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「第16回NHK紅白歌合戦」の版間の差分

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|番組名=第16回NHK紅白歌合戦

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'''16NHK'''[[1965]][[1231]][[]]16[[NHK]]21052345[[|NHK]][[]]

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== 概要 ==

== 出演者 ==

=== 司会者 ===

*[[カラーテレビ|カラー]]放送であり、当時のオリジナルの放送用カラー[[ビデオテープ]]が2種類現存する。現存が前から確認されていた1つ目のカラー映像は冒頭40分欠落の上、色ずれなど映像に乱れが生じ退色も激しいものであったが、2つ目のカラー映像が[[2011年]][[5月]]にたまたまNHK局内の音楽倉庫で3本の原版[[2インチVTR]]で発見され、東京都墨田区の[[レトロエンタープライズ]]の手によって修復・ダビングが行われ[[HDCAM]]テープに転写され、新たにNHKアーカイブスに保管された<ref>[http://film.club.ne.jp/item/JSIMPTE.pdf 社団法人 日本映画テレビ技術協会 会報掲載記事] - レトロエンタープライズ</ref>。2つ目のカラー映像は1時間40分の短縮版である<ref>[http://www.nhk.or.jp/archives/hiwa/120406_2.html NHKアーカイブス公式ページ『お宝発見ニュース』第18回]</ref>。また、NHKが記録した[[キネコ]](白黒、完全版)と、白組司会を務めた[[宮田輝]]の夫人が自宅で録画し、後にNHKに提供された完全版白黒ビデオテープもあり、計4種類の映像が現存する。後年に1つ目のカラー版とキネコ版は、それぞれ違う年に『思い出の紅白歌合戦』([[NHK衛星第2テレビジョン|BS2]])で再放送された(カラー版放映時は短縮編集され、同じく[[1963年]]・[[第14回NHK紅白歌合戦|第14回]]を短縮編集したものと合わせて2年分一緒に放映)。しかし、NHKのデータベースに公式に登録されている映像はカラー版のみであり、他の2種類(白黒)はNHKの外部に保管されているものと思われる。

*紅組司会:[[林美智子 (女優)|林美智子]] - 女優。前年の[[連続テレビ小説]]『[[うず潮 (小説)#連続テレビ小説版|うず潮]]』のヒロイン・林フミ子役。

*今回はカラー写真も現存する(開催された後に発行された「[[グラフNHK]]」の表紙など)。

*白組司会:[[宮田輝]] - NHKアナウンサー

*番組側は当初紅組司会はここ2年間に引き続き[[江利チエミ]]を起用する方針だったが、江利は[[第15回NHK紅白歌合戦|前回]]の司会の際に神経疲れから胃を壊してしまい、「もうコリゴリ」と辞退。江利の辞退表明後、[[淡路恵子]]や[[ロミ山田]]の起用も番組側は検討したが、最終的には前年の[[連続テレビ小説]]『[[うず潮 (小説)|うず潮]]』([[NHK大阪放送局|大阪局]]制作)のヒロイン・[[林美智子 (女優)|林美智子]](且つ前回は審査員)を抜擢した<ref>[[合田道人]]『紅白歌合戦の舞台裏』、89頁。</ref>。朝ドラのヒロイン経験者が紅白の司会を務めるのは史上初の出来事であった<ref>以後も朝ドラヒロイン経験者の司会起用は行われていくが、大阪局制作作品のヒロイン経験者が司会に起用されたケースは今回の林のみである。また、翌[[第17回NHK紅白歌合戦|第17回]]([[1966年]])以降も幾度となく朝ドラヒロイン経験者が紅組司会の候補に挙がったが、次の朝ドラヒロイン経験者の紅組司会起用は[[第37回NHK紅白歌合戦|第37回]]([[1986年]])まで待つこととなった(同回では同年上期作品『[[はね駒]]』のヒロイン・[[斉藤由貴]]が紅組司会を担当)。</ref>。

