新潟市
にいがたし 新潟市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 |
中部地方、北陸地方 甲信越地方 | ||||
都道府県 | 新潟県 | ||||
市町村コード | 15100-9 | ||||
法人番号 | 5000020151009 | ||||
面積 |
726.19km2 | ||||
総人口 |
768,242人 [編集] (推計人口、2024年5月1日) | ||||
人口密度 | 1,058人/km2 | ||||
隣接自治体 |
新発田市、阿賀野市、五泉市、加茂市、三条市、燕市、長岡市、北蒲原郡聖籠町、南蒲原郡田上町、西蒲原郡弥彦村 佐渡市(海上で隣接) | ||||
市の木 | ヤナギ | ||||
市の花 | チューリップ | ||||
市の鳥 | ハクチョウ | ||||
新潟市役所 | |||||
市長 | 中原八一 | ||||
所在地 |
〒951-8550 新潟県新潟市中央区学校町通一番町602-1 北緯37度54分58秒 東経139度02分11秒 / 北緯37.91619度 東経139.03639度座標: 北緯37度54分58秒 東経139度02分11秒 / 北緯37.91619度 東経139.03639度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
概要
市名の由来
市の名前である﹁新潟﹂という地名については永正17年︵1520年︶[3] に新潟の表記が歴史記録として残っているものの、地名の由来についての記録は残っていないため、由来については諸説ある。 ●元々信濃川河口部に﹁新潟﹂と呼ばれる潟があったという説 ●信濃川の中州の間に新しい内湾、すなわち新しい潟が形成されたことにちなむという説[4] ●信濃川河口部の地形の変化により新しくできた島などにできた集落を﹁新方﹂︵にいかた︶と読んでいたのが﹁新潟﹂︵にいがた︶に訛ったという説 ●元々は新潟島の海岸部にある村だったのが現在の古町のあたりに移転したときに、海岸部の村に対して移転先を﹁新方﹂︵にいかた︶と読んでいたのが︵にいがた︶と呼ばれるようになり、﹁方﹂に﹁潟﹂の字を当てて﹁新潟﹂︵にいがた︶となったという説市章
地理
地形
気候
人口
新潟市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 新潟市の年齢・男女別人口分布(2005年) | ||
■紫色 ― 新潟市 |
■青色 ― 男性 | ||
新潟市(に相当する地域)の人口の推移 | |||
総務省統計局 国勢調査より |
健康
- 平均年齢:43.3歳(2000年)
- 男性平均年齢:41.5歳(2000年)
- 女性平均年齢:44.9歳(2000年)
方言
新潟市を中心とする地域では、新潟弁が用いられている。
行政区・市街地構成
行政区
新潟市は現在、8区の行政区で構成される。市役所をはじめとする市政の中枢機能は中央区に置かれている。なお、各区にはイメージカラーが設定されている[6]。色の選考は、区民アンケートや専門家のアドバイスを参考にして、市民の代表と区長による「イメージカラー調整会議」で決定し、2007年(平成19年)9月26日に発表された。
コード | 区名 | イメージカラー | 人口 (人) |
面積 (km²) |
人口密度 (人/km²) |
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15101-7 | 北区 | ■ ネイチャーグリーン | 69,975 | 107.61 | 650.26 |
15102-5 | 東区 | ■ アクアブルー | 129,760 | 38.63 | 3,359.05 |
15103-3 | 中央区 | ■ ウォーターフロントブルー | 177,940 | 37.78 | 4,709.9 |
15104-1 | 江南区 | ■ スプリンググリーン | 67,047 | 75.42 | 888.98 |
15105-0 | 秋葉区 | ■ フローラルグリーン | 72,747 | 95.38 | 762.71 |
15106-8 | 南区 | ■ ブリーズブルー | 41,648 | 100.91 | 412.72 |
15107-6 | 西区 | ■ サンセットオレンジ | 157,378 | 93.88 | 1,676.37 |
15108-4 | 西蒲区 | ■ ハーベストイエロー | 51,747 | 176.58 | 293.05 |
中心市街地
市域全般
行政区 | 都心 | 地域拠点 | 生活拠点 | 近隣拠点 | 機能別拠点 |
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北区 | --- | 葛塚 | 松浜 | 新崎、早通 | 新潟医療福祉大学、新潟東港 |
東区 | --- | --- | 山の下・河渡、木戸・大形、石山 | --- | 新潟西港、新潟空港 |
中央区 | 古町・白山、万代、新潟駅周辺 | --- | --- | --- | 新光町・美咲町、鳥屋野潟南部 |
江南区 | --- | 亀田 | 大江山、横越、両川、曽野木 | --- | 新潟中央卸売市場 |
秋葉区 | --- | 新津 | 荻川、小須戸 | --- | --- |
南区 | --- | 白根 | 味方、月潟 | --- | --- |
西区 | --- | 小針、寺尾 | 坂井輪・内野、黒埼 | 赤塚 | 流通センター |
西蒲区 | --- | 巻 | 魲、曽根、旗屋、中之口、和納 | 岩室温泉 |
隣接する自治体
- (海上を隔てて隣接)
歴史
原始から古代
