「西武6000系電車」の版間の差分
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| 制御方式 = [[ゲートターンオフサイリスタ|GTOサイリスタ]][[半導体素子|素子]][[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ]] 1C8M制御 <br>機器更新後 = 三菱フル[[SiC]]-[[MOSFET]][[半導体素子|素子]]<br>6157F = 東芝[[IGBT|IGBT素子]]([[PMSM]]) |
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| 保安装置 = [[自動列車停止装置#AF軌道回路方式(連続照査型)|西武型ATS]]<br/>東京地下鉄[[自動列車制御装置#新CS-ATC|新CS-ATC]]、[[自動列車運転装置|ATO]]、東急・横浜高速[[自動列車制御装置#田園都市線、東横線、目黒線、大井町線、東急新横浜線、横浜高速鉄道みなとみらい21線_(ATC-P)|ATC-P]](6101F・6102Fを除く) |
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2020年5月12日 (火) 05:45時点における版
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![]() アルミ車(左)と 副都心線対応改造済ステンレス車(右) (2008年3月29日、小手指車両基地) | |
基本情報 | |
運用者 | 西武鉄道 |
製造所 |
東急車輛製造(0番台・ステンレス車) 日立製作所(50番台・アルミ合金車) |
製造年 | 1992年 - 1998年 |
製造数 | 25編成250両 |
運用開始 | 1992年6月1日 |
主要諸元 | |
編成 | 10両編成 |
軌間 | 1,067 mm |
電気方式 | 直流1,500V(架空電車線方式) |
最高運転速度 |
105 km/h(西武線内) 110 km/h(東急線内) 80 km/h(地下鉄線内) |
設計最高速度 | 120 km/h |
起動加速度 |
2.8 km/h/s(西武線内) 3.3 km/h/s(地下鉄線内) |
減速度(常用) | 3.5 km/h/s |
減速度(非常) | 4.5 km/h/s |
編成定員 | 1,430(座席522)人 |
車両定員 |
先頭車135(座席48)人 中間車145(座席54または51)人 |
自重 |
27.0 - 39.0t(ステンレス車) 25.0 - 35.8t(アルミ車) |
編成重量 |
339.2t(ステンレス車) 325.1t・310.1t(アルミ車) |
全長 | 20,000 mm |
全幅 | 2,800 mm |
全高 |
4,060 mm 4,117 mm(パンタグラフ付車両) |
台車 |
ボルスタレス方式空気ばね台車 ・緩衝ゴム式軸箱SS125・SS025形およびSS125A・SS025A形 ・モノリンク式軸箱(6156F以降)SS150・SS050形 |
主電動機 |
かご形三相誘導電動機 6157F = 永久磁石同期電動機(PMSM) |
主電動機出力 | GTO→155kW SiC→170kW PMSM→190kW |
駆動方式 | WN継手式中実軸平行カルダン方式 |
歯車比 | 101:16 (6.31) |
編成出力 | 3,720 kW (GTO素子) |
制御方式 |
GTOサイリスタ素子VVVFインバータ 1C8M制御 機器更新後 = 三菱フルSiC-MOSFET素子 6157F = 東芝IGBT素子(PMSM) |
制動装置 | ATC連動電気指令式空気ブレーキ(回生ブレーキ併用)機器更新後 純電気ブレーキ |
保安装置 |
西武型ATS 東京地下鉄新CS-ATC、ATO、東急・横浜高速ATC-P(6101F・6102Fを除く) |
概要
本系列は、1992年︵平成4年︶に西武池袋線と帝都高速度交通営団︵現・東京メトロ︶有楽町線との相互乗り入れ用車両として東急車輛製造が設計・製造したステンレス鋼製の地下鉄対応車両である。また、1996年︵平成8年︶以降の増備車は日立製作所が製造を担当し、車体をアルミニウム合金製にマイナーチェンジしている。本系列は今後の西武鉄道の標準車両と位置づけられ、﹁旅客サービス向上﹂﹁省エネルギー化﹂﹁メンテナンスフリー化﹂などをコンセプトに設計をした。 従来の101系や2000系に代表される﹁黄色い電車﹂のイメージから大きく変わり、20000系など新たな西武電車の標準を確立した。