*総合司会:[[石井鐘三郎]] - NHKアナウンサー

*紅組トリは前回に引き続き[[美空ひばり]]の「[[柔 (美空ひばりの曲)|柔]]」(この年の『[[第7回日本レコード大賞]]』受賞曲。前年からロングヒットした。なお前回とは異なり大トリでの歌唱となった)が選曲された。なお、これに関し各マスコミから「2年連続同じ歌を歌うとは非常識だ」とのバッシングもあった<ref>[[太田省一]]『紅白歌合戦と日本人』、114頁。</ref>。

*テレビ実況:[[北出清五郎]] - NHKアナウンサー

*翌年の[[大河ドラマ]]『[[源義経 (NHK大河ドラマ)|源義経]]』の出演者がゲスト出演。翌年の『大河ドラマ』の宣伝演出が行われるのは今回が初めてだった。

*[[倍賞千恵子]]のバックには、当時[[松竹歌劇団]]に所属していた妹の[[倍賞美津子]]がダンスで参加。このシーンは[[2007年]]に『[[きよしとこの夜]]』の中でも倍賞本人がゲストの時に紹介された(映像は1つ目のカラー版)。

*当時はまだ男女混成グループの出場が認められておらず、白組出場の[[和田弘とマヒナ・スターズ]]の「[[愛して愛して愛しちゃったのよ]]」は女性ボーカルの[[田代美代子]]抜きで歌った。男性ボーカルの[[松平直樹]]は曲中、「やっぱり、うちの美代子がいないと淋しいよ」と言っている。田代は翌年の第17回に、「[[ここがいいのよ]]」(同じく和田弘とマヒナ・スターズとの歌)でソロで初出場を果たしている。

*この年[[紫綬褒章]]およびレコード大賞特別賞を受賞した[[東海林太郎]]が返り咲き、「[[赤城の子守唄]]」を熱唱した。

*曲名テロップの右側には、曲名に合わせた挿絵が添えられているのが特徴だった。

*優勝は白組。

*今回使用した[[マイクロホン]]は、司会者・歌手用共に[[SONY]] C-38A。また、坂本スミ子のみAKG D-24Eの[[ハンドマイク]]使用。

*[[第5回NHK紅白歌合戦|第5回]]([[1954年]])の初出場から今回まで12年連続で出場した[[ペギー葉山]]は翌年の第17回で紅組司会に起用された関係で連続出場が今回を以ってストップした<ref>翌年の第17回と[[第18回NHK紅白歌合戦|第18回]]([[1967年]])の司会は「例え歌手であっても司会に専念してもらう」というNHKの方針があったため。</ref>。第18回も同年産休入りしたため出演せず(当初は同回も紅組司会の本命候補だった)、再出場はその次の年である[[第19回NHK紅白歌合戦|第19回]]([[1968年]])まで待つこととなった。



紅組司会は当初は2回連続で担当していた[[江利チエミ]]にオファーされたが、[[第15回NHK紅白歌合戦|前回]]の司会の際に神経疲れから胃を壊した江利は「もうコリゴリ」と辞退。結果、前年の連続テレビ小説がきっかけで爆発的な人気を得た林美智子(前回は審査員)が起用された。朝ドラのヒロイン経験者の司会起用は初。紅組司会の人選ではほかに、[[淡路恵子]]や[[ロミ・山田]]の起用も検討されたという{{Sfn|合田|p=89}}。

== 司会者 ==

*紅組司会:[[林美智子 (女優)|林美智子]]

*白組司会:[[宮田輝]]アナウンサー

*総合司会:[[石井鐘三郎]]アナウンサー

*テレビ中継:[[土門正夫]]アナウンサー



== 演奏 ==

=== 出場歌手 ===


{{Legend2|PaleGreen||border=solid 1px #aaa}}{{Legend2|aqua||border=solid 1px #aaa}}

*紅組:[[原信夫とシャープス・アンド・フラッツ]](指揮 [[原信夫]])

{| class="wikitable" style="text-align:center;font-size:smaller;white-space:nowrap""

*白組:有馬徹とノーチェ・クバーナ(指揮 有馬徹)

*オーケストラボックス:[[東京放送管弦楽団]](指揮 [[藤山一郎]])


== 審査員 ==

* [[坂本朝一]]・NHK芸能局長

* [[円地文子]](作家)

* [[安達曈子]](華道家)

