西日本鉄道
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種類 | 株式会社 |
---|---|
機関設計 | 監査等委員会設置会社 |
市場情報 | |
略称 | 西鉄(にしてつ)、NNR |
本社所在地 |
![]() 〒812-0011 福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目5番7号 博多センタービル 北緯33度35分10.1秒 東経130度24分55.5秒 / 北緯33.586139度 東経130.415417度座標: 北緯33度35分10.1秒 東経130度24分55.5秒 / 北緯33.586139度 東経130.415417度 |
設立 |
1908年(明治41年)12月17日 (九州電気軌道株式会社) |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 4290001009413 |
事業内容 |
鉄道事業 一般乗合旅客自動車運送事業 一般貸切旅客自動車運送事業 海上運送事業 利用運送事業 航空運送代理店業 通関業 不動産の売買および賃貸業 遊園地・植物園等の経営 他 |
代表者 |
倉富純男(代表取締役会長) 林田浩一(代表取締役社長) |
資本金 |
261億5700万円 (2022年3月31日現在)[1] |
発行済株式総数 |
7936万186株 (2022年3月31日現在)[1] |
売上高 |
連結: 4271億5900万円 単独: 1769億2400万円 (2022年3月期)[1] |
営業利益 |
連結: 104億5100万円 単独: 14億8600万円 (2022年3月期)[1] |
経常利益 |
連結: 139億5300万円 単独: 42億3500万円 (2022年3月期)[1] |
純利益 |
連結: 109億2700万円 単独: 43億4200万円 (2022年3月期)[1] |
純資産 |
連結: 1790億8400万円 単独: 1253億8300万円 (2022年3月31日現在)[1] |
総資産 |
連結: 7345億0000万円 単独: 6543億1000万円 (2022年3月31日現在)[1] |
従業員数 |
連結: 18,576人 単独: 4,600人 (2022年3月31日現在)[1] |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | EY新日本有限責任監査法人[1] |
主要株主 |
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 9.27% 福岡銀行 4.91% 日本生命保険 4.24% 西日本シティ銀行 3.81% 日本カストディ銀行(信託口) 3.50% みずほ銀行 2.70% 明治安田生命保険 2.39% 第一生命保険 1.90% JP MORGAN CHASE BANK 385781 1.28% STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505025 1.26% (2022年3月31日現在)[1] |
主要子会社 | 「西鉄グループ」を参照 |
関係する人物 | 「西鉄に関係する人物」を参照 |
外部リンク |
www |
会社概要[編集]
歴史[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/50/Nishi-Nippon_Railroad_Linemap_%28Abandoned_Lines%29.svg/300px-Nishi-Nippon_Railroad_Linemap_%28Abandoned_Lines%29.svg.png)
年表[編集]
●1942年︵昭和17年︶ ●9月19日 - 九州電気軌道が福博電車、九州鉄道、博多湾鉄道汽船、筑前参宮鉄道を合併[6]。 ●9月22日 - 西日本鉄道に社名変更。社紋制定[8]。これまで関係各社が保有していた各路線の名称は以下のように定められた。 ●九州電気軌道 → 北九州線 ●福博電車 → 福岡市内線 ●九州鉄道 ●大牟田線、太宰府線、三井線、大川線、上久留米線、大牟田市内線 → いずれも九州鉄道時代の呼称を踏襲 ●博多湾鉄道汽船 ●貝塚線︵新博多駅 - 貝塚駅 - 宮地岳駅間︶ → 宮地岳線 ●西戸崎駅 - 香椎駅 - 宇美駅間、酒殿駅 - 志免駅 - 旅石駅間 → 糟屋線、糟屋線旅石支線 ●筑前参宮鉄道 → 宇美線 ●1943年︵昭和18年︶ ●プロ野球球団﹁大洋軍﹂を買収して﹁西鉄軍﹂発足︵同年シーズン終了後に解散︶。 ●日本初の高速連接車・前面展望型電車500形が運転開始。 ●1943年︵昭和18年︶ - 1944年︵昭和19年︶ - 福岡県内のバス事業者各社を買収。 ●1944年︵昭和19年︶5月1日 - 糟屋線と宇美線が戦時体制により国有化され、糟屋線は国鉄香椎線及び香椎線旅石支線に、宇美線は国鉄勝田線となる[9]。 ●1945年︵昭和20年︶ ●1月15日 - 本社を福岡市大名町1番地に移転。 ●6月19日 - 福岡大空襲により本社焼失。 ●1948年︵昭和23年︶ ●7月15日 - 三井線の一部区間を休止︵1952年廃止︶し、甘木線と福島線に分断。上久留米線を休止︵1951年廃止︶。 ●11月5日 - パンアメリカン航空と代理店契約を結び航空貨物事業本部を設置、航空貨物事業を開始。 ●1949年︵昭和24年︶ - プロ野球球団﹁西鉄クリッパース﹂︵会社名‥西鉄野球株式会社︶発足、パ・リーグに加盟。 ●1950年︵昭和25年︶ ●1月6日 - 本社新社屋落成。 ●3月6日 - 貸切バス事業開始。 ●1951年︵昭和26年︶ ●私鉄初の中間電動車を持つ600形︵初代︶が運転開始。 ●西鉄クリッパースが西日本パイレーツと合併、﹁西鉄ライオンズ﹂となる。 ●7月1日 - 宮地岳線宮地岳駅 - 津屋崎駅間が延伸開業。同時に宮地岳駅移転。 ●9月25日 - 大川線を休止︵1966年廃止︶。 ●1952年︵昭和27年︶ ●日本初のモノコック鉄道車両である313形運転開始。 ●1月6日 - 大牟田市内線を休止︵1954年廃止︶。 ●1957年︵昭和32年︶2月11日 - 西鉄初の新性能車として1000形運転開始。 ●1958年︵昭和33年︶11月27日 - 福島線を廃止。 ●1959年︵昭和34年︶5月1日 - 大牟田線で特別料金不要の特急を運行開始。 ●1961年︵昭和36年︶12月28日 - 西鉄福岡駅に自動券売機を設置。 ●1962年︵昭和37年︶ ●4月27日 - 福岡ビル内に本社を移転。 ●9月25日 - 大牟田線で新600形通勤電車の運転開始。 ●1969年︵昭和44年︶6月25日 - 日本民営鉄道協会︵民鉄協︶を脱退。 ●1972年︵昭和47年︶ ●10月28日 - シーズン終了後、西鉄ライオンズを中村長芳︵福岡野球︶に売却。 ●12月11日 - 西鉄初の冷房車700形通勤電車運転開始。 ●12月16日 - 大牟田線全線に自動列車停止装置︵ATS︶完備。 ●1973年︵昭和48年︶ ●1月5日 - 福岡市内線の吉塚線︵吉塚駅前 - 千代町間︶が廃止。 ●5月10日 - 大牟田線で2000形特急電車運転開始。翌年九州初の鉄道友の会﹁ローレル賞﹂受賞。 ●11月17日 - 九州自動車道鳥栖 - 南関間開通に伴い、福岡市 - 熊本市間の都市間高速バス﹁ひのくに﹂を高速道路経由に変更︵西鉄初の高速バス︶。 ●1975年︵昭和50年︶ ●10月10日 - 大牟田線で5000形通勤電車運転開始。 ●11月2日 - 福岡市営地下鉄の建設工事に伴い、福岡市内線の貫線︵九大前 - 姪浜間︶、城南線︵西新 - 渡辺通1丁目間︶、呉服町線︵呉服町 - 祇園町間︶が廃止。 ●1978年︵昭和53年︶3月3日 - 高架化の完成した平尾駅 - 大橋駅間で西鉄初のロングレールを採用。 ●1979年︵昭和54年︶2月11日 - 福岡市内線の循環線と貝塚線が廃止。これにより福岡市内線は全線廃止に。 ●1980年︵昭和55年︶11月1日 - 北九州線の路線の一つである北方線が廃止。 ●1982年︵昭和57年︶8月1日 - 民鉄協に復帰。 ●1983年︵昭和58年︶ ●3月24日 - 福岡 - 大阪︵阪急梅田駅︶間に夜行高速バス﹁ムーンライト号﹂を運行開始︵阪急バスとの共同運行︶。 ●8月3日 - 鉄道運賃改定を実施︵改定率は普通12.5%、通勤18.8%、通学17.9%︶ ●1985年︵昭和60年︶ - 西鉄福岡駅ターミナルプロジェクト︵天神ソラリア計画︶開始。 ●10月23日 - 新キャッチフレーズ﹁今日も笑顔とまごころで﹂制定。 ●1986年︵昭和61年︶ ●2月5日 - 鉄道運賃改定を実施︵改定率は普通11.3%、通勤14.8%、通学15.3%︶。 ●9月6日 - 地平区間としては西鉄初のロングレールが大牟田線春日原駅 - 白木原駅間で完成。 ●1987年︵昭和62年︶ ●3月25日 - 大牟田線に新種別﹁直行﹂が登場。 ●10月1日 - 主要駅に自動改札機を導入。 ●1989年︵平成元年︶ ●3月10日 - 大牟田線で8000形特急電車運転開始。 ●福岡市で開催されたアジア太平洋博覧会会場内において日本初のガイドウェイバスを運行開始︵同博覧会終了と同時に終了︶。 ●3月24日 - 天神ソラリア計画第1期の﹁ソラリアプラザビル﹂が営業開始。 ●4月25日 - 大牟田線の全車両︵事業用および保存車両を除く︶の冷房化・高性能化が完了。 ●1990年︵平成2年︶10月14日 - 京王帝都電鉄︵現・京王電鉄︶と共同で福岡 - 東京︵新宿︶間に日本最長距離の高速バス﹁はかた号﹂を運行開始︵後に京王は撤退︶。 ●1991年︵平成3年︶7月22日 - 宮地岳線の全車両の冷房化が完了。 ●1993年︵平成5年︶ ●4月18日 - 博多湾クルージングシップ﹁マリエラ﹂運航開始︵2007年︵平成19年︶5月1日に西鉄シティホテルに移管︶。 ●5月17日 - 西鉄初の4扉車両6000形通勤電車が大牟田線で運転開始。 ●7月3日 - 鉄道運賃改定を実施︵改定率は普通13.3%、通勤22.7%、通学16.6%︶。 ●9月22日 - 企業理念、社内スローガン﹁私の顔が、会社の顔です﹂、社外向け企業メッセージ﹁人へ、社会へ、あしたへ動く―﹂を制定[10]。 ●1995年︵平成7年︶ ●2月23日 - 西鉄初のVVVFインバータ制御車両、6050形通勤電車が大牟田線で運転開始。 ●3月25日 - 大牟田線薬院駅の高架化完成に伴い同駅に全ての列車が停車。 ●1996年︵平成8年︶3月8日 - 西鉄福岡駅に自動継続定期券発売機導入。 ●1997年︵平成9年︶ ●1月1日 - VI︵ビジュアル・アイデンティティ︶導入。コーポレートシンボル制定。 ●7月1日 - 鉄道運賃改定を実施︵改定率は普通15.4%、通勤19.7%、通学18.4%︶。 ●9月27日 - 西鉄福岡駅の改良工事が完成。 ●9月29日 - 天神ソラリア計画第2期の﹁ソラリアターミナルビル﹂が竣工。 ●1998年︵平成10年︶4月23日 - 西鉄天神バスセンターが全面完成。これにより天神ソラリア計画の第2期として計画され、西鉄福岡駅、西鉄天神バスセンターおよび福岡三越が入った﹁ソラリアターミナルビル﹂が全面完成。 ●1999年︵平成11年︶ ●4月1日 - 福岡市交通局との共通プリペイドカード﹁よかネットカード﹂を導入。 ●4月24日 - 天神ソラリア計画第3期の﹁ソラリアステージビル﹂が竣工。これにより西鉄福岡駅ターミナルプロジェクト︵天神ソラリア計画︶が完了。 ●7月1日 - 福岡都心部︵天神 - 博多駅間各ルート︶のバス運賃を100円に値下げ。同時に都心部を循環する100円循環バスを運行開始。 ●2000年︵平成12年︶ ●4月1日 - 駅業務を子会社の西鉄ステーションサービスに委託開始。﹁駅から・駅まで100円バス﹂開始、主要駅最寄りバス停とそこから約1km以内のバス停との間の運賃が100円に値下げされる。 ●5月3日 - 西鉄バスジャック事件発生。 ●11月26日 - 北九州線が熊西駅 - 黒崎駅前駅間を除いて全線廃止。熊西駅 - 黒崎駅前駅間は子会社の筑豊電気鉄道運営に関わる法の関係で第三種鉄道事業者として形式的に残したもので、事実上は全廃である。 ●2001年︵平成13年︶ ●1月1日 - 大牟田線を天神大牟田線に、西鉄福岡駅を西鉄福岡︵天神︶駅に改称[11]。 ●1月20日 - 天神大牟田線に快速急行を新設[11]。 ●2月17日 - 天神大牟田線で7000形通勤電車運転開始。 ●2002年︵平成14年︶ ●3月 - 駅を拠点としたウォーキングイベント﹁レールあんどハイク﹂開始。 ●5月1日 - 北九州営業局を西鉄バス北九州として分社。北九州地区における本社直轄拠点が消滅した。 ●2003年︵平成15年︶12月 - 天神大牟田線で7050形通勤電車運転開始。 ●2005年︵平成17年︶3月1日 - SUNQパス発売開始。 ●2006年︵平成18年︶ ●3月25日 - 西鉄初のステンレス車両3000形電車が天神大牟田線で運転開始。翌年鉄道友の会﹁ローレル賞﹂受賞。 ●4月1日 - SUNQパスの対応範囲が全ての九州島内高速バスおよび路線バスに拡大。 ●2007年︵平成19年︶ ●4月1日 - 宮地岳線の西鉄新宮駅 - 津屋崎駅間を廃止、同時に宮地岳線を貝塚線に改称。 ●7月21日 - 戦後初の女性車掌が誕生。 ●8月1日 - 鉄道車両の前部標識灯︵ヘッドライト︶の終日点灯を開始︵ただし、JRや東武鉄道など他の大手民鉄とは異なり、夜間を除いて後部標識灯︵尾灯︶の点灯はほとんどされていない︶。 ●2008年︵平成20年︶ ●西鉄の会社登記上の直接の前身である九州電気軌道の設立100周年を記念して、西鉄100周年事業を開始。 ●3月27日 - 鉄道各路線で緊急地震速報システムを運用開始 ●5月18日 - 非接触型ICカード乗車券﹁nimoca﹂を導入。 ●6月9日 - 西鉄バスの新デザインバスを52台導入し、運行を開始。 ●7月1日 - 鉄道沿線の活性化・沿線価値向上に向けた専門部署﹁まちづくり推進室﹂を新設。 ●9月22日 - 福岡シティループバス﹁ぐりーん﹂運行開始。 ●2010年︵平成22年︶ ●3月13日 - nimocaと、JR九州のSUGOCA、福岡市地下鉄のはやかけん、JR東日本・東京モノレール・東京臨海高速鉄道他のSuicaとの相互利用を開始。 ●3月27日 - 天神大牟田線の列車種別の整理・統合を実施。直行・快速急行を急行に格下げし、両種別が消滅。 ●3月31日 - ﹁よかネットカード﹂販売終了︵使用は2011年10月31日で終了︶。 ●10月17日 - 天神大牟田線で2000形電車の運用終了。 ●12月21日 - クレジットカードによる定期券・高速バス乗車券等の購入に対応︵ただし、当面対応カードはクレジットnimoca︵JCB︶、JMB nimoca、arecore nimocaの3カードのみ。また、雑餉隈・小郡・貝塚各駅および電車地下鉄連絡定期券は2011年3月中旬頃から対応︶[12]。 ●2011年︵平成23年︶ ●6月17日 - 天神大牟田線を走行中の車内で火花が起こるトラブルが発生[13]。 ●10月7日 - 株式会社あんくるふじやの株式を創業家など3名から取得して同社を買収[14]。 ●10月中旬 - 電車教習所に3000形ベースの﹁運転シミュレータ﹂を導入[15]。 ●2012年︵平成24年︶ ●1月1日 - 完全子会社の株式会社福岡スポーツセンターを吸収合併[16]。 ●3月24日 - FUKUOKA OPEN TOP BUS運行開始[17] ●8月16日 - Jリーグ﹁アビスパ福岡﹂のユニフォームスポンサー︵胸︶に就任[18] ●2013年︵平成25年︶ ●3月23日 - Kitaca、PASMO、manaca、TOICA、ICOCA、PiTaPaが交通系ICカード全国相互利用サービス開始によって利用可能になる。 ●9月4日 - 株式会社マルキョウとの資本・業務提携を発表[19]。 ●12月22日 - ホームページをリニューアル。新たに、電車・バスの時刻検索やグループの商品・サービス情報等を紹介する﹁西鉄くらしネット﹂を新設。従来のページは会社情報等のページに移行[20]。また、同日よりスマートフォンアプリ﹁にしてつバスナビ﹂を提供開始[21]。 ●2014年︵平成26年︶ ●3月22日 - 天神大牟田線・太宰府線で8000形を使用した太宰府観光列車﹁旅人﹂運転開始[22][23]。 ●4月 - 天神大牟田線で戦後初めての女性運転士が乗務開始[24]。 ●9月22日 - 現行コーポレートメッセージ﹁まちに、夢を描こう。﹂﹁Connecting your dreams﹂を制定。 ●2015年︵平成27年︶ ●3月1日 - 会社分割︵簡易吸収分割︶方式により、西鉄が保有する黒崎駅前 - 熊西間の鉄道事業および資産を子会社の筑豊電気鉄道へ承継[25]。同時に西鉄が保有する同区間の第三種鉄道事業は廃止となった。 ●3月24日 - 阪急不動産と共同で初の海外マンション分譲事業に参入を発表[26]。 ●6月30日 - 西鉄グループ共通商品券﹁西鉄ギフト券﹂の取扱いを終了[27][注 3]。 ●7月1日 - 福岡西鉄タクシーを存続会社として北九・久留米・柳川の西鉄タクシー3社を吸収合併。福岡西鉄タクシーは中間持株会社﹁西鉄タクシーホールディングス﹂となり事業子会社4社を会社分割の方式で新設した[28]。 ●10月4日 - 天神大牟田線で8000形を使用した柳川観光列車﹁水都﹂運転開始[29]。 ●2016年︵平成28年︶4月11日 - 西鉄が保有するビルの空き区画の有効活用として、西鉄と福岡移住計画の2社共同事業による、人材交流スペース﹁HOOD天神﹂が開設[30][31]。 ●2017年︵平成29年︶ ●2月1日 - 全線全駅に駅ナンバリングを導入[32]。これにより全ての大手私鉄で駅ナンバリングが導入された。 ●3月20日 - 天神大牟田線・太宰府線で9000形通勤電車の営業運転開始[33]。 ●3月31日 - 福岡 - 近畿地方を結ぶ夜行高速バス﹁ムーンライト号﹂休止[34]。 ●4月1日 - 鉄道全線︵筑豊電気鉄道含む︶、一般路線バス及び高速バスの一部で精神障害者保健福祉手帳所持者を対象とした割引制度の適用開始[35]。それまでは身体障害者手帳及び療育手帳の所持者︵付き添い人は一部のみ割引対象︶のみが対象であった。nimoca障がい者カードも発行の対象を拡大する。大手私鉄では初の試み。 ●7月1日 - 西鉄タクシーホールディングスを吸収合併[36]。 ●7月22日 - 天神大牟田線で3000形を使用した二代目﹁水都﹂運転開始。同日より同車内及び一部駅で無料公衆無線LAN﹁Nishitetsu Train Free Wi-Fi﹂サービスを開始[37]。 ●9月16日 - 天神大牟田線・太宰府線で3000形を使用した二代目﹁旅人﹂運転開始。 ●10月15日 - 天神大牟田線で8000形電車の運行終了。 ●2018年︵平成30年︶![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/c/c7/Limited_Express_for_Omuta_Station_at_Nishitetsu-Fukuoka_%28Tenjin%29_Station_3.jpg/220px-Limited_Express_for_Omuta_Station_at_Nishitetsu-Fukuoka_%28Tenjin%29_Station_3.jpg)
