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「アマチュア無線」の版間の差分

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[[File:Antenna kotakinabalu.jpg|thumb|right|180px|[[アンテナ]]([[空中線]])の一例]]

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[[File:SV8DTD.jpg|thumb|right|180px|]]

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'''アマチュア無線'''(アマチュアむせん)とは、金銭上の利益のためではなく、[[無線]]技術に対する個人的な興味により行う、自己訓練や技術的研究<ref>[http://www.tele.soumu.go.jp/horei/reiki_honbun/a720020001.htmll 電波法施行規則] 第3条第1項第15号</ref>のための無線通信である。


''''''[[]]<ref>[http://www.tele.soumu.go.jp/horei/reiki_honbun/a720020001.html| 3115] </ref>



[[]][[]][[]][[]][[]][[]]使[[]][[]]

[[日本]]は、運用する為の[[無線従事者免許証]]と、[[電波法]]に基づいた[[無線局免許状]]が必要である。



== 概要 ==

== 概要 ==

無線通信で使用する[[周波数]]は「人類共通の財産」であり、ごく微弱なものを除き、電波を利用する者は、全世界の人々と分け合って利用するものとされている。従って使用可能な周波数を電波利用者に割り当て、監理する(周波数を割当・監理する)のは各国の無線主官庁であり、また各国間の周波数割当調整も行う。

無線通信で使用する[[周波数]]は「人類共通の財産」であり、ごく微弱なものを除き、全世界の人々と分け合って利用するものとされている。従って使用可能な周波数を電波利用者に割り当て、監理する(周波数を割当・監理する)のは各国の無線主官庁であり、また各国間の周波数割当調整も行う。



アマチュア無線はその割り当てられた周波数を利用する、各国でそれぞれ区分される各種無線業務における「アマチュア業務」のことであり、学究無線業務のひとつである。なお、[[通信]]において「アマチュア」とは「私的学究」を意味し「[[アマチュア|素人]]」の意味ではない。→[[#非営利・自由な私的学究無線]]

アマチュア無線はその割り当てられた周波数を利用する、各国でそれぞれ区分される各種無線業務における「アマチュア業務」のことであり、学究無線業務のひとつである。なお、[[通信]]において「アマチュア」とは「私的学究」を意味し「[[アマチュア|素人]]」の意味ではない。→[[#非営利・自由な私的学究無線]]

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電波利用、無線業務の区分は国によってまちまちであるが、アマチュア業務については、[[航空無線]]、[[船舶無線]]などと同じく、国際的にほぼ共通したものとされ、他国との通信を制限あるいは禁止している国を除き、基本的に各国のアマチュア局は全世界のアマチュア局との通信が認められている国際無線局である。

電波利用、無線業務の区分は国によってまちまちであるが、アマチュア業務については、[[航空無線]]、[[船舶無線]]などと同じく、国際的にほぼ共通したものとされ、他国との通信を制限あるいは禁止している国を除き、基本的に各国のアマチュア局は全世界のアマチュア局との通信が認められている国際無線局である。




[[]][[]]178[[]][[]][[#]]

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== 非営利・自由な私的学究無線 ==

== 非営利・自由な私的学究無線 ==

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電波利用は、[[公共の福祉]]増進のために行われる(日本では[[電波法]]第1条)ものであり、金銭利益を目的としない(してはならない)ことが明文化されているアマチュア無線・アマチュア無線局は、世界的にあらゆる点で優遇される、自由度の高い無線局である。

電波利用は、[[公共の福祉]]増進のために行われる(日本では[[電波法]]第1条)ものであり、金銭利益を目的としない(してはならない)ことが明文化されているアマチュア無線・アマチュア無線局は、世界的にあらゆる点で優遇される、自由度の高い無線局である。




[[]][[]][[]][[]][[]]

事業用無線局の場合、一つの周波数の割当てを受けるだけでも、[[総務省]]に対して膨大な書類手続きを必要とし、提供する地域、空中線(アンテナ)の性能にまで細かく制限を受ける。しかし、[[送信機]]から[[アンテナ]]まで、自由に通信・製作し、サービスエリアなどの制限もなく、かつ[[長波]]から[[ミリ波]]まで様々な周波数を「帯域」として広く自由に利用できるのは、今日、私的学究目的のアマチュア無線だけである。