* [[入江美樹]](ファッションモデル)

* [[藤村志保]](女優。この年の[[大河ドラマ]]『[[太閤記 (NHK大河ドラマ)|太閤記]]』の[[高台院|ねね]]役)

* [[小絲源太郎]](洋画家)

* [[松下幸之助]]([[パナソニック|松下電器産業]]会長・社主)

* [[ファイティング原田]]([[プロボクサー]]、第5代世界[[バンタム級]][[チャンピオン]])

* [[緒形拳]](俳優。『太閤記』の主人公・[[豊臣秀吉]]役および翌年の大河ドラマ『[[源義経 (NHK大河ドラマ)|源義経]]』の[[武蔵坊弁慶]]役)

* 地方審査員のみなさん16名


== 大会委員長 ==

* 浅沼博・NHK放送総局長


== 出場歌手 ==

{| class="wikitable"

|+

|+

|-

|-

! colspan="2" style="background: #f33; width: 50%;" | 紅組

! colspan="4" style="background: #f33; width: 50%;" | 紅組

! colspan="2" style="background: #fff; width: 50%;" | 白組

! colspan="4" style="background: #fff; width: 50%;" | 白組

|-

|-

!曲順

! 歌手

! 歌手

!回

! 曲

! 曲

!曲順

! 歌手

! 歌手

!回

! 曲

! 曲

|-

|-

!2

|[[三沢あけみ]](2)||アリューシャン小唄||[[舟木一夫]](3)||高原のお嬢さん

|bgcolor="aqua"|[[三沢あけみ]]

|2

|アリューシャン小唄

!1

|[[舟木一夫]]

|3||[[高原のお嬢さん (舟木一夫の曲)|高原のお嬢さん]]

|-

|-

!4

|[[都はるみ]](初)||[[涙の連絡船]]||[[井沢八郎]](初)||北海の満月

| style="background:palegreen|[[都はるみ]]

|初||[[涙の連絡船]]

!3

| style="background:palegreen|[[井沢八郎]]

|初||北海の満月

|-

|-

!6

|[[西田佐知子]](5)||[[赤坂の夜は更けて/女の意地|赤坂の夜は更けて]]||[[春日八郎]](11)||大阪の灯

|[[西田佐知子]]

|5||[[赤坂の夜は更けて/女の意地|赤坂の夜は更けて]]

!5

|[[春日八郎]]

|11||大阪の灯

|-

|-

!8

|[[雪村いづみ]](8)||[[スワニー]]||[[坂本九]](5)||[[ともだち (坂本九の曲)|ともだち]]

|[[雪村いづみ]]

|8||[[スワニー (ガーシュウィン)|スワニー]]

!7

|[[坂本九]]

|5||[[ともだち (坂本九の曲)|ともだち]]

|-

|-

!10

|[[仲宗根美樹]](4)||海と野菊と船頭さん||[[克美しげる]](2)||あゝせつなきわが心

|[[仲宗根美樹]]

|4||海と野菊と船頭さん

!9

|[[克美しげる]]

|2||あゝせつなきわが心

|-

|-

!12

|[[梓みちよ]](3)||忘れたはずなのに||[[ダーク・ダックス]](8)||[[エーデルワイス (音楽)|エーデルワイス]]

|[[梓みちよ]]

|3||忘れたはずなのに

!11

|[[ダークダックス]]

|8||[[エーデルワイス (1959年の曲)|エーデルワイス]]

|-

|-

!14

|[[園まり]](3)||[[逢いたくて逢いたくて]]||[[山田太郎 (歌手)|山田太郎]](初)||新聞少年

|[[園まり]]

|3||[[逢いたくて逢いたくて]]

!13

| style="background:palegreen|[[山田太郎 (歌手)|山田太郎]]

|初||新聞少年

|-

|-

!16

|[[九重佑三子]](2)||抱きしめて||[[東海林太郎]](4)||[[赤城の子守唄]]

|[[九重佑三子]]

|2||抱きしめて

!15

|bgcolor="aqua"|[[東海林太郎]]

|4||[[赤城の子守唄]]

|-

|-

!17

|[[日野てる子]](初)||夏の日の想い出||[[バーブ佐竹]](初)||[[女心の唄]]

| style="background:palegreen|[[日野てる子]]

|初||[[ワン・レイニーナイト・イン・トーキョー/夏の日の想い出|夏の日の想い出]]

