「右翼」の版間の差分
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{{政党政治}}{{統治体制}}{{ナショナリズムのサイドバー}} |
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'''右翼'''、'''右派'''(うよく、うは/[[英語|英]]:right-wing, rightist, the Right)とは、[[保守主義]]{{#tag:ref|[[東欧]]の[[社民主義]]政党や[[ドイツ]]の[[ザーラ・ワーゲンクネヒト同盟]]、右派とは対極に位置する左派政党が保守主義を掲げることもある。また、[[穏健保守]]の立場は左派に分類されることもある。<ref>{{Cite Kotobank|word=左翼|author=|encyclopedia=世界大百科事典 第2版|access-date=2018-08-13}}</ref><ref>{{Cite news | author = [[犬塚元]] | title = ひもとく - リベラルとは何か | newspaper = [[朝日新聞]] | pages = 13 | date = 2017年11月12日 | url = | accessdate = }}</ref>。|group="注"}}・[[反動主義]]的な[[思想]]や[[運動]]{{Sfn|ブリタニカ・ジャパン|2014|p=「右翼」}}、または[[急進]]・[[共産主義]]に対して[[漸進主義|漸進]]・[[反共産主義]]勢力や[[人物]]を指す{{Sfn|平凡社|2019a|p=「右翼」}}。[[左翼]]の対立概念である<ref name="nippo">[https://kotobank.jp/word/%E5%8F%B3%E7%BF%BC-35264#E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E5.85.A8.E6.9B.B8.28.E3.83.8B.E3.83.83.E3.83.9D.E3.83.8B.E3.82.AB.29 日本大百科全書(ニッポニカ)] コトバンク. 2018年3月19日閲覧</ref>。 |
'''右翼'''、'''右派'''︵うよく、うは/[[英語|英]]‥right-wing, rightist, the Right︶とは、[[保守主義]]{{#tag:ref|[[東欧]]の[[社民主義]]政党や[[ドイツ]]の[[ザーラ・ワーゲンクネヒト同盟]]、[[インド]]の[[インド国民会議]]ように、右派とは対極に位置する左派政党が保守主義を掲げることもある。また、[[穏健保守]]の立場は左派に分類されることもある。<ref>{{Cite Kotobank|word=左翼|author=|encyclopedia=世界大百科事典 第2版|access-date=2018-08-13}}</ref><ref>{{Cite news | author = [[犬塚元]] | title = ひもとく - リベラルとは何か | newspaper = [[朝日新聞]] | pages = 13 | date = 2017年11月12日 | url = | accessdate = }}</ref>。|group="注"}}・[[反動主義]]的な[[思想]]や[[運動]]{{Sfn|ブリタニカ・ジャパン|2014|p=﹁右翼﹂}}、または[[急進]]・[[共産主義]]に対して[[漸進主義|漸進]]・[[反共産主義]]{{#tag:ref|[[日本]]の[[民社党]]など反共の中道左派政党も存在する|group="注"}}勢力や[[人物]]を指す{{Sfn|平凡社|2019a|p=﹁右翼﹂}}。[[左翼]]の対立概念である<ref name="nippo">[https://kotobank.jp/word/%E5%8F%B3%E7%BF%BC-35264#E6.97.A5.E6.9C.AC.E5.A4.A7.E7.99.BE.E7.A7.91.E5.85.A8.E6.9B.B8.28.E3.83.8B.E3.83.83.E3.83.9D.E3.83.8B.E3.82.AB.29 日本大百科全書(ニッポニカ)] コトバンク. 2018年3月19日閲覧</ref>。右翼の中でも[[過激]]なものを[[極右]]、穏健なものを[[中道右派]]という。
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== 概要 == |
== 概要 == |
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[[マイペディア]]([[平凡社]])では「一般には[[ドイツ]]の[[ナチズム]]、[[イタリア]]の[[ファシズム]]、[[日本]]の[[超国家主義]]者などがその代表」と言う{{Sfn|平凡社|2019b|p=「右翼」}}。 |
[[マイペディア]]([[平凡社]])では「一般には[[ドイツ]]の[[ナチズム]]、[[イタリア]]の[[ファシズム]]、[[日本]]の[[超国家主義]]者などがその代表」と言う{{Sfn|平凡社|2019b|p=「右翼」}}。 |
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T.A.Smith, R.Tatalovichによれば、[[社会学]]の説明としては、左翼が大きな平等や政治参加を求める社会運動であるのに対して、右翼は「[[秩序]]・[[体制]]・[[身分]]・[[名誉]]・[[伝統]]的な[[社会格差]]や[[価値観]]の構造を維持することを目指す[[社会運動]]<!--<ref name="TAS">内の「social movements ~ traditional social differences or values」の部分-->」を指すとされ、[[保守]]、[[愛国心]]、[[国粋主義]]的な思想を含むとされる<ref>[http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E5%8F%B3%E7%BF%BC&stype=0&dtype=0&dname=0ss 三省堂『大辞林』] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20130502153805/http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E5%8F%B3%E7%BF%BC&stype=0&dtype=0&dname=0ss |date=2013年5月2日 }}</ref>。[[類義語]]には「[[保守]]」や「守旧」など、[[対義語]]には「[[左翼]]」や「[[革新]]」などがある。 |
