「東京メトロポリタンテレビジョン」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
35行目: | 35行目: | ||
*なお、同局はメディアセンター移転を「フルデジタル化」とPRしていたが、これはデジタルマスターが簡易マスターからフルHD対応になるということであって、他局同様、全ての番組放送をフルハイビジョン品質で放送するという意味ではないく、一部の番組はいわゆる“[[額縁放送|超額縁(4:3SD)状態]]”で放送している。 |
*なお、同局はメディアセンター移転を「フルデジタル化」とPRしていたが、これはデジタルマスターが簡易マスターからフルHD対応になるということであって、他局同様、全ての番組放送をフルハイビジョン品質で放送するという意味ではないく、一部の番組はいわゆる“[[額縁放送|超額縁(4:3SD)状態]]”で放送している。 |
||
*アナログ放送でレターボックス形式のCMを見ると、デジタル放送と同様の位置へ時刻表示までが右へずれ極小表示になり、大変みっともない状態になっている。 |
|||
=== アニメ番組 === |
=== アニメ番組 === |
2006年12月1日 (金) 07:06時点における版
東京メトロポリタンテレビジョン | |
---|---|
英名 |
Tokyo Metropolitan Television Broadcasting Corp. |
放送対象地域 | 東京都 |
ニュース系列 | - |
番組供給系列 | 全国独立UHF放送協議会 |
略称 | MX、MXTV |
愛称 | TOKYO MX、(東京)MXテレビ |
呼出符号 | JOMX-(D)TV-DTV |
開局日 | 1995年11月1日 |
本社 |
〒102-8002 東京都千代田区麹町一丁目12番地 (メディアセンターと呼称) |
演奏所 |
本社と同じ |
リモコンキーID | 9 |
デジタル親局 | 東京 20ch |
アナログ親局 | 東京 14ch |
ガイドチャンネル | 14ch |
主なアナログ中継局 |
八王子40ch 多摩60ch 青梅44chほか |
公式サイト | http://www.mxtv.co.jp/ |
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/7/78/Telecom_center_2005_oct2.jpg/300px-Telecom_center_2005_oct2.jpg)
東京メトロポリタンテレビジョン株式会社︵とうきょう-、Tokyo Metropolitan Television Broadcasting Corp.︶は、東京都を放送対象地域とする放送局である。愛称はコールサインのJOMX-DTV・JOMX-TVから取ったTOKYO MX(06.7.27~)または東京MXテレビ。略称はMX又はMXTV。
概説
局略歴
●長年、東京都域にはいわゆる“ローカルテレビ局”が存在しなかった。これを受け、かつて東京都知事であった鈴木俊一や、東京商工会議所などの意向で“東京に密着した放送局”として開局にいたった。開局前にはジャパンキャピタルテレビとの競願となったが、最終的にはMXテレビにUHF波の免許が交付された。 ●1995年の開局当初はワイドクリアビジョン放送・映像記者制の導入・延べ12時間以上にわたる地域ニュース番組﹃東京NEWS﹄を中心に置いたニュース番組主体の編成を行い、他局との差別化を図ったが、都内では長年東京都内にUHF局が存在しなかったため、︵東京タワー向け︶UHFアンテナを立てていない家屋が未だ多く経営面で苦戦が続いた。また当初は視聴者の意見を考慮しているとは言い難い編成方針、当時の番組審議会委員たちの放送に関する知識のなさ、及び経営悪化に伴う安易な辞任など、色々な面で波乱万丈だった。 ●後に筆頭株主である株式会社エフエム東京の代表取締役会長・後藤亘が1997年6月から社長︵非常勤︶に就任し、一般番組の他テレビショッピング・各種娯楽番組の充実に努め、番組構成を大幅に見直した結果、2003年3月期からは3期連続での黒字を達成。2004年度で累積赤字を一掃した。しかし、2006年春の首都圏ネット4離脱問題[1]、アンテナ普及率の悪さ︵ただしデジタル化で都内ほぼすべての世帯で普及すると思われる︶などを見る限り、東京周辺地域UHF局ではやや孤立しており、将来見通しが必ずしも明るいと言えない。送受信状況
