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F-16 (戦闘機)

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F-16 ファイティング・ファルコン

空軍州兵(ウィスコンシン空軍州兵)所属のF-16(2008年10月)

空軍州兵ウィスコンシン空軍州兵)所属のF-16(2008年10月)


F-164

II使使Fighting Falcon 使[1][2][3][4]

20081F-16使[5]




/197422F-15Hi-Lo-Mix [6]4,00020

F-352020[6]

開発史


F-16 (John Boyd) MiG-25MiG-2125%F-XF-15 /F-XF-XXF-15F-15CL-1200LWF:Light Weight FighterF-XX[7][8][9][10]
YF-17YF-16

197216RFP:request for proposal2002120,000lb9M1.629F-14A-10F-15B-1調退 LTV51960404/785/786401P-530P-600YF-17LWF[11][12][13][14][15]

CL-1200RFPRFP!!F-5A/B2F-16[16][8]

P-530P-610輿使[17][18][19]

T-1100LTV1983Nice boat.1980A-10F-16A-16A-7F退[15]

908F-16(ATF:Advanced Tactical Fighter)X-32[20][21]

F-4F-15LWF197437RLWF1980使ACFAir Combat fighter3300300427ACF[22][11]
F-1F-1E

197311NATO4F-104G41974MFPGF-15F-14F1ACFF-16F-17P-53037F1/M53ACFMFPG調67[23][24]
37

YF-16197422120[13][25][14]

YJ101使69YF-172使YF-16347YF-17288

F-4A-7F-1419744VFAX828ACF[26][27][28]

19747ACF1975Q2ACF19751[29][30]

1975113F-15使F-15調F-16[31]

19753NATOF1/M53F-16F-162MFPG使[32]

CIAMFPG[33]

1975674F-16[34]

特徴

F-16を正面からとらえた写真、主翼と胴体が緩やかな曲線で一体化されている。
基本構造

F-16,Blended Wing Body:BWB,FBW : Fly By Wire



FBWF-16FBWControl Configured Vehicle:CCVrelaxed static stability:RSS[35]

CCVRSS30%



FBW30GG[36][37] [38]
F-16CHUD/姿

[39]



Block 25F100Block 30F110 [40]

22F-162.2F-152[41]
F-16D Block 52+IRIS-TAMRAAM



M61A1 20mmAIM-120 AMRAAMAIM-9



使 2008A-10A-7FA-16AV-8BA-102028使F-16F-35[42]

採用状況


F-1519601970F-4F-15F-16

F-15F-16

F-15CCV300m[43]F-117A-10F-15E

2012F-35 II8,000F-162025F-16E/FF-35F-16E/F2025

F-16F-2F-CK-1 F-16T-50F-164/4.5

実戦参加


F-16
F-1651/2

198167198266F-15 [44]

F-16[44]
MK84F-16AIM-9AIM-120

199082F-16F-16 Block 40/42LANTIRNAN/AAQ-13AN/AAQ-14F-15E1[45][46]

16361F-168F-16A-1012[47]

19921127F-162OV-10[48]

F-16199212MiG-2519931MiG-23AIM-120[49][50]

1960199610102000F-16D[51] [52]
F-16555

1994NATOMiG-291999324F-16AM54F-16CJ1[49][53]

20012003JDAMHARM[54]

2006523F-16[55]

2009913F-16

派生型

F-16は生産数の多さから同一マイナーコード中でも生産ブロックにより相当に仕様が異なるため多様な派生型を持つ。

社内研究案

モデル401F
モデル401の原型案[56]
モデル785
モデル401と同時期に研究されていたブレンデッドウィングボディ未適応の設計案[57]


YF-16401

F-16FCS :2

F-16 FSD

F-4:628

F-16A/B

F-16A

Block 1

F-16

Block 5

[58]

Block 10

Block 5[58]

Block 15(F-16A+/B+)

30%[59][58]

[60][61][62]
F-16ADF
 

F-16 ADF

F-106F-4C:F-4F-15A:F-20F-16A/BF-16ADFF-16C/D198610F-16A/B[63][64]

F-16A+/B+AIM-7AIM-120AIM-7AIM-120AAN/ARC-200HFA/BIFF[65]

F-16 AM (MLU)

F-16 Block 15Block 4x/5x

Block 20

F-16A/BBlock4x/5xMLU

Block 20Block 15Block 25MLU

F-16C/D


Block 25

A/BHUD10°15°[66]