西武の車両では初の10両固定編成で、本系列の投入以後、西武線における日中の優等列車の10両編成化が進行した。この結果、本系列は池袋線においての主力車両となっている。なお、補助電源などの関係で営業運転では10両固定編成でしか使用できない。 車両番号はモハ・クハといった表記のない新しい方式を採用した。これは1000の桁で車両形式を、100の桁で連結位置︵号車︶を表すもので、営団地下鉄︵現・東京メトロ︶で採用していた付番方式である。飯能・西武新宿寄りから6100形・6200形 - 6900形・6000形とされ、固定編成の連結位置が容易に判別できる。 2006年︵平成18年︶度からは、2008年︵平成20年︶6月14日からの東京メトロ副都心線への直通、さらに2013年︵平成25年︶3月16日からの同線経由東京急行電鉄東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線への直通に備え、6101Fと6102Fを除き直通対応工事を行った︵後述︶。次車分類
1991年度から1998年度までに10両編成25本、計250両が製造された。 ●1次車︵1991年度・1992年度製︶ 6101F・6102F ステンレス車両。試作車の要素が強い ●2次車︵1993年度製︶ 6103F - 6107F 量産形 ●3次車︵1994年度製︶ 6108F - 6112F ●4次車︵1995年度製︶ 6113F - 6117F ●5次車︵1996年度製︶ 6151F - 6155F 以後、アルミ車両 ●6次車︵1997年度製︶ 6156F - 6157F 戸袋窓と急行灯の廃止および台車を変更 ●7次車︵1998年度製︶ 6158F なお、本文中で0番台と呼称した場合はステンレス製の6101F - 6117Fを、50番台と呼称した場合はアルミ製の6151F以降を指す。概説
外観
車体構造
1991年度から1995年度までに製造された6101F - 6117Fの車体は軽量ステンレス製である。幕板部と腰板部はビード加工でベルトグラインド仕上げ、吹寄せ部はダルフィニッシュ仕上げとしている。ステンレス鋼の採用で、在来車両に比べて軽量化が図られている。車両番号は0番台で、西武鉄道で唯一のステンレス車両でもある。また、後の6155Fまでは側面に戸袋窓を持つ構造である。 1996年度に製造された6151F - 6155Fは、軽量化を図る目的で西武鉄道の車両で初のアルミニウム合金製車体を採用した[2] 。構体は軽量化の図れるアルミの大形押出形材を組み合わせたもので、既存の6000系のイメージを残すためにグレーに塗装がされている[2]。車両番号は識別のために50番台が付与されており、基本的な仕様はステンレス車に準拠したものとなっている[2]。また、車外側面の車両番号表記は車両番号が表記されたプレートから切り抜き文字に変更した。 1997年度以降に製造された6156F - 6158Fでは、製造時の工数低減とさらなる車両軽量化のため、側面戸袋窓を廃止した[3][注 1]。これによって編成あたり1.5tの軽量化を図っている[3]。さらに台車をモノリンク式軸箱方式に、基礎ブレーキを両抱き踏面式からシングルユニットブレーキ方式に変更し、編成あたり13.5tの軽量化を図った[3]。両者を合わせた編成全体では15.0tの軽量化である[3]。 以上のことから、公式発表の編成重量は、ステンレス車0番台で339.2t、アルミ車50番台 (6151F - 6155F) で325.1t、アルミ車50番台 (6156F - 6158F) で310.1tとなっている[3]。特にステンレス車0番台とアルミ車50番台 (6156F - 6158F) の編成重量の差は29.1tにもなる。車内設備
客室は側面および妻面はアイボリー系に﹁リンクル模様﹂の入った化粧板を、天井はクリーム色無地の化粧板を使用している。床材は灰色のロンリウム材であり、出入り口部は滑り止め加工品を用いている。床材はVVVFインバータ制御装置の機器更新に合わせ、一部編成︵6151F - 6155F︶に施工され、30000系と同様にドア付近の黄色い滑り止めが設置されている。主電動機の三相交流化に伴い、保守低減が可能となったことから、西武鉄道の車両で初めて客室床面に設置していた主電動機点検蓋︵トラップドア︶を廃止した。 座席モケットは青色で、背面モケット部には西武で初めて着座区分の模様が施された。これは試作編成2本︵6101F・6102F︶では試作のため、奇数号車が白模様、偶数号車が赤模様を採用した[4] 。試作の結果、量産車では全車が白に統一されて試作車も程なくして交換された。なお、優先席部の座席は青緑色の座席モケットが使用されている。1人分の座席掛け幅は440mm程度が確保されている[5]。 座席端部は灰色の化粧板を貼り付けた袖仕切構造とし、座席側は青色のモケット張りである。