●アナログ放送の送信出力は東京都域局であるために他の広域局より低い10kW︵映像︶。その上送信アンテナは東京タワーでも下の方に付いており、あまり恵まれた送信体制ではない。しかしそれでも電波は関東平野一帯に届いているので群馬県・栃木県・茨城県の南部で受信可能な地域も少なくない[2]。なお、静岡県伊豆方面、山梨県甲州市塩山、同県山梨市でも区域外受信により視聴可能。 ●デジタル放送の送信出力は3kw︵アナログ換算30kw︶と出力が大きい。これは未だに多摩中継局の処遇が決まらないことと、近いバンド数に放送大学︵アナログ50kw︶があり、これのデジアナ混信の影響を抑えたいためとしている。しかしこれが自立鉄塔で親局500w~1kwでの免許を強いられた周辺県域U局の不興を買い﹁首都圏ネット4﹂のMXTV脱退︵事実上の追放︶に少なからず影響したと言われている。MXTV側は多摩方向以外は減力︵それでも2kw相当︶しているが、実際はアナログ設備やInterFMの中継局の関係でビームの高さがとれず都心や川崎の高層ビルや多摩丘陵の影響を大きく受けたtvkや平地からの発射のテレ玉よりは少なくとも広範に電波は届いている。実際、周辺3県のCATV︵特にヘッドエンドを共用しているJCN系列︶では地元局の再送信が行われず、MXTVの再送信が行われる事例が非常に多く、大きな問題をはらんでいる。[3]デジタル放送体制
●2003年12月から独立UHF放送局で初めて地上デジタル放送を開始。しかし局内にハイビジョン対応のマスター機材がないため、すべて4:3の標準画質の画像をアップコンバートして放送していた。そのため16:9比率の番組放送は上下左右に黒帯が入り、画面が小さく見にくくなっていた︵いわゆる額縁放送︶。また、ワンセグも行われていなかった。現在はフルデジタル化をアピールしていることから、現社屋移転までは暫定放送的な意味合いだったことも伺える。 ●2006年7月からは報道取材における都内主要拠点への利便性や営業活動の円滑化を目的とし、東京都千代田区麹町の半蔵門メディアセンター[4]に本社を移転した。この新社屋にはハイビジョン放送設備が設置され、待望のフルハイビジョン放送︵額縁放送の解消︶やワンセグが開始された。当初スケジュール消化が少々遅れ気味であったため、7月からのハイビジョン収録・送出開始が危惧されたが、無事メディアセンター収録の番組は生・収録問わずハイビジョン化された。 ●放送機材のハイビジョン化に伴い、NHKを除く、民放のレギュラー編成としては初となるマルチチャンネル編成を2006年7月以降より実験的に開始している。[5]まずは7月から11月にかけて東京シティ競馬中継において、第1チャンネル︵091︶では通常番組を、第2チャンネル︵092︶では競馬中継を放送している。[6]また、8月30日には東京シティ競馬とJリーグFC東京戦の生中継を初めてマルチチャンネル同時放送で実施、9月1日からは平日13~17時に第2チャンネルでヘッドラインニュースや交通情報を放送するなど、今後はマルチチャンネル編成を強化していく予定となっている。 ●なお、同局はメディアセンター移転を﹁フルデジタル化﹂とPRしていたが、これはデジタルマスターが簡易マスターからフルHD対応になるということであって、他局同様、全ての番組放送をフルハイビジョン品質で放送するという意味ではないく、一部の番組はいわゆる“超額縁︵4:3SD︶状態”で放送している。アニメ番組
