宝SF特撮映画シリーズ︵東宝︶
●﹃モスラ3キングギドラ来襲﹄東宝︿東宝SF特撮映画シリーズVOL.13﹀、1998年12月12日。ISBN 4-924609-74-9。
●﹃ゴジラ×メガギラスG消滅作戦﹄東宝 出版・商品事業室︿東宝SF特撮映画シリーズ SPECIAL EDITION﹀、2000年12月16日。
●てれびくんデラックス愛蔵版︵小学館︶
●﹃モスラ3キングギドラ来襲超全集﹄小学館、1999年1月10日、48頁。ISBN 4-09-101465-8。
●﹃ゴジラ2000ミレニアム超全集﹄構成 草刈健一、渋川金次、小学館︿てれびくんデラックス愛蔵版﹀、2000年1月10日。ISBN 978-4-09-101471-9。
●﹃ゴジラの超常識﹄[協力] 東宝、双葉社、2016年7月24日︵原著2014年7月6日︶。ISBN 978-4-575-31156-3。
●若狭新一﹃ゴジラの工房 若狭新一造形写真集﹄洋泉社、2017年10月21日。ISBN 978-4-8003-1343-0。
●コンプリーションシリーズ︵ホビージャパン︶
●﹃ゴジラVSデストロイア コンプリーション﹄ホビージャパン、2017年12月9日。ISBN 978-4-7986-1581-3。
●﹃ゴジラVSキングギドラ コンプリーション﹄ホビージャパン、2020年3月31日。ISBN 978-4-7986-2176-0。
●﹃超星神シリーズコンプリーション﹄ホビージャパン、2021年3月22日。ISBN 978-4-7986-2337-5。
●﹃ゴジラVSスペースゴジラ コンプリーション﹄ホビージャパン、2021年3月31日。ISBN 978-4-7986-2463-1。