客用ドアの室内側は化粧板仕上げであり、ドアガラスは0番台は室内側からの金属支持の単板ガラス、50番台は複層ガラス構造である。6155Fまでは戸袋窓を設置していることは前述したが、戸袋窓を廃止した6156F以降は窓が設置されていた個所に広告掲載スペースを設置している。 6103Fからは編成中のモハ6200形とモハ6900形の車端部に車椅子スペースを設置した。この場所の側窓は固定式で、安全手すりを備え、非常通報器を備える。なお、6101Fと6102Fは1998年︵平成10年︶ごろの定期入場の際、改造で設置された。 つり革はいずれも白色の丸形である。0番台ではドア付近上部線路方向への設置はなかったが、50番台より設置が実施された。連結面の車両間の貫通路は片開き扉を設置する幅が狭いもので、扉の窓は妻面窓と合わせた高さのものである。 旅客案内機器には西武の車両で初のLED式車内案内表示器・ドアチャイムや自動放送装置︵現在は全編成英語放送対応︶など、設計当時としての最新設備を数多く搭載している。また、各車両2か所︵車椅子スペース設置車は3か所︶に乗務員と相互通話可能な非常通報器を設置している。- 1~4次車(ステンレス車両)
-
車内全景
-
7人掛け座席・LCD表示器
-
車内のフリースペース
-
優先席車端部
-
乗務員室背面仕切壁
-
客用ドア上部にある
車内案内表示器
- 5~8次車(アルミ車両)
-
5次車 戸袋封鎖車
-
6次車
-
ドアと広告掲載スペース
空調設備
空調装置は、従来どおり三菱電機製の集中式CU-72形︵CU-72E形から改良形CU-72F・CU-72G形︶が採用されたが、従来車の空調装置とは互換性がなくなった。装置は新規設計で、圧縮機は低騒音形のスクロール式としている。電源はSIV装置からの三相交流440Vであり、冷凍能力は48.84kW (42,000kcal/h) である。 これは増備に合わせて改良され、特に50番台以降の編成に装備されたもの︵CU-72H形︶では外見上の変化も生じたが、本系列の中では互換性があり、現在では振り替えられたものもある。各車両の屋根上にはベンチレーター︵通風器︶を設置している。なおベンチレーターは、後年機器更新及び武蔵丘車両検修場の検査入場に合わせて、10両全車が撤去された編成がある。 車内天井は平天井構造で、冷風の拡散はラインフローファン方式で、ラインフロー︵空調吹出口︶にはアクセントとして緑色のテープが貼られている。補助送風機︵ラインデリア︶は各車7台設置に増設された。乗務員室
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/0d/Inside-Seibu6000-1.jpg/240px-Inside-Seibu6000-1.jpg)
走行機器など
制御装置は、新交通システムの山口線用8500系に続いてGTO素子を用いた日立製作所製のVVVFインバータ制御が採用された。これは、101系や2000系を使用した日立製と三菱電機製のVVVFインバータ装置性能試験結果を受けての採用である[4]。1台の制御器で155kW出力のかご形三相誘導電動機を2両分、8台を制御する1C8M制御方式であり、編成中のMT比は6M4T構成である。 2015年︵平成27年︶からは機器の更新が行われ、2020年︵令和2年︶2月19日の6155F出場をもって池袋線所属の全編成の更新が完了した[6]。6157Fは東芝製の永久磁石同期電動機︵PMSM︶に、その他編成は三菱電機製の炭化ケイ素︵SiC︶適用VVVFインバータに更新された。なお、新宿線所属の6101F・6102Fに関しては更新されていない。 補助電源装置は三菱電機製の150kVA出力静止形インバータ︵SIV装置︶を採用し、編成で3台搭載する。自動受給電装置を搭載し、SIV故障時には延長給電ができるよう冗長化を考慮している。初期の編成ではGTO素子を使用したものであったが、6112Fにおいて試験的にIGBT素子を使用したSIVを搭載した。その後、6116F以降の編成︵50番台を含む︶で正式に採用となった。いずれも出力電圧は三相交流440Vとしている。-
VVVFインバータ装置
(VFG-HR1820B) -
空気圧縮機
(HS-20-4) -
GTO素子使用のSIV装置(NC-FAT150D形)
-
IGBT素子使用のSIV装置(NC-SAT150A形)
-
PT44-S-F-M形パンタグラフ
-
緩衝ゴム式
ボルスタレス台車
SS125A形(動力台車) -
緩衝ゴム式
ボルスタレス台車
SS025A形(付随台車) -
モノリンク式
ボルスタレス台車
SS150形(動力台車) -
モノリンク式
ボルスタレス台車
SS050形(付随台車)
搭載機器諸元
