「新宿TOKYU MILANO」の版間の差分
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|閉店日 = [[2014年]](平成26年)12月31日(現時点では中核店舗のみ |
|閉店日 = [[2014年]](平成26年)12月31日(現時点では中核店舗のみ) |
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|施設管理者 = [[東急レクリエーション]] |
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'''新宿TOKYU MILANO'''(しんじゅくとうきゅうみらの)は、[[東京都]][[新宿区]][[歌舞伎町]]一丁目に |
'''新宿TOKYU MILANO'''(しんじゅくとうきゅうみらの)は、[[東京都]][[新宿区]][[歌舞伎町]]一丁目に所在する[[複合娯楽施設]]である。[[東急レクリエーション|株式会社東急レクリエーション]]が運営している。 |
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建物は'''新宿TOKYU MILANOビル'''︵旧 '''新宿東急文化会館'''︶と'''新宿ミラノ新館'''からなる。新宿TOKYU MILANOビルでは[[#新宿ミラノ座|新宿ミラノ座]]︵旧 新宿ミラノ1︶・[[#新宿ミラノ2|新宿ミラノ2]]︵旧 新宿東急︶、[[#シネマスクエアとうきゅう|シネマスクエアとうきゅう]]、[[#新宿ミラノボウル|新宿ミラノボウル]]などが営業し、かつては[[#東京スケートリンク|東京スケートリンク]]も入居していた。新館には[[#新宿ミラノ3|新宿ミラノ3]]︵旧 名画座ミラノ→シネマミラノ︶、[[アドアーズ]]ミラノ店が入 |
建物は'''新宿TOKYU MILANOビル'''︵旧 '''新宿東急文化会館'''︶と'''新宿ミラノ新館'''からなる。新宿TOKYU MILANOビルでは[[#新宿ミラノ座|新宿ミラノ座]]︵旧 新宿ミラノ1︶・[[#新宿ミラノ2|新宿ミラノ2]]︵旧 新宿東急︶、[[#シネマスクエアとうきゅう|シネマスクエアとうきゅう]]、[[#新宿ミラノボウル|新宿ミラノボウル]]などが営業し、かつては[[#東京スケートリンク|東京スケートリンク]]も入居していた。新館には[[#新宿ミラノ3|新宿ミラノ3]]︵旧 名画座ミラノ→シネマミラノ︶、[[アドアーズ]]ミラノ店が入っていた。本項ではこれらについても記述する。
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映画館などは2014年末をもって閉鎖 |
映画館などは2014年末をもって閉鎖されている<ref name="tokyurec-201405">{{Cite web|url=http://www.tokyu-rec.co.jp/company/news/2014/news_vision_shinjuku_org2014_5_13.pdf |title=「経営ビジョンの策定」「新宿 TOKYU MILANO 内の直営事業所閉鎖」および「丸の内ルーブルの閉館」ならびに「組織変更および人事異動」に関するお知らせ |date=2014-05-13 |publisher=東急レクリエーション |accessdate=2014-08-25 <!--|archiveurl=http://web.archive.org/web/20140515040255/http://www.tokyu-rec.co.jp/company/news/2014/news_vision_shinjuku_org2014_5_13.pdf |archivedate=2014-05-15-->}}</ref>。 |
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== 沿革 == |
== 沿革 == |
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** 5月13日 - 東急レクリエーションが、新宿TOKYU MILANOにある全ての直営事業所の閉鎖を発表<ref name="tokyurec-201405"/><ref name="asahi-201405">{{Cite news|url=http://www.asahi.com/articles/ASG5G63LWG5GUCVL015.html |title=シネマスクエアとうきゅう、今年いっぱいで閉館 |newspaper=[[朝日新聞]] |date=2014-05-14 |accessdate=2014-08-25 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20140514163326/http://www.asahi.com/articles/ASG5G63LWG5GUCVL015.html |archivedate=2014-05-14}}</ref>。
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** 5月13日 - 東急レクリエーションが、新宿TOKYU MILANOにある全ての直営事業所の閉鎖を発表<ref name="tokyurec-201405"/><ref name="asahi-201405">{{Cite news|url=http://www.asahi.com/articles/ASG5G63LWG5GUCVL015.html |title=シネマスクエアとうきゅう、今年いっぱいで閉館 |newspaper=[[朝日新聞]] |date=2014-05-14 |accessdate=2014-08-25 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20140514163326/http://www.asahi.com/articles/ASG5G63LWG5GUCVL015.html |archivedate=2014-05-14}}</ref>。