T.A.Smith, R.Tatalovichによれば、[[社会学]]の説明としては、左翼が大きな平等や政治参加を求める社会運動であるのに対して、右翼は「[[秩序]]・[[レジーム|体制]]・[[身分]]・[[名誉]]・[[伝統]]的な[[社会格差]]や[[価値観]]の構造を維持することを目指す[[社会運動]]<!--<ref name="TAS">内の「social movements ~ traditional social differences or values」の部分-->」を指すとされ、[[保守]]、[[愛国心]]、[[国粋主義]]的な思想を含むとされる<ref>[http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E5%8F%B3%E7%BF%BC&stype=0&dtype=0&dname=0ss 三省堂『大辞林』] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20130502153805/http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?p=%E5%8F%B3%E7%BF%BC&stype=0&dtype=0&dname=0ss |date=2013年5月2日 }}</ref>。[[類義語]]には「[[保守]]」や「守旧」など、[[対義語]]には「[[左翼]]」や「[[革新]]」などがある。 |
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評論家の[[浅羽通明]]は、政治学者[[山口二郎]]の研究<ref>朝日新聞社刊『朝日現代用語知恵蔵』2006年、「日本政治」章、「左翼/右翼」項目</ref>を援用して、以下のように整理する<ref name="asaba">[[浅羽通明]][https://www.gentosha.jp/article/16161/ 「右翼」と「左翼」の違い、説明できますか?],2020.08.06 更新、幻冬舎plus.</ref>。[[左翼]]は、人間は本来[[自由]]、[[平等]]で、[[人権]]という[[理性]]、[[知性]]で考えついた[[理念]]をまだ知らない人にも広め([[啓蒙]])実現しようと志す。これらの理念は「国際的」「普遍的」であって、その実現が人類の[[進歩]]であると考えられる。現実に[[支配]]や[[抑圧]]、上下の身分、[[差別]]といった、自由と平等に反する制度があれば、それを批判し、別の形で実施する。対するに右翼は、[[伝統]]や「人間の感情、情緒」を重視し、理性が生み出した自由・平等・人権では人は割り切れないと考える。そのため、反[[啓蒙主義]]の立場をとる。「長い間定着してきた世の中の仕組みである以上は、多少の弊害があっても簡単に変えられないし、変えるべきでもない」と考える<ref name="asaba"/>。こうした伝統的な世の中の仕組みには、近代以前に起源を有する[[王制]]、[[天皇制]]、[[身分制]]なども含む。右翼は、自国の歴史を重んじる[[歴史主義]]、[[ロマン主義]]の立場をとり、制度改革を目指す左翼から伝統や歴史を[[保守]]しようと志す<ref name="asaba"/>。このことから右翼は「[[国粋主義]]」「[[民族主義]]」となり、「[[国際主義]]」「[[普遍主義]]」と拮抗するようになる。また、浅羽は[[竹中平蔵]]や[[小泉純一郎]]政権の[[構造改革]]などの[[市場原理主義]]は自由を徹底させ、[[既得権]]否定などは平等実現にも思えるため左翼のようである。また、国民の人権や自由を抑圧した旧[[ソ連]]など[[社会主義]]国の場合や、他民族に支配されている[[少数民族]]が自由や他民族との平等を求めた[[ベトナム戦争|ベトナム解放戦争]]や[[クルド人]]、[[チェチェン人]]の闘争の場合は右翼なのか左翼なのかと問い、「右翼─左翼」の位置づけは難しいと指摘している<ref name="asaba"/>。 |
評論家の[[浅羽通明]]は、政治学者[[山口二郎]]の研究<ref>朝日新聞社刊『朝日現代用語知恵蔵』2006年、「日本政治」章、「左翼/右翼」項目</ref>を援用して、以下のように整理する<ref name="asaba">[[浅羽通明]][https://www.gentosha.jp/article/16161/ 「右翼」と「左翼」の違い、説明できますか?],2020.08.06 更新、幻冬舎plus.</ref>。[[左翼]]は、人間は本来[[自由]]、[[平等]]で、[[人権]]という[[理性]]、[[知性]]で考えついた[[理念]]をまだ知らない人にも広め([[啓蒙]])実現しようと志す。これらの理念は「国際的」「普遍的」であって、その実現が人類の[[進歩]]であると考えられる。現実に[[支配]]や[[抑圧]]、上下の身分、[[差別]]といった、自由と平等に反する制度があれば、それを批判し、別の形で実施する。対するに右翼は、[[伝統]]や「人間の感情、情緒」を重視し、理性が生み出した自由・平等・人権では人は割り切れないと考える。そのため、反[[啓蒙主義]]の立場をとる。「長い間定着してきた世の中の仕組みである以上は、多少の弊害があっても簡単に変えられないし、変えるべきでもない」と考える<ref name="asaba"/>。こうした伝統的な世の中の仕組みには、近代以前に起源を有する[[王制]]、[[天皇制]]、[[身分制]]なども含む。右翼は、自国の歴史を重んじる[[歴史主義]]、[[ロマン主義]]の立場をとり、制度改革を目指す左翼から伝統や歴史を[[保守]]しようと志す<ref name="asaba"/>。このことから右翼は「[[国粋主義]]」「[[民族主義]]」となり、「[[国際主義]]」「[[普遍主義]]」と拮抗するようになる。また、浅羽は[[竹中平蔵]]や[[小泉純一郎]]政権の[[構造改革]]などの[[市場原理主義]]は自由を徹底させ、[[既得権]]否定などは平等実現にも思えるため左翼のようである。また、国民の人権や自由を抑圧した旧[[ソ連]]など[[社会主義]]国の場合や、他民族に支配されている[[少数民族]]が自由や他民族との平等を求めた[[ベトナム戦争|ベトナム解放戦争]]や[[クルド人]]、[[チェチェン人]]の闘争の場合は右翼なのか左翼なのかと問い、「右翼─左翼」の位置づけは難しいと指摘している<ref name="asaba"/>。 |
