鹿島港
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鹿島港 | |
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鹿島港中央水路 右手は日本製鉄東日本製鉄所鹿島地区 | |
所在地 | |
国 | 日本 |
所在地 | 茨城県鹿嶋市、神栖市 |
詳細 | |
開港 | 1969年 |
管理者 | 茨城県 |
種類 |
重要港湾(港湾法) 特定港(港則法) 国際バルク戦略港湾 |
統計 | |
主要輸出品 |
鉄鋼、石油製品 プラスチック、苛性ソーダ、塩化ビニルモノマー |
主要輸入品 |
原油、鉄鉱石、石炭 穀物、天然ガス、木材、珪砂、岩塩 |
鹿島港︵かしまこう︶は、茨城県鹿嶋市、神栖市にまたがる北太平洋︵鹿島灘・北浦︶に面した港湾である。港湾管理者は茨城県。港湾法上の重要港湾[1]、港則法上の特定港に指定されている。
鹿島港周辺の空中写真。
2012年2月21日撮影の45枚を合成作成。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
鹿島港は鹿島臨海工業地帯に接する工業港であり、世界から原材料・製品の輸出入量が多い。
鹿島港は、鹿島灘と北浦に挟まれた砂丘を掘り込んで建設された堀込式港湾である。Y字型に掘り込まれ、-10m・-7.5mの岸壁がある。8バースがある南公共埠頭に加え、北公共埠頭の開発が進められている。
鹿島灘に突き出した南防波堤は全長3,940m︵計画全長4,800m︶、中央防波堤は全長675m︵計画全長900m︶あり、両防波堤に挟まれた外港部は水深22〜24mある。ここから幅600m、水深13〜19m、長さ2.7kmの中央航路が内陸部に延び、さらにY字型に分かれて幅300m、長さ3.6kmの南航路と、幅300m、長さ2.5kmの北航路が掘り込まれており、岸壁の総延長は17kmにも達し日本国内最大規模を誇る。
鹿島港魚釣園では海釣りができるほか、土日祝日には遊覧船﹁ユーリカ号﹂が運航されている。また、ちょうどYの字の左右に分かれる部分の港公園に展望塔があり、その上から港内を一望できる。
苫小牧港・富山新港・田子の浦港などとともに、前述のように、鹿島港は堀込式港湾の一つとして広く知られる。
震災により崩落したアンモニア埠頭
2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響により、アンモニア埠頭へ通ずる階段は崩落し、アンモニア埠頭の岸壁の大半は海中に沈降した。震災復旧工事が進み、2013年にアンモニア埠頭は復元された。