!18

| style="background:palegreen|[[バーブ佐竹]]

|初||[[女心の唄]]

|-

|-

!19

|[[朝丘雪路]](8)||ハロー・ドーリー||[[立川清登|立川澄人]](3)||教会へ行こう

|[[朝丘雪路]]

|8||ハロー・ドーリー

!20

|[[立川清登|立川澄人]]

|3||教会へ行こう

|-

|-

!21

|[[伊東ゆかり]](3)||恋する瞳||[[三田明]](2)||若い翼

|[[伊東ゆかり]]

|3||恋する瞳

!22

|[[三田明]]

|2||若い翼

|-

|-

!23

|[[島倉千代子]](9)||[[新妻鏡#主題歌|新妻鏡]]||[[三橋美智也]](10)||二本松少年隊

|[[島倉千代子]]

|9||[[新妻鏡#主題歌|新妻鏡]]

!24

|[[三橋美智也]]

|10||二本松少年隊

|-

|-

!25

|[[岸洋子]](2)||[[恋心]]||[[アイ・ジョージ]](6)||赤いグラス

|[[岸洋子]]

|2||恋心

!26

|[[アイ・ジョージ]]

|6||赤いグラス

|-

|-

!27

|[[弘田三枝子]](4)||恋のクンビア||[[ジャニーズ]](初)||[[三文オペラ|マック・ザ・ナイフ]]

|[[弘田三枝子]]

|4||恋のクンビア

!28

| style="background:palegreen|[[ジャニーズ (グループ)|ジャニーズ]]

|初||[[マック・ザ・ナイフ]]

|-

|-

!29

|[[吉永小百合]](4)||天満橋から||[[森繁久彌]](7)||[[ゴンドラの唄]]

|[[吉永小百合]]

|4||天満橋から

!30

|[[森繁久彌]]

|7||[[ゴンドラの唄]]

|-

|-

!31

|[[江利チエミ]](13)||芸者音頭||[[三波春夫]](8)||水戸黄門旅日記

|[[江利チエミ]]

|13||芸者音頭

!32

|[[三波春夫]]

|8||水戸黄門旅日記

|-

|-

!34

|[[倍賞千恵子]](3)||さよならはダンスのあとに||[[和田弘とマヒナ・スターズ]](7)||[[愛して愛して愛しちゃったのよ]]

|[[倍賞千恵子]]

|3||さよならはダンスの後に

!33

|[[和田弘とマヒナ・スターズ]]

|7||[[愛して愛して愛しちゃったのよ]]

|-

|-

!36

|[[ペギー葉山]](12)||[[学生時代]]||[[ボニー・ジャックス]](3)||[[手のひらを太陽に]]

|[[ペギー葉山]]

|12||[[学生時代]]

!35

|[[ボニージャックス]]

|3||[[手のひらを太陽に]]

|-

|-

!38

|[[越路吹雪]](11)||夜霧のしのび逢い||[[植木等]](4)||遺憾に存じます

|[[越路吹雪]]

|11||夜霧のしのび逢い

!37

|[[植木等]]

|4||遺憾に存じます

|-

|-

!40

|[[水前寺清子]](初)||[[涙を抱いた渡り鳥]]||[[村田英雄]](5)||柔道水滸伝

| style="background:palegreen|[[水前寺清子]]

|初||[[涙を抱いた渡り鳥]]

!39

|[[村田英雄]]

|5||柔道水滸伝

|-

|-

!42

|[[ザ・ピーナッツ]](7)||[[ロック・アンド・ロール・ミュージック]]||[[デューク・エイセス]](4)||[[キャラバン (曲)|キャラバン]]

|[[ザ・ピーナッツ]]<ref>バック演奏は[[ジャッキー吉川とブルー・コメッツ]]</ref>

|7||[[ロック・アンド・ロール・ミュージック]]