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=== イスラエル === |
=== イスラエル === |
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[[旧約聖書]]などユダヤ聖典で唱えられる[[大イスラエル|大イスラエル主義]]︵﹁[[約束の地]]﹂は全てイスラエルのものであるとする思想︶<ref>[http://d.hatena.ne.jp/believer777/20090130 ﹃大イスラエル﹄構想 - Greater Israel - について]</ref>{{出典無効|date=2016-02-15 |title=Wikipedia:検証可能性#自主公表された情報源}}が、右翼政党﹁[[イスラエル我が家]]﹂やユダヤ[[原理主義]]聖職者のみならず、政権党[[リクード]]内部にも存在している。彼らは、自分たち'''イスラエル'''は世界中から[[ユダヤ難民]]を受け入れたのだから、[[アラブ世界]]が[[パレスチナ難民]]を収容すべきだと主張する。また、[[パレスチナ]]などもともと存在しないのだから、イスラエルに住む[[アラブ人]]は全員[[市民権]]を剥奪するか、[[国外追放]]すべきであるという主張も一部で支持されている。イスラエルにおける右翼の代表的人物に[[モーシェ・ファイクリン]]、[[アヴィグドール・リーベルマン]]、[[カハネ主義]]を唱えた[[メイル・カハネ]]などがいる。
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[[旧約聖書]]などユダヤ聖典で唱えられる[[大イスラエル|大イスラエル主義]]︵﹁[[約束の地]]﹂は全てイスラエルのものであるとする思想︶<ref>[http://d.hatena.ne.jp/believer777/20090130 ﹃大イスラエル﹄構想 - Greater Israel - について]</ref>{{出典無効|date=2016-02-15 |title=Wikipedia:検証可能性#自主公表された情報源}}が、右翼政党﹁[[イスラエル我が家]]﹂やユダヤ[[原理主義]]聖職者のみならず、政権党[[リクード]]内部にも存在している。彼らは、自分たち'''イスラエル'''は世界中から[[ユダヤ難民]]を受け入れたのだから、[[アラブ世界]]が[[パレスチナ難民]]を収容すべきだと主張する。また、[[パレスチナ]]などもともと存在しないのだから、イスラエルに住む[[アラブ人]]は全員[[市民権]]を剥奪するか、[[国外追放]]すべきであるという主張も一部で支持されている。イスラエルにおける右翼の代表的人物に[[モーシェ・ファイクリン]]、[[アヴィグドール・リーベルマン]]、[[カハネ主義]]を唱えた[[メイル・カハネ]]などがいる。
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== 右翼的なカルト宗教 == |
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{{main|宗教右翼}} |
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*[[幸福の科学]]<ref>{{Cite web |title=産経新聞が「幸福の科学」の広報紙に? 大量広告、関係者の連載、露骨なヨイショ記事… |url=https://lite-ra.com/2015/03/post-937.html |website=本と雑誌のニュースサイト/リテラ |access-date=2024-05-13}}</ref> |
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*[[世界平和統一家庭連合]]<ref>{{Cite web |title=旧統一教会と日本会議、「野合」の運動史…歴史認識が対立しても「とりあえず共闘」の打算:東京新聞 TOKYO Web |url=https://www.tokyo-np.co.jp/article/196569 |website=東京新聞 TOKYO Web |access-date=2024-05-13 |language=ja}}</ref> |
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*[[エホバの証人]]<ref>{{Cite web |title=エホバ二世が証言…宗教にハマった母の「洗脳を解く」決め手となったもの(佐藤 典雅) @gendai_biz |url=https://gendai.ismedia.jp/articles/-/79203 |website=現代ビジネス |date=2021-01-21 |access-date=2024-05-13 |language=ja}}</ref> |
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*[[冨士大石寺顕正会]]<ref>{{Cite web |title=顕正会(前編)強引な勧誘に全国の大学が警戒する日蓮正宗教団|検証 令和の新興宗教 |url=https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/310329 |website=日刊ゲンダイDIGITAL |date=2022-08-26 |access-date=2024-05-13}}</ref> |
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*[[崇教真光]]<ref>{{Cite web |title=安倍政権を操る最強の右翼団体『日本会議』の存在が不気味だ |url=https://www.ysugie.com/archives/4190 |website=杉江義浩OFFICIAL |date=2015-08-12 |access-date=2024-05-13 |language=ja |first=杉江 |last=義浩}}</ref> |
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*[[生長の家]]<ref>{{Cite web |title=いつの間にか日本政治の中枢に浸透した「宗教右派」の源流(島田 裕巳) @gendai_biz |url=http://gendai.media/articles/-/51581 |website=現代ビジネス |date=2017-04-28 |access-date=2024-05-13 |language=ja}}</ref> |