現在の新潟市域における人々の営みの始まりは、約2万年前の旧石器時代に丘陵と山麓を中心に始まった。古墳時代前期にはヤマト王権の勢力下にあり、647年︵大化3年︶には北方の蝦夷支配の拠点として渟足柵が設置された。 奈良時代が始まる8世紀前半、国―郡―郷を単位とする地方制度が整った。信濃川の河口には蒲原津があり、蒲原津は越後国の国津として人や物資の集まる交通の要所となった。新津丘陵では須恵器や鉄の生産が始まり、信濃川左岸の低地ではサケの漁獲・加工が行われた。また、海岸砂丘地帯では塩が作られた。[12]中世
戦国時代の1520年︵永正17年︶に﹁新潟﹂という地名が記録に出てくるようになる。新潟津は信濃川河口左岸にあり、蒲原津・沼垂湊と合せて、当時﹁三か津﹂と呼ばれた。新潟津が現れてから蒲原津は衰え、新潟津が信濃川・阿賀野川河口の中心的な湊となった。 1580年︵天正8年︶。阿賀北︵阿賀野川以北︶の武将、新発田重家が新潟津を占拠し、上杉景勝︵上杉謙信の後継者︶との抗争が始まったが、1586年︵天正14年︶、新発田方に味方していた新潟・沼垂の町民たちが上杉方へ寝返り、上杉方は新潟・沼垂を制圧することができた。新潟津を失った新発田氏は翌1587年︵天正15年︶に滅ぼされ、越後国は上杉景勝によって統一された。[12]近世
近代
新潟港は、1869年1月︵明治元年11月︶に開港。1870年︵明治3年︶に県庁所在地となり、白山公園の開設や第四銀行の設立、新潟県会の開設など近代化が進められた。また、1870年︵明治3年︶に長岡藩の支藩の三根山藩は、戊辰戦争で困窮していた長岡藩に救援米百俵を贈った。 新潟町は1879年︵明治12年︶に寄居村を編入して新潟区となり、1889年︵明治22年︶には新潟区と関屋村が合併して市制施行し、新潟市となる。当時の市域は﹁新潟島﹂に相当する。明治30年代に新津油田の機械掘削が本格化。大正期に新津町は﹁石油の町﹂として栄えて国内最大の油田となり、新潟市・沼垂町では石油産業が発達した。 1931年︵昭和6年︶に上越線が全通。翌1932年︵昭和7年︶には、中国東北部に満洲国が建国される。新潟港は東京から鉄道で最も近い日本海側の港となり、政府は政府命令航路である新潟発着の日満航路を開設。新潟港は対岸進出の拠点港になった。 1941年12月の真珠湾攻撃によって開戦した太平洋戦争の戦局が悪化。B-29による大規模空襲は受けなかったが、1945年︵昭和20年︶8月11日、原子爆弾が投下されるおそれが高いとして市民に緊急疎開が布告され、市街地は無人に近い状態で終戦を迎えた[12]。実際に新潟は候補地のひとつであったが﹁新潟は工業が集中している地区と小さな工場を含んだ居住地域とが互いに遠く離れているため、この種の攻撃のためには不適当である﹂として外されていた[13]。現代
行政区域の変遷・市町村合併
政治
行政
市長
行政機構
●市役所・区役所・出張所 ●新潟市消防局 ●新潟市教育委員会 市営企業 ●新潟市水道局 ●新潟市民病院 市庁舎の変遷特別区域
●構造改革特別区域[15] ●新潟市国際創業特区 ●国家戦略特別区域 ●大規模農業の改革拠点 ●新潟州構想 - まだ道州制議論が盛んであった2011年︵平成23年︶1月25日に泉田裕彦新潟県知事(当時︶と篠田昭新潟市長による共同会見で、東京都に倣い、現新潟市を特別区に移行し、他市町村間も更に合併を進め人口規模30万クラスの基礎自治体とする州制移行構想が発表された。また、各特別区、基礎自治体の権限は現行の東京都の23の各特別区が持つ以上のレベルを想定していた。財政
議会
市議会
新潟県議会
2023年現在
- 新潟市選挙区(定数15)
選挙区 | 選出議員 | 政党 | |
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選挙区 | 定数 | ||
北区選挙区 | 2 | 飯野晋 | 自由民主党 |
青柳正司 | 自由民主党 | ||
東区選挙区 | 2 | 小鍛冶就也 | 自由民主党 |
渡辺和光 | 真政にいがた | ||
中央区選挙区 | 3 | 吉田孝志 | 自由民主党 |
上杉知之 | 未来にいがた(国民民主党) | ||
市村浩二 | 公明党 | ||
江南区選挙区 | 1 | 佐藤純 | 自由民主党 |
秋葉区選挙区 | 2 | 栗原学 | 自由民主党 |
小島晋 | 未来にいがた(国民民主党) | ||
南区選挙区 | 1 | 笠原義宗 | 自由民主党 |
西区選挙区 | 3 | 田村要介 | 自由民主党 |
高橋直揮 | 自由民主党 | ||
大渕健 | 未来にいがた(立憲民主党) | ||
西蒲区選挙区 | 1 | 重川隆広 | リベラル新潟 |
衆議院
選出議員は所謂小選挙区10増10減による区割変更前のもの
また小選挙区は改正後の区域を記す [1]
小選挙区 | 選出議員 | 政党 | 比例代表 | ||
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選挙区 | 区域 | 選出議員 | 政党 | ||
新潟県第1区 | 中央区、東区、江南区 | 西村智奈美 | 立憲民主党 | 塚田一郎 | 自由民主党 |
新潟県第2区 | 南区、西蒲区、西区 | 細田健一 | 自由民主党 | 鷲尾英一郎 | 自由民主党 |
新潟県第3区 | 北区、秋葉区 | 斎藤洋明 | 自由民主党 | (なし) | |
新潟県第4区 | (新潟市の該当なし) | 菊田真紀子 | 立憲民主党 | 国定勇人 | 自由民主党 |
国家機関
行政機関
※一部の行政機関に関しては、新潟美咲合同庁舎も参照。
警察庁
総務省
法務省
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財務省
厚生労働省
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国土交通省
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農林水産省
環境省
防衛省・自衛隊