コーポレートシンボル・社紋[編集]
コーポレートシンボルは1997年のVI導入時に制定された。グラフィックデザイナーの原田進が制作を担当している。 意匠は社名の﹁Nishitetsu﹂と方向舵に見立ててNの上下に配置された2つのフィンで構成されている。フィンは人・物・情報・文化の﹁出逢いの場を提供する事業﹂﹁移動を支えるネットワーク事業﹂という会社が目指す2要素を表し、事業展開を通して会社が躍動感と力強さをもって発展していくことを表現している[64]。コーポレートシンボルに使用されるカラーはコーポレートカラーでもあり、限りない可能性と信頼を表す﹁にしてつブルー﹂、若々しさと輝きを表す﹁にしてつイエロー﹂、情熱と活動を表す﹁にしてつレッド﹂の三色で構成される[65]。 なお、専ら﹁Nishitetsu Group﹂のロゴが使われているのが殆どで、﹁Group﹂が入っていないオリジナルのロゴは西日本鉄道︵本体︶と西鉄バス北九州だけが使用している[注 4]。西鉄グループであっても亀の井バスや株式会社ニモカなどのように﹁Nishitetsu Group﹂ロゴを一切使用していない企業もある。 これの派生として、国際物流事業専用で後述の﹁NNR﹂ロゴや、一番先頭の﹁N﹂のみで表現したものもあり、後者は乗務員の制帽や、西鉄グループ関連のホームページにおける殆どのファビコンで使用されている。 社紋は1942年9月22日に制定された。西日本鉄道の﹁西﹂を車輪状に図案化し、3本のスポークが﹁株主の投資﹂﹁従業員の努力﹂﹁乗客の愛顧﹂を表していた[8]。コーポレートシンボル制定後はあまり使われなくなったが、現在もシンボル導入以前の一部バス停や電車・バスの復刻塗装などに使用されている。-
コーポレートシンボル
-
「NNR」ロゴ
-
社紋
鉄道事業[編集]
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/d/dd/Nishi-Nippon_Railroad_Linemap.svg/200px-Nishi-Nippon_Railroad_Linemap.svg.png)
路線[編集]
現有路線[編集]
以下の合計106.1kmの路線を営業しており、これは日本の大手私鉄16社の中では第11位、JR九州以外の九州の鉄道としては肥薩おれんじ鉄道 (116.9km) に次ぐ第2位の路線規模となっている。 路線名左の英字は駅ナンバリングに使われる路線記号 ●T 天神大牟田線︵西鉄福岡︵天神︶駅 - 大牟田駅間‥74.8 km︶ ●D 太宰府線︵西鉄二日市駅 - 太宰府駅間‥2.4 km︶ ●A 甘木線︵宮の陣駅 - 甘木駅間‥17.9 km︶ ●NK 貝塚線︵貝塚駅 - 西鉄新宮駅間‥11.0 km︶廃止路線[編集]
●北九州線 ●福岡市内線 ●大牟田市内線 ●福島線︵福島駅 - 宮の陣駅間︶ ●大川線︵大善寺駅 - 西鉄大川駅間︶ ●上久留米線︵津福駅 - 上久留米駅間︶ ●宮地岳線︵西鉄新宮駅 - 津屋崎駅間︶ 北九州線のうち、黒崎駅前 - 熊西間は、2000年の軌道法による軌道線としての北九州線全廃後も、この区間に乗り入れていた子会社の筑豊電気鉄道が鉄道事業法による第二種鉄道事業者となり、西鉄が第三種鉄道事業者として線路を保有していたが、2015年にこの第三種鉄道事業を筑豊電気鉄道へ吸収分割したため[25]、西鉄の保有路線ではなくなっている。未成線[編集]
●雑餉隈線︵雑餉隈 - 博多間︶譲渡路線[編集]
いずれも国による戦時買収。利用客数上位20駅[編集]
順位 | 駅名 | 所在地 | 利用客数 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 西鉄福岡(天神)駅 | 福岡市中央区 | 109,641人 | 天神大牟田線の起点・福岡市地下鉄空港線(天神駅)、及び福岡市地下鉄七隈線(天神南駅)との乗換駅 |
2 | 大橋駅 | 福岡市南区 | 37,294人 | 特急停車駅 |
3 | 薬院駅 | 福岡市中央区 | 35,012人 | 特急停車駅・福岡市地下鉄七隈線との乗換駅 |
4 | 西鉄久留米駅 | 久留米市 | 28,355人 | 特急停車駅 |
5 | 井尻駅 | 福岡市南区 | 20,625人 | 普通のみ停車 |
6 | 春日原駅 | 春日市 | 20,274人 | 特急停車駅 |
7 | 高宮駅 | 福岡市南区 | 18,514人 | 普通・一部急行停車駅 |
8 | 西鉄二日市駅 | 筑紫野市 | 16,904人 | 特急停車駅・太宰府線との分岐駅 |
9 | 貝塚駅 | 福岡市東区 | 16,071人 | 貝塚線の起点・福岡市地下鉄箱崎線との乗換駅 |
10 | 雑餉隈駅 | 福岡市博多区 | 14,203人 | 普通のみ停車 |
11 | 下大利駅 | 大野城市 | 14,148人 | 急行停車駅 |
12 | 西鉄平尾駅 | 福岡市中央区 | 12,541人 | 普通・一部急行停車駅 |
13 | 朝倉街道駅 | 筑紫野市 | 11,853人 | 急行停車駅 |
14 | 太宰府駅 | 太宰府市 | 11,658人 | 太宰府線の終点 |
15 | 西鉄柳川駅 | 柳川市 | 10,072人 | 特急停車駅 |
16 | 西鉄小郡駅 | 小郡市 | 9,236人 | 急行停車駅・甘木鉄道甘木線(小郡駅)との乗換駅 |
17 | 白木原駅 | 大野城市 | 8,973人 | 普通のみ停車 |
18 | 大牟田駅 | 大牟田市 | 7,856人 | 天神大牟田線の終点・JR鹿児島本線との乗換駅 |
19 | 花畑駅 | 久留米市 | 7,370人 | 特急停車駅 |
20 | 筑紫駅 | 筑紫野市 | 7,006人 | 急行停車駅 |
車両[編集]
現有車両[編集]
天神大牟田線・太宰府線・甘木線[編集]
系列 | 画像 |
---|---|
3000形 | |
5000形 | ![]() |
6000形 | ![]() |
6050形 | ![]() |
7000形 | ![]() |
7050形 | ![]() |
9000形 | ![]() |
911F(救援車) | ![]() |
貝塚線[編集]
系列 | 画像 |
---|---|
600形 |
すでに廃車になった車両[編集]
全車が廃車にはなっていないが、当該路線から完全撤退した形式も含む。
天神大牟田線(大牟田線)・太宰府線・甘木線[編集]
- 1形
- 50形
- 10形
- 20形(→宮地岳線120形)
- 100形
- 200形
- 301形
- 303形・308形(→宮地岳線・貝塚線300形)
- 313形(→宮地岳線・貝塚線313形)
- 500形
- 600形(初代)
- 600形(2代)(→宮地岳線・貝塚線600形)
- 700形
- 1000形
- 1300形
- 2000形
- 8000形
- モワ800形(→モエ800形)
- モト900形
- クエ902-モエ901(→貝塚線600形)
大川線[編集]
貝塚線(宮地岳線)[編集]
- 1形(1・2・4 - 9)
- 1形(3)
- 10形(11・12・15)
- 10形(13)
- 10形(14)
- 50形(51 - 54)
- 50形(55 - 63)
- 120形
- 300形
- 313形
- ED200形電気機関車
北九州線[編集]
福岡市内線[編集]
大牟田市内線・福島線[編集]
- 4輪単車 1 - 12・21
- 200形(→福岡市内線200形)
-
200形
-
300形
-
313形
-
700形
-
1000形
-
2000形
-
8000形
車両基地・乗務員区所など[編集]
車両基地[編集]
現在の車両基地[編集]
過去に存在した車両基地[編集]
- 二日市車両基地(筑紫車両基地へ移転)
乗務員区所[編集]
- 天神大牟田線・太宰府線・甘木線
- 筑紫乗務所
- 柳川乗務所
- 貝塚線
- 貝塚電車営業所
過去に存在した乗務員区所[編集]
- 天神大牟田線・太宰府線・甘木線
- 福岡乗務所
- 花畑乗務所
研修センター[編集]
- 電車教習所(福岡県久留米市宮の陣5丁目5番11号)
運賃[編集]
キロ程 運賃(円) キロ程 運賃(円) 初乗り3km 170 37 - 41 640 4 - 6 220 42 - 46 690 7 - 9 270 47 - 51 740 10 - 13 320 52 - 56 810 14 - 17 370 57 - 61 870 18 - 21 420 62 - 66 930 22 - 26 470 67 - 71 1,000 27 - 31 530 72 - 75 1,050 32 - 36 580
途中下車[編集]
以下の場合を除いて途中下車ができる。 ●普通乗車券で17km以内の区間を利用する場合。 ●利用する区間の普通運賃が同額の駅。 ●nimoca︵およびnimocaと相互利用可能なICカード︶を利用する場合。 ●回数乗車券︵普通回数券・パルチケット6︶を利用する場合。 ただし、自動改札機を通ると切符が回収されてしまうため、途中下車の場合は有人通路を通って駅係員から下車印の押印を受ける必要がある。無人駅で途中下車する場合は、運転士または車掌に申し出る。 前述の営業規則第44条第2項により発売された乗車券については、条件を満たしていれば折り返し乗車区間︵宮の陣 - 西鉄久留米駅間︶となる西鉄久留米駅ならびに櫛原駅でも途中下車が可能である。割引乗車券[編集]