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== 主な人物 == |
== 主な人物 == |
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*[[三島由紀夫]]<ref>{{Cite web |title=天才少年から肉体右翼へ。その裏にある一貫したストーリーを実力者が精確に描き出す! 『シリーズ・戦後思想のエッセンス 三島由紀夫 なぜ、死んでみせねばならなかったのか』が発売。 |url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000240.000018219.html|website=prtimes|access-date=2024-04-07}}</ref> |
*[[三島由紀夫]]<ref>{{Cite web |title=天才少年から肉体右翼へ。その裏にある一貫したストーリーを実力者が精確に描き出す! 『シリーズ・戦後思想のエッセンス 三島由紀夫 なぜ、死んでみせねばならなかったのか』が発売。 |url=https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000240.000018219.html|website=prtimes|access-date=2024-04-07}}</ref> |
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*[[宮沢賢治]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://kotobank.jp/word/国柱会|title=国柱会|website=コトバンク|accessdate=2024-04-08}}</ref> |
*[[宮沢賢治]]<ref>{{Cite web|和書|url=https://kotobank.jp/word/国柱会|title=国柱会|website=コトバンク|accessdate=2024-04-08}}</ref> |
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*[[暇空茜]] |
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*[[Qアノン#「Q」の正体|Q]] |
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*[[ウォルト・ディズニー]]<ref>{{Cite web |title=ダンボとピンクの象 |url=https://www.insightnow.jp/article/10911?page=2 |website=insightnow|access-date=2024-04-07}}</ref> |
*[[ウォルト・ディズニー]]<ref>{{Cite web |title=ダンボとピンクの象 |url=https://www.insightnow.jp/article/10911?page=2 |website=insightnow|access-date=2024-04-07}}</ref> |
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*[[マザー・テレサ]]<ref>{{Cite web |title=Profile: 'Living Saint' Mother Teresa |url=https://www.bbc.com/news/world-asia-india-35130795 |website=BBC|access-date=2024-04-08}}</ref> |
*[[マザー・テレサ]]<ref>{{Cite web |title=Profile: 'Living Saint' Mother Teresa |url=https://www.bbc.com/news/world-asia-india-35130795 |website=BBC|access-date=2024-04-08}}</ref> |
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*[[イーロン・マスク]]<ref>{{Cite web |title=左派から右派へ、イーロン・マスクの政治思想20年の歴史 {{!}} Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン) |url=https://forbesjapan.com/articles/detail/52766 |website=forbesjapan.com |access-date=2024-04-08 |language=ja}}</ref> |
*[[イーロン・マスク]]<ref>{{Cite web |title=左派から右派へ、イーロン・マスクの政治思想20年の歴史 {{!}} Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン) |url=https://forbesjapan.com/articles/detail/52766 |website=forbesjapan.com |access-date=2024-04-08 |language=ja}}</ref> |
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=== 右派政党に所属していた人物 === |
=== 右派政党に所属していた人物 === |
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====保守中道政党==== |
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*[[マハトマ・ガンディー]] ([[インド国民会議]]{{#tag:ref|[[保守中道]]である一方で、[[中道左派]]的傾向もある|group="注"}}) |
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====中道右派政党==== |
====中道右派政党==== |