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司法機関
独立行政法人
- 日本貿易振興機構 ジェトロ新潟
- 労働者健康安全機構 新潟産業保健総合支援センター
- 自動車事故対策機構 新潟主管支所
- 水産総合研究センター 日本海区水産研究所
- 森林研究・整備機構 森林整備センター 関東整備局 新潟水源林整備事務所
施設
警察
警察署名称 | 所在地 | 管轄区域 |
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新潟北警察署 | 北区木崎 | 北区、北蒲原郡聖籠町の一部 |
新潟東警察署 | 東区下木戸 | 東区 |
新潟中央警察署 | 中央区寄居町 | 中央区(新潟島) |
新潟警察署 | 中央区上所 | 中央区(新潟島を除く) |
江南警察署 | 江南区鵜ノ子 | 江南区 |
秋葉警察署 | 秋葉区新津 | 秋葉区 |
新潟南警察署 | 南区能登 | 南区 |
新潟西警察署 | 西区小新 | 西区 |
西蒲警察署 | 西蒲区赤鏥 | 西蒲区、西蒲原郡弥彦村 |
- 事件・事故
- 新潟明和騒動
- 新潟日赤センター爆破未遂事件
- 新潟日報社襲撃事件
- 少女拉致事案(北朝鮮による日本人拉致問題)
- シガチョフ事件
- 新潟デザイナー誘拐殺人事件
- 新潟市タクシー運転手強盗殺人事件
- 朱鷺メッセ連絡デッキ落下事故
消防
- 消防署
行政区 | 消防署 | 所在地 |
---|---|---|
北区 | 北消防署 | 北区葛塚 |
東区 | 東消防署 | 東区山木戸 |
中央区 | 中央消防署 | 中央区鐘木 |
江南区 | 江南消防署 | 江南区船戸山 |
秋葉区 | 秋葉消防署 | 秋葉区程島 |
南区 | 南消防署 | 南区親和町 |
西区 | 西消防署 | 西区槇尾 |
西蒲区 | 西蒲消防署 | 西蒲区前田 |
医療
- 主な病院
※「☆」は救急指定病院
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文化施設
詳細は「新潟市の教育#図書館・図書室」を参照
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-
新潟市歴史博物館 みなとぴあ(本館)
郵便局
-
新潟中央郵便局
-
新潟中郵便局
市内には、日本郵便が集配業務を行う郵便局が11局ある。市内にある集配局は以下の通り。
集配郵便局 (ゆうゆう窓口・集荷担当局) |
郵便番号 | 管轄区域 |
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豊栄郵便局 | 950-33xx | 北区のうち概ね旧豊栄市エリア |
松浜郵便局 (新潟中央) |
950-31xx | 北区の豊栄郵便局管轄以外全域 |
新潟中央郵便局 | 950-00xx、950-01xx 950-08xx、950-09xx |
東区の全域、中央区の新潟中郵便局管轄以外全域
江南区(大江山地区、旧亀田町エリア) |
新潟中郵便局 | 951-80xx、951-81xx | 中央区の一部(新潟島)、西区(関屋、関屋堀割町) |
横越郵便局 (新潟中央) |
950-02xx、950-03xx | 江南区(両川地区、旧横越町エリア) |
新津郵便局 | 956-00xx、956-01xx、956-08xx | 秋葉区の全域 |
白根郵便局 | 950-12xx、950-13xx、950-14xx | 南区全域、西蒲区(旧中之口村エリア) |
新潟西郵便局 | 950-20xx、950-21xx、950-22xx | 西区の大野町郵便局管轄以外全域 |
大野町郵便局 (新潟西) |
950-11xx | 西区のうち概ね旧黒埼町エリア
旧曽野木村に該当する江南区・中央区(概ね新潟中央インター周辺) |
巻郵便局 (燕) |
953-00xx、953-01xx | 西蒲区のうち旧巻町と旧岩室村のエリア |
西川郵便局 (燕) |
959-04xx、959-05xx | 西蒲区のうち旧西川町と旧潟東村のエリア |
公園
社会基盤
市内のインフラストラクチャー、ライフラインの整備状況について記載。
電話
- 固定電話の市外局番
電力
新潟市内に送配電を行う一般送配電事業者は東北電力︵2020年4月1日からは東北電力ネットワーク︶である。- 市域及び周辺の主な発電所
発電所 | 事業者 | 所在地 | 総出力 |
---|---|---|---|
東新潟火力発電所 | 東北電力 | 聖籠町東港一丁目 | 481万kW |
新潟火力発電所 | 東北電力 | 東区桃山町二丁目 | 39.3万kW |
新潟雪国型メガソーラー発電所 | 昭和シェル石油 | 東区平和町 | 1000kW |
都市ガス
市域内の都市ガスは、以下の事業者によって供給される。公営ガス事業を実施している地域は無く、いずれも民営である。
事業者 | 本社所在地 | 市域内における供給区域 |
---|---|---|
北陸ガス | 中央区東大通一丁目 | 中央区、西区、東区、北区、江南区(横越地区を除く) |
越後天然ガス | 秋葉区新津 | 江南区(横越地区)、秋葉区 |
白根ガス | 燕市水道町四丁目 | 南区(月潟地区を除く) |
蒲原ガス | 西蒲区巻甲 | 南区(月潟地区)、西蒲区 |
水道施設
上水道
市域内の上水道は一部を除き、新潟市水道局が配水を行っている。
配水関係(配水場含む)は新潟市配水系統図でおおよそのどの辺りを区域としているかを見ることができる。 [5]
浄水場 | 所在地 | 市域の主な配水区域 |
---|---|---|
東港浄水場 (新潟東港地域水道用水供給企業団)[注 3] |
北区笹山 | 北区のほぼ全域 ※東港周辺地域(太郎代を含む)の配水業務は明和工業新潟東港水道事業部が運営 |
大室浄水場 (阿賀野市上下水道局) |