!41

|[[デューク・エイセス]]

|4||[[キャラバン (デューク・エリントンとファン・ティゾールの曲)|キャラバン]]

|-

|-

!44

|[[坂本スミ子]](5)||グラナダ||[[フランク永井]](9)||東京しぐれ

|[[坂本スミ子]]

|5||グラナダ

!43

|[[フランク永井]]

|9||東京しぐれ

|-

|-

!46

|[[中尾ミエ]](4)||[[夢見るシャンソン人形]]||[[西郷輝彦]](2)||星娘

|[[中尾ミエ]]

|4||[[夢見るシャンソン人形]]

!45

|[[西郷輝彦]]

|2||[[星娘]]

|-

|-

!48

|[[こまどり姉妹]](5)||恋に拍手を||[[北島三郎]](3)||[[帰ろかな]]

|[[こまどり姉妹]]

|5||恋に拍手を

!47

|[[北島三郎]]

|3||[[帰ろかな]]

|-

|-

!50

|[[美空ひばり]](10)||[[柔 (美空ひばりの曲)|柔]]||[[橋幸夫]](6)||あの娘と僕 スイム・スイム・スイム

|[[美空ひばり]]

|10||[[柔 (美空ひばりの曲)|柔]]

!49

|[[橋幸夫]]

|6||[[あの娘と僕]]

|-

|-

|}

|}



==== 選考を巡って ====

==応援ゲスト==

* 前回の出場歌手の中より今回不選出となった歌手は以下。

** 紅組:[[青山和子]]・[[淡谷のり子]]・二代目[[コロムビア・ローズ]]・[[五月みどり]]・[[畠山みどり]]・[[渡辺はま子]]

** 白組:[[芦野宏]]・[[新川二朗]]・[[伊藤久男]]・[[田辺靖雄]]・[[藤山一郎]]

* [[東海林太郎]]はこの年[[歌謡曲]]歌手として初めて[[紫綬褒章]]を受章した縁で、9年ぶりに復帰した([[第7回日本レコード大賞]]・特別賞も受賞){{Sfn|合田|p=88}}。


=== 演奏 ===

*紅組:原信夫とシャープス・アンド・フラッツ(指揮:[[原信夫]])、[[ジャッキー吉川とブルー・コメッツ]](ザ・ピーナッツ「ロック・アンド・ロール・ミュージック」のみ)

*白組:有馬徹とノーチェ・クバーナ(指揮:有馬徹)、[[寺内タケシとブルージーンズ]](植木等「遺憾に存じます」のみ)

*NHKオール・スターズ(指揮:奥田宗宏)

*[[東京放送管弦楽団]](指揮:[[藤山一郎]])


=== 審査員 ===

* [[坂本朝一]] - NHK芸能局長(審査委員長)

* [[円地文子]] - 作家

* [[安達曈子]] - 華道家

* [[入江美樹]] - ファッションモデル

* [[藤村志保]] - 女優。この年の[[大河ドラマ]]『[[太閤記 (NHK大河ドラマ)|太閤記]]』の[[高台院|ねね]]役

* [[小絲源太郎]] - 洋画家

* [[松下幸之助]] - [[パナソニック|松下電器産業]]会長・社主

* [[ファイティング原田]] - [[プロボクサー]]、第5代世界[[バンタム級]][[チャンピオン]]

* [[緒形拳]] - 俳優。『太閤記』の主人公・[[豊臣秀吉]]役および翌年の大河ドラマ『[[源義経 (NHK大河ドラマ)|源義経]]』の[[武蔵坊弁慶]]役

* 地方審査員16名


=== 応援ゲスト ===

{{sectstub}}

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*[[ハナ肇とクレージーキャッツ]]

*[[ハナ肇とクレージーキャッツ]]

*[[渥美清]]

*[[渥美清]]

*[[谷幹一]]

*[[谷幹一]]

*[[藤田まこと]]

*[[松方弘樹]]

*[[松方弘樹]]

*[[柳家金語楼]]

*[[柳家金語楼]]

166行目: 292行目:

*[[三浦布美子]]

*[[三浦布美子]]