●他のUHF局同様、基本的には自局制作は行っていない。2006年現在に至るまで唯一制作したテレビアニメは1996年10月6日から1997年3月30日まで放送された﹃わんころべえ﹄︵あべゆりこ作、講談社なかよし連載漫画作品のアニメ版︶。日曜日10時30分から10時45分の15分番組で、2クール26話が放送された。同作はその後中部日本放送(CBC)やチバテレビ(CTC)、NHK BS2などでも放映された。 ●東京の準キー局足る事を志向していると言われる局全体の傾向により、下記に列挙する様な独自の編成方針が目立つ。 ●﹃地獄少女﹄・﹃妖怪人間ベム︵2006年版︶﹄[7]など、他の関東地上波局では放送されていない番組を放送。 ●﹃地獄少女﹄[8]や2006年7月から開始した作品[9]など、他局では深夜枠で放送しているUHFアニメ作品数作を、表現上問題ないと判断してか[10]夕方枠で放送。 ●﹃アニメ魂﹄枠作品群を2003年の枠開始時から放送[11]。 ●いわゆるUHFアニメに分類される、新作アニメ番組の放送数は他の独立UHF局よりも少なめだったが、近年は新たな視聴者層開拓のため増加傾向にある。[12] ●旧作アニメの放送にも力を入れており、2006年10月からは月~土のゴールデンタイムにアニメ放送枠を設け、異例とも言える放送体制を敷いた。 ●東京国際アニメフェアの実行委員会にも参加しており、同フェアに関する特別番組や、同フェアなど国内外の各種コンペティションで受賞に輝いた作品を放送する﹁クリエーターズワールド﹂等を放送、また同フェアでのアニメ業界との交流を通じて、将来的にはMXTV独自のオリジナル作品の制作・放送を目指している。 この流れを受け、2006年12月に公開される劇場用アニメ作品﹃鉄コン筋クリート﹄では製作に参加、クレジットにも“TOKYO MX”の銘が記された。その他
●開局当初、東京都域テレビ局としてのカラーを出すために、他の在京キー局に見られる特定新聞社の影響力を抑えていた。この関係で、現在でも他の在京キー局ほどには新聞社と親密な関係に無いが、スポットCM枠があまり売れていないためか、結果として主要株主である中日新聞社︵東京新聞︶のCMが多く流れている。また、現在の東京都知事である石原慎太郎が産経新聞社の論客として名を連ねていることから、報道の論調における﹁ねじれ現象﹂が生じている面がある。 ●元々報道を重視した放送体制を採っていたためか、時には既存の報道組織に束縛されにくい身軽な立場を生かした報道体制を取ることがある。特に2004年9月9日の衆議院総務委員会において、当時発生していた一連のNHKの不祥事問題に関して海老沢勝二NHK会長︵当時︶の参考人招致が行われた際、NHKが放送を行わなかったため、急遽MXTVが通常の編成を取り止め、異例ともいえる同委員会の生中継を実施したことが注目を浴びた。地上波で中継を実施したのはMXTVとtvkの2局だけだったため、反響も大きかった。 ●U系放送局では珍しく割と頻繁に自社制作番組を改編することが多く、その際、“お家騒動”のようなゴシップが良く発生することが多い模様。一例としては開局初期に採用していた映像記者の大量退職、﹁東京NEWS21時﹂﹁白沢みきのモーニングTOKYO﹂﹁イブニングTOKYO﹂﹁テレバイダー﹂など功績のある出演者やスタッフが退社して番組がなし崩しに終了するケースなど。他のU局では経費節減で番組終了というケースは数え切れないほどあるが、MXTVの様なケースは極めて稀と言える。 ●他の独立UHF放送局と同様、毎年夏の高校野球の予選シーズンには、地元である東西の東京大会を中継・放送している。開局当初は一回戦から決勝まで放送していたが、午前11時から13時までは﹁東京NEWS﹂を放送して、この間は中継を中断していた。なお、後年は中断こそなくなったものの、経営建て直しの際に見直し対象になったためか、神宮球場で行われる準々決勝以降のみの中継・放送となった。 ●放送と通信の融合の試みとして、﹁BlogTV﹂の本編をYouTubeやGoogle Videoなどの動画共有サイトで配信すると発表した。このような形で日本の放送局が動画共有サイトを活用して自局の放送コンテンツをほぼリアルタイムに無料配信する試みは初めてである。会社概要