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** 11月21日 - さよならイベントを前に、新宿ミラノ1の名称を長年親しまれた「新宿ミラノ座」に戻す<ref name="eigacom-201410">{{Cite news|url=http://eiga.com/news/20141019/3/ |title=新宿ミラノ、閉館前に「ミラノ座」名が復活 |newspaper=[[映画.com]] |date=2014-10-19 |accessdate=2014-12-01}}</ref>。 |
** 11月21日 - さよならイベントを前に、新宿ミラノ1の名称を長年親しまれた「新宿ミラノ座」に戻す<ref name="eigacom-201410">{{Cite news|url=http://eiga.com/news/20141019/3/ |title=新宿ミラノ、閉館前に「ミラノ座」名が復活 |newspaper=[[映画.com]] |date=2014-10-19 |accessdate=2014-12-01}}</ref>。 |
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** 12月31日 - 直営事業所(新宿ミラノ座・新宿ミラノ2・3、シネマスクエアとうきゅう、新宿ミラノボウル、ファミリーマート西武新宿駅前店)が閉鎖される |
** 12月31日 - 直営事業所(新宿ミラノ座・新宿ミラノ2・3、シネマスクエアとうきゅう、新宿ミラノボウル、ファミリーマート西武新宿駅前店)が閉鎖される<ref name="tokyurec-201405"/>。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
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=== 映画館 === |
=== 映画館 === |
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定員:1,500席(開業時)→1,288席(2001年時点)→1,064席( |
定員:1,500席(開業時)→1,348席(1987年時点)→1,288席(2001年時点)→1,064席(閉館時) |
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[[1956年]]12月1日、新宿東急文化会館の開館と同時にミラノ座として営業開始<ref name="nenkan1958-368"/>。[[2006年]]6月1日、新宿ミラノ1に名称変更<ref name="tokyurec-200605"/>。[[2014年]][[11月21日]]より閉館まで、過去用いていた﹁ミラノ座﹂の名称を復活<ref name="eigacom-201410"/>。
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[[1956年]]12月1日、新宿東急文化会館の開館と同時にミラノ座として営業開始<ref name="nenkan1958-368"/>。[[2006年]]6月1日、新宿ミラノ1に名称変更<ref name="tokyurec-200605"/>。[[2014年]][[11月21日]]より閉館まで、過去用いていた﹁ミラノ座﹂の名称を復活<ref name="eigacom-201410"/>。
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[[1997年]]7月公開の |
[[1997年]]7月公開の『[[新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に]]』ではミラノ座で撮影された実写映像が使われている。また[[2012年]]6月公開の『[[外事警察|外事警察 その男に騙されるな]]』ではラストシーンのロケ地にミラノ座が使用されていた<ref>{{Cite web|author=teamzono|url=https://twitter.com/teamzono/status/550229834647867392|title=映画版『外事警察』のラストシーンをロケした新宿ミラノ座が閉館|work=外事警察 teamZERO|publisher=[[Twitter]]|date=2014-12-31|accessdate=2015-01-02}}</ref>が、ミラノ全スクリーンにおいて『外事警察』はロードショー上映されなかった。 |
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定員:1,000席(開業時)→763席(2001年時点)→588席( |
定員:1,000席(開業時)→763席(2001年時点)→588席(閉館時) |
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1956年12月1日、新宿東急文化会館の開館と同時に新宿東急として営業開始<ref name="nenkan1958-368"/>。2006年6月1日、新宿ミラノ2に名称変更<ref name="tokyurec-200605"/>。 |
1956年12月1日、新宿東急文化会館の開館と同時に新宿東急として営業開始<ref name="nenkan1958-368"/>。2006年6月1日、新宿ミラノ2に名称変更<ref name="tokyurec-200605"/>。 |
