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「近鉄2600系電車」の版間の差分

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=== 廃車 ===

=== 廃車 ===

2002年8月12日付で2681Fが廃車された<ref name="JTB近鉄電車_p168" /><ref name="rf_201802 特集" /><ref name="may-928" />。製造当初より冷房装置搭載の通勤車が廃車されるのは近鉄では初の事例である。[[2020年]]3月、鮮魚列車の廃止により高安検車区に配置されていた2683Fの3両編成1本が廃車となり、形式消滅してしまった(:o;)


20028122681F<ref name="JTB_p168" /><ref name="rf_201802 " /><ref name="may-928" />[[2020]]32683F31


== 2610系 ==

== 2610系 ==


2020年3月21日 (土) 13:15時点における版

共通事項
基本情報
製造所 近畿車輛
主要諸元
軌間 1,435 mm
電気方式 直流1,500V
架空電車線方式
最高運転速度 110 km/h
車体長 20,720 mm
全高 4,150 mm
車体 普通鋼
駆動方式 WNドライブ
制御装置 抵抗制御
制動装置 電磁直通ブレーキ (HSC-D)
抑速発電制動付)
保安装置 近鉄型ATS列車選別装置列車無線装置
テンプレートを表示

26002600

稿268026102800

概要


1960220022502200[1][2][3][4]140017m - 19m[5]

24101810[* 1]26002800[6][* 2]418102410[8]2600280080mm50mm[8]西2600[8]

2600便[1][4][9]2610[10]28003520045800L/CL/C

2600系

近鉄2600系電車
試運転中の2603F
主要諸元
編成 2両・4両
車体幅 2,739 [11][8] mm
車体高 新造時:3,885 mm [8]
冷房化以降:4,032 [11] mm
台車 近畿車輛製シュリーレン式空気ばね台車
Tc車・T車:KD-66C [11][8]
Mc車・M車:KD-66B [11][8]
主電動機 三菱電機MB-3110-A [11][8]
主電動機出力 155kW [11][8]
歯車比 4.61(83:18) [11]
編成出力 2両編成 620kW
4両編成1,240kW
制御装置 三菱電機製ABFM-214-15-MDH [11][8]
テンプレートを表示

26001970422212[8][12][4][* 3]4[8]Q

車内インテリア


4241,320mm1,420mm[4][8][8][12]使700mm[12]調[1][8][12]

270027501[12]2650210[11]2680268026102660[11]

主要機器・性能


WNMB-3110-A (155kW) [11][8]1C4MABFM-214-15-MDH[11][8][12]2400[4]

2410KD-66[11][8]265022600T1[8][13]

HSC-D () [12]270027502700[11]110km/h

編成

 

← 大阪上本町・近鉄名古屋

鳥羽 →

4両編成 Tc
ク2700形
M
モ2650形
T
サ2750形
Mc
モ2600形
2両編成 Tc
ク2700形
Mc
モ2600形

転属

1979年に全車両が富吉検車区に転属したが[2]1998年に2601F・2604Fが再び大阪線高安検車区所属に変更された[13]

改造・車体更新


1979[2][4][* 4][4]

1989[2][12][12]

廃車

2002年2月から2004年1月にかけて全車両が除籍・廃車解体されて形式消滅している[2][4]

2680系

近鉄2680系電車
鮮魚列車として運用されている2683F
主要諸元
編成 3両
全幅 2,739 [11][10] mm
全高 4,040 [11][10] mm
台車 近畿車輛製シュリーレン式空気ばね台車
Tc車:KD-72A [11][10]
M車・Mc車:KD-72 [11][10]
主電動機 三菱電機MB-3020-C [11][10]
主電動機出力 125kW [11][10]
歯車比 5.47(82:15) [11]
制御装置 三菱電機ABF-178-15MDH [11][10]
備考 電算記号:X
テンプレートを表示

26801971326[14][10][15][16][14][8][15][16]X80X81X82[17][18]

26002780[14][15][16]

[19]8,500kcal/hCU-14[19]15[14]1

主要機器・性能


197110000I[14][10][16]

WNMB-3020-C (125kW) [14][10]1C8MABF-178-15MDH[11][10][15]42

KD-72[11][10]