阿賀野市大室 | 北区(十二前)、江南区(阿賀野) ※阿賀野市から送水し、域内の配水業務は新潟市水道局が運営 |
阿賀野川浄水場 | 江南区横越上町一丁目 | 北区の一部、東区全域、中央区の新潟島と信濃川浄水場管轄を除く地域
江南区(亀田地区、横越地区、大江山地区) |
信濃川浄水場 | 江南区祖父興野 | 中央区の概ね新潟島以外と阿賀野川浄水場管轄を除く地域、西区の一部(黒埼地区)、江南区(曽野木地区、両川地区) |
満願寺浄水場 | 秋葉区満願寺 | 秋葉区全域 |
戸頭浄水場 | 南区戸頭 | 南区全域、西蒲区(潟東地区、中之口地区) |
青山浄水場 | 西区青山水道 | 中央区の新潟島地域、概ね西区の旧黒埼町地区を除く地域 |
巻浄水場 | 西蒲区鷲ノ木 | 西区(旧巻町の四ツ郷屋地区)、西蒲区(巻地区、西川地区、岩室地区) |
下水道
新潟市の汚水処理人口普及率は86.0%︵2014年︵平成26年︶度末現在︶である。普及率は都市部などの下水道設備や農村部などの集落排水施設が整備された区域の人口と、合併処理浄化槽の利用者数に基づくもので、新潟県内の全30市町村では22番目と下位に位置する[18]。このうち、全人口に対する下水道処理区域内の人口の割合を示す下水道処理人口普及率は83.4%︵同年度末現在︶である。 新潟市の下水道事業は1952年︵昭和27年︶1月、のちに新潟島となる地域の東部︵船見処理区︶から整備が着手された。1958年︵昭和33年︶からは地盤沈下対策の一環として整備区域が拡大され、船見下水処理場は1964年︵昭和39年︶5月から処理を開始したが、同年6月16日の新潟地震で壊滅的な被害を受け、船見処理区の復旧作業は1967年︵昭和42年︶春にまで及んだ。 新潟市ではこの新潟地震に加え、軟弱地盤という元々の立地条件から整備費が増大し、他都市と比較して下水道網の整備が大きく立ち遅れた。市域内の下水道処理区は1970年代後半まで船見処理区しかなく、1979年︵昭和54年︶の新潟市の下水道処理人口普及率は14.8%と、当時の全国平均28.0%を大きく下回り、鳥屋野潟の水質汚濁が深刻化するなどの問題を引き起こした。 新潟市の旧市域とのちの編入市域では1980年︵昭和55年︶以降、下水処理場の新規整備が進んだ。また新潟市では1991年︵平成3年︶、下水道処理人口普及率の年間3%増加を目指した﹁第7次下水道整備5か年計画﹂を策定し、急ピッチで下水道整備を進めた結果、13市町村の編入合併前の2003年︵平成15年︶の下水道処理人口普及率は72.7%と、当時の全国平均66.7%を上回った[市 14]。 しかし編入市域の一部には下水道の整備が進捗していない地域が残存している。特に南区と西蒲区の普及率は30%前後にとどまり、全国平均を大幅に下回っている。両区域は農地が多くを占めるなど、下水道網の整備が困難な地域が点在することから、市では集落排水施設や合併処理浄化槽の導入なども併せて検討し、市内全域の汚水処理化を目指している。行政区 | 行政人口(人) | 下水道処理人口(人) | 普及率(%) |
---|---|---|---|
新潟市全域 | 801,270 | 668,233 | 83.4 |
北区 | 76,290 | 55,335 | 72.5 |
東区 | 138,435 | 136,802 | 98.8 |
中央区 | 175,923 | 172,131 | 97.8 |
江南区 | 69,306 | 61,598 | 88.9 |
秋葉区 | 77,976 | 74,179 | 95.1 |
南区 | 46,370 | 16,430 | 35.4 |
西区 | 157,168 | 131,505 | 83.7 |
西蒲区 | 59,802 | 20,253 | 33.9 |
新潟県全体の 下水道処理人口普及率 |
72.3 | ||
全国平均の 下水道処理人口普及率 (2014年度末) |
77.6 |
- 下水処理場および処理区
施設名 | 所在地 | 市域の下水道処理区 |
---|---|---|
島見浄化センター | 北区島見町 | 北区(北地区のうち南浜地域の一部) |
新井郷川浄化センター (新潟県下水道公社)[注 4] |
北区名目所一丁目 | 北区(島見処理区を除く全域) |
新潟浄化センター (新潟県下水道公社) |
東区下山三丁目 | 東区、中央区(東地区の一部)、江南区(亀田地区、横越地区、大江山地区) |
船見下水処理場 | 中央区船見町一丁目 | 中央区(新潟島東部) |
中部下水処理場 | 中央区太右ェ門新田 | 中央区(新潟・船見両処理区を除く全域)、江南区(曽野木地区、両川地区) 西区(坂井輪地区、西地区の一部) |
新津浄化センター (新潟県下水道公社) |
秋葉区古田ノ内大野開 | 秋葉区 |
白根中央浄化センター | 南区根岸 | 南区(白根地区) |
西川浄化センター (新潟県下水道公社) |
西区笠木 | 西区(中部処理区を除く全域)、南区(味方地区、月潟地区)、西蒲区 |
中部下水処理場では2013年(平成25年)1月28日から、処理過程で発生するメタンガスが主成分の「汚泥消化ガス」を燃料にした発電システムを稼働している。新潟県内の下水道事業として初の発電施設で、出力560kW、年間総発電量約440万kWh(一般家庭約1400世帯分)を有し、同処理場の消費電力の約4割を賄うことができる[19]。
処理施設
新潟市が所管する廃棄物処理施設は下記の通り。
ごみ処理施設
- 廃棄物中間処理施設
廃棄物の焼却や選別、破砕などの中間処理を行う施設として、下記7施設が設けられている。
また資源再生センター(エコープラザ)は施設老朽化のため2024年3月で廃止が発表されている。 [6]
施設名 | 所在地 | 燃やすごみ(普通ごみ)の収集区域 |
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豊栄環境センター (豊栄郷清掃施設処理組合)[注 5] |