F-16 Block 30 35418F-16 Block 40 8035

Block 30/32

AFEF-15E使F100F110F110Block 3086-0262MCID() MCIDBlock 40F110F100RCS[67][68][69]

F-16N
 

F-16N/TF-16N

126VF-126 BanditsBlock 30[70]

19911994F-161995退[63][71][70]

1F-16[70]


F100搭載機のインテーク
F100搭載機のインテーク
  • F100ノズル部
    F100ノズル
  • F110搭載機のインテーク
    F110搭載機のインテーク
  • F110ノズル部
    F110ノズル
     

    F-16D

    F-16C/D

    Block 30/40F-16D使EL/L-8240[72][73]


    Block 40/42(F-16CG)

    LANTIRNLANTIRN

    GPSLANTIRNBlock 25/3X15°18°GECLANTIRN-HUD[74][63][75][76][66][77][63]

    F-16XLF-16E/FBlock 4XF-16G/HBlock 5XF-16J/KF-22 調C/D調Block 4XF-16CG/DGBlock 5XF-16CJ/DJ[77]
    F-16 Block 50 ASQ-213 HTS


    Block 50/52(F-16CJ)

    LANTIRNCG/DGGPS/INSJDAMGPSGF-16A/BF100/F110[78][79][80][81][80]

    Block 50D/52D

    Block 50/52 (SEAD) AGM-88 HARMASQ-213 HTSHARM

    F-16 CCIP

    F-16 (Common Configuration Implementation Program) Block 40/42/50/52

    JHMCS64816517CJDJMFD[82]AN/AAQ-14AN/AAQ-33ASQ-213ASQ-213[82][83]

    KF-16

    F-16C/D Block 52

    CCIP[84]IFFF-16CJ/DJ1HUDLANTIRN-HUD

    Block 50+/52+

    F-16C/D Block 50/52AN/APG-68(V)9CFT()

    F-16I

    Block 52+


    LANTIRNポッドは、インテーク下部に装備されている。
    LANTIRNポッドは、インテーク下部に装備されている。
  • ポーランド空軍のF-16D Block 52+ 機体上部のドーサルスパインにより機体形状が大幅に変わっている。
    ポーランド空軍のF-16D Block 52+ 機体上部のドーサルスパインにより機体形状が大幅に変わっている。
  • 敵対国中枢部へのディープストライクも可能となったF-16I sufa、機体上部の丸みを帯びたコブは増槽となっている。
    敵対国中枢部へのディープストライクも可能となったF-16I sufa、機体上部の丸みを帯びたコブは増槽となっている。
  • F-16E/F

    F-16E Block 60

    Block 60/62

    F-16C/D Block 50F-16F2003

    CFT AN/APG-80 AESAFLIR()F110-GE-132(Block 60)F100-PW-232(Block 62)(14.71t)JHMCSAIM-9X

    F-163//

    F-16C/D Block 40/4250/52CCIPF-16E/F

    Block 6055Block 6225F-16C/D Block 6XA-4F-XF-15TGS調F-100F-20

    200810


     {{}}使

    F-16IN Super Viper[5]

    MiG-21FXF-16E/FRCSLMweb[85]

    F-16/79

    VTL1600/1601/1602

     (NACF)LTV:[86][27]

    VFAXVFAX263NACF[87][88][89]

    LTVLTVLTVLTVF-161600/1601/1602LTVF-17P630F/A-18[87][89][90][91][92]

    F-16B

    F-4GECRF-15AF-15FOWWF-4GATFATAF-16DBlock 50D/52D[93][94]

    F-16XL

    1F-15E

    F-16AgileFalcon

    F-16ANATOF-16[95]

    F-16/79

    1977NATOF-16F100J79J76-GE-119F100F-16F-5[59]

    F-16A/BF-16E/F[96][59]

    F-16/101

    F-15PW F100B-1AGE F101F-101F-161980F-16F-101F-110[59]

    A-16F-16 CAS

    A-10A-10A-16CP-1516/ASQATHSGAU-8GAU-13FLIRF-16A-7F[97]

    F-16CBlock 5XBlock 6X

    RF-16

    Block 4X/5XBlock 3XA-16/FLIR[98]U-2E-8[99]

