千島アイヌ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
千島アイヌ(クリルアイヌ)

千島アイヌの男性・女性

言語
千島アイヌ語ロシア語日本語
宗教
自然崇拝ロシア正教会
関連する民族
北海道アイヌ樺太アイヌイテリメン


: Ruru-tom-un-kuru: Kuril Ainu


[]




1804

 



 [1]

:cupka-un-kurcup-ka[2]

1899調ruton-mon-guru,西yamu-guru,cupka-an-guru,ruton[3]: ruru-tom-un-kuru,: ruttom-un-kuru,: ya-un-kuru,[4]

[5]

歴史[編集]

千島アイヌの若者たち(1899年)

15



16-17

17181711

1918753

[6]

19624調使[7]

[8]

[]

[]




[9]

[]


: rap-ur: seta-ur: kerakeraattus[10]使

18[11]

[]


19

西[12]

[]



言語[編集]

千島アイヌ語についての資料は断片的なものしか残されておらず、その実態には未だ謎が多い。

しかし、クラシェニンニコフは「クナシリ[島]住民の言語は第2島ポロムシル島(幌筵島)で話される言語とほとんど何らの相違もない」というクリル人(アイヌ)の発言を記録しており、国後島を含むをアイヌ語南千島方言と類似した言語であった可能性がある[13]

コロポックル伝説と千島アイヌ[編集]

コロポックルの木彫り人形



korpokkur[14]

17

 1662[15]



(一)

(二)

(三)

(四)

[16]

[17]

15151619[18]

脚注[編集]



(一)^ 1996138

(二)^ 2001,178-179

(三)^ 1903,34-48

(四)^ 2001,7-12

(五)^ 1971,260-264

(六)^    2051

(七)^ 2741963657-661doi:10.14890/minkennewseries.27.4_657 

(八)^ 2009,1

(九)^ 2009,45-46

(十)^ 2001,193-196

(11)^ 2009,42-44

(12)^ 2001,198-199

(13)^ 1971,76-78

(14)^ 2012,27-30

(15)^ 2012,18-19

(16)^ 2012,104-109

(17)^ 調19002012,70-71

(18)^ 2012,104/113

参考文献[編集]

  • 海保嶺夫 『エゾの歴史 北の人びとと「日本」』講談社選書メチエ、1996年
  • 加藤好男編著『クリル人の歴史を尋ねて』、1996年
  • 佐々木利和『アイヌ文化誌ノート』吉川弘文館、2001年
  • 瀬川拓郎『コロポックルとはだれか:中世の千島列島とアイヌ伝説』 (新典社新書58) 、2012年
  • 瀬川拓郎『アイヌの沈黙交易: 奇習をめぐる北東アジアと日本』 (新典社新書61) 、2013年
  • 鳥居龍蔵『千島アイヌ』吉川弘文館、1903年(同『鳥居龍蔵全集』第7巻、朝日新聞社、1976年に再録)
  • 宮島利光『アイヌ民族と日本の歴史』三一新書、1996年
  • 村山七郎『北千島アイヌ語』吉川弘文館、1971年
  • 北海道・東北史研究会編『メナシの世界』北海道出版企画センター、1996年
  • コラー・スサンネ「安永年間の蝦夷地における日露交渉と千島アイヌ」『北大史学』、2002年, NAID 40005642211
  • ザヨンツ マウゴジャータ『千島アイヌの軌跡』草風館、2009年