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[[1970年代]]前半の一時期は外国の[[成人映画]]上映もあったが、その後は[[渋谷東急]]などと共に洋画や邦画の話題作をロードショー上映していた<ref name="holyshow">{{Cite web|url=http://www.holysnow.com/movie/sinjyuku.htm|title=映画館(新宿地区)|publisher=いいことがたくさんありますように|accessdate=2015-01-02}}</ref>。 |
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[[1971年]]11月30日、名画座ミラノとして新館にて営業開始<ref name="kabukicho-201405"/>。[[1987年]]9月、シネマミラノに名称変更<ref name="kabukicho-201405"/>。さらに[[2006年]]6月1日、新宿ミラノ3に名称変更した<ref name="tokyurec-200605"/>。定員209人。
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[[1971年]]11月30日、名画座ミラノとして新館にて営業開始<ref name="kabukicho-201405"/>。[[1987年]]9月、シネマミラノに名称変更<ref name="kabukicho-201405"/>。さらに[[2006年]]6月1日、新宿ミラノ3に名称変更した<ref name="tokyurec-200605"/>。定員209人。
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[[1990年代]]前半の一時期は“'''アメリカン・コメディ・シアター'''”と銘打ってハリウッドのコメディ映画を単館でロードショー上映しており、場内の壁面には[[ルーニー・テューンズ]]のキャラクターが10年近く描かれていた<ref name="holyshow"/>。 |
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==== シネマスクエアとうきゅう ==== |
==== シネマスクエアとうきゅう ==== |
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直営店舗の閉鎖後については未定としているが<ref name="tokyurec-201405"/>{{Refnest|group="注"|ただし、本館内で6月まで営業していた飲食店のひとつは﹁入居している建物の建て替え工事﹂に伴って閉店したと報じられている<ref name="chugokusaikan"/>。}}、ロードショー館は閉鎖しシネマコンプレックスへ移行する方針という<ref name="asahi-201405"/>。新宿ミラノ座の閉鎖で日本国内における1,000席以上の映画館は皆無となり、946席を有する[[TOHOシネマズ日劇]]スクリーン1が日本最大の映画館となる。
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直営店舗の閉鎖後については未定としているが<ref name="tokyurec-201405"/>{{Refnest|group="注"|ただし、本館内で6月まで営業していた飲食店のひとつは﹁入居している建物の建て替え工事﹂に伴って閉店したと報じられている<ref name="chugokusaikan"/>。}}、ロードショー館は閉鎖しシネマコンプレックスへ移行する方針という<ref name="asahi-201405"/>。新宿ミラノ座の閉鎖で日本国内における1,000席以上の映画館は皆無となり、946席を有する[[TOHOシネマズ日劇]]スクリーン1が日本最大の映画館となる。
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{{イベントインフォメーション |
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| イベント名称 = 新宿ミラノ座より愛をこめて<br />〜LAST SHOW〜 |
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| 英文表記 = |
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| 画像 = |
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| 画像サイズ = |
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| 画像説明 = |
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| 種類 = 映画 |
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| 通称 = |
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| 正式名称 = 新宿ミラノ座より愛をこめて~LAST SHOW~ |
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| 旧名称 = |
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| 開催時期 = |
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| 初回開催 = 2014年12月20日 |
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| 最終開催 = 2014年12月31日 |