    F-16SE

    F-4Block 50+/52+F-16E/F

    F-16 Block 40/42 SX-1/2/3

    F-1SX-SX-3F-16SX-4[100]

    実験機

    F-16AFTI
    YF-16 CCV
    F-16/FSW
    X-29のジェネラル・ダイナミクス案、計画のみ[101]
    AFTI/F-16
    F-16 VISTA

    特殊用途機

    QF-16
    QF-4の更新用として、1997年からロッキード・マーティンとトラコーフライトシステムによって開発されている、無人標的機型[53]
    GF-16
    整備教育用の教材機

    F-16をベースに設計された機体


    F-16

    F-CK-1

    F-16F-16130

    F-2

    F-1F-1698F-16

    T-50

    KAIA-50F-50

    F-165050

    南北アメリカ

    保有機数 備考
    アメリカ合衆国 2,244機 空軍の採用経緯は『開発史』を、装備形式は『派生型』を、海軍のアグレッサー部隊運用機については、『F-16C/D』の『F-16N/TF-16N』および『運用国』の『パキスタン』を参照
    ベネズエラ 24機 1982年に導入を決定し、1983年から機体の引き渡しが行われた。機体の引き渡し計画の名称はピース・デルタでBlock 15 OCUの単座型18機と副座型8機が引き渡された。反米的な言動を行っているウゴ・チャベスの大統領就任後は部品供給が途絶えており、2008年4月現在の運用状況は不明である。[102][103]
    チリ 28機(内25機を運用) 1990年代に同国空軍が保有する、航空機の更新を目的とした、Proyecto Caza 2000で、ミラージュVF-5E/Fハンターをすべて新型の戦闘機で更新する計画であったが、経済情勢の悪化により、ハンターをベルギーから購入した中古のミラージュVで置き換え、保有するミラージュVとF-5E/Fのアップグレードするにとどまった。しかし、ミラージュVは2010年にはすべて引退するため、Proyecto Caza 2000は規模を縮小して継続する事となった。この計画に対して、サーブグリペンやミラージュ2000、Su-27、F/A-18等も売り込まれたが、 2001年に10機のF-16 Block 52+の採用を決定したが、ミラージュV系の機体を更新するには機数が足りないため、2005年に中古F-16A/B18機をオランダから購入した。[104][105]

    ヨーロッパ

    保有機数 備考
    ベルギー 160機 機体のライセンス生産、アメリカと初期海外カスタマー4カ国で製造された部品をSABCAで組み立てた機体を保有[34]
    オランダ 213機 機体のライセンス生産、アメリカと初期海外カスタマー4カ国で製造された部品をフォッカー1996年倒産)で組み立てた機体を保有[34]、1983年には111機、1989年は損耗分の補充として10機が追加発注された。[2]
    ノルウェー 74機 部品のライセンス生産、アメリカと初期海外カスタマー4カ国で製造された部品をフォッカー1996年倒産)で組み立てた機体を保有[34]
    デンマーク 70機 部品のライセンス生産、アメリカと初期海外カスタマー4カ国で製造された部品をSABCAで組み立てた機体を保有[34]
    ギリシャ 140機 キプロス島の領有権を巡り、トルコと対立関係にあるギリシャは、1984年にF-16の導入を公表、1987年に導入が確定し、1988年から引き渡しが始まった。このピース・ゼニアIでは、40機のBlock 30で、内訳はC型32機/D型8機であった。その後もトルコ側のF-16増強と歩調を合わ競る形で、ミラージュ2000の導入と共にF-16の追加購入も続けられ、1993年4月の契約されたピース・ゼニアIIでBlock 50を40機、2000年3月のピース・ゼニアIIIでは60機のBlock 52+を導入、2005年には一旦は導入する事を公表していたユーロファイター タイフーンの採用を導入コストの問題から白紙化し、F-16の増強を決定した。[106]
    ポルトガル 45機 1990年にアメリカから20機のBlock 15 OCUの導入を決定し、1994年から引き渡しが行われ、1997年に25機が追加発注された。[107]
    イタリア 34機 タイフーンの初期作戦能力獲得とF-104の退役のタイムラグで生じ防空能力の低下を補うために5年契約でリース。2003年から配備開始。[107]
    ポーランド 48機 従来から配備している旧ソビエト製戦闘機の更新を目的に、F-16、ミラージュ2000グリペンの三機種で比較選考を行い、2002年にF-16の採用を決定。2006年11月9日からピース・スカイとして、48機のF-16 Block 52の引き渡しが開始された。[108][107]

