千ヶ滝 (軽井沢町)
表示
千ヶ滝 | |
---|---|
千ヶ滝(2018年9月) | |
所在地 | 長野県北佐久郡軽井沢町長倉 |
位置 | 北緯36度23分24秒 東経138度34分19秒 / 北緯36.39000度 東経138.57194度[1] |
落差 | 20 m |
滝幅 | 2 m |
水系 | 信濃川水系千ヶ滝沢 |
プロジェクト 地形 |
千ヶ滝︵せんがたき︶は、長野県北佐久郡軽井沢町にある滝。
概要[編集]
湯川の支流・千ヶ滝沢[2]の上流に懸かる。高さは20メートルで﹁軽井沢一の落差﹂[3]、幅は2メートル[4]である。浅間山の溶岩流の端[4]から流れ落ちた水は、ごつごつした岩肌の合間を縫うようにして流れてゆく。水量は通常であれば少量であるが、降雨後は勢いよく水が流れ落ちるという[5]。滝の脇には千ヶ滝不動尊がある。 下流には大正時代に堤康次郎︵西武グループ創業者︶によって開発された千ヶ滝別荘地がある。ただ、千ヶ滝自体は別荘地から離れた場所にあるため、かつては交通の不便さから訪れる人は少なかった[6]。林野庁は1997年︵平成9年︶から1999年︵平成11年︶にかけて当地において治山工事を実施し、その際に生活環境保全林整備事業の一環として沢沿いに約1.5キロメートルの遊歩道﹁千ヶ滝せせらぎの道﹂を整備した[7]。箱根土地は沓掛駅︵現・中軽井沢駅︶から千ヶ滝へ至る鉄道免許を取得していた[8]が結局実現しなかった。 千ヶ滝は御代田町や小諸市に農業用水を供給する御影用水の水源でもある。江戸時代に開削された御影用水には上堰と下堰の2ルートがあり、千ヶ滝を水源とする前者に対し、後者は湯川を水源としている[9]。-
千ヶ滝不動尊
-
千ヶ滝せせらぎの道
-
アクセス[編集]
自家用自動車 セゾン現代美術館から千ヶ滝せせらぎの道入口の林間駐車場まで車で3分間。そこから徒歩25分間で千ヶ滝に至る[10]。 公共交通機関 JR北陸新幹線およびしなの鉄道線・軽井沢駅から西武観光バスに乗車、中軽井沢駅を経由して忍ヶ丘バス停にて下車。林間駐車場まで徒歩15分間、そこからさらに徒歩25分間で千ヶ滝に至る[10]。脚注[編集]
(一)^ 座標は﹁ウォッ地図﹂︵2010年12月5日閲覧︶にて得た︵参考値︶。 (二)^ ﹁千ヶ滝ハイキングコース 詳細MAP﹂︵2010年12月5日閲覧︶より。 (三)^ ﹁軽井沢ネット 千ヶ滝﹂︵2010年12月5日閲覧︶より引用。 (四)^ ab﹃信州の滝紀行 名瀑100選﹄34ページ。 (五)^ ﹃軽井沢町誌 自然編﹄24ページ。 (六)^ ﹃角川日本地名大辞典20長野県﹄647ページ。 (七)^ 現地案内板より。 (八)^ 12月9日免許﹁鉄道免許状下付﹂﹃官報﹄1921年12月10日︵国立国会図書館デジタル化資料︶ (九)^ ﹁﹃御影用水﹄散策しよう 小諸・軽井沢の有志が企画﹂信濃毎日新聞、2010年6月15日。︵2010年12月5日閲覧︶ (十)^ ab﹁さわやか信州旅.net 千ヶ滝ハイキングコース﹂︵2010年12月5日閲覧︶より。参考文献[編集]
●﹁角川日本地名大辞典﹂編纂委員会編著﹃角川日本地名大辞典20長野県﹄角川書店、1990年。ISBN 4040012003 ●﹃軽井沢町誌 自然編﹄軽井沢町誌刊行委員会、1987年 ●窪田文明著﹃信州の滝紀行 名瀑100選﹄郷土出版社、1995年。ISBN 4876632928関連項目[編集]
外部リンク[編集]