国際オリンピック委員会総会
国際オリンピック委員会総会︵こくさいオリンピックいいんかいそうかい︶は、国際オリンピック委員会︵IOC︶の全体会議であり、同委員会において最高機関の役割を果たす。
概要[編集]
●1年に1~2回定期総会が開催され、総会開催都市は年により変わるが、オリンピックの開催年ではその開催都市にて総会が行われる。 ●総会の開催都市は、その総会の3年前に行われる理事会または総会で決定する。 ●夏季・冬季オリンピックの開催地は、そのオリンピックの7年前に、開催地立候補都市︵国︶以外の中立国の都市で開催される総会で決定されることとなっている。[注釈 1] ●開催地はIOC委員の投票で決まる。過半数を獲得した都市が開催都市として決定する。しかし、過半数を獲得した都市がなかった場合は最下位の都市を落選させて、この手順で過半数を獲得する都市が出るまで投票を繰り返す。尚、最下位の都市が複数出た時にはその最下位都市のみで投票が行われ、落選都市を決める。 ●また、総会には臨時総会もあり、会長により招集されるか、もしくは3分の1以上の委員からの書面による要求に基づいて招集される。IOC総会開催都市[編集]
ピンク色の回は夏季・冬季オリンピック、水色の回はオリンピックコングレスの期間中に開催された。IOCと日本[編集]
●1950年、コペンハーゲンで開催された総会にて、日本の国内委員会が認可。翌1951年、ウィーンで開催された総会後、IOC事務総長は会見の中で﹁日本は、IOCから除名されていた訳ではない﹂として、次期オリンピック参加に特別の決定をする必要はないとの見解を示し、第二次世界大戦後のオリンピック復帰を確実なものとした[9]。脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
(一)^ abcdefghijklmnoIOC vote history
(二)^ abc“Sessions du Comité international olympique”. Olympic Review (International Olympic Committee) 26: 2. (March 1951) 2010年2月4日閲覧。.
(三)^ abcd嘉納行光、川村禎三、中村良三、醍醐敏郎、竹内善徳﹃柔道大事典﹄佐藤宣践︵監修︶、アテネ書房、日本 東京︵原著1999年11月︶。ISBN 4871522059。"オリンピックの柔道競技"。
(四)^ オリンピック物語第五部 アマとプロ︿4﹀読売新聞 - 2004年1月24日付[リンク切れ]
(五)^ “ミラノで2026年冬季五輪 コルティナ共催、イタリア3度目”. JOC (2019年6月25日). 2019年6月29日閲覧。
(六)^ “2024年冬季ユース五輪 韓国・江原道での開催決定”. 聯合ニュース (2020年1月10日). 2020年1月11日閲覧。
(七)^ 共同通信 (2021年4月22日). “五輪の新モットー採用へ 憲章に﹁共に﹂を追加方針”. 産経新聞. 2022年2月6日閲覧。
(八)^ “五輪のモットーに﹁一緒に﹂が加わる”. 人民日報 (2021年7月22日). 2022年2月6日閲覧。
(九)^ ﹁日本五輪大会へ自動的に参加﹂﹃朝日新聞﹄昭和26年5月10日