    アジア・アフリカ

    保有機数 備考
    イスラエル 362機 A/B(新造機と中古機)/C/D/I(全て新造機)の各形式を保有、IAIラビ原型、1978年8月15日にF-16を導入する事を公表したが、当初公表されたのはイラン向けに製造が始まっていた75機のみで、採用理由は、イラン向けの機体がキャンセルされたため、早期に機体を受け取る事が出来るためとしており、第二次発注分である75機の存在は隠匿されていた。ピース・マーブルIでの機体引き渡しは、1980年から開始されたが、バビロン作戦で2週間、レバノン侵攻で11ヶ月の禁輸措置を受け、湾岸戦争時にイラクフセイン政権のスカッド攻撃に対して反撃を行わなかった為、アメリカから中古のBlock 10を50機の譲渡が行われた。[109][110]

    F-16CFTF-15F-16F-15引用エラー: <ref> タグ内の引数が無効です

    1986IIBlock 30C51D24IIIBlock 40C30D30[108]

    F-16SEF-15EF-15I1999F-16Block 52+5050[108]
    エジプト 220機 1979年キャンプ・デービッド合意後、旧東側製の航空機の更新を目的に1982年のピース・ベクターIで42機(A型:34/B型:8機)と1986年のピース・ベクターIIでBlock 32が40機(C型:34/D型:6機)、1988年のピース・ベクターIIIでBlock 40が47機(C型:35/D型:12機)が引き渡されたのに続き、1993年のピース・ベクターIVでは、トルコ製のBlock 42を46機(C型:34/D型:12機)を導入した、Block 4X系の増強はその後も進んだが、1998年のピース・ベクターV(21機導入)と2001年のピース・ベクターVI(24機導入、C型:12/D型:12機)では再びアメリカ製のBlock 40を導入した。[111][103]
    インドネシア 12機 1989年から1990年にかけてBlock 15 OCUの単座型8機と副座型4機を引き渡された。防空能力向上のためにパキスタン向けに引き渡されなかった完成機の導入も検討していたが、スハルト政権下での人権問題を理由とした売却差し止めやアジア通貨危機による同国政府の資金難により、Mig29やSu-30と言ったロシア製軍用機を導入した。[112][113][114]
    台湾 150機 1970年代から導入を希望していたが、新型戦闘機を売却した事で発生する、中国の抗議をかわすための代案としてF-16/79かF-20の売却を持ちかけられたが、これらの機体では台湾空軍の要求性能を満たせなかった事に加えレーガン政権による台湾への高性能兵器の輸出禁止により、GDとの共同開発による台湾製戦闘機F-CK-1の採用およびフランス製のミラージュ2000を導入する事を決定した。ミラージュ2000と言う戦闘機市場でのライバルの出現により、アメリカ政府は方針を転換し、F-16の売却を決定したが、中国の反発を防ぐため、Block 15の機体にBlock 25以降相当の艤装を行ったF-16 Block 20の輸出を承認した。F-16の導入によりF-CK-1の配備予定数も下方修正された。[115]
    韓国 180機 韓国は F-16C/D Block 32の完成機、完成機及び自国内でのノックダウン生産/ライセンス生産したKF-16(F-16C/D Block 52 CCIP相当)を保有、T-50原型

    19811219862Block 32C28D8361988Block 32D4[116][117] 1989KFP II1994F-16 Block 52120C80/D40F-161236722000KFP IIII20F-16[118]
    オマーン 12機(予定) 2007年からピース・アサマ・アサフィアとして、12機のF-16 Block 50仕様機の引き渡しが開始された。[107]
    バーレーン 22機 F-15F/A-18トーネード ADVミラージュ2000・旧ソビエト製戦闘機との比較検討の上で、1987年にF-16採用を決定し、1990年5月から引き渡しが始まった。[119][120]

    7F-16退使調[121]

