フィッシュティー
フィッシュティー | |
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珊瑚礁に棲む魚とココナッツミルクを用いたフィッシュティー | |
種類 | スープ |
主な材料 | ヤムイモ、かぼちゃ、キャッサバ、ジャガイモ、未熟なバナナ、ココナッツミルク |
フィッシュティー︵fish tea)とは、カリブ料理及びジャマイカ料理における辛味のあるスープである。魚のブイヨンに似た一品で、準備に数時間かかることもある。柔らかくなるまで煮込まれたヤムやカボチャ、キャッサバ、ジャガイモ、未熟なバナナを主たる材料とする。 そして、5ガロン︵19リットル︶のフィッシュティーを作るために15ポンド︵6.8キログラム︶もの魚が用いられる[1]。ニンジンとハヤトウリが材料として用いられることもある。味付けはココナッツミルクや黒胡椒、塩、タイム、バター、ネギ、シーズンオール︵調味料の一種︶など、さまざまなものでなされる[2]。
フィッシュティーは伝統的な﹁ランダウン﹂に類似するものの、固形の材料がスープ状になるまで煮込まれるところが異なる[1]。なかにはスープティーが媚薬であると考える人もおり、それがさまざまな伝説や噂を連想させた。以下にその一例を挙げる。
●﹁もし君がフィッシュティーを飲んだなら、夜には鎖で君を寝台の支柱に縛り付けなければならない。さもないと、君は異性を求めて一晩中歩きまわるだろうね。﹂[1][2]
●﹁突然、子供を産んだことのない男性が双子を産んだ。﹂
●﹁フィッシュティーを飲むと、まっすぐ歩けなくなる。﹂
ケイマン諸島におけるある出版物によれば﹁フィッシュティーを味わう人はいつもおかわりを求めて戻ってくるようである﹂とのことである[1]。
関連項目[編集]
参考文献[編集]
- ^ a b c d Fish Tea Cookoff a big part of East End Surf Challenge Archived 28 July 2011 at the Wayback Machine. 10 January 2006 Camanian Compass
- ^ a b Alan Ebanks Surfers find it tea–licious Archived 28 July 2011 at the Wayback Machine. 13 January 2009 Cay Compass