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| 会場 = 新宿ミラノ座 |
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| 主催 = 東急レクリエーション |
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| 共催 = |
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| 後援 = |
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| 協賛 = |
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| 企画制作 = |
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| 協力 = |
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| 運営 = 東急レクリエーション |
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| プロデューサー = |
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| 出展数 = 24作品 |
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| 来場者数 = |
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| 会場アクセス名 = <!--複数会場がある場合、主な会場名を記載--> |
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| 最寄駅 = |
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| 直通バス = |
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| 駐車場 = <!--駐車場の有無--> |
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| URL = |
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| 特記事項 = |
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2014年[[12月20日]]から31日まで『'''新宿ミラノ座より愛をこめて〜LAST SHOW〜'''』と題した名作上映会がミラノ座で行われ、[[12月26日]]にミラノ3が『ハネムーン』、シネマスクエアが『[[ザ・レイド GOKUDO]]』で営業終了。[[12月30日|30日]]はミラノ2が『[[インターステラー]]』で上映を終えた。そしてミラノ座は31日の13:00([[日本標準時間|JST]])から上映された『E.T.』(20周年アニバーサリー特別版)に約1,400人が詰めかけ、上映後は支配人からの最後の挨拶と共に、観客全員のクラッカーと場内を包んだ紙吹雪が華々しいフィナーレを演出し58年の歴史にピリオドを打った<ref>{{Cite news|url=http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/01/01/kiji/K20150101009554170.html|title=新宿ミラノ座、58年の歴史に幕…1400人別れ、最後は『E.T.』|newspaper=[[スポーツニッポン]]|date=2015-01-01|accessdate=2015-01-02}}</ref>。 |
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かつては、[[新宿コマ劇場]]︵東宝︶跡地と一体となった再開発も構想されていたが、2008年5月に東宝が単独での開発を発表し立ち消えとなった<ref>{{Cite news|title=新宿コマ跡、何できる? 52年の歴史、大みそかに幕 /東京都 |newspaper=朝日新聞 朝刊 東京都心面 |page=27 |date=2008-12-26 |accessdate=2014-08-25}}︵聞蔵IIビジュアルで閲覧︶</ref>。新宿コマ劇場跡地では[[TOHOシネマズ|TOHOシネマズ新宿]]を内包した[[新宿東宝ビル]]の建設が進んでおり、2015年4月のオープンを目指している。
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かつては、[[新宿コマ劇場]]︵東宝︶跡地と一体となった再開発も構想されていたが、2008年5月に東宝が単独での開発を発表し立ち消えとなった<ref>{{Cite news|title=新宿コマ跡、何できる? 52年の歴史、大みそかに幕 /東京都 |newspaper=朝日新聞 朝刊 東京都心面 |page=27 |date=2008-12-26 |accessdate=2014-08-25}}︵聞蔵IIビジュアルで閲覧︶</ref>。新宿コマ劇場跡地では[[TOHOシネマズ|TOHOシネマズ新宿]]を内包した[[新宿東宝ビル]]の建設が進んでおり、2015年4月のオープンを目指している。
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{{東急グループ}} |
{{東急グループ}} |
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{{DEFAULTSORT:しんしゆくとうきゆうみらの}} |