FUKUOKA 1DAY PASS 2011年2月10日から発売されている、西鉄電車の指定区間と西鉄バスの指定エリア︵特急・高速・コミュニティバスや、その他一部の路線・区間を除く︶で使用できる一日フリー乗車券。有効期間は発売期間と同一。なお、スクラッチ式券面での販売で、自動改札機は使用できない。なお、有効期限を過ぎると無効︵払い戻し不可︶となる。 ●2011年2月10日から2012年2月9日発売分は、電車が天神大牟田線の西鉄福岡︵天神︶駅 - 西鉄久留米駅間と太宰府線全線、西鉄バスの福岡・久留米・佐賀・筑豊地区で利用可能。福岡シティループバス﹁ぐりーん﹂には乗車できない。価格は1,500円であった。 ●2012年2月10日から2013年2月9日発売分は、利用範囲に上記に加え天神大牟田線の西鉄久留米駅 - 西鉄柳川駅間と甘木線全線、福岡シティループバス﹁ぐりーん﹂が加わっている。価格は2,000円に改定されている[73]。 ●2013年2月10日からは通年販売になり、販売箇所拡大とパス提示によるスポットでの特典が追加されている。利用可能エリアは2月9日まで発売の物に準じる[74]。 FUKUOKA TOURIST CITY PASS 福岡市内で運行する4事業者︵西鉄、JR九州、福岡市交通局、昭和自動車︶の路線が乗り放題になる、外国人旅行者向け一日乗車券。2012年9月30日より発売。西鉄天神大牟田線を除く1日800円と天神大牟田線の福岡︵天神︶駅 - 二日市駅間と太宰府線の二日市駅 - 太宰府駅間まで乗り放題の1日1300円の2タイプがある。それ以外は対象エリアは共通で、西鉄バスは福岡都心フリーエリア︵福岡空港での乗降、福岡シティループバス﹁ぐりーん﹂含む︶、JR九州が竹下駅 - 香椎駅間と香椎駅 - 海ノ中道駅間、福岡市交通局は地下鉄︵空港線・箱崎線・七隈線︶全線、昭和自動車が姪浜駅からマリノアシティ福岡間。無記名のスクラッチ式だが、購入時にパスポートの提示が必要[75]。当初は1年間の限定発売だったが、2013年10月1日からは本格発売に移行。 福岡都心ダブルパス 天神大牟田線の福岡︵天神︶駅から高宮駅間と福岡都心フリーエリア内での一般路線バス全線が乗り放題の定期券。1か月券で12,000円、3か月券で34,200円、6か月券で68,000円と通常の定期︵福岡︵天神︶駅 - 高宮駅間の普通定期とバス都心フリー定期券︶に比べて約24 - 25%得になる。2014年3月31日までの限定発売[76] だったが、その後2015年3月31日まで発売期間が延長された[77]。 ラーメンはしごきっぷ 2019年10月1日から発売。KADOKAWA﹃ラーメンWalker九州﹄とコラボした乗車券[78] で、出発駅から福岡︵天神︶駅の往復きっぷ︵福岡︵天神︶駅 - 大橋駅間は乗り降り自由︶の福岡版と、出発駅から久留米駅の往復きっぷ︵久留米駅 - 花畑駅間は乗り降り自由︶の2種がある。共に、指定店舗で使えるラーメン2杯券が付く。福岡版は井尻駅 - 大牟田駅、久留米版は久留米・花畑・無人駅を除く各駅で発売。なお、きっぷを購入する度にスタンプが1個押され、10個貯まると西鉄特製どんぶりがプレゼントされる。 福岡︵天神︶⇔太宰府1日フリー乗車券 トヨタ自動車のマルチモーダルモビリティサービスである﹁my route﹂アプリから購入して使用する。購入当日の天神大牟田線福岡︵天神︶駅 - 二日市駅間及び太宰府線︵二日市駅 - 太宰府駅︶が乗り放題となる。 その他の割引乗車券発売を終了した割引乗車券など[編集]
パルカード40 西鉄福岡︵天神︶駅 - 西鉄二日市駅間の任意区間に設定。回数券であるが磁気カードとなっており、同一運賃区間を40回乗車することができる。有効期間1か月。発売額は150円区間用が4,800円︵32回分︶、200円 - 330円区間用が30回分の価格。 2001年1月20日から1年間の試行発売期間を経て本格発売開始されたが、nimoca導入に伴い2008年9月30日限りで発売終了。nimocaではポイントが付与されるが、割引率ではパルカードに及ばない。 よかネットカード SFカード。福岡市地下鉄や西鉄バスでも利用可能。3,000円券では200円、5,000円券では500円のプレミアが付く。2010年3月31日限りで発売とバスでの取り扱いを終了。2011年10月31日限りで西鉄および福岡市地下鉄での取り扱い終了。 コロプラ☆西鉄電車フリーきっぷ 西鉄天神大牟田線全線︵太宰府線・甘木線含む︶と貝塚線の全線が乗り放題になり、さらに位置情報ゲーム﹃コロニーな生活﹄で使えるオリジナルの﹁乗り物コロカ︵西鉄3000形︶﹂がセットになったもの。価格は2,500円。2013年4月11日から2014年3月31日までの限定発売[79]。 福岡謎解きトレイン[80] 2016年7月22日から10月10日まで開催されるSCRAP主催の体感型謎解きイベントリアル脱出ゲーム﹃福岡謎解きトレイン﹄の期間中、謎解きキットをセットにした天神大牟田線専用の1日乗車券を発売した︵大人用のみ︶。1日乗車券は開催期間のうち1日限り有効だが、謎解きキットは開催期間中に限り何度でも使用できる[注 20]。 パルチケット6 6枚綴りの回数券で、発売額は5枚分の運賃︵≒16.7%割引︶である。西鉄福岡︵天神︶駅か西鉄久留米駅を発着駅とする区間のみに設定されていた︵もう一方の発着駅は天神大牟田線・甘木線・太宰府線の任意の駅︶。券面には﹁パル6﹂と印字される。 1997年7月1日の運賃改定と同時に発売開始されたが、交通系ICカードの普及等を理由に、2020年9月30日で発売を終了した。 回数券![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/59/Nishi-Nippon_Railroad_Railway_Coupon.png/220px-Nishi-Nippon_Railroad_Railway_Coupon.png)
連絡運輸[編集]
JR鹿児島本線連絡運輸 JR九州との連絡運輸制度は、2014年4月をもって廃止となった。 廃止時点では、天神大牟田線の西鉄福岡︵天神︶駅、西鉄二日市駅、西鉄久留米駅、西鉄柳川駅および太宰府線太宰府駅 と、JR鹿児島本線熊本駅 - 荒尾駅間の各駅相互間が対象であった。乗り継ぎ駅は大牟田駅に限る。かつては熊本駅 - 鹿児島中央駅間や三角線も連絡運輸の対象だったが、九州新幹線の開業によって連絡運輸区間が熊本駅までに短縮された。相互区間通しの乗車券を購入すると、JRの乗車区間が100km以下の場合でも相互区間の通算キロで101kmを超えていれば有効期限が2日となり、途中下車ができた。西鉄側は自動券売機、JR側は窓口でマルス端末による発売である。なお、西鉄発行の切符は西鉄・JR双方の自動改札機に対応しているが、JR発行の切符は西鉄の自動改札機に対応していない。運賃は西鉄、JRの運賃の合算額である。 福岡市営地下鉄線連絡運輸 天神大牟田線・太宰府線・甘木線は定期券のみ、貝塚線では普通乗車券と定期券の両方が対象である。貝塚線3区︵ - 三苫駅︶と地下鉄線3区︵ - 藤崎駅・福岡空港駅・茶山駅︶を乗り継ぐ場合、乗り継ぎ割引制度が適用される。割引額は双方2区までが60円、3区までが20円︵普通運賃の場合︶である。なお、箱崎線・空港線天神駅と七隈線天神南駅は別駅扱いだが、七隈線博多駅延伸開業までは特例として別改札の同一駅扱いとなっていた。その場合には乗り換を2時間以内に行う必要があった︵定期券を除く︶。延伸開業と共に、開業時点で有効な定期券を除きこの取り扱いは廃止され、完全な別駅扱いとなり初乗り運賃が加算される。 島原︵高速船︶連絡運輸 天神大牟田線の西鉄福岡︵天神︶駅、薬院駅、西鉄二日市駅、西鉄久留米駅、花畑駅、西鉄柳川駅で発売している。片道のみの発売。ソフト・サービス面での特徴[編集]
●近年、旅客サービスや駅設備などに関するアンケートを年に1回程度実施している。 ●各駅の窓口において、全線・全列車の時刻が掲載された有料版時刻表の販売が行われていたが、2017年8月26日のダイヤ改正をもって終了した。また、各駅で駅別の時刻表の配布を行っていたが、2021年3月13日のダイヤ改正を機に廃止された。 ●現行ダイヤのダイヤグラムの縮刷版が、一般向けに提供されている。長年、天神大牟田線・太宰府線のダイヤが掲載されたものを駅窓口で無料配布していたが、2021年3月13日のダイヤ改正より、甘木線のダイヤも掲載した形で有料で販売されている[81]。 ●駅の案内・サインは貝塚線ではユニバーサルデザインのピクトグラムを導入している一方で、天神大牟田線では導入されておらず、独特のサインが使われている。ほぼ全駅で4か国語︵日本語・中国語・韓国語・英語︶の表記が行われている。 ●多くの駅のホームには、ドアの数のみが書かれた乗車位置案内が存在しており、放送などで案内されるドア数に沿って並ぶことになっている。 ●車内自動放送は比較的早い時期から導入されており、現在は車掌が乗務する天神大牟田線の普通列車︵ただし一部の急行に例外あり︶以外で導入されている。 ●6000形・6050形・7000形・7050形・3000形・9000形は自動音声合成案内装置を装備している。 ●2000年頃まで、8000形で運行される特急は車内放送の際に福岡県出身・ゆかりのアーティストの曲をオルゴールで流していた。詳細は﹁西鉄8000形電車﹂の項目を参照。 ●LED表示器は駅の旅客案内設備としては1990年代の早い段階で導入が行われている。車両の行先表示に関しては長らく従来の幕式方向幕が使われ続けていたが、2017年3月20日より営業運転が開始された9000形電車で、初めてフルカラー式LED車両となった[82]。 ●駅名標では、かつては正式名称に﹁西鉄﹂を冠する駅で﹁西鉄﹂を省略した駅名︵例‥西鉄二日市駅は﹁二日市﹂︶を表記していたが、駅ナンバリングの導入による駅名標の更新の際に、小さい文字で﹁西鉄﹂を冠するように変更されている︵例‥西鉄二日市︶。バス事業[編集]