*[[金井克子]]、ほか

*[[金井克子]]、ほか


=== 大会委員長 ===

* 浅沼博・NHK放送総局長


== 当日のステージ・エピソード ==

{{雑多な内容の箇条書き|section=1|date=2017年8月}}

* 紅組トリは前回に引き続き美空ひばりの「柔」(この年の『[[第7回日本レコード大賞]]』受賞曲。前年からロングヒットした。前年は先行トリで披露)が選曲された。なお、これに関し各マスコミから「2年連続同じ歌を歌うとは非常識だ」とのバッシングもあった<ref>[[太田省一]]『紅白歌合戦と日本人』、114頁。</ref>。

*日野てる子のバックでムームーを着た水前寺清子・三沢あけみがウクレレ伴奏で応援していたが、間奏でこまどり姉妹が三味線で伴奏に加わろうとした所を、司会の林美智子があわてて止めに入った。


*[[]]2使

* 翌年の[[大河ドラマ]]『[[源義経 (NHK大河ドラマ)|源義経]]』の出演者がゲスト出演。翌年の『大河ドラマ』の宣伝演出が行われるのは今回が初めてだった。

*[[倍賞千恵子]]のバックには、当時[[松竹歌劇団]]に所属していた妹の[[倍賞美津子]]がダンスで参加した。

* 曲名テロップの右側には、曲名に合わせた挿絵が添えられているのが特徴だった。

* 14対11で白組が優勝(通算9勝7敗)。

* 放送されたオリジナルの[[ビデオテープ]]が4種類現存する。この内、カラー版2本がNHKのデータベースに公式に登録されている

** 1本目のカラー映像は現存が以前から確認されていたものであったが、冒頭40分欠落の上、色ずれなど映像に乱れが生じ退色も激しいものであった。

** 2本目のカラー映像は[[2011年]]5月、たまたまNHK局内の音楽倉庫で3本の原版[[2インチVTR]]で発見された。東京都墨田区の[[レトロエンタープライズ]]の手によって修復・ダビングが行われ[[HDCAM]]テープに転写され、新たにNHKアーカイブスに保管された<ref>[https://web.archive.org/web/20160304130643/http://film.club.ne.jp/item/JSIMPTE.pdf 社団法人 日本映画テレビ技術協会 会報掲載記事] - レトロエンタープライズ(2016年3月4日時点のアーカイブ)</ref>。1時間40分の短縮版である<ref>[https://web.archive.org/web/20120510125931/https://www.nhk.or.jp/archives/hiwa/120406_2.html NHKアーカイブス公式ページ『お宝発見ニュース』第18回]</ref>。

** この他、NHKが記録した[[キネコ]](白黒、完全版)が存在する。

** 宮田の夫人が自宅で録画し、後にNHKに提供された完全版白黒ビデオテープも存在する。

* 今回使用した[[マイクロホン]]は、司会者・歌手用共にSONYとNHK放送技術研究所の共同開発コンデンサーマイク[[C-38B]]の原型の[[SONY]] CU-2A([[BTS (放送技術規格)|BTS]]呼称)<ref group="注釈">後に[[SONY]] C-38(マイク上部のグリルがパンチメタル)として市販(1968年発売のC-38Aは、上部のパンチグリルをテレビ映りのハーレーション防止のため網目に変えて、塗装も薄いグレーとなる)。1970年、[[C-38B]]は、ファンタム電源が使用可能に改良される。</ref>。坂本スミ子のみAKG D-24Eの[[ハンドマイク]]使用。客席から登場した坂本九や舞台上段から歌い始めた岸洋子はピンマイクを使用。


== 後日譚 ==


* [[NHK|]]1

{| class="wikitable" style="font-size:95%; text-align:center"

|-

! 回次

! 紅組司会

! 主演作品

! 備考

|-

| [[第37回NHK紅白歌合戦|第37回]]([[1986年]])

| [[斉藤由貴]]

| [[はね駒]]

| 歌手としても出場。

|-

| [[第43回NHK紅白歌合戦|第43回]]([[1992年]])

| [[石田ひかり]]

| [[ひらり (テレビドラマ)|ひらり]]

|

|-

| [[第61回NHK紅白歌合戦|第61回]]([[2010年]])

| [[松下奈緒]]

| [[ゲゲゲの女房]]