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*[[アンゲラ・メルケル]]([[ドイツキリスト教民主同盟]]) |
*[[アンゲラ・メルケル]]([[ドイツキリスト教民主同盟]]) |
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*[[マーガレット・サッチャー]]([[保守党 (イギリス)|保守党]]) |
*[[マーガレット・サッチャー]]([[保守党 (イギリス)|保守党]]) |
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*[[伊藤博文]]([[立憲政友会]]) |
*[[伊藤博文]]([[立憲政友会]]) |
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*[[李登輝]]([[中国国民党]]) |
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*[[李承晩]]([[自由党 (大韓民国)|自由党]]) |
*[[李承晩]]([[自由党 (大韓民国)|自由党]]) |
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*[[アーノルド・シュワルツェネッガー]]([[共和党 (アメリカ)|共和党]]) |
*[[アーノルド・シュワルツェネッガー]]([[共和党 (アメリカ)|共和党]]) |
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213行目: | 221行目: | ||
*[[アントン・ドレクスラー]]([[ドイツ労働者党]]) |
*[[アントン・ドレクスラー]]([[ドイツ労働者党]]) |
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=== 暗殺者 === |
=== 暗殺者・テロリスト === |
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*[[山口二矢]] |
*[[山口二矢]] |
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*{{ill|ヤヌシュ・ワルス|fr|Janusz Waluś}} |
*{{ill|ヤヌシュ・ワルス|fr|Janusz Waluś}} |
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*[[ナトラム・ゴドセ]] ([[民族義勇団]]) |
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*[[嶋中事件|小森一孝]] |
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*[[筆保泰禎]]<ref>朝日新聞1972年3月22日夕刊11面</ref> |
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*前野光保<ref>{{Cite web |title=ご存知ですか? 3月23日は「児玉誉士夫邸にセスナ機墜落事故」の日です |url=https://bunshun.jp/articles/-/1826 |website=文春オンライン |access-date=2024-05-17 |language=ja |first=近藤 |last=正高}}</ref> |
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*[[石井紘基刺殺事件|伊藤白水]] |
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*[[若島和美]] |
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*[[ニコラス・クルーズ]]<ref>{{Cite web |title=静かに広がる「右翼テロ」の脅威―イスラーム過激派と何が違うか(六辻彰二) - エキスパート |url=https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/b0c2f0c05db72736f8591ec7b8c59d0db4d26e46 |website=Yahoo!ニュース |access-date=2024-05-17 |language=ja}}</ref> |
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*[[アンネシュ・ベーリング・ブレイビク]] |
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*[[ウサーマ・ビン・ラーディン]] ([[アルカイダ]]) |
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==世界各国の主な右翼政党== |
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* {{JPN}} |
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* [[自由民主党 (日本)|自由民主党]] |
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*[[日本維新の会 (2016-)|日本維新の会]] |
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*[[国民民主党 (日本 2020)|国民民主党]] |
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*[[参政党]] |
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*[[みんなでつくる党]] |
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* {{RUS}} |
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* [[統一ロシア]] |
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* {{KOR}} |