![]() ![]() ![]() ![]() 将来的に西鉄の昼行高速バス用車両全車をこの塗装に変更予定 ![]() |
営業所一覧[編集]
営業所名の右の︵ ︶内は営業所表記︵○の中に漢字/平仮名1、2文字の営業所略称を表示︶。 ●所在地と最寄停留所は当該記事を参照自動車事業本部管理営業所[編集]
第一営業課[編集]
●壱岐自動車営業所︵○壱︶ - 主幹 ●早良自動車営業所︵○早︶ ●金武自動車営業所︵○武︶ ●愛宕浜自動車営業所︵○愛︶ ●百道浜自動車営業所︵○も︶第二営業課[編集]
●博多自動車営業所︵○博︶ - 主幹 ●吉塚自動車営業所︵○吉塚︶ ●土井自動車営業所︵○土︶ ●アイランドシティ自動車営業所︵○ア︶-新宮・香椎浜の両営業所を統合して2019年3月16日に開設[84] ●新宮自動車営業所︵○新︶-アイランドシティ自動車営業所開設に伴い廃止 ●香椎浜自動車営業所︵○香︶-アイランドシティ自動車営業所開設に伴い、営業所機能を廃止し﹃香椎浜車庫﹄に格下げ ●宇美自動車営業所︵○宇︶ ●福岡空港営業所︵○空︶ - 空港内輸送︵ランプバス︶の運行を担当。 ●福岡高速自動車営業所︵○高︶ - 2019年4月より西鉄高速バス解散に伴い新設[注 21]。同社が運行していた福岡発着の直営路線・管理委託路線を継承第三営業課[編集]
●桧原自動車営業所︵○桧︶ - 主幹 ●柏原自動車営業所︵○柏︶ ●片江自動車営業所︵○片︶ ●那珂川自動車営業所︵○那︶ ●竹下自動車営業所 ︵○竹︶ - 2020年3月21日に雑餉隈自動車営業所が移転して新設。主なバスターミナル[編集]
●西鉄天神高速バスターミナル︵福岡市中央区︶ ●博多バスターミナル︵福岡市博多区︶ - 博多バスターミナル株式会社運営 ●福岡空港 第二・第三ターミナル︵同上︶ ●博多ふ頭︵同上) ●博多港国際ターミナル︵中央ふ頭︶︵同上︶ ●藤崎バス乗継ターミナル︵福岡市早良区︶ ●姪浜駅北口・南口︵福岡市西区︶ ●橋本駅︵同上︶ ●西鉄香椎駅前・香椎︵福岡市東区︶ ●西鉄大橋駅︵福岡市南区︶ ●西鉄春日原駅︵春日市︶ ●博多南駅︵那珂川市︶運行している市町村[編集]
子会社および管理委託されている︵子会社所属の運転士が乗務する︶路線のみ運行の市町村は除く ●福岡市︵全区︶ ●春日市 ●大野城市︵市北部の一部地域のみ︶ ●那珂川市 ●糟屋郡︵全町︶研修センター[編集]
●西鉄自動車教習所︵福岡県大野城市山田3丁目12番15号︶路線バス[編集]
自動車事業本部管内︵福岡市内とその周辺︶で135系統の路線バスを設定している︵2004年11月時点。同区間でも急行・快速・特別快速と普通は別系統としている場合がある。また、行先番号が同じでも路線名が異なることがあり、反対に路線名が同じでも経由地の違いにより行先番号が異なる場合もある︶。 現在は種別として、普通・快速・急行・特別快速︵特快︶・特急・直行などが存在している。快速運転を行う区間も全区間から停留所2つ程度まで幅広い。また、直行は必ずしも終着停留所までノンストップというわけではなく、福岡タワー方面には経路上の各停留所に停車する系統も運行されていた︵後に番号変更によって消滅︶。 設定系統が複雑であることから、直轄営業所の路線では、方面により行先番号のほかに行き先の方面を表す色が設定されている。ただし、深夜バスはいずれの路線も黄色表示で運行される︵行先表示機が方向幕だった時代には行先番号を表示しないものもあった︶。方向幕 表示 |
LED色幕 表示 |
方面 |
---|---|---|
1 | 天神・博多駅 → 西部(主に城南区西部・早良区・西区)方面 | |
12 | 天神・博多駅 → 南西部(主に中央区南部・城南区東部・南区西部)方面 | |
4 | 天神・博多駅 → 南部(主に南区東部・博多区南部・那珂川市・春日市)方面 | |
3 | 天神・博多駅 → 東南部(主に東区南東部・糟屋郡)方面 | |
22 | 天神・博多駅 → 東部・北部(主に東区)方面 深夜バス | |
1 | 各地 → 天神・博多駅方面 | |
- | 各地(天神・博多駅以外) → 近郊駅(大橋駅・姪浜駅・福岡空港等)方面 |
(注)行先番号は一例
路線一覧[編集]
都心部の統一行先番号[編集]
直轄営業所の路線のうち、利用者が多い・同一経路を走行する行先番号が多い路線においては、運行途中に行先番号を変更している。下表以外にも行先番号を変更する路線は多数あるが、ここでは都心部を運行する路線に限り記載する。その他の路線については各営業所の記事を参照いただきたい。 なお、下表の順路を逆方向に運転する場合や、下表の終着地より遠方に運行する場合、経路が一部異なる場合などは、従来の番号で運行する︵6番、39番など︶。 なお、下表において下線区間以降で経路・行先が重複する場合は番号変更を行わない。統一後の 行先番号 |
概要 | 経路 (実際にその番号で走行する区間のみ記載) |
統一時のバス停/統一前の行先番号 | |
---|---|---|---|---|
1 快速1(千代町まで) |
天神→明治通り→県庁方面 ※ただし郊外向け路線など例外あり |
→大名二丁目→天神→呉服町→県庁前→吉塚駅前→吉塚営業所 |
大名二丁目/12・13・51・52(西鉄グランドホテル前/快速12・快速13) | |
3 快速3(博多駅まで) |
天神→明治通り→博多駅 | →大名二丁目→天神→呉服町→博多駅 |
大名二丁目/3・快速3・12・13・56・57・快速57-1・140 | |
5 | 天神→渡辺通り→住吉通り→博多駅 | →那の津口(ボートレース福岡入口)→天神→渡辺通一丁目→博多駅 ※ただし、九大急行・天神コア前始発の急行は変更は行わない |
那の津口(ボートレース福岡入口)/300・301・302・304・305・333 | |
8 快速8(博多駅まで) |
天神→国体道路→祇園町→博多駅 |
→六本松→天神→キャナルシティ博多前→祇園町→博多駅 |
六本松/113・快速113・200・快速200・201・特快201・202・203・特快203・204・208 | |
68 | →那の津口(ボートレース福岡入口)→天神→キャナルシティ博多前→祇園町→博多駅 | 那の津口(ボートレース福岡入口)/68・503・506・526 | ||
80 | 天神→中央ふ頭クルーズセンター | →天神→市民会館南口→国際センターサンパレス前→国際会議場サンパレス前→マリンメッセ前→中央ふ頭→中央ふ頭クルーズセンター | 天神ソラリアステージ前/快速151・快速152 | |
88 快速88(博多駅まで) |
薬院駅前→博多駅→中央ふ頭 | →薬院駅前→駅前四丁目→博多駅→蔵本→国際会議場サンパレス前→マリンメッセ前→中央ふ頭 | 薬院駅前/11・19・快速19・50 | |
90 | 天神→博多ふ頭 | →天神→市民会館南口→博多ふ頭(ベイサイドプレイス) | 天神ソラリアステージ前/46・46L・63・快速161 | |
99 | 駅前四丁目→博多駅→博多ふ頭 | →駅前四丁目→博多駅→蔵本→国際センターサンパレス前→博多ふ頭(ベイサイドプレイス) | 駅前四丁目/47・48 | |
W3 快速W3 |
天神→那の津四丁目 |
→渡辺通一丁目→天神→那の津四丁目 |
清水町/W3・61・快速161(那の川/55) | |
W1 快速W1 |
天神→都市高速西公園ランプ→福岡タワー・藤崎 |
→渡辺通一丁目→天神→《都市高速》→PayPayドーム前→福岡タワー(TNC放送会館) |
清水町/W1・快速151・快速152(渡辺通一丁目/305) | |
→渡辺通一丁目→天神→《都市高速》→PayPayドーム前→福岡タワー南口→藤崎 |
渡辺通一丁目/W1・305 | |||
306 | 博多駅→都市高速西公園ランプ→福岡タワー・藤崎・歯科大病院・四箇田団地・金武営業所 | →博多駅→呉服町→《都市高速》→PayPayドーム前→福岡タワー(TNC放送会館) | 博多バスターミナル/139・快速139・306 | |
博多駅→呉服町→《都市高速》→PayPayドーム前→福岡タワー南口→藤崎→歯科大病院 |
博多バスターミナル/306 | |||
W2 | 天神→都市高速百道ランプ→福岡タワー・藤崎 |
→渡辺通一丁目→天神→《都市高速》→福岡タワー(TNC放送会館) |
渡辺通一丁目/W2・307(博多駅/44) | |
→渡辺通一丁目→天神→《都市高速》→福岡タワー南口→藤崎 |
渡辺通一丁目/W2・307 |
乗り継ぎ促進策[編集]
バスロケーションシステム[編集]