[[アマチュア無線の周波数帯|周波数帯域]]を、たった一人でも自由に利用することが許されているアマチュア業務の性格上、従事者の責任は大きく、アマチュア無線を始めようとする者は全て、まず[[無線従事者]]にならなければならない(日本では[[電波法]]第39条の13規定)。

[[アマチュア無線の周波数帯|周波数帯域]]を、たった一人でも自由に利用することが許されているアマチュア業務の性格上、従事者の責任は大きく、アマチュア無線を始めようとする者は全て、まず[[無線従事者]]にならなければならない(日本では[[電波法]]第39条の13規定)。



限定された周波数を利用する事業用無線局では、従事する者全員に無線従事者免許は要求されないのに対し、数多くの周波数の全てについて、無線設備、すなわちアンテナや送信機の設計・製作、これらを用いての通信が認められているアマチュア無線の場合、[[無線従事者免許証]](「従免」と略称される。)を所有しない者が従事することはできない。この免許保持者が『[[アマチュア無線技士]]』で、日本では、第一級から第四級までの4つに区分されている。

限定された周波数を利用する事業用無線局では、従事する者全員に無線従事者免許は要求されないのに対し、数多くの周波数の全てについて、無線設備、すなわちアンテナや送信機の設計・製作、これらを用いての通信が認められているアマチュア無線の場合、[[無線従事者免許証]]を所有しない者が従事することはできない。この免許保持者が『[[アマチュア無線技士]]』で、日本では、第一級から第四級までの4つに区分されている。



なお日本では、一部の事業用無線従事者免許でアマチュア業務を行えるが、これは「アマチュア無線技士の操作の範囲に属する操作」とされる日本国内のみでの特例であり、日本国外でこの免許でアマチュア局を開設・運用しようとすると、[[国家]]によっては拒否されたり無免許とみなされることがある。

なお日本では、一部の事業用無線従事者免許でアマチュア業務を行えるが、これは「アマチュア無線技士の操作の範囲に属する操作」とされる日本国内のみでの特例であり、日本国外でこの免許でアマチュア局を開設・運用しようとすると、[[国家]]によっては拒否されたり無免許とみなされることがある。



アマチュア無線技士は、[[アマチュア局]]の[[無線局免許状]](「局免」と略称される。)を受け、[[免許人]]となってアマチュア業務を開始できる。

アマチュア無線技士は、[[アマチュア局]]の[[無線局免許状]]を受け、[[免許人]]となってアマチュア業務を開始できる。




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1930年(昭和5年)にはすでに逓信省によって「アマチュア無線」という語が使用されていたが<ref name="teishin_jigyoushi"/>、無線電信法第2条第5号により許可された施設に対する正式な名称はまだなかった<ref name="kanpo_19150621" />。しかし1934年(昭和9年)1月に施行された私設無線電信無線電話規則の第3条で、無線電信法第2条第5号により施設する私設無線電信無線電話に対して「実験用私設無線電信無線電話」の語が正式に与えられた<ref>「私設無線電信無線電話規則」(昭和8年逓信省令第60号) 『官報』号外(1933年12月29日) 7 - 17ページ</ref>(「私設無線電信無線電話実験局」という語は戦後に広まった通称)。ただし、これには無線機器メーカーの機器実験施設なども含まれていた。

1930年(昭和5年)にはすでに逓信省によって「アマチュア無線」という語が使用されていたが<ref name="teishin_jigyoushi"/>、無線電信法第2条第5号により許可された施設に対する正式な名称はまだなかった<ref name="kanpo_19150621" />。しかし1934年(昭和9年)1月に施行された私設無線電信無線電話規則の第3条で、無線電信法第2条第5号により施設する私設無線電信無線電話に対して「実験用私設無線電信無線電話」の語が正式に与えられた<ref>「私設無線電信無線電話規則」(昭和8年逓信省令第60号) 『官報』号外(1933年12月29日) 7 - 17ページ</ref>(「私設無線電信無線電話実験局」という語は戦後に広まった通称)。ただし、これには無線機器メーカーの機器実験施設なども含まれていた。



