「新大久保駅」の版間の差分
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駅前には大久保通り([[東京都道433号神楽坂高円寺線]])が通り、[[大久保駅 (東京都)|大久保駅]]まで約300メートル。駅西側の百人町は昔から楽器店が多い事で著名。駅東側は料理店や[[韓流]]グッズ店が連なる東京の[[コリア・タウン]]として有名である。新大久保駅近くは、「[[ロッテ]]」という早稲田実業学校及び早稲田理工学部の前身を卒業した在日韓国人の辛格浩(日本名:[[重光武雄]])会長が1947年に創業した日韓財閥系企業によって1950年に新宿[[工場]]が開業し、韓国人の労働者が集まり、コリアタウンとなった。1970年代から1980年代の新大久保地区は、特に[[済州島]]出身の在日韓国人たちが、戦争前後に職安通りや大久保公園周辺で民泊及び食堂を営業し、地域全体が徐々にコリアンタウンとしての地位を確立していった。ロッテの工場は新大久保での操業を通じて、2010年代まで多くの韓国人研修生が寮生活を送ることとなり、これが周辺地域に[[韓定食]]など料理店が増える重要な一因となった。例えば20世紀後半の「武橋洞」という韓国の料理店は、当時の韓国日報東京支社の記者だった佐野良一が頻繁に訪れていた記録がある。時間が経つにつれて、新大久保は飲食店やショップが連なる活気あるエリアとなり、特に2004年の冬のソナタブームによって「韓流」から2020年代まで流行し、韓国文化がさらに注目されるようになった。しかし、途中の2012年にはそのブームも一時的に減速し、焼肉店や商店が減少し、代わりに非韓国系料理店が増加したが、また日韓関係が回復し、2022年年末の調査によると、新大久保のコリアンタウンの店舗数は634店に達し、2013年の過去最大値である628店を上回り過去最多を記録している。新宿韓国商人連合会が行った実態調査により、上記の数字が明らかになった。この地域は現在も多くの焼肉、韓定食店や韓流グッズ店があり、[[ハングル]]表記も多く見られる。アジアの色々な地域の |
駅前には大久保通り([[東京都道433号神楽坂高円寺線]])が通り、[[大久保駅 (東京都)|大久保駅]]まで約300メートル。駅西側の百人町は昔から楽器店が多い事で著名。駅東側は料理店や[[韓流]]グッズ店が連なる東京の[[コリア・タウン]]として有名である。新大久保駅近くは、「[[ロッテ]]」という早稲田実業学校及び早稲田理工学部の前身を卒業した在日韓国人の辛格浩(日本名:[[重光武雄]])会長が1947年に創業した日韓財閥系企業によって1950年に新宿[[工場]]が開業し、韓国人の労働者が集まり、コリアタウンとなった。1970年代から1980年代の新大久保地区は、特に[[済州島]]出身の在日韓国人たちが、戦争前後に職安通りや大久保公園周辺で民泊及び食堂を営業し、地域全体が徐々にコリアンタウンとしての地位を確立していった。ロッテの工場は新大久保での操業を通じて、2010年代まで多くの韓国人研修生が寮生活を送ることとなり、これが周辺地域に[[韓定食]]など料理店が増える重要な一因となった。例えば20世紀後半の「武橋洞」という韓国の料理店は、当時の韓国日報東京支社の記者だった佐野良一が頻繁に訪れていた記録がある。時間が経つにつれて、新大久保は飲食店やショップが連なる活気あるエリアとなり、特に2004年の冬のソナタブームによって「韓流」から2020年代まで流行し、韓国文化がさらに注目されるようになった。しかし、途中の2012年にはそのブームも一時的に減速し、焼肉店や商店が減少し、代わりに非韓国系料理店が増加したが、また日韓関係が回復し、2022年年末の調査によると、新大久保のコリアンタウンの店舗数は634店に達し、2013年の過去最大値である628店を上回り過去最多を記録している。新宿韓国商人連合会が行った実態調査により、上記の数字が明らかになった。この地域は現在も多くの焼肉、韓定食店や韓流グッズ店があり、[[ハングル]]表記も多く見られる。コリア・タウンが殆どではあるが、他のアジアの色々な地域の非韓国系料理店も立地する<ref>{{Cite web |title=新大久保、駅開業から100年、異国情緒漂う“アメージングな街”を生んだ歴史 {{!}} ビジネスジャーナル |url=https://biz-journal.jp/journalism/post_129631.html |website=biz-journal.jp |date=2019-12-01 |access-date=2024-05-08 |language=ja |last=松本典久/鉄道ジャーナリスト}}</ref>。 |
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== バス路線 == |
== バス路線 == |
2024年5月8日 (水) 01:40時点における版
新大久保駅 | |
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駅舎(2020年6月) | |
しんおおくぼ Shin-Ōkubo | |
◄JY 17 新宿 (1.3 km) (1.4 km) 高田馬場 JY 15► | |
所在地 |
東京都新宿区百人町一丁目10-15 北緯35度42分4.7秒 東経139度42分0.2秒 / 北緯35.701306度 東経139.700056度座標: 北緯35度42分4.7秒 東経139度42分0.2秒 / 北緯35.701306度 東経139.700056度 |
駅番号 | JY16 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
所属路線 | ■山手線 |
キロ程 | 11.9 km(品川起点) |
電報略号 | シオ←シヲ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
43,552人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1914年(大正3年)11月15日 |
備考 |
概要