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[[Category:東急グループ]]<!-- |
[[Category:東急グループ]]<!-- 全店舗営業終了後、[[Category:東急グループの歴史]]へ切り替え--> |
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[[Category:新宿区の建築物]]<!--全店舗営業終了後、[[Category:新宿区の歴史]]を追加付与、解体された場合は[[Category:現存しない東京都の建築物]]に切替--> |
[[Category:新宿区の建築物]]<!--全店舗営業終了後、[[Category:新宿区の歴史]]を追加付与、解体された場合は[[Category:現存しない東京都の建築物]]に切替--> |
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[[Category:歌舞伎町]] |
[[Category:歌舞伎町]] |
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[[Category:1956年竣工の建築物]] |
[[Category:1956年竣工の建築物]] |
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[[Category:東京都の映画館]] |
[[Category:東京都の映画館]] |
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[[Category:かつて存在した映画館]] |
2015年1月2日 (金) 12:10時点における版
新宿TOKYU MILANO Shinjuku Tokyu Milano | |
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1959年の新宿東急文化会館(正面の建物) | |
店舗概要 | |
所在地 |
〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町一丁目29-1 |
座標 | 北緯35度41分44秒 東経139度42分2秒 / 北緯35.69556度 東経139.70056度座標: 北緯35度41分44秒 東経139度42分2秒 / 北緯35.69556度 東経139.70056度 |
開業日 | 1956年(昭和31年)12月1日 |
閉業日 | 2014年(平成26年)12月31日(現時点では中核店舗のみ) |
正式名称 | 新宿TOKYU MILANO |
施設管理者 | 東急レクリエーション |
中核店舗 | 映画館(新宿ミラノ1・2・3・シネマスクエアとうきゅう)ほか |
営業時間 | (店舗により異なる) |
前身 | 新宿東急文化会館 |
後身 | (未定) |
最寄駅 | 西武新宿駅、新宿駅 |
沿革
●1956年︵昭和31年︶ ●3月29日 - 新日本興業株式会社が新宿東急文化会館を起工[2]。 ●11月30日 - 新宿東急文化会館が竣工する[3][4]。 ●12月1日 - 渋谷東急文化会館開業と同日[5]、東京都新宿区歌舞伎町748番地[6]に新宿東急文化会館が開業[3]。ミラノ座︵現 新宿ミラノ1︶、新宿東急︵現 新宿ミラノ2︶が営業を開始[3][注 1]。最初の上映作品は﹃放浪の王者﹄︵監督マイケル・カーティス、配給パラマウント映画︶であった[5]。 ●1957年︵昭和32年︶12月21日 - 地下1〜2階に新宿味の街を建設し[7]、飲食事業を開始[8]。 ●12月20日 - 東京スケートリンク、リンク開きが行われる[3]。 ●1965年︵昭和40年︶12月1日 - 新宿ミラノ新館が開館し[7][1][8]、総合レジャービルとしての営業が始まる[8]。 ●1967年︵昭和42年︶ ●4月 - 東京スケートリンク閉鎖[7]。 ●12月1日 - 東京スケートリンク跡にボウリング場・新宿ミラノボウルが開業[7][1]。 ●1971年︵昭和46年︶11月30日 - 新宿ミラノ新館内で営業していたダンスミラノを閉鎖し[7]、名画座ミラノ︵現 新宿ミラノ3︶が開業[1]。 ●1978年︵昭和53年︶7月1日 - 住居表示実施により、所在地が歌舞伎町748番地から歌舞伎町一丁目29番地1号に変更される。 ●1981年︵昭和56年︶12月11日 - 本館3階にシネマスクエアとうきゅうが開業[9]。最初の上映作品は﹃ジェラシー﹄︵監督ニコラス・ローグ、日本配給日本ヘラルド映画︶であった[9]。 ●1982年︵昭和57年︶12月4日 - 新宿ミラノ座にて﹃E.T.﹄︵監督スティーヴン・スピルバーグ、配給ユニバーサル・ピクチャーズ︶が公開。約半年に及ぶロングランヒットを記録する。 ●1987年︵昭和62年︶9月 - 名画座ミラノをシネマミラノへ名称変更[7]。 ●1996年︵平成8年︶11月15日 - 新宿東急文化会館が新宿TOKYU MILANOに名称変更し、リニューアルオープン[7]。 ●1997年︵平成9年︶3月31日 - ファミリーマート西武新宿駅前店開業[7][1]。 ●2006年︵平成18年︶ ●6月1日 - 新宿ミラノ座・新宿東急・シネマミラノを、それぞれ新宿ミラノ1・2・3へ名称変更[10]。 ●12月1日 - 開館50周年。 ●2010年︵平成22年︶ - 新宿ミラノ2に3Dデジタルシネマ︵MasterImage 3D︶を導入[11]。 ●2014年︵平成26年︶ ●5月13日 - 東急レクリエーションが、新宿TOKYU MILANOにある全ての直営事業所の閉鎖を発表[1][12]。 ●11月21日 - さよならイベントを前に、新宿ミラノ1の名称を長年親しまれた﹁新宿ミラノ座﹂に戻す[13]。 ●12月31日 - 直営事業所︵新宿ミラノ座・新宿ミラノ2・3、シネマスクエアとうきゅう、新宿ミラノボウル、ファミリーマート西武新宿駅前店︶が閉鎖される[1]。概要
階 | 本館 | 新館 |