    F-5F(TF)-16N1998F-162000F-16Block 401990I84II10[120]
    パキスタン 40機 +
    71機(予定)
    1983年 Block 15の単座型28機と副座型12機を引き渡され、1985年に引き渡しは完了した。1989年にBlock 15 OCU 71機を発注し、前払金65800万ドルの支払いも済ませていたが、核開発疑惑により引き渡が停止され、単座型13機と副座型15機はアメリカ国内に保管される事となり、行き先を失った機体の導入をインドネシアやニュージーランドが検討したが諸般の事情によって断念した。デビスモンサンで保管されていた機体は2000年代になってからテロ戦争への協力の見返りとして一旦はパキスタンへの引渡しが決定したが、パキスタン側はF-16Block 52+を購入の上で保有しているF-16Block 15のOCU改修を選んだ為にアメリカ軍が引き取った。空軍ではシステムコマンドで2.3機のみの使用に終わり、多くの機体はアメリカ海軍のアグレッサー部隊で使用されている。[122][119]
    トルコ 240機 1983年に採用とライセンス生産を行う事を公表し、ピース・オニックスIとしてBlock 30を43機(C型:34/D型:9機)、Block 40を117機(C型:101/D型:16機)装備した。1987年に初めて引き渡された8機のBlock 30はアメリカ製の機体であったが、それに続く機体はトルコ国内での製造キットの組み立て(ノックダウン生産)であった。製造が進むとトルコ製部品の比率は高くなり、Block 40からはトルコ航空宇宙工業の完全なライセンス生産機に切り替わった、ピース・オニックスIIでは80機のBlock 50が発注された。このトルコ製F-16は、契約上アメリカ軍への売却のみ認められており、近隣の米軍基地でタッチ&ゴーを行い、形式上いったん米軍に納入した機体をトルコ政府が米軍から対外有償軍事援助(FMS:Foreign Military Sales)形式で購入している。トルコ航空宇宙工業はエジプト向けの完成機体とアメリカ製機体向けの部品供給も行った。[123][106]
    シンガポール 80機[124] 初期に導入されたBlock 15の一部はタイへ譲渡[125]
    タイ 61機 1984年にF-16A/B導入を表明したが、アメリカ政府はASEAN諸国の急速な軍備増強による地域の不安定化を理由にF-16/79の売却のみ認めていたが、1987年にアメリカ政府の方針が変更され、F-16 Block 15 OCUの売却が認められた。このピース・ナレアンIで単座型14機と副座型8機の導入契約が結ばれたが、タイの財政状況悪化から一旦単座型6機の契約がオプション契約に切り替えられたが、1987年12月にオプション契約分も正式に発注された。1995年のピース・ナレアンIIでは大きなトラブルは発生せず、F-16 Block 15 OCUの単座型12機と副座型8機を導入した。1997年により高性能の航空機の導入を決定し、F-16を含む複数の候補の中からF/A-18C(D)を選定したが、アジア通貨危機によりこの導入計画は白紙化された。この計画の代案として2000年7月(一部の書籍では1999年3月としている。[125])にF-16の増強を決定し、アメリカからF-16 ADFの中古機16機を導入した。その後もF-16増強が行われ、シンガポールからBlock 15の単座型3機と副座型4機を寄贈された[125][126]
    アラブ首長国連邦 80機 1994年から1998年にかけて選考を行いF-16の採用を決定した。この選考で比較対象とされた機種はラファールであった。2003年6月にF-16E 55機とF-16F 8機を発注し、2004年4月から引き渡しが開始されている。[108]
    ヨルダン 34機 保有機の更新用にF-16の導入を希望している事を表明していたが、隣国であるイスラエルと対立関係に有った事から、アメリカ政府はF-16を売却する事に難色を示していたが、イスラエルと和平合意に達した事とロシアとMig29を購入するための交渉を始めた事からF-16 ADF 16機(単座型12機と副座型4機)が5年契約のリースで引き渡された。[127]

    その後、一旦は新造機の導入計画を公表したが具体的な進展は無い一方で、2006年にオランダとベルギーからF-16の中古機を導入すると公表した。[107]

    採用決定・納入待ち

    保有機数 備考
    ルーマニア 48機(予定) 2008年5月20日MiG-21 ランサーの後継機としてF-16の導入を決定し、F-16C/D Block 50/52 24機とF-16C/D Block 25再生改修機24機がFMSで引き渡されることになっており、2010年頃からの配備が予定されている。[128]
    モロッコ 24機(予定) 1991年に一旦は中古のF-16A/Bの導入を決定したが、具体的な進展が無く、話自体が立ち消えとなっていたが、2008年6月にLMがモロッコ政府からF-16 Block 52 24機と機体の保守契約を受注したと発表した。[129][130]