当駅には環状線としての山手線電車のみが停車し、山手貨物線を走行する埼京線・湘南新宿ラインやその他の列車は停車しない。また、特定都区市内制度における﹁東京都区内﹂および﹁東京山手線内﹂に属している。 西武新宿駅 - 高田馬場駅間で並走する西武鉄道新宿線も、山手貨物線の東側を通過している。 山手線の単独駅は当駅と目白駅のみである。歴史
駅構造
JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託している新宿統括センター︵新宿駅︶管理の業務委託駅[1]。島式ホーム1面2線の高架駅である。改札口は2か所あり、そのうち1か所は出口専用︵ICカード専用︶となっている[報道 4]。 2021年3月28日には当駅舎の3・4階[6]に﹁食﹂に関わる交流拠点﹁Kimchi,Durian,Cardamom,,,﹂が開業している[報道 2][報道 3][注釈 1]。 当駅周辺に日本語学校が多くあり、通学する留学生の利用が多いことなどから、24カ国語で構内放送を流している[新聞 5][注釈 2]。のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 山手線 | 外回り | 池袋・田端・上野方面 |
2 | 内回り | 新宿・渋谷・品川方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
-
旧駅舎(2007年8月)
-
改札口(2022年12月)
-
出口専用改札口(2022年12月)
-
ホーム(2022年12月)
利用状況
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1990年(平成 | 2年)36,367 | [* 1] |
1991年(平成 | 3年)37,191 | [* 2] |
1992年(平成 | 4年)38,167 | [* 3] |
1993年(平成 | 5年)37,679 | [* 4] |
1994年(平成 | 6年)36,405 | [* 5] |
1995年(平成 | 7年)35,893 | [* 6] |
1996年(平成 | 8年)35,668 | [* 7] |
1997年(平成 | 9年)35,423 | [* 8] |
1998年(平成10年) | 35,230 | [* 9] |
1999年(平成11年) | 34,708 | [* 10] |
2000年(平成12年) | [JR 1]34,155 | [* 11] |
2001年(平成13年) | [JR 2]33,427 | [* 12] |
2002年(平成14年) | [JR 3]33,454 | [* 13] |
2003年(平成15年) | [JR 4]33,369 | [* 14] |
2004年(平成16年) | [JR 5]33,630 | [* 15] |
2005年(平成17年) | [JR 6]34,104 | [* 16] |
2006年(平成18年) | [JR 7]34,791 | [* 17] |
2007年(平成19年) | [JR 8]36,133 | [* 18] |
2008年(平成20年) | [JR 9]35,165 | [* 19] |
2009年(平成21年) | [JR 10]34,783 | [* 20] |
2010年(平成22年) | [JR 11]37,344 | [* 21] |
2011年(平成23年) | [JR 12]42,433 | [* 22] |
2012年(平成24年) | [JR 13]41,545 | [* 23] |
2013年(平成25年) | [JR 14]39,629 | [* 24] |
2014年(平成26年) | [JR 15]39,814 | [* 25] |
2015年(平成27年) | [JR 16]41,746 | [* 26] |
2016年(平成28年) | [JR 17]43,929 | [* 27] |
2017年(平成29年) | [JR 18]48,220 | [* 28] |
2018年(平成30年) | [JR 19]51,438 | [* 29] |
2019年(令和元年) | [JR 20]49,438 | [* 30] |
2020年(令和 | 2年)[JR 21]31,259 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 22]35,722 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 23]43,552 |
駅周辺
バス路線
当駅西側大久保通り沿いに設置されている﹁新大久保駅前﹂停留所にて、都営バスの以下の路線が発着する。隣の駅
脚注
記事本文
注釈
出典
報道発表資料
新聞記事
- ^ “東京近郊ほぼ全駅に自動改札機設置”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 1. (1992年10月31日)
- ^ “JR新大久保駅 3人はねられ死亡 線路転落、救助の2人も”. 読売新聞 (読売新聞社): p. 1(朝刊). (2001年1月27日)
- ^ a b “新大久保駅に退避スペース”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 3. (2001年6月22日)
- ^ “3人死亡事故のJR山手線・新大久保駅 「退避スペース」完成”. 読売新聞 (読売新聞東京本社): p. 18(夕刊). (2001年12月22日)
- ^ “大久保…多文化の街(2)”. 朝日新聞. (2015年12月10日). オリジナルの2020年6月5日時点におけるアーカイブ。 2020年6月5日閲覧。
利用状況
- JRの1日平均利用客数
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- JRの統計データ
- 東京都統計年鑑
- ^ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成28年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成29年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成30年)
- ^ 東京都統計年鑑(平成31年・令和元年)