- 主電動機:日立製作所製 155kW交流誘導電動機 HS32534-03RB形・HS32534-06RB形
- 主制御装置:日立製作所製 VVVFインバータ制御装置 VFG-HR1820B形
- 4500V-3600A級の大容量GTOサイリスタ使用、1C8M制御
- 補助電源装置
- 三菱電機製 GTO素子SIV装置 NC-FAT150C・D・E形 (6101F - 6111F)
- 三菱電機製 IGBT素子SIV装置 NC-SAT150A形(6112F・6116F・6117F・6151F以降)
- 制動装置:ナブコ(現在のナブテスコ)製 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ HRDA-1
- 駆動装置:WNドライブ
- 電動空気圧縮機:ナブコ(現在のナブテスコ)製 HS20-4 レシプロ式低騒音形・交流駆動式
- パンタグラフ:東洋電機製造製 菱形タイプ 電磁鍵外し装置付き 剛体架線対応 PT44-S-F-M形
保安装置
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/01/Seibu6000-ATC.jpg/240px-Seibu6000-ATC.jpg)
改造工事
-
副都心線対応工事後の運転台
-
リレー回路式に交換された車掌スイッチ
-
副都心線対応工事後は
右端の扉窓が小さくなった -
交換された
非常通報装置
2006年度
2007年度
この年度の事業計画で6編成の改造予定を発表した。以降は池袋線所属の編成に施工されるため、2006年度分に続いて6114F・6115F・6116Fの順で改造を終えた。そして6154Fが50番台初の副都心線対応改造を終え、6158Fと6117Fも施行された。同年度は新宿線所属編成2本︵6104F・6105F、2006年度からの繰り越し︶と池袋線所属編成6本︵6114F - 6117F・6154F・6158F︶の合わせて8本が予定どおり改造された。2008年度
この年度の事業計画では5編成の改造を発表し、6155F・6153F・6156F・6157F・6108Fの順に施工されている。また、1編成については内装リニューアルの施工と30000系に準じた車内LCD式表示器︵西武スマイルビジョン・S-TVS︶が設置されることが発表されていたが、実装は見送られている。2009年度
2010年度
この年度の事業計画では2編成の副都心線対応改造の実施を発表した[10]。予定通り6151F、6152Fの順に対応改造工事が実施され、対象となっていた全23編成の工事が完了した[11]。2015年度
6157Fをもって車内LCD式表示器の設置を新宿線系統︵6101Fと6102F︶を除きすべて完了。運用範囲
配置
0番台のうち、6112F︵1994年度︶と6115F︵1995年度︶は落成後新宿線に配置され、残りの15本は落成後池袋線に配置された。したがって、すべての編成が池袋線で運用に就いたことがある。6107Fは池袋線で1か月間だけ使用された後、2007年︵平成19年︶1月まで新宿線で運用していた。池袋線所属車両の新宿線への貸し出しは以前にも行われており、50番台でも6151Fが唯一新宿線で運行された実績があるが、近年は20000系や30000系が対象となっており、本系列の貸し出しは見られなくなった。- 編成表
← 西武新宿 | |||||||||||
号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | |
形式 | クハ6100 (Tc1) |
モハ6200 (M1) |
モハ6300 (M2) |
サハ6400 (T1) |
モハ6500 (M3) |
モハ6600 (M4) |
サハ6700 (T2) |
モハ6800 (M5) |
モハ6900 (M6) |
クハ6000 (Tc2) | |
機器配置 | VVVF | SIV,CP | BT | VVVF | SIV,CP | BT | VVVF | SIV,CP | |||
車両番号 | ステンレス車 (0番台) |
6101 : 6117 |
6201 : 6217 |
6301 : 6317 |
6401 : 6417 |
6501 : 6517 |
6601 : 6617 |
6701 : 6717 |
6801 : 6817 |
6901 : 6917 |
6001 : 6017 |
アルミ車 (50番台) |
6151 : 6158 |
6251 : 6258 |
6351 : 6358 |
6451 : 6458 |
6551 : 6558 |
6651 : 6658 |
6751 : 6758 |
6851 : 6858 |
6951 : 6958 |
6051 : 6058 |