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* [[国民の力]] |
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* {{UK}} |
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* [[保守党 (イギリス)|保守党]] |
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* {{USA}} |
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* [[共和党 (アメリカ)|共和党]] |
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* {{ITA}} |
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* [[イタリアの同胞]] |
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* [[フォルツァ・イタリア]] |
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* {{FRA}} |
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* [[国民連合 (フランス)|国民連合]] |
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* [[共和党 (フランス 2015-)|共和党]] |
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==「右翼」とされている主なマスコミ== |
==「右翼」とされている主なマスコミ== |
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* {{JPN}} - [[産経新聞]]<ref>{{cite web|url=https://www.economist.com/asia/2017/02/16/japans-government-tries-to-free-its-soldiers-from-pacifist-shackles |title=Japan’s government tries to free its soldiers from pacifist shackles |quote=“We must respond to America first-ism with Japan first-ism,” says Masato Inui, executive editor of the Sankei Shimbun, a right-wing newspaper. |date=26 February 2017|accessdate=12 June 2020|publisher=[[エコノミスト|The Economist]]}}</ref> |
* {{JPN}} - [[産経新聞]]<ref>{{cite web|url=https://www.economist.com/asia/2017/02/16/japans-government-tries-to-free-its-soldiers-from-pacifist-shackles |title=Japan’s government tries to free its soldiers from pacifist shackles |quote=“We must respond to America first-ism with Japan first-ism,” says Masato Inui, executive editor of the Sankei Shimbun, a right-wing newspaper. |date=26 February 2017|accessdate=12 June 2020|publisher=[[エコノミスト|The Economist]]}}</ref>[[読売新聞]]<ref>{{Cite web |title=池上彰が解説「今さら聞けない新聞の読み方」 |url=https://toyokeizai.net/articles/-/312181 |website=東洋経済オンライン |date=2019-11-15 |access-date=2024-05-19 |language=ja}}</ref> |
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* {{KOR}} - [[朝鮮日報]]<ref>{{cite book |last1=Burrett |first1=Tina |last2=Kingston |first2=Jeff |title=Press Freedom in Contemporary Asia |date=2020 |publisher=Routledge |location=New York, NY |isbn=9781138584839}}</ref> |
* {{KOR}} - [[朝鮮日報]]<ref>{{cite book |last1=Burrett |first1=Tina |last2=Kingston |first2=Jeff |title=Press Freedom in Contemporary Asia |date=2020 |publisher=Routledge |location=New York, NY |isbn=9781138584839}}</ref> |
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* {{KOR}} - [[東亜日報]]<ref>{{cite book|author=Miri Moon|url=https://books.google.gr/books?id=es2NDwAAQBAJ&printsec=frontcover&hl=ko#v=onepage&q&f=false|title=International News Coverage and the Korean Conflict: The Challenges of Reporting Practices|page=63|publisher=Springer|year=2019|isbn=9811362912}}</ref> |