---|---|---|
6階 | 新宿ミラノボウル | |
5階 | ||
4階 | 新宿ミラノ3 | |
3階 | シネマスクエアとうきゅう 甘太郎西武新宿駅前店 |
アドアーズミラノ店 |
2階 | 甘太郎西武新宿駅前店 | |
1階 | 新宿ミラノ座 ファミリーマート西武新宿駅前店 Sector 7G | |
地下1階 | 新宿ミラノ2 笑笑歌舞伎町総本店 |
新宿磯善 |
映画館
新宿ミラノ座(旧 ミラノ座・新宿ミラノ1)
新宿ミラノ2︵旧 新宿東急︶
定員‥1,000席︵開業時︶→763席︵2001年時点︶→588席︵閉館時︶ 1956年12月1日、新宿東急文化会館の開館と同時に新宿東急として営業開始[3]。2006年6月1日、新宿ミラノ2に名称変更[10]。 1970年代前半の一時期は外国の成人映画上映もあったが、その後は渋谷東急などと共に洋画や邦画の話題作をロードショー上映していた[15]。新宿ミラノ3︵旧 名画座ミラノ→シネマミラノ︶
1971年11月30日、名画座ミラノとして新館にて営業開始[7]。1987年9月、シネマミラノに名称変更[7]。さらに2006年6月1日、新宿ミラノ3に名称変更した[10]。定員209人。 1990年代前半の一時期は“アメリカン・コメディ・シアター”と銘打ってハリウッドのコメディ映画を単館でロードショー上映しており、場内の壁面にはルーニー・テューンズのキャラクターが10年近く描かれていた[15]。シネマスクエアとうきゅう
1981年12月11日、本館3階に開業[9]。定員224人。 日本のミニシアターの草分けとしては岩波ホールがよく知られているが、﹁単館ロードショー方式﹂を大手興行会社の劇場で初めて採用したのはシネマスクエアとうきゅうとされている[16]。アドアーズ︵旧 ゲームファンタジア︶ミラノ店
1971年12月18日、日本初のメダルゲームの独立店舗としてゲームファンタジアミラノ店が開業[17]。 2002年10月1日、アドアーズミラノ店へ名称変更[18]。閉館に伴い2014年12月23日に閉店[19]。その他
この他、新宿TOKYU MILANOビルには笑笑歌舞伎町総本店︵地下1階︶[20]、ファミリーマート西武新宿駅前店[21]︵東急レクリエーション直営店舗[22]、1階︶、Darts & Shot Bar Sector7G︵1階、2014年11月16日の営業をもって移転︶[23]、手作り居酒屋甘太郎西武新宿駅前店︵2・3階、2014年12月28日まで営業︶[24]などが入居する。 かつては、モスバーガー新宿ミラノ店[25][26]︵1階、2011年3月30日まで営業︶、中国菜館[26]︵1階、2014年6月28日まで営業[27]︶、とんかつ さん亭[26]︵1階︶などの店舗も入居していた。現状と閉鎖
TOKYU MILANO内の映画館は、ミラノ1・2・3が主に松竹・東急系の洋画、シネマスクエアがアート系の作品を上映しており、特にミラノ1︵新宿ミラノ座︶においては﹃大脱走﹄﹃スティング﹄﹃タワーリング・インフェルノ﹄﹃ジョーズ﹄﹃E.T.﹄﹃ラストエンペラー﹄﹃ボディガード﹄﹃ハリー・ポッターシリーズ﹄等の大作・話題作を多数輩出してきた。 しかし2008年以降、新宿プラザ劇場︵2008年11月7日︶を皮切りに、新宿コマ東宝︵2008年12月31日︶、新宿トーア︵2009年4月17日︶、新宿ジョイシネマ︵3スクリーン、2009年5月31日︶、新宿オデヲン座︵4スクリーン、2009年11月30日︶といった当館近辺の映画館が相次いで閉館。これらの映画館で上映されていた洋画︵主に東宝洋画系︶の大作・話題作もTOKYU MILANO内の映画館で上映するようになり、番組編成のフリー化が進んでいく。また上映方式もミラノ2が3Dデジタルを導入。ミラノ1やシネマスクエアもDLP上映へと移行したが、ミラノ3はBlu-ray上映以外すべて35mmフィルムによる上映を貫いていた。 2014年5月13日、東急レクリエーションは本館内の全ての直営事業所︵新宿ミラノ1・2・3、シネマスクエアとうきゅう、新宿ミラノボウル、ファミリーマート西武新宿駅前店︶を閉鎖することを発表した[1]。シネマコンプレックス︵複合映画館︶の台頭による動員数の減少や建物の老朽化を理由としている[12][1]。なお、マリオンとの賃貸借契約終了に伴う丸の内ルーブルの閉鎖︵2014年8月3日︶も同時に発表している[1]。 直営店舗の閉鎖後については未定としているが[1][注 2]、ロードショー館は閉鎖しシネマコンプレックスへ移行する方針という[12]。新宿ミラノ座の閉鎖で日本国内における1,000席以上の映画館は皆無となり、946席を有するTOHOシネマズ日劇スクリーン1が日本最大の映画館となる。新宿ミラノ座より愛をこめて 〜LAST SHOW〜 | |
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イベントの種類 | 映画祭 |
正式名称 | 新宿ミラノ座より愛をこめて~LAST SHOW~ |
初回開催 | 2014年12月20日 |
最終開催 | 2014年12月31日 |
会場 | 新宿ミラノ座 |
主催 | 東急レクリエーション |
運営 | 東急レクリエーション |
出展数 | 24作品 |
アクセス
●西武新宿線 西武新宿駅[30]すぐ ●JR 新宿駅東口[30] ●東京メトロ 新宿駅B13出口[30] ●都営地下鉄大江戸線 新宿西口駅D5出口[30] 新宿駅東口から徒歩で来訪する場合、西武新宿駅沿いを通って迂回するよりも歌舞伎町の繁華街をそのまま突っ切るほうが早い。イベント
- 東京国際ファンタスティック映画祭(2003年 - 2005年)
- 東京国際シネシティフェスティバル(2006年、2007年)
- 世界のCMフェスティバル(2003年 - 2014年)
脚注
注釈
出典
関連項目
外部リンク
- 新宿ミラノ :東急レクリエーション
- 映画ナビ:新宿 - 東急レクリエーション ロードショー館公式サイト
- シネマシティ 新宿東急ミラノビル(港町キネマ通り)