|
編成の状況
- 凡例
×:LED、 △:LCD(4:3)、▲:LCD(16:9ワイド)、◇:日立製GTO-VVVF、◯:三菱製SiC MOSFET-VVVF、◎:東芝製IGBT-VVVF、●:30000系に準ずるものに更新
編成 | 車体 | 戸袋窓 | 警笛タイプ | 制御装置 | 車内案内 表示器 |
床材 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
6101F | ステンレス | あり | 空気 | ◇ | × | - | 試作先行車。ドアチャイム未改良。シングルアーム式パンタグラフに換装。 |
6102F | |||||||
6103F | 電子1 | ◯ | ▲ | 副都心線直通対応改造を最初に受けた | |||
6104F | |||||||
6105F | |||||||
6106F | △ | ||||||
6107F | ▲ | ||||||
6108F | 電子2 | △ | この編成から電子警笛の音色を変更 | ||||
6109F | ▲ | ||||||
6110F | △ | ||||||
6111F | |||||||
6112F | |||||||
6113F | ▲ | 対象外の試作車を除き、ステンレス車で最後に改造を受けた | |||||
6114F | △ | ||||||
6115F | |||||||
6116F | |||||||
6117F | |||||||
6151F | アルミ | あり (簡易封鎖) |
● | ||||
6152F | 対象外の試作車を除き、最後に改造を受けた | ||||||
6153F | |||||||
6154F | アルミ車で最初に改造を受けた | ||||||
6155F | |||||||
6156F | なし | - | |||||
6157F | ◎ | 主電動機がPMSMに換装されている | |||||
6158F | ◯ |
その他
●1993年︵平成5年︶8月から6101Fのモハ6201号とサハ6401号の側面行先表示器でLED式行先表示器の試験が実施された。走行中は通常表示の種別行先表示、停車中は2段表示とし、上段は種別行先、下段はスクロール表示で案内表示を行っていた[4]。表示は明朝体で、種別部分には英字表記がなく、行先部分のみ英字表記があった。しかし、試験結果が好ましくないことから、1995年︵平成7年︶2月に通常の幕式に戻された。 ●沿線のイベントに合わせて、先頭車の前面に各種ヘッドマークが装着されることや編成全車側面にステッカー広告がされることがある。また、﹁でんたび列車﹂などのイベント列車としてもよく使われる。 ●2008年6月14日のダイヤ改正に合わせ、新宿線所属の6101F・6102Fの2編成の行先・種別表示幕が交換された。この際に各駅停車の表示が﹁各停﹂に変更、﹁通勤快速﹂が﹁拝島快速﹂に変更された。ただし、行先幕の内容は変更しなかったため、その中には﹁新線池袋﹂や﹁桜田門﹂、﹁銀座一丁目﹂などの使用することのない有楽町線の行き先も備わっている。一方、池袋線に所属する副都心線対応工事未施行の編成は同工事を控えていたことから行先・種別表示幕の交換は行われず、各駅停車は最後まで﹁普通﹂表示を掲出していた。 ●副都心線乗り入れ対応車両に掲示されている路線図は各社共通ものを使用しているため、西武有楽町線・池袋線︵小竹向原駅 - 練馬駅 - 飯能駅間︶、東京メトロ有楽町線・副都心線、東急東横線・みなとみらい線のほか、乗り入れることがない東武東上線︵和光市駅 - 森林公園駅間︶も記載されている。 ●2013年︵平成25年︶に開始した東京メトロ副都心線と東急東横線・みなとみらい線の直通運転に先立ち、2011年9月に東急東横線内での試運転のため6154Fが元住吉検車区に回送され[17]、夜間に東横線内で試運転を行なった[17]。その後6152Fが2012年9月3日に元住吉検車区に回送され、9月10日から武蔵小杉-元町・中華街間で日中での試運転を実施していた[18]。 ●戸袋窓付のアルミ車(6151F - 6155F)は9000系とともに戸袋窓の簡易封鎖の改造が行われている。 ●2015年︵平成27年︶4月に、西武鉄道の前身となる﹁武蔵野鉄道﹂が開業から100周年を迎えるため、6157Fに黄色のラッピングが施され、同年4月18日の臨時列車から運行を開始した。運行期間は2016年3月までの1年間を予定している[19][20]。なお、このラッピングならびに小手指→池袋への送り込み回送の様子がテレビ朝日﹃タモリ倶楽部﹄で2015年5月29日に放送され、10号車の中吊り広告のうち1枚がタモリ倶楽部仕様だった︵オンエア時点で特別な中吊り広告の掲示は終了済み︶。