[15]26802[20]27802680[14]110km/h

編成

← 大阪上本町・近鉄名古屋


鳥羽 →

Tc
ク2780形
M
モ2680形
(奇数)
Mc
モ2680形
(偶数)

転属

1979年3月に全車が名古屋線富吉検車区に転属した[14][2][15]

改造

1979年に2610系と同一の座席に交換(補助席は存置)され[2][21]1991年には車体外装材の交換・前面および側面方向幕設置と座席のロングシート化を中心とする車体更新が行われた[2][15][16][* 5][* 6]

2012年10月に車体連結部の転落防止幌設置およびATS-SP設置工事が行われた[22]

鮮魚列車への転用

つり革のない車内

20012683F1481[2][16][21]3[19]

調[16][21][16][21]

廃車


20028122681F[2][16][21]202032683F31

2610系

近鉄2610系電車
主要諸元
編成 4両
全幅 2,740 [11][10] mm
全高 4,040 [11][10] mm
台車 近畿車輛製シュリーレン式空気ばね台車
Tc車・T車:KD-72E/KD-66C/KD-49C[11][10]
M車・Mc車:KD-72D [11][10]
主電動機 三菱電機MB-3110-A [11][10]
主電動機出力 155kW [11][10]
歯車比 4.61(83:18)[11]
制御装置 三菱電機ABFM-214-15-MDH [11][10]
備考 電算記号:X
テンプレートを表示

26102200260026801972[23]

19721119761041768[24][10][3][24]2611F - 2620F[25]2621F - 2627F[25]X10X11 - X27[26]

車内インテリア


2600[9][23]1,400mm[10]5%2760[3][23]

6 (2611F - 2616F) 26808,500kcal/hCU-15511973210,500kcal/hCU-194[18]

主要機器・性能


26002600[24][10][3]PT42Mc1M2[18]

2680KD-72KD-72DKD-72E[10][27]2711 - 27162761 - 276612KD-66C[10][27]2721 - 27242771 - 277482200使KD-49C[10][27] () 2625FKD-72FKD-72G[27]

2710[11]

編成

← 大阪上本町・近鉄名古屋

鳥羽 →

Tc
ク2710形
M
モ2660形
T
サ2760形
Mc
モ2610形

転属


5800L/C2626F2627FL/C2621F[25][13]2622F - 2624F2625F[13]19982611F2614F - 2620F2625F2612F2613F2622F - 2624F2621F2626F2627F[28]

改造

車体更新

19911997[10][3][9]1230[10][3][* 5][* 6]

B

20002015122B[29][30][31][32][33][34][35]2621F - 2624FKD-64A[18][30][31][32][33]2008B2710[31][32][33][34][36]2014B2760[* 7]



20132621F26732625F - 2627F[37]

2610系L/Cカー改造車


19962621F[25][3]19972626F2627F43L/C[10][3]2621F5800[3]2621F

201120121L/C 

B

L/C20082015B3

2621F

20082621FB[31]

2626F

201552626FB[34]28002811F2813F2815F

2627F

2015122627FB[34][35][38]201512211223[35][38]



[38][38]



調調[35][38]調[35][38]

22000調[38]調[38][35][38]

32005200VVVFLED[38]262762677[38][* 8]調[35][38]

[38][35][35][38]



使[38]

廃車

2019年4月1日現在では本系列の廃車は発生しておらず、2621F・2626F・2627Fの3編成は富吉検車区、その他の14編成は明星検車区に所属している[39]

アートライナー

X27L/Cカー

L/C車内装(B更新後)

ロングシート化車内

トイレ前に残るクロスシート

2800系

近鉄2800系電車
主要諸元
編成 2両・3両・4両
全幅 2,740 [11][7] mm
全高 4,040 [11][7] mm
台車 近畿車輛製シュリーレン式空気ばね台車
Tc車:KD-72C/KD-87A [11][7]
M車:KD-72B/KD-87 [11][7]
T車:KD-72C/KD-72E/KD-87A [11][7]
Mc車:KD-72B/KD-87 [11][7]
主電動機 三菱電機MB-3110-A [11][7]
主電動機出力 155kW [11][7]
歯車比 4.61(83:18)[11]
編成出力 2両編成:620kW
3両編成:1,240kW
4両編成:1,240kW
制御装置 三菱電機ABFM-214-15-MDH [11][7]
備考 電算記号:AX
テンプレートを表示