|

|-

| [[第62回NHK紅白歌合戦|第62回]]([[2011年]])

| [[井上真央]]

| [[おひさま (テレビドラマ)|おひさま]]

|

|-

| [[第63回NHK紅白歌合戦|第63回]]([[2012年]])

| [[堀北真希]]

| [[梅ちゃん先生]]

|

|-

| [[第65回NHK紅白歌合戦|第65回]]([[2014年]])

| [[吉高由里子]]

| [[花子とアン]]

|

|-

| [[第68回NHK紅白歌合戦|第68回]]([[2017年]])

| [[有村架純]]

| [[ひよっこ (テレビドラマ)|ひよっこ]]

| 放送前の[[第67回NHK紅白歌合戦|第67回]]([[2016年]])でも司会を担当。

|}

* 後年に1つ目のカラー版とキネコ版は、それぞれ違う年に『思い出の紅白歌合戦』([[NHK衛星第2テレビジョン|BS2]])で再放送された(カラー版放映時は短縮編集され、同じく[[第14回NHK紅白歌合戦|第14回]]([[1963年]])を短縮編集したものと合わせて2年分一緒に放映)。



== 脚注 ==

== 脚注 ==

{{Reflist}}

{{脚注ヘルプ}}

=== 注釈 ===

{{Reflist|30em|group=注釈}}

=== 出典 ===

{{Reflist|18em}}



== 参考文献・出典 ==

== 参考文献 ==

*NHK『テレビ50年 あの日あの時、そして未来へ』(NHKサービスセンター 2003年2月)

*NHK『テレビ50年 あの日あの時、そして未来へ』(NHKサービスセンター 2003年2月)

*{{Cite book |和書 |author=合田道人|authorlink=合田道人 |title=紅白歌合戦の舞台裏 |date=2012年12月15日 |publisher=全音楽譜出版社 |isbn=978-4-11-880178-0 |ref={{SfnRef|合田}} }}



==関連項目==

== 関連項目 ==

*[[1965年の音楽]]

*[[1965年の音楽]]



==外部リンク==

== 外部リンク ==

* [http://www.nhk.or.jp/kouhaku/ NHK紅白歌合戦公式サイト]

* [https://www.nhk.or.jp/kouhaku/history/history.html?count=16 NHK紅白歌合戦公式サイト]

* [http://www.videor.co.jp/data/ratedata/program/01kouhaku.htm NHK総合「紅白歌合戦」] - ビデオリサーチ。1962年(第13回)以降のテレビ視聴率を掲載。

* {{NHK放送史|D0009043441_00000|第16回NHK紅白歌合戦}}

* [https://web.archive.org/web/20080213165139/http://www.videor.co.jp/data/ratedata/program/01kouhaku.htm NHK総合「紅白歌合戦」] - ビデオリサーチ。1962年(第13回)以降のテレビ視聴率を掲載。

*[https://www.nhk.or.jp/kouhaku/songlist/detail.html?count=16 紅白歌合戦曲順リスト | NHK]



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NHK紅白歌合戦 > 第16回NHK紅白歌合戦
第16回NHK紅白歌合戦
会場の東京宝塚劇場(写真は太平洋戦争以前)
ジャンル 大型音楽番組
製作
制作 NHK
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1965年12月31日
回数NHK紅白歌合戦第16
NHK紅白歌合戦公式サイト
テンプレートを表示
第16回NHK紅白歌合戦
ジャンル 大型音楽番組
放送方式 生放送
放送期間 1965年12月31日
放送時間 1965年12月31日
放送局 NHKラジオ第1
公式サイト 公式サイト
テンプレートを表示

16NHK196540123116NHK21052345NHK

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2退[1]