* {{KOR}} - [[東亜日報]]<ref>{{cite book|author=Miri Moon|url=https://books.google.gr/books?id=es2NDwAAQBAJ&printsec=frontcover&hl=ko#v=onepage&q&f=false|title=International News Coverage and the Korean Conflict: The Challenges of Reporting Practices|page=63|publisher=Springer|year=2019|isbn=9811362912}}</ref> |
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== 関連項目 == |
== 関連項目 == |
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*[[極左]] - [[左翼]] - [[中道左派]] - [[中道政治|中道]] - [[中道右派]] - '''右翼''' - [[極右]] |
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* [[左翼・右翼]] |
* [[左翼・右翼]] |
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* [[反革命]]・[[反動]]・[[保守]] |
* [[反革命]]・[[反動]]・[[保守]] |
2024年6月15日 (土) 10:30時点における版
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中国
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/b/b1/Anti-Rightist_Movement.jpg/220px-Anti-Rightist_Movement.jpg)
韓国
第二次世界大戦後長らく南北分断による北朝鮮の脅威に対抗するため、反共主義という共通目標から日本の右翼と親しい関係にあった[注 4]。また1990年代以降は反日親北の強い左翼勢力が拡大し右翼は迫害される一方となった。2000年代にニューライトと呼ばれる新右翼が誕生し、アメリカ、日本寄りの姿勢を強めている。 現在は親日派の右翼も存在する一方、愛国主義を過激に持つ排外的な右翼も増え続けている。主に攻撃対象は北朝鮮、日本人、中国人、全羅道民、障害者、外国人である[36]。 また、韓国の右翼は同性愛に非常に否定的である[37][38]。韓国の主要右派政治家であり、自由韓国党前代表の洪準杓︵ホン・ジュンピョ︶は﹁同性愛は天の意思に反する犯罪﹂、﹁同性愛を禁止するだけでなく厳罰しなければならない﹂と発言した[39]。実際、韓国の右派政治家の多くは同性愛など性的少数者の問題に非常に強く反対し、同性愛を近親相姦や小児性愛と比較したり、性的少数者の存在が社会秩序を崩壊させると罵倒したりもする[40]。北朝鮮
極左政党である朝鮮労働党の一党独裁政権下にある北朝鮮は外部からは不明な点が多く、政府に独断で愛国活動を行う右翼勢力の存在は確認されていないが、2002年に北朝鮮政府が日本人拉致を認めた際には﹁一部の英雄主義者﹂の犯行として処理したことがある。ただ、西欧の一部の学者は、北朝鮮の軍事基盤全体主義体制と人種差別が過去の日本帝国の姿に似ているとし、北朝鮮を実質的に極左ではなく極右的国家と見る見方もある。むろん、このような見解は論議の余地がある[41][42]。モンゴル
インド
ヒンドゥー至上主義者団体が存在する︵ヒンドゥー・ナショナリズムの項目も参照︶。2008年にはオリッサ州においてキリスト教徒に対する暴動が発生している[54]。ミャンマー
2010年の民政移管後に969運動などの仏教過激派・民族主義団体が目立つようになっている。また2021年のクーデターで、軍部が政権を握ったため、現在のミャンマーは右翼国家である。アメリカ合衆国
奴隷制の負の遺産として、白人至上主義が歴史的に存在しており、クー・クラックス・クラン︵KKK︶、ミリシアなどの団体が公民権運動の成果であるマイノリティー擁護政策や移民増大の反作用として、有色人種をターゲットにし暴行を加えるなど様々な問題も抱える︵ヘイトクライム︶。近年では同種の主張をする団体は、KKKも含め衰退の一途をたどっているが、保守的な傾向のある地域では上記のような差別思想も根深く残っている。 最近は、オルタナ右翼︵英:alt-right︶という右翼思想の一種が主流の保守主義への代替案︵オルタナティブ︶として出現した。共和党の第45代大統領ドナルド・トランプを支持し、アメリカ合衆国大統領選挙でのトランプ当選に役割を果たした運動だとされる。この運動は2021年1月6日の議会を約6時間中断させた議会議事堂襲撃事件を経て2020年のトランプ落選後も継続した運動として勢力を保っている。欧州連合諸国
ドイツ
ドイツの右翼は、ネオナチの勢力が最も有名であるが、ナチズムに対して否定的な右翼も多い。ナチス系の右翼にはナチス的だが反ヒトラー派があり、また保守革命の系譜とされる諸派、例えばコンスルなどの流れを引く右翼は反ナチ系の極右である。なお、ネオナチはトルコ等からの移民を攻撃対象にする傾向にある。 反EUや移民制限などを掲げた国民保守主義政党も近年は活躍しており、2013年に結成されたドイツのための選択肢︵Alternative für Deutschland、AfD︶は翌年の欧州議会選挙で7名を当選させ、2017年ドイツ連邦議会選挙では94議席を獲得し、野党第一党となった。AfDは極右政党と報道される[56]。イタリア
イタリアにおいては第二次世界大戦後、左翼勢力が台頭した一方で、ネオ・ファシズムなどの右翼勢力も活躍している。 1946年、ベニート・ムッソリーニのイタリア社会共和国の関係者によってイタリア社会運動が結成された。1967年ユニオ・ヴァレリオ・ボルゲーゼはイタリア国民戦線を結成した。ボルゲーゼは1970年にはイタリア共産党の躍進に危機感を強め、軍事クーデターを計画したが失敗し、スペインに亡命した。 1980年のボローニャ駅爆破テロ事件では極右の武装革命中核と極左の赤い旅団が犯行を名乗り出た。武装革命中核の構成員だったロベルト・フィオレは1997年に結党された新しき力の党首となった。また、イタリア社会運動は穏健保守色を強めた 国民同盟に改組された。 1992年からの大規模汚職調査タンジェントポリによって400人の議員が逮捕され、戦後政権を担ってきた中道・左派政党が国民の信頼を失い、議席を減らした。 1994年、シルヴィオ・ベルルスコーニによりフォルツァ・イタリアが結成され、国民同盟や北部同盟と連立政権を立てた。2007年には自由の人民を結成し、2008年に第三次ベルルスコーニ政権が樹立した。![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/0/0b/Giorgia_Meloni_Official_2022_%28cropped%29.jpg/220px-Giorgia_Meloni_Official_2022_%28cropped%29.jpg)