2004年10月1日より、既に一部の高速バスで実験を開始していたGPSによるバス位置情報提供システムを﹁バスロケーションシステム﹂として福岡都市圏8路線の路線バスに試験導入し、2005年4月1日から﹁にしてつバスナビ﹂として福岡都市圏全域に拡大開始し、2006年4月1日までに福岡都市圏全域が対象路線となった。このシステムでは、バスの現在位置や遅れ時間、到着予定時刻といった情報がパソコンや携帯電話と通じてリアルタイムに乗客に提供される。さらに同年11月からは福岡地区のほぼ全てのバス停[注 22]にQRコードステッカーを貼付したので、携帯電話での利用がさらに簡便になった。同時にパソコン向けに提供されている時刻表のうちバス停や駅の発車時刻表がPDF形式でも提供開始され、閲覧・印刷時の効率化が行われた。 さらに2008年11月からはテレビ西日本との共同開発による、地上デジタル放送のデータ放送を使ったバスロケーションサービス︵愛称﹁バスナビTV﹂︶を開始した。一部のバス停には、テレビ画面形式のバス案内表示板があり、パソコンや携帯電話と同じ形式で表示される。運賃・乗車券[編集]
ICカード乗車券[編集]
国際物流事業[編集]
西鉄の国際物流︵フォワーダー︶事業は国際物流事業本部が行っている。通称名はにしてつ︵英‥NNR Global Logistics︶としている。 同本部は福岡県内ではなく東京都中央区日本橋3丁目2番5号にある毎日日本橋ビルに置かれている。また、海外には現地法人17社や駐在事務所6か所を持ち、アジア、北米、欧州を中心に拠点を置いている。日本国外では英字社名の略称である﹁NNR﹂で通っているため﹁Nishitetsu﹂ロゴは使用せず、﹁NNR﹂の専用ロゴ︵上述︶を使用している。買収した他社で、﹁NNR﹂を冠する社名変更を行った例もある[39]。社員の採用についても鉄道・バス部門とは別に行っており、原則として物流部門の業務に専念する[94]。 鉄道会社︵大手私鉄︶の貨物事業部門としては規模が大きく︵鉄道系では近鉄エクスプレス・阪急阪神エクスプレスもフォワーダー事業大手だが、近鉄グループホールディングスと阪急阪神ホールディングスのグループ会社であり、その傘下の鉄道会社である近畿日本鉄道と阪急電鉄・阪神電気鉄道の直営ではない︶、2006年度は鉄道・流通・バスの各事業を抑えて同社の最多売上高部門となり、2023年3月期決算で当部門の売上は2318億円とグループ全体の半分近くが国際物流事業での売上となっている[94]。このため、西鉄自体が貨物利用運送事業法に基づく外資規制︵外国人株主が3分の1以下となる規制︶の対象となる。 1948年にパンアメリカン航空と代理店契約を結び航空営業所として設置され、1951年に航空輸送部、1978年に航空貨物事業部に改称した。1957年には西鉄・阪神・近鉄の共同出資でフォワーダー︵混載会社︶﹁ジャパン・エアカーゴ・コンソリデーターズ﹂(JAC)を設立したが、1983年にはJACが解散し、西鉄による単独混載事業を開始している。1985年には航空貨物のほか、海上貨物の取扱いも開始し、NVOCC事業を展開している。利用航空運送事業者︵エア・フレイト・フォワーダー︶としては日本通運、近鉄エクスプレス、郵船ロジスティクス、阪急阪神エクスプレスに次ぐ5位と国内屈指の事業規模である。 2008年7月1日より従来の航空貨物事業部から国際物流事業本部と改称し、日本国内の対外向けとして使用してきた﹁西鉄航空﹂の名称も﹁にしてつ﹂に改められた。その他の自社直営事業[編集]
その他以下の事業を直営で行っている。あるいは行っていた。グループ企業が行っている事業については﹁西鉄グループ﹂を参照。遊園地・動植物園事業[編集]
博多湾鉄道汽船から引き継いだ遊園地・植物園﹁かしいかえん﹂を運営していたが、2021年12月30日限りで閉園した。また、九州電気軌道時代からの直営であった到津︵いとうづ︶遊園を運営していたが、2000年に閉園し、北九州市に引き継がれて到津の森公園となった。 子会社の運営する施設として、太宰府天満宮との共同出資で設立された太宰府園が運営するだざいふ遊園地や、海の中道海洋生態科学館が運営するマリンワールド海の中道がある。不動産事業[編集]
九州地区のほか海外︵東南アジアやアメリカ合衆国︶で、ビルや商業施設、ホテル、集合住宅、住宅地などを開発している。2020年4月1日付の組織改正で、都市開発事業本部から天神地区開発を担当する本部を、住宅事業本部から海外事業開発部を独立させることを公表している[95]。街づくり事業での海外進出は2015年からで、デベロッパーにバス会社者としてのノウハウを加えて、通勤用バス運転手の育成も手掛けるなど交通渋滞対策も講じている[96]。賃貸事業[編集]
※印は、いわゆる﹁天神ビッグバン﹂による再開発事業で現存せず。 ●福岡ビル※ - 西鉄本社および店舗などが入居する商業ビル ●天神コア※ - 商業ビル ●ソラリアプラザ - 商業ビル ●ソラリアターミナルビル ●ソラリアステージ ●西鉄名店街 - 天神大牟田線の駅構内に展開している。 ●レイリア大橋 - 大橋駅高架下、旧・大橋西鉄名店街 ●高宮西鉄名店街 - 高宮駅高架下 ●柳川西鉄名店街 - 西鉄柳川駅前通路 ●エマックス・クルメ - 旧・久留米西鉄名店街 かつては新栄町駅にエマックス・オオムタ︵旧・大牟田西鉄名店街︶、飯塚バスセンターにエマックス・イイヅカ︵旧・飯塚西鉄名店街︶、後藤寺バスセンターにターミナル会館︵映画館など︶を併設していたが、いずれも閉店している。 ●レンタルオフィス天神 ●チャチャタウン小倉 - 旧・西鉄北九州線砂津車庫跡地に建設された複合商業施設 ●ラクレイス西新 - 旧・西新自動車営業所跡地に建設された商業ビル兼賃貸マンション ●シップスガーデン - 水上公園内のカフェとレストランからなる複合施設。 ●博多国際展示場&カンファレンスセンター - 博多駅と福岡空港の間に建設された大型展示場。分譲事業[編集]
マンション[編集]
●サンリヤン - 分譲マンション。JR西日本不動産開発との共同のブランド︵ジェイグランサンリヤン[97]︶もある。 ●サンカルナ博多の森 - シニアマンション ●エコノア - リノベーションマンション[98] ●MarkS city - 九州旅客鉄道との共同によるマンションブランド。MはJR九州のMJRを、Sは西鉄のサンリヤンを指す。[99] ●サンリベラ - 1棟リノベーションマンション[100] ●The Sun'S - 穴吹工務店との共同によるマンションブランド。[101] ●FLORA - ベトナムでの阪急阪神不動産︵旧‥阪急不動産︶との共同によるマンションブランド。2015年のFLORA ANH DAO[26] を皮切りに、2018年3月までに4件のプロジェクト︵フジレジデンス、キキョウレジデンス、アカリシティ︶を手がけている[102]。 ●BLANTON - 首都圏向け自社開発マンションブランド。[103]分譲団地の開発例[編集]
九州電気軌道子会社であった九州土地興業の後身である西鉄地所︵1971年に西鉄へ吸収︶は小倉市︵現・北九州市︶の海面埋立事業を行い、西鉄の発足後もしばらくの間、沿線の宅地開発を西鉄不動産と西鉄地所の両社が西鉄を代理する形で行っている。★印は鉄道駅開設またはグループバス事業拠点の移転整備を伴ったもので、一部地名重複のケースは原則として既存案件の拡張的開発。西鉄が開発した分譲団地の一覧 | |||
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名称 | 場所 | 開発年 | 備考 |
花見団地 | 福岡県古賀市:西鉄沿線 | 1966年(昭和41年) | 西鉄地所事業局開発部(現・西鉄ホーム) |
鎧坂団地 | 福岡県福岡市東区:西鉄沿線 | 1966年(昭和41年) | 西鉄地所事業局開発部 |
南ヶ丘団地 | 福岡県大野城市:西鉄沿線 | 1968年(昭和43年) | |
福智台団地 | 福岡県直方市感田:西鉄沿線 | 1970年(昭和45年) | 西鉄地所・西鉄 |
那珂川ハイツ | 福岡県那珂川市:西鉄沿線 | 西鉄 | |
月の浦ニュータウン★ | 福岡県大野城市:西鉄沿線 | 西鉄 | |
三苫団地 | 福岡県福岡市東区:西鉄沿線 | 1972年(昭和47年) | 西鉄グループ |
河桃団地 | 福岡県北九州市八幡西区:西鉄沿線 | 1972年(昭和47年) | 西鉄グループ |
平野ハイツ | 福岡県大野城市:西鉄沿線 | 1973年(昭和48年) | 西鉄グループ |
春日原団地 | 福岡県:西鉄沿線 | 1972年(昭和47年) | 西鉄グループ |
福間駅前団地 | 福岡県福津市:西鉄沿線 | 1974年(昭和49年) | 西鉄グループ |
ちくし台団地 | 福岡県筑紫野市:西鉄沿線 | 1975年(昭和50年) | 西鉄グループ |
光吉台団地 | 大分県大分市 | 1975年(昭和50年) | 西鉄グループ |
ながら野団地 | 福岡県福岡市西区:西鉄沿線 | 1977年(昭和52年) | 西鉄グループ |
名島横町団地 | 福岡県福岡市東区名島:西鉄沿線 | 1977年(昭和52年) | 西鉄グループ |
サニーヴィラ笹原南 | 福岡市博多区三筑 | ||
名島団地 | 福岡市東区名島 | 1968年(昭和43年) | |
下大利商店街団地 | 福岡県大野城市 | 1968年(昭和43年) | |
新栄町駅前団地 | 福岡県大牟田市新栄町 新栄町駅 | 1969年(昭和44年) | |
岡垣団地 | 福岡県遠賀郡岡垣町 | 1969年(昭和44年) | |
春日北町団地 | 福岡県春日市春日原北町 | 1969年(昭和44年) | |
西鉄ときわ台団地 | 福岡県北九州市 | 1969年(昭和44年) | |
桜台団地★ | 福岡県筑紫野市桜台 桜台駅 | 1971年(昭和46年) | 西鉄グループ |