北区浦ノ入 | 北区(豊栄地区) |
資源再生センター (エコープラザ) |
東区下木戸三丁目 | (粗大ごみの集積・選別、資源ごみの破砕・選別のみ) |
亀田清掃センター | 江南区亀田 | 北区(北地区)、東区、中央区、江南区 |
新津クリーンセンター | 秋葉区小口 | 秋葉区(新津地区) |
白根グリーンタワー | 南区臼井 | 秋葉区(小須戸地区)、南区、西蒲区(中之口地区) (廃棄物の集積・破砕・選別のみ。焼却業務は新田清掃センター他で実施) |
新田清掃センター | 西区笠木 | 西区(四ツ郷屋を除く) |
鎧潟クリーンセンター | 西蒲区鎧潟 | 西区(四ツ郷屋)、西蒲区(中之口地区を除く) |
廃棄物の焼却は資源再生センターと白根グリーンタワーを除く5施設で行われる。
- 埋立処分地
焼却灰などの最終埋立処分は下記5施設で行われている。
施設名 | 所在地 |
---|---|
一般廃棄物最終処分場 江楓園 (豊栄郷清掃施設処理組合) |
北区前新田 |
太夫浜埋立処分地(第三期) | 北区島見町 |
亀田第三埋立処分地 | 江南区亀田 |
第四赤塚埋立処分地 | 西区東山 |
福井埋立処分地 | 西蒲区福井 |
し尿処理施設
市域内のし尿・浄化槽汚泥などの処理は下記4施設で行われている。
施設名 | 所在地 | し尿・汚泥の搬入区域 |
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清掃センター し尿処理場 (阿賀北広域組合)[注 6] |
阿賀野市船居 | 北区(豊栄地区) |
舞平処理センター | 江南区平賀 | 阿賀北・新津・巻の収集区域を除く市内全域 |
新津浄化センター (新潟県下水道公社) |
秋葉区古田ノ内大野開 | 秋葉区(新津地区) |
巻処理センター | 西蒲区福井 | 秋葉区(小須戸地区)、南区、西区(四ツ郷屋)、西蒲区 |
対外関係
姉妹都市・提携都市
海外
日本周辺の拡大図
国内
新潟市は2015年5月現在、国内には姉妹友好都市として交流している都市は存在しないものの、県内外の多くの都市と災害時の事務協力や、観光誘客、文化交流などに関する連携協定を締結している。
- 政策連携協定
- 上越新幹線活性化同盟会(新潟県、県議会、上越新幹線沿線・周辺18市町村、各市町村議会ほか)
- 北関東・新潟地域連携軸推進協議会(新潟市、加茂市、長岡市、柏崎市、湯沢町の県内5市町、群馬県7市町、栃木県5市町、茨城県3市町)
- これら20市町とは災害時の相互応援協定も締結されている。
- 防災連携協定
- 新潟県内
- 災害時における近隣市町村相互応援協定(新潟市、長岡市、三条市、新発田市、加茂市、燕市、五泉市、阿賀野市、佐渡市、聖籠町、弥彦村、田上町)
- 1995年(平成7年)4月1日締結
- 県央広域市町村における災害時の相互応援に関する協定(新潟市、三条市、燕市、加茂市、長岡市、田上町、弥彦村)
- 1996年(平成8年)2月29日 旧岩室村が締結
- 新潟県外
- 災害時における相互応援協定
- 神奈川県川崎市 : 1969年(昭和44年)7月29日締結
- 埼玉県さいたま市 : 2014年(平成26年)3月25日締結
- 群馬県前橋市 : 2014年(平成26年)9月29日締結
- 群馬県高崎市 : 2014年(平成26年)9月29日締結
- 愛媛県西条市 : 2015年(平成27年)6月13日締結
- 2006年(平成18年)4月1日締結
- 横浜市と新潟市の危機発生時における相互応援に関する協定
- 2008年(平成20年)2月4日締結
- 石油基地自治体協議会加盟団体災害時相互応援協定(石油基地が立地する全国56市町)
- 2011年(平成23年)7月12日締結
- 2012年(平成24年)10月1日締結
- 東京都および20政令市の間では、この協定を補完する民生主管部局と衛生主管部局の災害時相互応援協定を2013年(平成25年)3月に相次いで締結している。
- 観光連携・文化交流協定
国際機関
領事館
総領事館 在新潟ロシア連邦総領事館 在新潟中華人民共和国総領事館 駐新潟大韓民国総領事館 名誉領事館 在新潟フランス名誉領事館 在新潟モンゴル国名誉領事館経済
新潟市の市内総生産は、2兆9,682億円︵平成18年度︶である。市域内は水田などの耕作地が多くあるが、それら第一次産業の割合は1%程度と全体を占める割合は低いが米の生産量とチューリップ栽培が日本一の自治体である。[21] 第三次産業が全体の約8割を占め、次に第二次産業が約2割を占める。項目 | 実数 (億円) |
構成比 (%) |
対前年度 増加率 (%) |
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29,682 | - | △1.7 | |
30,755 | - | △1.7 | |
第一次産業 | 420 | 1.4 | △8.2 |
第二次産業 | 5,358 | 17.4 | △2.3 |
第三次産業 | 24,978 | 81.2 | △1.5 |
商業
新潟市に本社を置く主な企業
上場企業のみを記載。
- 東証プライム上場企業
- 東証スタンダード上場企業
- ダイニチ工業(南区)
- セイヒョー(北区)
- サトウ食品(東区)
- 北陸ガス(中央区)
- 第一建設工業(中央区)
- リンコーコーポレーション(中央区)
- BSNメディアホールディングス(中央区)
- キタック(中央区)
- 新潟交通(中央区)
- トップカルチャー(西区)
マスメディア
新聞・通信
- 新聞社
テレビ放送局
- 地上波テレビ局
- ニューメディア新潟センター(NCV)
ラジオ放送局
- ラジオ局
- NHK新潟放送局
- 新潟放送(BSN)(JRN・NRN系列)
- エフエムラジオ新潟(FM-NIIGATA)(JFN系列)
- FM KENTO(コミュニティFM局)