    採用検討中・検討後不採用・採用取り消し

    採用検討中

    エラー: {{予定}}は廃止されましたので使用しないでください。

    備考
    イラク イラク政府は防空体制の確保を目的に、アメリカ国防総省に対して価格の問い合わせをしている。購入には自らの予算で賄うとしており、約800億ドルを用意している[131]
    インド MiG-21更新F-Xに対して提案中。[5]
    ブルガリア [103]
    スロベニア [103]
    フィリピン 1980年代から導入を希望しているが、2008年現在も導入に向けて商談中であると報道されている。[132][103]

    検討後不採用・採用取り消し

    備考
    サウジアラビア F-5E更新F-Xとして検討していた。[122]
    スペイン F-16の量産機が視界外交戦能力を実装していなかったため、F-18A/TF-18(現:F/A-18B)をC.15/EC.15として採用した[133]
    カナダ F-16の量産機が視界外交戦能力を実装していなかったため、F-18A/BCF-188A/Bとして採用した[133]
    オーストラリア F-16の量産機が視界外交戦能力を実装していなかったため、F-18A/Bを採用した[133]
    南アフリカ サーブ 39 グリペンを採用
    日本 F-104後継F-Xで提案が行われたが、F-15を採用した。[134]F-2支援戦闘機‎原型機。それぞれの経緯は該当項目を参照
    ニュージーランド A-4更新用F-Xとしてパキスタンに引き渡されなかったの機体をリース取得を予定していたが、空軍の戦闘機部隊解散が決定したことによりキャンセルされた。[122][102]
    ブラジル F-5後継F-X2にF-16BRが提案されていたが、一次選考で脱落。[135]
    チェコ グリペンを採用[103]
    ハンガリー グリペンを採用[103]
    イラン NATO4カ国に続く採用決定国であったが、同国ゴム州ゴム市で発生した暴動を発端とする国内情勢悪化により発注自体を取り消し、イラン空軍使用で製造されていた機体は、既に組み立てが始まっていた機体も含めてイスラエルが取得した。[136]

    このイラン向けの機体はアメリカ海軍標準の武装での運用を前提に製造されており、対地攻撃時に使用する爆弾はMk83低抵抗1000lb爆弾が標準武装とされていた。 引用エラー: <ref> タグ内の引数が無効です

    スペック

    機体仕様

    参考文献 (脚注を除く)

    F-16C Block 25
    • 全幅:9.45 m
    • 全長:15.03 m
    • 全高:5.09 m
    • 翼面積:27.87 m²
    • 自重:8.27 t
    • 最大離陸重量:19.19 t
    • 発動機:プラット・アンド・ホイットニー F100-PW-200 (A/B使用時 10,809 kg) 1基
    • RCS:約 2 m²
    • FCS:AN/APG-68[77]
    • レーダー警戒装置:ALR-69[137]
    • 燃料搭載量:
    • 最大速度:マッハ2.02
    • 上昇率:15,240 m/m
    • 実用上昇限度:15,240 m
    • 離陸滑走距離:260 m
    • 着陸滑走距離:600 m
    • 最大搭載量:7,070 kg
    • 航続距離:4,200 km
    • 乗員:1名
    F-16C Block 42 (F-16CG)
    • 全幅:10.00 m (翼端AAM含む)
    • 全長:15.03 m
    • 全高:5.09 m
    • 翼面積:27.9 m²
    • 空虚重量:8,627 kg
    • 全備重量:10,780 kg
    • 最大離陸重量
      • 制空任務:12,331 kg
      • 最大装備:19,187 kg
    • 発動機:ゼネラル・エレクトリック F110-GE-100 (A/B使用時 128.9 kN) 1基
    • FCS:AN/APG-68(V)[77]
    • レーダー警戒装置:ALR-69もしくはALR-56[138]
    • 燃料搭載量:3,896 l (機内搭載) + 1,402 l ×2 (増槽)
    • 最大速度:マッハ2.0+ (2,414 km/h)
    • 実用上昇限度:15,240 m+
    • 機外搭載量:5,443 kg
    • 戦闘行動半径
      • Hi-Lo-Hi:740 nm
      • Hi-Lo-Lo-Hi:340 nm
      • 迎撃任務:710 nm
    • 航続距離:2,000 nm+
    • 乗員:1名
    F-16C Block 50 (F-16CJ)
    • 全幅:9.45 m
    • 全長:15.04 m
    • 全高:5.09 m
    • 翼面積:27.9 m²
    • 自重:8.27 t
    • 全備重量:12 t (空戦時)
    • 最大離陸重量:19.19 t
    • 発動機:ゼネラル・エレクトリック F110-GE-129 (A/B使用時 13,154 kg) 1基
    • 推力重量比:0.69
    • FCS:AN/APG-68(V)9
    • レーダー警戒装置:ALR-56M[139]
    • 最大速度:マッハ2.0
    • 上昇率:15,240 m/m
    • 実用上昇限度:15,240 m
    • 翼面荷重:687.7 kg/m²
    • 翼福加重:236.9 kg/m²
    • 最大搭載量:7,070 kg
    • 戦闘行動半径:1,759 km-
    • 航続距離:約 3,982 km
    • 乗員:1名
    F-16E
    • 全幅:9.45 m (翼端ミサイルランチャー含む)
    • 全長:15.03m
    • 全高:5.09m
    • 翼面積:27.87 m²
    • 空虚重量:9,979 kg (CFT装備)
    • 全備重量:13,154 kg
    • 最大離陸重量:20,866 kg
    • 発動機:ゼネラル・エレクトリック F110-GE-132 (A/B使用時 144.47 kN) 1基
    • FCS:AN/APG-68(V)9[140]もしくはAN/APG-80[141]
    • レーダー警戒装置:不明
    • 最大速度:マッハ2.02
    • 乗員:1名