フランス
![](http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/a/a9/Le_Pen%2C_Marine-9586.jpg/220px-Le_Pen%2C_Marine-9586.jpg)
イギリス
﹁Category:イギリスの右翼﹂を参照 イギリス国民戦線が存在し、外国人移民排斥やアイルランド奪取などを訴えている。保守党系列のテロ集団アルスター義勇軍などもある。また近年反ムスリムの極右政党、イギリス国民党︵略称‥BNP︶が支持を伸ばしている[61]。 2009年にはイングランド防衛同盟︵EDL︶という極右組織が活発になってきている。主にイギリスにいるムスリム移民の完全な排斥を最大の目標として掲げている。 類似の組織はノルウェーやデンマーク、ベルギーにも存在しており、各国の反イスラーム勢力とインターネットを通じて連携を取り合っている。ベルギー
ネオナチ政党﹁フラームス・ベラング﹂︵フランデレンの利益︶が台頭しつつある。国政においても一定の勢力︵議席・支持者︶を持つ。オランダ
オランダでは2006年に反EUや反イスラーム主義を掲げる右翼政党[62]自由党(PVV)が結成し、9議席を獲得した。第二院では20議席獲得し野党第一党であったが、2021年下院選では17議席とやや減じた[63]。オーストリア
1986年、元ナチス将校であったクルト・ヴァルトハイムが大統領となり、欧米で問題視された。1989年連立内閣の一員であったオーストリア自由党党首に親ナチのイェルク・ハイダーを選出して、オーストリアがヨーロッパから孤立しかけた。後に連立解消するが、現在でも自由党および自由党から別れたオーストリア未来同盟は一定の議席を持ち、ケルンテン州では与党になっている。スペイン
1936-39年のスペイン内戦では、ドイツ・イタリアがファシズムにきわめて親和的なファランヘ党などの反共和国勢力を支持した。また他のヨーロッパ諸国も不干渉を口実に傍観した。共和国政府を倒し勝利したフランコは、第二次大戦においては、枢軸国との距離をおいて中立を宣言し、難局を乗り切った。欧州にあって例外的に1975年まで円満に政権を維持した。ロシア
ウラジーミル・ジリノフスキー率いるロシア自由民主党が知られている。ソビエト連邦の崩壊後の急激な資本主義導入により、経済発展から取り残された市民に支持されている。アラスカ返還論、核攻撃論、北方領土非返還論など奇抜かつ過激な論調が却って国民受けしている。中東
イスラム社会の世俗化、西欧化︵≒アメリカニゼーション︶に対抗する形で、イスラム原理主義が一定勢力を持っている。またパレスチナ問題の未解決はイスラエル寄りでシオニズムを支持するアメリカ合衆国への不信感を招き、反米の様相を呈す一因となっている︵ハマス、ヒズボラ、ムスリム同胞団、タリバンなど︶。近年にはイラク戦争を嚆矢としてこれに対テロ戦争が加わった。イランでは核問題などと絡みアフマディネジャド大統領など強硬的言動を行う政治家が存在する。 なお、歴史的にキリスト教徒の多かったレバノンにおいては、マロン派キリスト教徒の一部が自分達のアイデンティティをアラブよりも欧米に求める風潮が強く、フェニキア主義と呼ばれる独特の宗派主義が生まれた。こうした政治家や政治団体は1980年代までレバノンの国政に大きな影響力を与えており、現実的な利権も絡んで1975年のレバノン内戦につながった。イスラエル
旧約聖書などユダヤ聖典で唱えられる大イスラエル主義︵﹁約束の地﹂は全てイスラエルのものであるとする思想︶[64][出典無効]が、右翼政党﹁イスラエル我が家﹂やユダヤ原理主義聖職者のみならず、政権党リクード内部にも存在している。彼らは、自分たちイスラエルは世界中からユダヤ難民を受け入れたのだから、アラブ世界がパレスチナ難民を収容すべきだと主張する。また、パレスチナなどもともと存在しないのだから、イスラエルに住むアラブ人は全員市民権を剥奪するか、国外追放すべきであるという主張も一部で支持されている。イスラエルにおける右翼の代表的人物にモーシェ・ファイクリン、アヴィグドール・リーベルマン、カハネ主義を唱えたメイル・カハネなどがいる。右翼的なカルト宗教
主な人物
- 百田尚樹[71]
- ほんこん[72]
- 小林よしのり[73]
- 三島由紀夫[74]
- 宮沢賢治[75]
- 暇空茜
- Q
- ウォルト・ディズニー[76]
- マザー・テレサ[77]
- ヨハネ・パウロ2世[78]
- ポール・マッカートニー[79]
- ピーター・ティール[80]
- クリント・イーストウッド[81]
- イーロン・マスク[82]
右派政党に所属していた人物
中道右派政党
右派政党
- ウィンストン・チャーチル(保守党)
- ロナルド・レーガン(共和党)
- シャルル・ド・ゴール(フランス人民連合)
- マーガレット・サッチャー(保守党)
- 伊藤博文(立憲政友会)
- 李承晩(自由党)
- アーノルド・シュワルツェネッガー(共和党)
極右政党
暗殺者・テロリスト
- 山口二矢
- ヤヌシュ・ワルス
- ナトラム・ゴドセ (民族義勇団)
- 小森一孝
- 筆保泰禎[83]
- 前野光保[84]
- 伊藤白水
- 若島和美
- ニコラス・クルーズ[85]
- アンネシュ・ベーリング・ブレイビク
- ウサーマ・ビン・ラーディン (アルカイダ)
世界各国の主な右翼政党
- 日本維新の会
- 国民民主党
- 参政党
- みんなでつくる党
ロシア
- 統一ロシア
韓国
- 国民の力
イギリス
- 保守党
アメリカ合衆国
- 共和党
イタリア
- イタリアの同胞
- フォルツァ・イタリア
フランス
- 国民連合
- 共和党
「右翼」とされている主なマスコミ
日本 - 産経新聞[86]読売新聞[87]
韓国 - 朝鮮日報[88]
韓国 - 東亜日報[89]
アメリカ合衆国 - Fox News[90]
アメリカ合衆国 - リーダーズ・ダイジェスト[91]
イギリス - デイリー・エクスプレス[91]
イギリス - デイリー・テレグラフ[91]
イギリス - ザ・サン[91]
ロシア - ロシア・トゥデイ[92]