因みにロケ時の出演者直筆のサインは今も残っている。運行期間途中で当編成は液晶ディスプレイ搭載改造を量産車で一番最後に実施したため、当初2016年3月までの運行予定を延長し4月まで運行された。 ●2015年に出場した6157Fを皮切りにVVVFインバータ制御装置の機器更新が開始され、2020年2月現在23編成︵6103F - 6117F・6151F - 6158F︶が完了している。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c 鉄道ジャーナル社「鉄道ジャーナル」1992年9月号RAILWAY TOPICS内106頁「西武6000系電車が6月1日から営業運転を開始」
- ^ a b c 交友社「鉄道ファン」1997年2月号「西武鉄道6000系アルミ車」ならびに鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」1997年10月臨時増刊号新車年鑑1997年版「西武鉄道6000系50番台(アルミ車体)」
- ^ a b c d e 交友社「鉄道ファン」CAR INFO「西武6000系増備車」ならびに鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」1998年10月臨時増刊号新車年鑑1998年版「西武鉄道6000系50番台(6156、6157編成)」
- ^ a b c d e f g 鉄道ファン2001年6月号 「大手私鉄の多数派系列ガイド」
- ^ 鉄道図書刊行会「鉄道ピクトリアル」2002年4月臨時増刊号「特集:西武鉄道」253頁
- ^ 【西武】6000系6155F 営業運転復帰 - 2nd-train、2020年2月21日
- ^ 鉄道ピクトリアル2002年4月号増刊号
- ^ a b 『鉄道ファン』2010年2月号「西武鉄道の話題2009」
- ^ 交友社『鉄道ファン』2010年9月号付録「大手私鉄車両ファイル2010」
- ^ 2010年度 鉄道事業設備投資計画 (PDF) - 西武鉄道ニュースリリース 2010年5月17日(インターネットアーカイブ)
- ^ 交友社『鉄道ファン』2011年9月号「大手私鉄車両ファイル2011」
- ^ 「西武鉄道ダイヤ改正」ネコ・パブリッシング『レイルマガジン』1998年6月号、115頁
- ^ 「西武6000系に小変化」交友社『鉄道ファン』POST欄 1998年8月号、127頁
- ^ a b 「先月号本欄『西武6000系に小変化』に補足」交友社『鉄道ファン』POST欄 1998年9月号、115頁
- ^ 「西武鉄道 1998夏の話題」交友社『鉄道ファン』1999年1月号、111頁
- ^ 「鉄道ピクトリアル」2013年12月号臨時増刊号(特集:西武鉄道)P.219
- ^ a b 鉄道友の会「RAIL FAN」No.715「2011年度 東急総決算」15頁
- ^ 西武鉄道6000系6152編成が東横線・みなとみらい線で試運転 - 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2012年9月11日
- ^ 4月18日 (土) から「黄色い6000系電車」 の運行を開始します! - 西武鉄道ニュースリリース 2015年4月13日(インターネットアーカイブ)
- ^ 西武「黄色い6000系電車」運転開始 - 交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース 2015年4月19日
参考文献
- 交友社『鉄道ファン』
- 1992年4月号 新車ガイド5 営団有楽町線乗入れ用車「西武6000系」
- 1997年2月号 新車ガイド1 50番台となったマイナーチェンジ車「西武鉄道6000系アルミ車」(西武鉄道(株)車両部車両課)
- 1998年5月号 CAR INFO 戸袋窓がなくなった「西武6000系増備車」(取材協力・資料提供:西武鉄道)
- 2001年6月号 大手私鉄の多数派系列ガイド「西武6000系・9000系」
- 鉄道図書刊行会『鉄道ピクトリアル』
- 1992年4月号 「西武鉄道6000系」
- 1992年10月号臨時増刊号 新車年鑑1992年版「西武鉄道6000系」
- 1997年10月号臨時増刊号 新車年鑑1997年版「西武鉄道6000系50番台(アルミ車体)」(西武鉄道(株)車両部車両課 小島修悦 著)
- 1998年10月号臨時増刊号 新車年鑑1998年版「西武鉄道6000系50番台(6156、6157編成)」(西武鉄道(株)車両部車両課 大熊秀明 著)
- 2002年4月号臨時増刊号 特集「西武鉄道」
- 2013年12月号臨時増刊号 特集「西武鉄道」
外部リンク
- 6000系 - 西武鉄道