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紅組 白組
曲順 歌手 曲順 歌手
2 三沢あけみ 2 アリューシャン小唄 1 舟木一夫 3 高原のお嬢さん
4 都はるみ 涙の連絡船 3 井沢八郎 北海の満月
6 西田佐知子 5 赤坂の夜は更けて 5 春日八郎 11 大阪の灯
8 雪村いづみ 8 スワニー 7 坂本九 5 ともだち
10 仲宗根美樹 4 海と野菊と船頭さん 9 克美しげる 2 あゝせつなきわが心
12 梓みちよ 3 忘れたはずなのに 11 ダークダックス 8 エーデルワイス
14 園まり 3 逢いたくて逢いたくて 13 山田太郎 新聞少年
16 九重佑三子 2 抱きしめて 15 東海林太郎 4 赤城の子守唄
17 日野てる子 夏の日の想い出 18 バーブ佐竹 女心の唄
19 朝丘雪路 8 ハロー・ドーリー 20 立川澄人 3 教会へ行こう
21 伊東ゆかり 3 恋する瞳 22 三田明 2 若い翼
23 島倉千代子 9 新妻鏡 24 三橋美智也 10 二本松少年隊
25 岸洋子 2 恋心 26 アイ・ジョージ 6 赤いグラス
27 弘田三枝子 4 恋のクンビア 28 ジャニーズ マック・ザ・ナイフ
29 吉永小百合 4 天満橋から 30 森繁久彌 7 ゴンドラの唄
31 江利チエミ 13 芸者音頭 32 三波春夫 8 水戸黄門旅日記
34 倍賞千恵子 3 さよならはダンスの後に 33 和田弘とマヒナ・スターズ 7 愛して愛して愛しちゃったのよ
36 ペギー葉山 12 学生時代 35 ボニージャックス 3 手のひらを太陽に
38 越路吹雪 11 夜霧のしのび逢い 37 植木等 4 遺憾に存じます
40 水前寺清子 涙を抱いた渡り鳥 39 村田英雄 5 柔道水滸伝
42 ザ・ピーナッツ[2] 7 ロック・アンド・ロール・ミュージック 41 デューク・エイセス 4 キャラバン
44 坂本スミ子 5 グラナダ 43 フランク永井 9 東京しぐれ
46 中尾ミエ 4 夢見るシャンソン人形 45 西郷輝彦 2 星娘
48 こまどり姉妹 5 恋に拍手を 47 北島三郎 3 帰ろかな
50 美空ひばり 10 49 橋幸夫 6 あの娘と僕

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97[3]

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NHK:

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16

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大会委員長[編集]

  • 浅沼博・NHK放送総局長

当日のステージ・エピソード[編集]


72[4]



2使







141197

42NHK
140退

220115NHK32VTRHDCAMNHK[5]140[6]

NHK

NHK

使SONYNHKC-38BSONY CU-2ABTS[ 1]AKG D-24E使使

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1
回次 紅組司会 主演作品 備考
第37回1986年 斉藤由貴 はね駒 歌手としても出場。
第43回1992年 石田ひかり ひらり
第61回2010年 松下奈緒 ゲゲゲの女房
第62回2011年 井上真央 おひさま
第63回2012年 堀北真希 梅ちゃん先生
第65回2014年 吉高由里子 花子とアン
第68回2017年 有村架純 ひよっこ 放送前の第67回2016年)でも司会を担当。
  • 後年に1つ目のカラー版とキネコ版は、それぞれ違う年に『思い出の紅白歌合戦』(BS2)で再放送された(カラー版放映時は短縮編集され、同じく第14回1963年)を短縮編集したものと合わせて2年分一緒に放映)。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 後にSONY C-38(マイク上部のグリルがパンチメタル)として市販(1968年発売のC-38Aは、上部のパンチグリルをテレビ映りのハーレーション防止のため網目に変えて、塗装も薄いグレーとなる)。1970年、C-38Bは、ファンタム電源が使用可能に改良される。

出典[編集]

  1. ^ 合田, p. 89.
  2. ^ バック演奏はジャッキー吉川とブルー・コメッツ
  3. ^ 合田, p. 88.
  4. ^ 太田省一『紅白歌合戦と日本人』、114頁。
  5. ^ 社団法人 日本映画テレビ技術協会 会報掲載記事 - レトロエンタープライズ(2016年3月4日時点のアーカイブ)
  6. ^ NHKアーカイブス公式ページ『お宝発見ニュース』第18回

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NHK50 NHK 20032

20121215ISBN 978-4-11-880178-0 

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1965

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NHK

16NHK - NHK

NHK - 196213

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