朝倉街道団地 | 福岡県筑紫野市 朝倉街道駅 | 1971年(昭和46年) | 西鉄グループ |
西鉄緑が丘団地 | 福岡県直方市 | 1980年(昭和55年) | |
さわら台団地 | 福岡市早良区 | 1982年(昭和57年) | |
鶴見が丘団地 | 大分県別府市小倉 | 1982年(昭和57年) | |
おばせ駅前団地 | 1982年(昭和57年) | ||
サニーヴィラ飯倉 | 福岡市早良区飯倉 | 2000年(平成12年) | |
サニーヴィラ飯倉II | 福岡市早良区飯倉 | 2005年(平成17年) | |
サニーヴィラ美和台 | 福岡市東区美和台 福工大前駅 | 2006年(平成18年) | |
サニーヴィラ桧原 | 福岡市南区桧原 | 2002年(平成14年) | |
サニーヴィラ桧原II | 福岡市南区桧原 | 2003年(平成15年) | |
サニーヴィラ平和 | 2008年(平成20年) | ||
サニーヴィラ霧ヶ丘 | 2007年(平成19年) | ||
サニーヴィラ名島 | 福岡市東区名島 | 2004年(平成16年) | |
サニーヴィラ野方台 | 福岡市西区野方 | 2001年(平成13年) | |
サニーヴィラ野方二丁目 | 福岡市西区野方 | 2006年(平成18年) | |
サニーヴィラ有田 | 福岡市早良区有田1丁目 | ||
コットンヒルズ月の浦★ | 福岡県大野城市月の浦5丁目 | ||
コットンヒルズ那珂川ガーデンシティ | 福岡県那珂川市大字安徳字大塚 | ||
コットンヒルズ太宰府南 | 福岡県太宰府市高雄 | ||
コットンヒルズ桧原公園通り | 福岡市南区桧原4丁目 | ||
サニーヴィラ野中町 | 福岡県:西鉄沿線 | 2006年(平成18年) | 西鉄グループ |
サニーヴィラ八田 | 福岡県:西鉄沿線 | 2006年(平成18年) | 西鉄グループ |
サニーヴィラ小倉中島 | 福岡県:西鉄沿線 | 2006年(平成18年) | 西鉄グループ |
千代ニュータウン | 福岡県北九州市八幡西区千代 | 2006年:第1期、 2007年:第2期・第3期 |
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サニーヴィラ高取南 | 福岡市早良区昭代 | ||
サニーヴィラ荒江3丁目 | 福岡市早良区荒江3丁目 | ||
サニーヴィラ西新南II | 福岡市早良区荒江2丁目 | ||
サニーヴィラ有田 | 福岡市早良区有田 | ||
サニーヴィラソシエ八田 | 福岡市東区八田 | ||
サニーヴィラ地行 | 福岡市中央区地行 | ||
サニーヴィラ古賀天神 | 福岡県古賀市天神1丁目 | ||
サニーヴィラ平和IIプレステージ | 福岡市南区平和 | ||
サニーヴィラ片江中央公園 | 福岡市城南区南片江 | ||
西鉄サニーヴィラ板付7丁目RiverSide | 福岡市博多区板付 | ||
玄海ニュータウン | 福岡県宗像市 | 1983年(昭和58年) | |
佐世保大岳台団地 | 1985年(昭和60年) | ||
まなづる台 | 福岡県北九州市小倉北区真鶴 | 1987年(昭和62年) | |
牧山台団地 | 福岡県北九州市戸畑区牧山 | 1987年、 1992年:2次 |
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ちくし駅前団地 | 1988年(昭和63年) | ||
みずま団地 | 福岡県三潴町 | 1992年(平成4年) | |
直方駅前 | 福岡県直方市大字山部字側筒谷 | ||
ウェリスパーク新宮杜の宮 | 福岡県糟屋郡新宮町杜の宮 | 2008年:第1期 | |
弥生が丘★ | 福岡県北九州市小倉南区貫弥生が丘 | 1989年(平成元年) | |
弥生が丘グリーンステージ コットンヒルズ★ | 福岡県北九州市小倉南区貫弥生が丘3丁目 | 2003年(平成15年) | |
サニーヴィラ弥生が丘★ | 2007年(平成19年) | ||
サニーヴィラ陣原駅前II | 福岡県北九州市八幡西区陣原3丁目 | ||
サニーヴィラ本城 | 福岡県北九州市八幡西区本城東 | ||
サニーヴィラ荒尾緑ヶ丘 | 熊本県荒尾市荒尾字上府本道 | ||
サニーヴィラあさひ野 | 2006年(平成18年) | ||
サニーヴィラおおみぞ | 福岡県三潴郡大木町 | 1996年(平成8年) | |
サニーヴィラ芦屋海岸 | 2006年(平成18年) | ||
サニーヴィラ井堀 | 福岡県北九州市小倉北区井堀 | 2002年(平成14年) | |
サニーヴィラ井堀II | 2006年:第1期、 2007年:第2期 |
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サニーヴィラ横隈 | 福岡県小郡市横隈 | 2007年:第1期 | |
サニーヴィラ横浜 | 2006年(平成18年) | ||
サニーヴィラ王塚台北 | 兵庫県神戸市西区 | 2004年(平成16年) | |
サニーヴィラ下曽根駅南 | 2002年(平成14年) | ||
サニーヴィラ下大利駅東 | 2000年(平成12年) | ||
サニーヴィラ干隈 | 福岡市城南区干隈 | 2004年(平成16年) | |
サニーヴィラ観世音寺 | 福岡県太宰府市観世音寺 | 2007年(平成19年) | |
サニーヴィラ雁ノ巣 | 福岡市東区 | 2007年(平成19年) | |
サニーヴィラ吉志 | 福岡県北九州市門司区吉志 | 2001年(平成13年) | |
サニーヴィラ吉松東 | 2007年(平成19年) | ||
サニーヴィラ穴生公園 | 福岡県北九州市八幡西区 | 2007年(平成19年) | |
サニーヴィラ月の浦東★ | 福岡県大野城市月の浦 | 2002年(平成14年) | |
サニーヴィラ月の浦小学校前★ | 福岡県大野城市月の浦 | ||
サニーヴィラ原 | 2006年(平成18年) | ||
サニーヴィラ原II | 2006年(平成18年) | ||
サニーヴィラ原町二丁目 | 2006年(平成18年) | ||
サニーヴィラ原町別院 | 2004年(平成16年) | ||
サニーヴィラ戸畑九工大駅前 | 2004年(平成16年) | ||
サニーヴィラ戸畑浅生 | 2007年(平成19年) | ||
サニーヴィラ戸畑牧山 | 2004年(平成16年) | ||
サニーヴィラ向佐野 | 2006年(平成18年) | ||
サニーヴィラ荒江 | 福岡市早良区荒江 | 2007年(平成19年) | |
サニーヴィラ香椎 | 福岡市東区 | 2001年(平成13年) | |
サニーヴィラ香椎ヶ丘 | 福岡市東区 | 2006年(平成18年) | |
サニーヴィラ高宮 | 福岡市南区高宮 | 2003年(平成15年) | |
サニーヴィラ高宮II | 福岡市南区高宮 | 2006年(平成18年) | |
サニーヴィラ高須西 | 2000年(平成12年) | ||
サニーヴィラ国分 | 2001年(平成13年) | ||
サニーヴィラ宰府 | 福岡県太宰府市宰府 | 2006年(平成18年) | |
サニーヴィラ桜坂 | 福岡市中央区桜坂 | 2000年(平成12年) | |
サニーヴィラ笹丘 | 福岡市中央区笹丘 | 2003年(平成15年) | |
サニーヴィラ雑餉隈 | 2002年(平成14年) | ||
サニーヴィラ三苫 | 福岡市東区三苫 | 2003年(平成15年) | |
サニーヴィラ市崎 | 福岡市中央区市崎 | 2006年(平成18年) | |
サニーヴィラ若久 | 福岡市南区若久 | 2006年(平成18年) | |
サニーヴィラ若松二島 | 2007年(平成19年) | ||
サニーヴィラ重住 | 2007年(平成19年) | ||
サニーヴィラ春日原 | 福岡県春日市 | 2006年(平成18年) | |
サニーヴィラ春日原南町 | 福岡県春日市 | 2008年(平成20年) | |
サニーヴィラ春日原北町一丁目 | 福岡県春日市 | 2007年(平成19年) | |
サニーヴィラ諸岡 | 福岡市博多区諸岡 | 2006年(平成18年) | |
サニーヴィラ小郡 | 福岡県小郡市 | 2006年(平成18年) | |
サニーヴィラ小郡駅南 | 福岡県小郡市 | 2008年(平成20年):第1期 | |
サニーヴィラ小倉赤坂 | 2002年(平成14年) | ||
サニーヴィラ小倉中島 | 2006年(平成18年):第1期、 2007年(平成19年):第2期 |
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サニーヴィラ昇町 | 福岡県春日市昇町 | 2006年(平成18年) | |
サニーヴィラ松田 | 2007年(平成19年) | ||
サニーヴィラ諏訪野 | 福岡県久留米市諏訪野町字屋敷 | 2006年(平成18年) | |
サニーヴィラ瑞穂 | 2005年(平成17年) | ||
サニーヴィラ星が丘 | 2007年(平成19年) | ||
サニーヴィラ西町 | 2006年(平成18年) | ||
サニーヴィラ西町II | 2008年(平成20年) | ||
サニーヴィラ西長住 | 福岡市南区 | 2005年(平成17年) | |
サニーヴィラ青山南 | 2006年(平成18年):第1期、 2007年(平成19年):第2期 |