個人が開設する実験用私設無線電信無線電話の施設は、1941年(昭和16年時点で331局になっていたが<ref>小林幸雄 「日本アマチュア無線史(28)」 郵政省電波監理局編 『電波時報』 1963年4月号 電波振興会 49ページ</ref>、同年12月8日の[[太平洋戦争]]開戦に伴い、同日をもって、電波の発射は禁止された<ref>開戦当日の正午頃に、逓信省の役人たちが各局を回って設備を封印して回った。[http://www.icom.co.jp/beacon/ham_life/kikuchi/img/img1-1.jpg 封止証の実物写真]。</ref>。

個人が開設する実験用私設無線電信無線電話の施設は、1941年(昭和16年)12月時点で331局になっていたが<ref>小林幸雄 「日本アマチュア無線史(28)」 郵政省電波監理局編 『電波時報』 1963年4月号 電波振興会 49ページ</ref>、同年12月8日の[[太平洋戦争]]開戦に伴い、同日をもって、電波の発射は禁止された<ref>開戦当日の正午頃に、逓信省の役人たちが各局を回って設備を封印して回った。[http://www.icom.co.jp/beacon/ham_life/kikuchi/img/img1-1.jpg 封止証の実物写真]。</ref>。



==== 太平洋戦争後 ====

==== 太平洋戦争後 ====

[[太平洋戦争]]に[[日本の降伏|敗戦]]すると、すぐに日本におけるアマチュア無線の再開運動が始められた<ref>小林幸雄 「日本アマチュア無線史(16)」 郵政省電波監理局編 『電波時報』 1961年6月号 電波振興会 47ページ</ref>。しかし日本の電波の全ては、[[連合国 (第二次世界大戦)|占領軍]]の管理下に置かれ、アマチュア業務用の周波数は、占領軍およびその関係者のアマチュア業務用として占有された。1950年(昭和25年)施行の電波法で「アマチュア局」という名称や資格制度、国家試験の内容も定められたが、[[連合国軍最高司令官総司令部|GHQ]]は、[[日本語]]で行われる通信内容の検閲が困難、[[アメリカ合衆国|米]][[ソビエト社会主義共和国連邦|ソ]]対立、[[朝鮮戦争]]といった理由より再開を認めなかった。日本のアマチュア無線は[[日本国との平和条約|サンフランシスコ平和条約]]が発効し、国際法上、連合国との戦争状態が終結し、主権を回復した1952年(昭和27年)に再開された。

[[太平洋戦争]]に[[日本の降伏|敗戦]]すると、すぐに日本におけるアマチュア無線の再開運動が始められた<ref>小林幸雄 「日本アマチュア無線史(16)」 郵政省電波監理局編 『電波時報』 1961年6月号 電波振興会 47ページ</ref>。しかし日本の電波の全ては、[[連合国 (第二次世界大戦)|占領軍]]の管理下に置かれ、アマチュア業務用の周波数は、占領軍およびその関係者のアマチュア業務用として占有された。1950年(昭和25年)施行の電波法で「アマチュア局」という名称や資格制度、国家試験の内容も定められたが、[[連合国軍最高司令官総司令部|GHQ]]は、[[日本語]]で行われる通信内容の検閲が困難、[[アメリカ合衆国|米]][[ソビエト社会主義共和国連邦|ソ]]対立、[[朝鮮戦争]]といった理由より再開を認めなかった。日本のアマチュア無線は[[日本国との平和条約|サンフランシスコ平和条約]]が発効し、国際法上、連合国との戦争状態が終結し、主権を回復した1952年(昭和27年)に再開された。



日本では、1958年(昭和33年)11月に電信級・電話級の初級資格が創設され1966年(昭和41年)より、こ資格が養成課程講習会修了試験合格者にも与えられハードルが低くなったためにアマチュア無線家の爆発的な増加をもたらした<ref name="no1">大久保敦彦 「世界一になった日本のハム人口」 『モーターファン』 1975年11月号 三栄書房 232-233ページ</ref>。その後、[[高度経済成長]]と、[[科学技術]]に対する国民の高い関心を背景として、1970年代半ばには[[アメリカ合衆国|米国]]を抜いて、世界一のアマチュア無線人口を擁するに至った<ref name="no1" />。