    武装

    空対空ミサイル
    空対地ミサイル
    空対艦ミサイル
    その他兵装

    出典・脚注



    (一)^  F-16   1996 2ISBN 4-562-02764-9123

    (二)^ abVol.333 200451

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    (四)^  No.86 F-4II65

    (五)^ abcF-16IN Super Viper|Lockheed Martin

    (六)^ abJWingsNo114  2008 54

    (七)^  ILLUSTRATED101982140

    (八)^ ab F-16   1996 2ISBN 4-562-02764-912

    (九)^  F-16   1996 2ISBN 4-562-02764-94

    (十)^ 558199944

    (11)^ ab ILLUSTRATED101982130

    (12)^   1997 ISBN 4-06-208544-5 407

    (13)^ ab558199945

    (14)^ ab ILLUSTRATED101982131

    (15)^ abVol.333 200450

    (16)^   1997 ISBN 4-06-208544-5 388-389

    (17)^  F18 1986ISBN 4-562-01806-211

    (18)^   1997 ISBN 4-06-208544-5 373

    (19)^   1997 ISBN 4-06-208544-5 382-384

    (20)^ Vol.13 6 198969

    (21)^ F-22 P27

    (22)^  F-16   1996 2ISBN 4-562-02764-914-17

    (23)^  F-16   1996 2ISBN 4-562-02764-970-71

    (24)^  F-16   1996 2ISBN 4-562-02764-973

    (25)^  F-16   1996 2ISBN 4-562-02764-945

    (26)^  F18 1986ISBN 4-562-01806-228

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    (28)^  F18 1986ISBN 4-562-01806-230

    (29)^  F-16   1996 2ISBN 4-562-02764-918

    (30)^  F-16   1996 2ISBN 4-562-02764-968-69

    (31)^  F-16   1996 2ISBN 4-562-02764-920-22

    (32)^  F-16   1996 2ISBN 4-562-02764-986-88

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    (40)^ Vol.14 12 199068

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    (42)^ Vol38No5198977

    (43)^ Locations | Lockheed Martin Aeronautics Company

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    (53)^ ab558199929

    (54)^ 606200358

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    (57)^  ILLUSTRATED101982136

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    (60)^  ILLUSTRATED101982107

    (61)^ 527199660

    (62)^ 558199947

    (63)^ abcdNo.409199329 引用エラー: 無効な <ref> タグ; name "MA199306 P-29"が異なる内容で複数回定義されています

    (64)^  F-16   1996 2ISBN 4-562-02764-9230

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    (82)^ ab6322005851

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    (95)^ Vol.13 6 198977-78

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    (139)^ Vol.14 12 199069

    (140)^ No514  2009 81

    (141)^  2005-2006  2005 37

    外部リンク

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