28002610[40]19727197911223441160[7][6][19][19]AXAX01 - AX17[26]

24304 (2801F - 2804F) 5[40]19732805F4[40][25]

増備車


19732805F19772814F197819792815F - 2817F19762812F19772814F19792816F2817F[41]

主要機器・性能


2610155kWMB-3110ABFM1C8M[42]

2610KD-72KD-72BKD-72C[43]2963TKD-72E2816F2817FMMcKD-87TTcKD-87A[43]

290029502900[40]19752809F3Tc[42][40]

228002[40][44]32809F2800128502[40][44]42800128502[40][44]PT422816F2817FPT48[41]

編成

 

← 大阪上本町・近鉄名古屋

鳥羽 →

2両編成 Tc
ク2900形
Mc
モ2800形
3両編成 Tc
ク2900形
M
モ2850形
Mc
モ2800形
4両編成 Tc
ク2900形
M
モ2850形
T
サ2950形
Mc
モ2800形
  • モ2862・2864とサ2951 - 2954・2962・2964は落成当初から欠番である[11]

転属・組成変更


199832801F - 2804F[44]

42809F2811F2811FL/C[25][44]2809F2006729593[29]

2813F2815F2816F2817F[40]520019902813F2815FL/C[44][25]2817F20022004310001002F20149[33]

2013622812F2814F18101822F1823F[45][37]

改造

車体更新

19931998[6]19982816F2817F

B

20083201992B[31][46][37][33][34]2900[31][37][33][34]2950[* 7]2816F20082610B2817F26102627FB


2967

19892817F199719983L/C32950[25][6][* 9][* 10]



20132811F2813F2814F2802[37][47][48]

21使[41]

2800系L/Cカー改造車


1997199832811F2813F2815F43L/C[25][6]26102626F2627F[* 11]

20107201112L/C

B

L/C2014520154B[33][34]B

廃車


200672809F329592800[29]2959

2019429592805F - 2808F2810F2816F6242811F - 2815F5162801F - 2804F2809F2817F61959[39]

アートライナー

  • 2809F:名泗コンサルタント(2016年3月1日[49] - )
  • 2811F:赤塚「FFCパイロゲン」(2006年3月 - 2007年12月)→多気郡明和町日本遺産活動推進協会「祈る皇女斎王のみやこ 斎宮」(2016年6月28日[50] - 運転終了)
    • 明和町ラッピング列車についてはク2911・モ2861の2両のみがラッピング車両となっている[50]
  • 2817F:志摩スペイン村「ピエロ・ザ・サーカス」(2008年5月 - 2009年8月)

2811F L/Cカー(通常塗装)※画像は、2010年9月の定期検査前

前面に飾られたL/Cカーのエンブレム

車体更新後の車内

車体更新後に設けられた車椅子スペース

改造L/Cカー2811Fの車内 (改造当時)

改造L/Cカー2811Fのトイレ前の座席

改造L/Cカー2811Fの車端部。ロングシートが3席設置されている。

改造L/Cカー2811Fの車端部。ロングシートが6席設置されている。

運用

新製時の運用


26005200 - 19763[8]326802800[51][5]

現在の運用




2

28002812F2814F

123314302 - 5使使[25]

24101 - 

3

28002801F - 2804F2809F

[25][16]鹿[52][16][53]

 () 

4

26102621F2626F2627F

28002811F2813F2815F

58005812F14001407F12001211F1212F26 - [25]使2009[54][55]




X11

4

26102611F - 2620F2622F - 2625F

28002805F - 2808F2810F2816F2817F

 - [10]286 - 102805F - 2808F2810F2816F1620426102817F

西[10]

26102817F5200L/C2680[56]26102817F



3

26802683F
日曜日を除いた早朝と夕方に特定のダイヤで大阪上本町駅 - 松阪駅宇治山田駅を鮮魚列車として運転される[16]。団体列車の扱いであるため他形式との併結や他線区への入線はほとんど無いが、車両不具合の際に5211系5211Fと併結して高安駅 - 明星駅間を走行したことがあり[57]、2016年3月6日には団体貸切列車で近鉄名古屋駅 - 湯の山温泉駅 - 賢島駅を走行した実績がある[58][59]