日本では、1958年(昭和33年)11月に電信級・電話級の初級資格が創設された。1966年(昭和41年)にはその養成課程講習会制度が導入され、修了試験合格すれば資格が与えられるようになった。こうして入門のハードルが低くなったためにアマチュア無線家の爆発的な増加をもたらした<ref name="no1">大久保敦彦 「世界一になった日本のハム人口」 『モーターファン』 1975年11月号 三栄書房 232-233ページ</ref>。その後、[[高度経済成長]]と、[[科学技術]]に対する国民の高い関心を背景として、1970年代半ばには[[アメリカ合衆国|米国]]を抜いて、世界一のアマチュア無線人口を擁するに至った<ref name="no1" />。



=== 現代 ===

=== 現代 ===


[[]][[]]<ref>201860331958</ref>

[[]][[]]<ref>201860331958</ref>

米国では、公共サービスとして地域[[パレード]]での通信を担うなど、趣味の範囲を超えて運用されることがある。米国では国際法でのアマチュア無線の定義の範囲を超える運用(臨時に・無償で公衆網を接続し有線通信の無線中継局とするなど)を国内法で認めている。

米国では、公共サービスとして地域[[パレード]]での通信を担うなど、国際法でのアマチュア無線の定義の範囲を超える運用(臨時に・無償で公衆網を接続し有線通信の無線中継局とするなど)を国内法で認めている。



=== アマチュア局の現状 ===

=== アマチュア局の現状 ===

==== 日本の現状 ====

==== 日本の現状 ====

最盛期には約135万局あった[[アマチュア局|アマチュア無線局]]が、1995年(平成7年)を境に減少に転じ、2015年(平成27年)は約43万局となった<ref name="soumu-toukei">総務省 無線局統計情報 2015年</ref>。

最盛期には約135万局あった[[アマチュア局|アマチュア無線局]]が、1995年(平成7年)を境に減少に転じ、2017年(平成29年)は約43万局である<ref name="soumu-toukei">総務省 無線局統計情報 2017年</ref>。



この原因として、以下の様な理由が挙げられている。

この原因として、以下の様な理由が挙げられている。

* [[少子高齢化]]による自然減。

* [[少子高齢化]]による自然減。


* [[]]使[[]]

* [[携帯電話]]の普及により、以前はアマチュア無線を簡単な電話代わりとしていた層が廃局した。

* 遠距離と通信しようとすれば大がかりな設備が必要となる。手軽多目的に使える[[インターネット]]の登場と普及により、見知らぬ相手や外国人と交流したい場合は、[[電子掲示板]][[チャット]]、[[Facebook]][[Twitter]]などを利用するようになった。

* 手軽(無資格・無許可)かつ多目的に使える[[インターネット]]の普及により、見知らぬ相手や外国人と交流するのに、[[電子掲示板]][[チャット]]、[[Facebook]][[Twitter]]などを利用するようになった。

* 日本各地に存在したアマチュア無線関連の専門閉店し、アマチュア無線の機器を購入したり、目にする場が減った。

* 日本各地にあったアマチュア無線関連の店舗のくが閉店し、アマチュア無線の機器を購入したり、目にする場が減った。



==== 世界の現状 ====

==== 世界の現状 ====

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の二つがあり、無線局免許を受けた無線設備を、無線従事者免許の所有者が運用あるいは監理することが求められる。

の二つがあり、無線局免許を受けた無線設備を、無線従事者免許の所有者が運用あるいは監理することが求められる。




<ref>[[|]][[]][[]][[]]使</ref>

事業用無線局の場合、無資格の者でも無線設備の操作などが認められる<ref>身近な例としては[[日本における携帯電話|携帯電話]]がある。携帯電話[[端末]]は[[陸上移動局]]であるが、携帯電話会社により包括免許され、[[電波利用料]]を利用者に代わって収益から支払うため、誰でも使用できる。</ref>が、アマチュア局の場合、所定の無線従事者免許および後述の相互運用協定に掲げる国の免許を保有する者以外は認められない。

{{Main|アマチュア局の開局手続き}}

{{Main|アマチュア局の開局手続き}}



158行目: 159行目:

:詳細は「[[総合無線通信士#操作範囲]]」、「[[海上無線通信士#操作範囲]]」、「[[航空無線通信士#操作範囲]]」および「[[陸上無線技術士#操作範囲]]」を参照

:詳細は「[[総合無線通信士#操作範囲]]」、「[[海上無線通信士#操作範囲]]」、「[[航空無線通信士#操作範囲]]」および「[[陸上無線技術士#操作範囲]]」を参照