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サニーヴィラ青葉 | 2000年(平成12年) | ||
サニーヴィラ青葉II | 2007年(平成19年) | ||
サニーヴィラ青葉台 | 1999年(平成11年) | ||
サニーヴィラ折尾駅前 | 福岡県北九州市八幡西区 | 2006年(平成18年) | |
サニーヴィラ折尾駅前II | 福岡県北九州市八幡西区 | 2006年(平成18年) | |
サニーヴィラ多賀 | 2007年(平成19年) | ||
サニーヴィラ太宰府駅前 | 福岡県太宰府市 | 2004年(平成16年) | |
サニーヴィラ大手町 | 2004年(平成16年) | ||
サニーヴィラ大門 | 2003年(平成15年) | ||
サニーヴィラ大野城中央 | 福岡県大野城市 | 2007年(平成19年) | |
サニーヴィラ竹末 | 2005年(平成17年) | ||
サニーヴィラ筑紫丘 | 2007年(平成19年) | ||
サニーヴィラ長住 | 福岡市南区 | 2007年(平成19年) | |
サニーヴィラ通古賀 | 福岡県太宰府市 | 2007年(平成19年) | |
サニーヴィラ鶴田 | 福岡市南区 | 2007年(平成19年) | |
サニーヴィラ東鳴水 | 2008年(平成20年) | ||
サニーヴィラ湯野原 | 2007年(平成19年):第1期・第2期、 2008年(平成20年):第3期 |
||
サニーヴィラ二日市(杉塚) | 福岡県筑紫野市二日市 | 2003年(平成15年) | |
サニーヴィラ二日市西 | 福岡県筑紫野市二日市西 | ||
サニーヴィラ日明 | 2003年(平成15年) | ||
サニーヴィラ白木原 | 福岡県大野城市 | 2004年(平成16年) | |
サニーヴィラ白木原駅前 | 福岡県大野城市 | 2007年(平成19年) | |
サニーヴィラ八女 | 福岡県八女市 | 2000年(平成12年) | |
サニーヴィラ八幡駅前 | 福岡県北九州市八幡東区 | 2006年(平成18年) | |
サニーヴィラ徳力嵐山口 | 福岡県北九州市小倉南区南方五丁目 | ||
美鈴の杜 | 福岡県小郡市美鈴の杜一丁目 | 2008年(平成20年) | |
美鈴が丘 | 福岡県小郡市美鈴が丘2丁目 | 1995年(平成7年) | |
三国が丘★ | 福岡県小郡市三国が丘1丁目 | ||
弥生が丘グリーンステージ コットンヒルズ★ | 福岡県北九州市小倉南区貫弥生が丘3丁目 | ||
上の原 | 福岡県北九州市八幡西区 | 2006年(平成18年):第1期、 2007年(平成19年):第2期、 2007年(平成19年):第3期、 2008年(平成20年):第4期 |
|
西鉄星が丘 | 福岡県北九州市八幡西区 | 2006年(平成18年) | |
リビオ桃園第1期 | 福岡県北九州市八幡東区桃園 | 2007年(平成19年) | |
サニーヴィラ合川町 | 福岡県久留米市合川町字葉山 | ||
サニーヴィラ津福今町 | 福岡県久留米市津福今町字西浦 | ||
西鉄大里本町 | 福岡県北九州市門司区 | 2007年(平成19年) | |
パークサイド月の浦★ | 福岡県大野城市月の浦 | 2000年(平成12年) | |
パークプレイス大分公園通り | 大分市公園通り5丁目 | ||
パルク長府浜浦台 | 山口県下関市 | 2007年(平成19年):第1期 | |
花美坂 | 福岡県遠賀郡芦屋町 | 2001年(平成13年) | |
桜美台 | 福岡県宗像市 | 1999年(平成11年) | |
ガーデンヒルズ美しが丘 | 福岡県筑紫野市美しが丘南 |
保育園事業[編集]
- にしてつ保育園「ピコラン」
生活支援サービス事業[編集]
- ベンリーにしてつ - ベンリーコーポレーションのフランチャイズ[104]。
- コンビニエンスストア「NP Smile」(駅売店・エキナカでの自社コンビニ)
農業関連分野(6次産業)[編集]
飲料水宅配サービス事業[編集]
﹁いえすい﹂として飲料水宅配サービス事業を事業創造部が運営[106]。過去の事業[編集]
ウェディングプロデュース事業[編集]
●オーダーメイドウェディングサロン﹁フォセット﹂︵博多リバレインイニミニマニモB1︶野球との関係[編集]
﹁西鉄﹂の名前を日本全国に広めたのはプロ野球とも言える。西鉄は太平洋戦争中の1943年に球団買収で西鉄軍を発足させ、日本野球連盟に参加したが、この年限りで解散している。 戦後、西鉄はプロ野球復帰を望んだが、西鉄軍は連盟に解散届を提出していたために復帰を認められなかった。そこで西鉄はアマチュア社会人野球チームを結成。1948年の第19回都市対抗野球大会では優勝を収める。社内ではこのチームを基に再びプロ野球に参戦しようという機運が盛り上がっていた。 日本野球連盟が2リーグ制へ分裂した1949年11月26日、西鉄は社会人野球チームを発展させる形で西鉄クリッパースを創設[107]。1950年1月28日運営会社西鉄野球株式会社を設立し、パシフィック・リーグの一員として参加した。1951年には同じ福岡市︵平和台球場︶を本拠地としていたセントラル・リーグの西日本パイレーツを統合して西鉄ライオンズと改称し、以後1972年まで所有した。ライオンズは1956年 - 1958年の日本シリーズ3連覇を含めて5度のリーグ優勝に輝いたが、1969年に発覚した黒い霧事件で戦力・人気両面で致命的なダメージを受け、福岡市内線廃止問題も浮上したことで西鉄は1972年シーズン後に中村長芳に球団を売却する。チーム名は太平洋クラブをスポンサーとして太平洋クラブライオンズとなる。その後クラウンライターライオンズを経て1978年10月に国土計画へ売却され西武ライオンズとなり、本拠地は埼玉県所沢市に移転した。なお、西鉄野球として設立された運営会社は福岡野球株式会社・株式会社西武ライオンズと商号変更を繰り返しながらも現在まで存続している。 埼玉西武ライオンズはかつては西鉄を含めた福岡時代の成績や記録を自らの歴代記録に含んでこなかった。一例として、毎年発行されるファンブックに掲載される年表では、長年にわたり1978年の買収を球団発足とする記述がなされていた。ところが、堤義明をはじめとした西武グループ創業家一族の失脚によるグループ再編を受け、2008年1月末から球団公式サイト内の年表では福岡時代についても記述するようになっただけでなく、同年は西鉄創業100周年事業と西武球団としての30周年事業とが重なったこともあり、﹁ライオンズ・クラシック﹂と題して西鉄時代のユニフォームを復刻して試合で着用するイベントを行った。これに合わせて球団公式サイトでは福岡時代の歴史を大きく取り上げる[108] など、これまでの姿勢を大きく転換した。このイベントには西鉄も後援企業として参加したほか、地元福岡では福岡三越とともに﹁よみがえる西鉄ライオンズ﹂と題した記念イベントを開催[109]し、独自の記念グッズも販売した。その後、西鉄の他に福岡野球が経営していたころや、戦前の西鉄軍の前身で、奇しくも西武の源流企業︵現在の西武新宿線の前身︶が経営に関与していた東京セネタースについても取り上げた企画を行っている。 現在はかつてのライバル球団・南海ホークスの後身である福岡ソフトバンクホークスを地元企業として後援し、2017年から同球団に復帰した川﨑宗則選手︵アメリカ在住時はメジャーリーグ﹁シカゴ・カブス﹂所属︶を西鉄電車イメージキャラクターに起用していた。川﨑は西鉄のCMやポスター︵電車が主だが、同社の別事業にも一部出演︶に出演し、西鉄福岡︵天神︶駅の一日駅長を務めたこともある。西鉄に関係する人物[編集]
前身会社の関係人物を含む。歴代社長[編集]
代数は九軌より数える。カッコ内は在任期間[110]。
- 初代:松方幸次郎(1908年12月11日 - 1930年6月27日)
- 2代:松本枩蔵(1930年6月27日 - 同年10月8日):松方の妹婿。株譲渡により辞任後九州電気軌道不正手形事件発覚。
- 3代:大田黒重五郎(1930年10月8日 - 1935年6月25日)
- 4代:村上巧児(1935年7月15日 - 1945年11月26日):西鉄設立
- 5代:野中春三(1945年11月26日 - 1951年11月27日)
- 6代:木村重吉(1951年11月27日 - 1959年11月27日)
- 7代:野中春三(1959年11月27日 - 1960年6月6日、再任)
- 8代:宮田又三郎 (1960年6月14日 - 1963年11月27日)
- 9代:楠根宗生(1963年11月27日 - 1970年5月27日)
- 10代:吉本弘次(1970年5月27日 - 1981年6月27日)
- 11代:木本元敬(1981年6月27日 - 1985年6月28日)
- 12代:大屋麗之助(1985年6月28日 - 1991年6月27日)
- 13代:橋本尚行(1991年6月27日 - 1997年6月27日)
- 14代:明石博義(1997年6月27日 - 2003年6月27日)
- 15代:長尾亜夫(2003年6月27日 - 2008年6月27日)
- 16代:竹島和幸(2008年6月27日 - 2013年6月27日)
- 17代:倉富純男(2013年6月27日 - 2021年3月31日):前社長、現会長
- 18代:林田浩一(2021年4月1日 - )[111]:現社長
主な西鉄グループ企業[編集]
同業他社およびそのグループとの関係[編集]
西鉄では以前に大分県への近鉄グループの進出を巡り、一時期近畿日本鉄道と対立していたことがあったが、現在は小康状態となっている。