﹃きりしたん版の研究﹄︵天理大學出版部、1973.3︶の背の字はだれが書いたのかとはじめて見たときから氣になつてゐたのだけれど、いま眺めてゐて、あ、小字本か!とやうやく氣づいたけふこのごろ、JETROアジア經濟研究所圖書館と昨日に引き續いて放送大學圖書館に行つてきました。
コピーしてきたものの書誌。
海老澤有道﹁天草キリシタン版書誌﹂﹃国際基督教大学学報III-Aアジア文化研究﹄10 (1978): 13-45。海老澤有道﹁初期のキリシタン版﹂︵﹃史苑﹄34 (1974)︶のつづきとか。何を根據にこの時點で前期國字本を木活字としたのかは前稿にあるのかしら。なににせよありえないが。
﹃キリシタン研究﹄30 (2001) 特輯﹁︿キリシタン文学双書﹀ぎやどぺかどる﹂尾原悟編。
アジ研圖書館では最初に請求番號で探してくださいといはれたのにもかかはらず迷ひに迷つて時間をつぶす。圖書置き場にあるのがまづ第一にまよはせて、第二にOPACで請求場所が一つで配置が2箇所でてきたといふのがつらかつた。用はなささうなのでいいのだが……。
さすがに2日目の放送大圖書館はもう探檢はあきたといふ感じでみたいものだけみてコピーして歸る。E. Satowがキリシタン版關係の論文を最初に發表したのはロンドンの私家版なのだらうか。History of Printing in Japanやその補遺ではふれてゐないやうである。所藏が某研究室︵出張中らしい︶しかない某大學ではみられないCollected papersによればこのつぎは﹁日本イエズス會版書誌補遺﹂(1898) になつてしまふ。
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- 『天草学林 論考と資料集』に同名の論攷が掲載されてゐるらしいが未確認。 ( kzhrさん) 07 8/25 13:20