過去の運用




2

26002604F

4

26002601F

L/C2[2]



2

26002603F

22602F46[2]

3

26802681F

[52]2610 - 

4

26002602F

L/C[2]

その他

2610系2621Fで試作改造され、同系列や2800系の量産改造車および5800系で実用化されたデュアルシートは厳密には近鉄で発案されたものではなく、かつて日本国有鉄道(国鉄)がクハ79929号電車で同種のアイデアに基づくロング/クロスシート可変機構を試作搭載して実験した、という前史が存在する。なお、2610系や2800系と同様に在来車から改造されたデュアルシート車両は東日本旅客鉄道(JR東日本)の205系電車3100番台(一部編成のクハ205形のみ)や209系電車3000番台が存在する。

参考文献


 21998ISBN 4-586-50905-8 C0165

p76 - p82p139p140   2012 ISBN 978-4-620-32003-8

 p.56 - p58p65p.68p.69   2012 ISBN 9784862013934

   

 p126p127  PHP 2013ISBN 978-4-569-81142-0

 13II20021986ISBN 4-87366-296-6

JTB
 1100JTBJTB2016ISBN 978-4-533-11435-9


 &20079 - 20198

201611 Vol.56667  p.56 - p.57

20182 Vol.58682  p.88 - p.93

 2018201812p.217-284

脚注

注釈



(一)^ 16001480 ()  () [6]

(二)^ 26001971241024301972100012001201F10001002F2200197728002813F19782000[7]

(三)^ 2600使22002600119643018

(四)^ 2603F2604F[2]

(五)^ ab260035

(六)^ ab1

(七)^ ab

(八)^ 2627

(九)^ 29675200L/C329505800

(十)^ 2967McL/C329502610M

(11)^ 26102815F

出典



(一)^ abc 13IIp.96

(二)^ abcdefghijklmnp.168

(三)^ abcdefghi 2p.40

(四)^ abcdefgh p.126p.127  PHP 2013ISBN 978-4-569-81142-0

(五)^ ab 2p.49

(六)^ abcdef 2p.39

(七)^ abcdefghijkp.118

(八)^ abcdefghijklmnopqrstup.116

(九)^ abc 57p   2012 ISBN 9784862013934

(十)^ abcdefghijklmnopqrstuvwxyzaaabacadaep.117

(11)^ abcdefghijklmnopqrstuvwxyzaaabacadaeafagahaiajakalamanaoapaqar 13IIp.164-165

(12)^ abcdefghi 2p.51

(13)^ abcd 2p.144

(14)^ abcdefgh 13IIp.97

(15)^ abcdefg 2p.50

(16)^ abcdefghijkl20182 Vol.58682  p.88 - p.93

(17)^ p.228

(18)^ abcd 2018201812p.238

(19)^ abcde 2018201812p.239

(20)^  2p.145

(21)^ abcde 65p   2012 ISBN 9784862013934

(22)^ 2680X82 (RM)  2012102

(23)^ abc 2018201812p.237

(24)^ abc 13IIp.28

(25)^ abcdefghijklp.169

(26)^ abp.229

(27)^ abcdp76p77   2012 ISBN 978-4-620-32003-8

(28)^  2p.143

(29)^ abc20079  2007 &

(30)^ ab20089  2008 &

(31)^ abcdef20099  2009 &

(32)^ abc20119  2011 

(33)^ abcdefg20158  2015 

(34)^ abcdefg20168 2016 

(35)^ abcdefghi2610 railf.jp 20151226

(36)^  57p2  2012 ISBN 9784862013934

(37)^ abcde20148  2014 

(38)^ abcdefghijklmno201611 Vol.56667  p.56 - p.57

(39)^ ab引用エラー: 無効な <ref> タグです。「rf_201908」という名前の注釈に対するテキストが指定されていません

(40)^ abcdefghi 13IIp.24

(41)^ abc 2018201812p.241

(42)^ ab 2018201812p.240

(43)^ abp78p79p80   2012 ISBN 978-4-620-32003-8

(44)^ abcdef 2p.142

(45)^ [1]1810H2223 (RM) 201372

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関連項目

他社のデュアルシート車両

外部リンク