●本社︵登記上の本店︶・演奏所: 東京都千代田区麹町1丁目12番地 ︵メディアセンター︶ ●送信所 ●親局: 東京都港区芝公園四丁目2番8号 ︵東京タワー︶ ●デジタル放送 - 20ch︵リモコンキーID9︶ 周波数515.142857MHz︵出力3kw︶ ●アナログ放送 - 14ch 映像周波数477.25MHz、音声周波数481.75MHz︵映像出力10kw、音声出力2.5kw︶ ●中継局 ●アナログ中継局
|
|
●支局
●多摩ニュースセンター‥東京都立川市錦町1丁目10-25 Y.S錦町ビル7F
●サテライトスタジオ
●メディアギャラリーXEBEC︵廃止︶[13]‥東京都千代田区有楽町1-11-1 読売会館1F ビックカメラ有楽町店内
主な株主
括弧内は、2005年9月30日現在の株式の所有割合。 ●株式会社エフエム東京 ︵10.00%︶ ●株式会社中日新聞社 ︵7.32%︶ ●東京都 ︵4.10%︶ ●鹿島建設株式会社 ︵〃︶ ●東京急行電鉄株式会社 ︵3.40%︶ ●株式会社ソニー・放送メディア ︵2.40%︶ ●財団法人特別区協議会 ︵〃︶ ●イオン株式会社 ︵〃︶ ●株式会社東京ドーム ︵〃︶ ●三井住友海上火災保険株式会社 ︵〃︶ ●株式会社三越 ︵〃︶ ●三菱商事株式会社 ︵〃︶沿革
●1993年︵平成5年︶2月1日 - 標準テレビジョン放送の予備免許を受ける。 ●1993年︵平成5年︶4月30日 - 東京メトロポリタンテレビジョン株式会社設立。当時の通称はMXテレビ。開局から現社屋に移転するまで、本社は東京都江東区青海のテレコムセンターにあった。 ●1995年︵平成7年︶10月13日 - 標準テレビジョン放送の本免許を受ける。 ●1995年︵平成7年︶11月1日 - 標準テレビジョン放送の本放送を開始︻JOMX-TV︼。 ●1996年︵平成8年︶11月29日 - 標準テレビジョン文字多重放送の免許を受ける。 ●1996年︵平成8年︶12月8日 - 標準テレビジョン文字多重放送を開始︻JOMX-TCM︼。 ●2001年︵平成13年︶12月1日 - 通称をMXテレビから東京MXテレビに変更。 ●2003年︵平成15年︶3月31日 - 標準テレビジョン文字多重放送の免許を取り下げ︻JOMX-TCM︼。 ●2003年︵平成15年︶4月18日 - 地上デジタルテレビジョン放送の予備免許を受ける。 ●2003年︵平成15年︶11月25日 - 地上デジタルテレビジョン放送の本免許を受ける。 ●2003年︵平成15年︶12月1日 - 地上デジタルテレビジョン放送を開始︻JOMX-DTV︼。 ●2006年︵平成18年︶7月1日 - 本社を東京都千代田区麹町の半蔵門メディアセンターに移転。アナログ・デジタル統合マスター運用開始︵NEC製︶。同時に地上デジタルテレビジョン放送でのハイビジョン放送・ワンセグ放送を開始。 ●2006年︵平成18年︶7月27日 - 局呼称を東京MXテレビからTOKYO MXに変更。同時にロゴキャラクターとして村上隆デザインのゆめらいおんを導入。OP・ED
●2006年7月27日以降はゆめらいおんが回転するアニメーションになっている。この映像はゆめらいおんのデザインを担当した村上隆のデザイン事務所、カイカイキキのWebサイト上でステーションIDとともに公開されている。主な番組
![]() | この項目は最新・正確な番組情報を提供するものではありません。録画・録音・視聴・聴取などの際には放送局の公式Webサイトなどで確認してください。免責事項もあわせてご覧ください。※このテンプレートは過去の議論により既に廃止されており、現在は使用すべきではありません。詳細はWikipedia‐ノート:ウィキプロジェクト 放送番組#番組警告テンプレートの廃止提案をご覧ください。 |
※HD 地上デジタルハイビジョン制作番組