- RADIO CHAT(同上)
- ぽかぽかラジオ(同上)
教育
学校教育
生涯学習・社会教育施設
交通
空港
鉄道
道路
港湾
-
新潟港-両津港ジェットフォイル
観光
合計 | 1,862万人 | |
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観光地点 | 自然 | 54万人 |
歴史・文化 | 372万人 | |
温泉・健康 | 100万人 | |
スポーツ・レクリエーション | 127万人 | |
都市型観光 | 483万人 | |
その他 | 45万人 | |
行祭事・イベント | 682万人 |
広域連携
県内外の都市との観光に関する広域連携については﹁#観光連携・文化交流協定﹂を参照。文化財
新潟市内にある国指定の文化財
- 重要文化財
- 旧笹川家住宅
- 萬代橋
- 種月寺本堂
- 絹本著色不動明王二童子像(法光院蔵)
- 木造地蔵菩薩半跏像(茂林寺蔵)
- 彩磁禽果文花瓶 板谷波山作(敦井美術館蔵)
- 雪村友梅墨跡(北方文化博物館蔵)
- 菖蒲塚古墳出土品(金仙寺蔵、新潟市歴史博物館寄託)
- 重要有形民俗文化財
- 金刀比羅神社奉納模型和船
- 天然記念物
主な観光資源
行祭事・イベント
音楽・芸能
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食・酒
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文化
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その他
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都市型観光
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-
新潟日報メディアシップ
歴史・文化
温泉・健康
- 温泉・保養施設
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自然
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スポーツ・レクリエーション
その他
●信濃川ウォーターシャトル︵水上バス︶ ●オギノ通り︵オギノ式を開発した荻野久作医師に因む︶ ●新潟市岩室観光施設いわむろや文化
江戸期の新潟町は北前船などの往来によって文化が流入し、音楽芸能が栄えていた[25]。中でも盆踊りは一週間近くも踊り続けたといわれ、1843年︵天保14年︶に初代新潟奉行に就任した川村修就は、﹁蜑︵アマ︶の手振り﹂絵巻物としてその様子を描かせた。明治に入りその祭りは祭禁止令により無くなったが、現在でも伝統芸能を含めた踊りを中心とした文化活動が盛んに行われている。また、新潟市では﹁新潟市文化創造交流都市ビジョン﹂を策定している。祭事・催事
伝統工芸
●新潟漆器 ●新潟仏壇・白根仏壇︵経済産業大臣指定伝統的工芸品︶ ●豊栄仏壇 ●鯛車 ●亀田縞 ●越後花ろうそく伝統芸能
芸能
ダンス Noismは、前掲の新潟市民芸術文化会館︵りゅーとぴあ︶の専属ダンスカンパニーとして2004年︵平成16年︶に発足したもので、舞台演出家・ダンサーの金森穣が総合プロデュースを手掛けている。同年発足したメインカンパニーのNoism1と、研修生カンパニーのNoism2から成る。 舞踊芸術作品の創作と、新潟のみならず国内はもとより世界各地における公演を通じて、新潟市の文化振興を図ることを目的としている。公共施設が専属の芸術団体を保有する例は、日本国内唯一。 篠田市政において文化に関しての公金支出が新潟市から多額の助成金があったことから合併後の旧自治体との建設計画などからも財政が酷く悪化し、新潟市の財政健全化の一貫において資金の完全撤退はしないまでも多くの市民から賛同がえられるように﹁公金を注いでいる価値﹂の結果を出すように意見が附された。そのことにより従来よりも市民向けにより開放したものが増えた。 Noismの運営資金は、市の外郭団体である公益財団法人新潟市芸術文化振興財団の運営予算と、法人・個人など民間からの協賛金が充当されている。 ローカルアイドル ローカルアイドルの聡明期である2003年にNegiccoが結成。2011年以降にRYUTist、Angel Generation︵活動終了︶、SLC57︵活動終了︶が結成された後、2015年にAKB48の姉妹グループであるNGT48が結成された。この中で活動をいまだ継続している中で専用劇場があるのは2023年6月現在ではNGT48のみである。花柳界
音楽
新潟市における西洋音楽は、1871年︵明治4年︶に群馬師範学校から新潟高等女学校に赴任した斎藤正直が、1919年︵大正8年︶に﹁如月会音楽研究所﹂を創設したことから始まる[40]。その後の1924年︵大正13年︶に新潟県初の混声合唱団﹁如月合唱団﹂が創設され、1931年︵昭和6年︶に管弦楽団である﹁新潟交響楽団﹂が設立された。 管弦楽 ●新潟交響楽団 1931年︵昭和6年︶秋に、松木明、中村哲夫、桑原丙治等の3人がとなって設立。 ●新潟大学管弦楽団 前身である﹁新潟医科大学音楽部﹂が、1927年︵昭和2年︶に第1回演奏会ことから始まる。 吹奏楽 ●新潟ウインドオーケストラ ●新潟市民吹奏楽団 合唱 新潟市における合唱は、1919年︵大正8年︶に設立された﹁如月会音楽研究所﹂で男声と女声の二つの合唱が結成されたことに始まる[41]。その後に山際平時の希望により、1924年︵大正13年︶に新潟県初の混声合唱団﹁如月合唱団﹂が創設された[41]。戦前、戦中の新潟市では、わずかに1〜2の職場で細々と歌われていた合唱だったが、戦後になって活動が広まり、1947年︵昭和22年︶から1948年︵昭和23年︶ごろには﹁職場合唱団﹂を主体として30を超える団体がつくられた。 軽音楽 新潟市内でのライブハウスではインディーズのライブが開催され、2009年にHilcrhymeを輩出している。ホール・ライブハウス
