實はと言ふかなんと言ふか、明日までテスト期間だつた。それがようやく開放されて、勉強らしい勉強も授業中くらゐしかやらなかつたが、どうにか終はつた。
おかげで眠い。
メイルが消える事件は、いまのところ、返信メールが殘つてゐることに助けられて影響は出てゐない。
22:31
私が好きなのは文字なのか、言語なのか、どつちなのだらうか。個人的に今樂しいのはScriptingと、フォント製作。…文字かも。
01:12
今日部活の買出しで園藝用支柱(スチール製、1.5m)を買つて其の後に買物に行つたので。…コム・サ・イズムの店員さんごめんなさい。
誰もとがめなかつたのが不思議だつた。明らかに人を殺せますけどねえ?
23:53
German licenses launched―/.jp経由。
ついにドイツもかと思ふ。iCommonsといふのはいい取り組みだ。
00:48
海までは、ほとんど直線の道筋なのであった。ほんとうは最後の低い塀
をまたがないで、少し右にそれて大回りするのがまっとうな道なのだっ
たが、そこまで直線で来るので、すっかり勢いがついてしまい、まっす
ぐが止まらなかった。この一片を讀んだとき、私も止まれずに低い塀を一足に飛び越えてしまつた。確かに、大回りをするとなんだか氣分をそがれたやうに氣分がひねまがる。勢ひがついた水が曲がり角でおとなしく曲がつてくれないやうに、私の氣分もおとなしく曲がることを良しとはしなかつた。しかし、普段はどうにも足をあげるのが恥づかしく、ためらはれる。それで仕方なく、女の子でさえ近道する道をぐぐうつと遠回りを敢行するのであつた。 病を得た筆者は部屋を眺めてゐて、回復期に入り、もろもろが四角や丸の形を持つてゐると氣づく。そして、どんどん丸や四角に﹁還元﹂していくが、ふとぞつとさせるものに氣づいた。
丸四角の積み上がりの中に、丸四角でないものがある。どうやっても丸
四角にならないものがある。それは、横たわって丸だ四角だと喜んでい
る自分じしんのからだなのである。こんなにたくさんのきれいな丸四角
の中で、自分だけが異質のかたちなのである。さんざん自分で丸だ四角だとやつてもはや線形しか殘らない部屋。その部屋で、自分はどんどん不定形になつていく。それは丸や四角などの整つたかたちとは縁遠い、なにやらかがうごめいたり、存在してゐる證なのだらうか。 23:32
最近財産を食ひつぶすために本があるのではないかと疑ふやうになつてきてゐる。
さて、昨日買つた本。「物語が、始まる」川上弘美著(isbn4-12-203495-7)「リア王」W. シェークスピア著、福田恆存譯(isbn-4-10-202005-5)「TrueTypeフォントパーフェクトコレクション」福沢英次&イムプレス編集部編(isbn4-8443-1937-x)
川上さんばつかり。
23:46
土曜日は10:00から印刷博物館。\1,300-。私と會ひたいなどとか言ふ殊勝な人は會つてもよいですよ?
22:41
枇杷の季節…をちょつとすぎたところである。此処らの風にあふられて、路傍に樹上でたわわに實る枇杷の實が、無殘にうち落とされて、ぐちやと潰れてゐた。
ところで、枇杷の季節である。枇杷といへば、私は樹上によく見るのだが、實際に食べたのは一度きりである。味はどうだつたかといふと、それをいつ食べたのか覺えてゐないくらゐに覺えてゐないのであつて、ただ、おいしく頂いたのだらうとは考へてゐる。
誰か私に枇杷を下されば思ひ出すかもしれませんと、言つてみる。
21:20
——貪欲と嫌惡と迷妄とを捨て、結び目を破り、命を失ふのを恐れることなく、犀の角のやうにただ獨り歩め
(中村元譯『ブッダの言葉 スッタニパータ』74詩、岩波書店、1984)
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