市域内には県や市及び外郭団体などが運営するホール施設があり、特に中央区の白山公園には公営のホールが3施設集中している。また1980年代以降、中央区などでライブハウスが相次いでオープンし、それぞれコンサートや各種イベントなどをはじめ幅広く利用されている。
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※=地区公民館を併設している施設
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映画館
かつて現市域内の映画館は、中心市街地の中央区古町周辺をはじめ江南区亀田地区、秋葉区新津地区、西区内野地区、西蒲区巻地区など郊外にも所在していた。だが、郊外の映画館は映画産業の斜陽化が顕著となった1960年代後半から次第に閉鎖が進み、さらに中心部の映画館も老朽化や集客力の低下などの問題から1980年代以降に相次いで閉鎖された。それに代わって1990年代中盤からはシネマコンプレックスが数多く進出。現在は大手によるシネコン4館と、単館系1館の計5館が営業を行っている。 ●イオンシネマ新潟西 ︵西区小新南、イオン新潟西店︶ ●イオンシネマ新潟南 ︵江南区下早通柳田、イオンモール新潟南︶ ●T-JOY新潟万代 ︵中央区八千代、万代シテイビルボードプレイス2︶ ●ユナイテッド・シネマ新潟 ︵中央区上近江、デッキィ401︶ ●新潟・市民映画館シネ・ウインド︵中央区八千代、万代シテイ第2駐車場ビル︶名物・特産品
名物料理- ビール
- 新潟市西蒲区では90年代から地ビールの生産が開始され、地ビールの試飲イベントである「新潟クラフトビールの陣」が毎年開催される。新潟市内では以下の2種の銘柄が生産される。
- エチゴビール
- 新潟麦酒
- ワイン
- 新潟市西蒲区では地ビールと同じく90年代からワインの生産が開始され、2010年代にワイナリーが増加した。新潟市内で生産されるワインの銘柄は、以下の4種がある。
- カーブドッチ
- ドメーヌ・ショオ
- フェルミエ
- カンティーナ・ジーオセット
スポーツ
プロスポーツチーム
チーム | 種別 | リーグ | 競技場 | 設立 | 優勝回数 |
---|---|---|---|---|---|
アルビレックス新潟 | サッカー | Jリーグ | 新潟スタジアム | 1955年 | |
新潟アルビレックスBB | バスケットボール | Bリーグ | アオーレ長岡 | 2000年 | |
新潟アルビレックスBC | 野球 | 独立リーグ/BCリーグ:上信越地区 | 新潟県立野球場 | 2006年 | 独立リーグGC1回、BCリーグ優勝1回 |
- アルビレックス新潟の主な練習所などの拠点は聖籠町だが、公式戦はすべて市内中央区で開催される。
- 新潟アルビレックスBCの合宿所などの拠点は長岡市だが、本社登記は中央区。市内では月間2試合前後ホームゲームを開催している。
アマチュアスポーツチーム
●グランセナ新潟FC ︵サッカー・北信越フットボールリーグ2部︶ ●ASジャミネイロ ︵サッカー・北信越フットボールリーグ2部︶ ●バイタルネット硬式野球部 ︵社会人野球・企業チーム︶ ●JR新潟硬式野球部︵社会人野球・企業チーム︶ ●新潟コンマーシャル倶楽部︵社会人野球・クラブチーム︶ ●新潟交通硬式野球部︵社会人野球・企業チーム ※1963年に解散︶ ●北陸ガス軟式野球部︵社会人軟式野球︶ 他多数球技
野球 新潟市では戦前から草野球が盛んに行われており、特に市の主催により旧市域を中心に毎年開催されている﹁早起き野球大会﹂は全国屈指の規模を有する。この早起き野球は仕事や学業に支障をきたさないよう配慮するため、市内の草野球チームの間で早朝から練習を行う慣例が広がったのが元々の発祥である。1964年︵昭和39年︶の新潟地震を契機に行政ぐるみで運営に取り組み、1966年︵昭和41年︶に第1回大会を開催、59チームが参加し﹁復興のシンボル﹂とも謳われた。ピークの1981年︵昭和56年︶には944チーム、約19,000人が参加。これは当時の市の男子人口︵約22万人︶の1割近くにも及んだ。近年は200チーム前後まで減少しているが、それでも全日本早起き野球協会のデータによれば、参加チーム数は全国28の道府県庁所在地の中で最も多い︵早起き野球が行われていない18市と、23区のデータが無い東京都を除く︶。また北区や秋葉区、南区、西蒲区などには照明設備が整備されている野球場・グラウンドがあることから、これら行政区の草野球大会は早朝とナイターとを組み合わせた形式で開催されている。この他にも高校野球や社会人野球などのアマチュア野球が行われる。アニマルスポーツ
フリスビードッグ 新潟市は日本におけるフリスビードッグの発祥地である。JFA 日本フリスビードッグ協会 も市内に拠点を置いており、協会主催の大会も多数開催されている。スポーツ大会
毎年開催されているスポーツ大会 ●新潟市早起き野球大会 ●JABA新潟大会 ●新潟シティマラソン ●新潟ロードレース大会 ●新潟ヒルクライム ●新潟シティライド 過去に開催されていたスポーツ大会 ●環日本海新潟駅伝スポーツ施設
新潟スタジアムと県立野球場は中央区清五郎・長潟にある新潟県スポーツ公園の園地内に所在する。同公園は2009年︵平成21年︶秋開催の国民体育大会﹁トキめき新潟国体﹂と全国障害者スポーツ大会﹁トキめき新潟大会﹂に合わせて整備されたもので、同国体・大会ではそれぞれ11競技が市内各地で実施された。 前述の県立野球場の他に、市域内には硬式野球で使用できる市有の野球場が6球場ある。このうち旧市域には中央区女池南の鳥屋野運動公園野球場あるが、築40年以上を経て老朽化が進んでいる。市では編入市域の合併建設計画の一環として2箇所で新たな野球場の整備事業を進め、西区板井︵黒埼地区︶のみどりと森の運動公園野球場は2011年夏から、南区真木︵白根地区︶の新潟市白根野球場は2013年4月から供用を開始している。
陸上競技場・サッカー場
野球場
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体育館
プール
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その他
- 北区
- 新潟市豊栄南運動公園(野球場・屋内ゲートボール場・多目的グラウンド)
- 新潟市豊栄武道館
- 東区
- 新潟市中地区運動広場(庭球場・ゲートボール場)
- 新潟市庭球場(テニスガーデンにいがた)
- 中央区
- 新潟市西海岸公園(少年野球広場)
- 新潟市アイスアリーナ(新潟アサヒアレックスアイスアリーナ)
- 江南区
- 新潟市亀田ふれあいドーム
- 新潟市かわね公園グラウンド
- 秋葉区
- 新潟市新津武道館
- 新潟市小須戸柔剣道場
- 新津クレー射撃場
- 新津カントリークラブ
- 西蒲区
- 新潟ゴルフ倶楽部
- 巻射撃場
出身・関連著名人
名誉市民
新潟市を舞台にした作品
唱歌 大和田建樹作詞の﹁鉄道唱歌﹂では、第4集北陸篇において新潟は5番を割かれて歌われている。日本海側の都市で、日米修好通商条約における開港指定五港に認定され、大きく栄えていたことなどが関係していると見られる。なお、歌が作詞された当時は新潟駅は存在せず、沼垂駅がこの地のターミナルになっていた。 ●42.もみじは新津秋葉山 桜は亀田通心寺 わするな手荷物傘鞄 はやここなるぞ沼垂は ●43.おるればわたる信濃川 かかれる橋は万代の 名も君が代とときわにて 長さは四百数十間 ●44.川のかなたは新潟市 舟ゆく水の便︵たより︶よく わたせる橋をかぞうれば およそ二百もありとかや ●45.春は白山公園地 一つににおう梅桜 夏は涼しき日和山︵ひよりやま︶ 鯛つる舟も目の前に ●46.汽船の煙海を染め 商家の軒は日をおおうげにも五港の一つとて 戸数万余の大都会 映画 ●喜劇初詣列車︵1968年︶︵一部新潟市ロケ。監督‥瀬川昌治。主演‥渥美清︶ ●トラック野郎 度胸一番星︵1977年︶︵監督‥鈴木則文。出演‥菅原文太、愛川欽也、片平なぎさ、千葉真一︶ ●新宿純愛物語︵1987年︶︵一部新潟市ロケ。主演‥仲村トオル︶ ●藏︵1995年︶︵石本酒造︿越乃寒梅醸造元﹀でロケ。原作‥宮尾登美子、主演‥一色紗英・松方弘樹・目黒正樹︵仁科克基︶︶ ●blue︵2003年︶︵大部分を新潟市内でロケ。原作‥魚喃キリコ、映画版監督‥安藤尋、主演‥市川実日子・小西真奈美︶ ●ヴァイブレータ︵2003年︶︵一部新潟市ロケ。主演‥寺島しのぶ・大森南朋︶ ●愛してよ︵2005年︶︵全編新潟市ロケ。主演‥西田尚美︶ ●初恋︵2006年︶︵新潟市内でロケ。設定は新潟ではない。主演‥宮崎あおい︶ ●ラフ ROUGH︵2006年︶︵新潟市内でロケ。設定は新潟ではない。主演‥速水もこみち・長澤まさみ︶ ●椿三十郎︵2007年︶︵北方文化博物館でロケ。設定は不明。主演‥織田裕二︶ ●感染列島︵2009年︶︵新潟市民病院の旧病院建物でロケ。設定は新潟ではない。主演‥妻夫木聡・檀れい︶ 小説 ●Deep Love 第二部〜ホスト〜︵著‥Yoshi︶ 絵本 ●ある池のものがたり︵1986年︶︵作者‥三芳悌吉。出版社‥福音館書店︶ 漫画 ●あぶさん︵1973年︶︵作者‥水島新司。出版社‥小学館︶ ●めぞん一刻 (1980年)︵作者‥高橋留美子。出版社‥小学館︶ (登場人物である五代裕作の故郷で響子を連れての帰郷するエピソードにて新潟駅万代口の光景などが確認されている。) ●柳都物語︵2007年︶︵原作‥倉科遼 作画‥和気一作。出版社‥日本文芸社︶ アニメーション ●ガッチャマン クラウズ インサイト︵2015年︶︵一部エピソードが新潟市が舞台。) ●アイドル事変︵2017年︶︵第1話エピソード後半の舞台が新潟市が舞台で、また登場人物の一人、星菜 夏月のコンサートを新潟駅万代口の特設ステージで行われた。) 歌謡脚注
注釈
出典
市発表
その他
参考文献
●知っておきたい新潟県の歴史編集委員会﹃知っておきたい新潟県の歴史﹄新潟日報事業社、2010年3月。ISBN 978-4861323720。 ●角川日本地名大辞典 編纂委員会﹃角川日本地名大辞典15新潟県﹄(株)角川書店、1989年10月8日。ISBN 4-04-001150-3。 ●﹃新潟市史 通史編2近世﹄新潟市、1997年1月31日。 ●“新潟市のあゆみ (パンフレット) WayBack Machineによるアーカイブ”. 新潟市 (2007年3月). 2013年11月11日閲覧。2009年改定 ●﹃新潟市音楽芸能史﹄新潟市音楽芸能協会、1977年11月3日。 ●藤村誠﹃新潟の花街-古町芸妓物語﹄新潟日報事業社、2011年7月25日。ISBN 978-4-86132-456-7。 ●﹃美しい新潟 - 総集編﹄新潟市総務局総務部広報課、1998年3月。関連項目
外部リンク
- 行政
- 新潟市
- 新潟シティチャンネル - YouTubeチャンネル
- 観光
- 新潟市公式観光情報サイト Welcome to Niigata City - 新潟観光コンベンション協会
- 新潟市 スキマ時間の楽しみ方
- にいがたとりっぷ - 新潟広域都市圏
市内の地図
- 新潟市地図情報サービス
- まち歩きマップ - 新潟市
- 『越佐地図教科書』(国立国会図書館デジタルコレクション)- 1896年(明治29年)1月出版。人口 47,583人、戸数 10,034との記述あり。
(日本海) | 聖籠町 | |||
新発田市 阿賀野市 | ||||
新潟市 | ||||
長岡市 弥彦村 | 燕市 三条市 加茂市 | 田上町 五泉市 |
新潟市各区の町・字 |
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