<ref></ref>[[]]<ref>332240 33[http://www.tele.soumu.go.jp/horei/reiki_honbun/a720315001.html] 2012</ref>

日本のアマチュア局は「国際無線局」であり、無線局としては最上位にあり<ref>通信の相手方は「アマチュア局」とされ「相手国」の制限はなく、全世界の不特定アマチュア局との通信が許可される。他の無線局のほとんどが通信の相手方を限定されており、多くは国内局である。放送局の場合でも、「サービスエリア」として地域を限定される。</ref>、[[アマチュア局の開局手続き]]などは簡略化されてはいるが、「本式の」国際無線局であるアマチュア局の開局、また本式の運用や監理を要求されるアマチュア局の免許人となるのはハードルが高い<ref>過程自体は他の無線従事者を必要とする無線局と同じであり、開局、運用にあたっての各種要求も変わらない。なお無線局が「簡易」なものか否かの区別は、厳密には無線従事者による通信操作、技術操作を必要とする無線設備か否かに依り、電波法施行規則第33条およびこれに基づく平成2年郵政省告示第240号 電波法施行規則第33条の規定に基づく無線従事者の資格を要しない簡易な操作[http://www.tele.soumu.go.jp/horei/reiki_honbun/a720315001.html] の「無線従事者の資格を要しない簡易な操作」による。アマチュア局の場合には、もとより電波の質に係る広範な技術操作や広範な通信操作が認められていることから該当しない。2012年現在の総務省見解においても、アマチュア局の無線設備は「そもそも簡易な取扱いのできる無線設備ではない」とされており、特例のある日本でも、他の事業用無線従事者免許をもってアマチュア局を開設、アマチュア業務に従事できるのは、総合無線通信士など、アマチュア局の運用範囲を包含する一部の無線従事者に限られている。</ref>。



===== 個人局と社団局 =====

===== 個人局と社団局 =====

213行目: 214行目:

* 試験問題は公開されている<ref>[http://www.arrl.org/question-pools question-pools] (ARRL)</ref>。

* 試験問題は公開されている<ref>[http://www.arrl.org/question-pools question-pools] (ARRL)</ref>。




1.5kW<ref></ref>

日本と比べて、初級資格でも比較的大電力の空中線電力を扱える(級を問わず最大1.5kW)一方、周波数帯の制限は厳しく、日本の局がFCCの監視局から[[郵政省]](当時)を通じて周波数逸脱を警告された例<ref>[http://www.cqpub.co.jp/cqham/history/1962.htm 1962年の歴史] アマチュア無線の歴史(CQ出版)</ref>もある。


資格区分によってコールサインを変えることができ、資格外運用を容易に判別できる上級資格を取得するモチベーションを刺激される制度である。

ただし、コールサインの変更は資格保持者の任意であるため、コールサインのみでの資格の判断が困難な場合<ref>上位資格者に限定されているコールサインであれば資格の推定は可能であるが、その逆は困難である。</ref>がある。資格者の情報はデータベース化されていて誰でも参照できる。



また、日本でいう無線従事者免許証と無線局免許状が一体となった包括免許方式であるため、資格内での運用である限り無線機の登録などは必要なく、しかも取得の定義がFCCのUniversal License System(ULS)[[サーバ]]に入力された時点なので、無線機が手元にあれば、登録確認次第、すぐに運用を開始することができる。

また、日本でいう無線従事者免許証と無線局免許状が一体となった包括免許方式であるため、資格内での運用である限り無線機の登録などは必要なく、しかも取得の定義がFCCのUniversal License System(ULS)[[サーバ]]に入力された時点なので、無線機が手元にあれば、登録確認次第、すぐに運用を開始することができる。

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=== 電話 ===

=== 電話 ===

; 音声による通信([[電話 (電波型式)|電話]])

; 音声による通信([[電話 (電波型式)|電話]])


: [[]][[調#|SSB]][[|VHF]][[調|FM]]使50MHz28MHz20097MHz[[調|AM]]使[[]][[D-STAR]][[C4FM]]調[[|UHF]]

: [[短波]]では、占有周波数帯幅が狭く遠くまで電波の届く[[振幅変調#抑圧搬送波単側波帯|SSB]]が、[[超短波|VHF]]以上では音質の良い[[周波数変調|FM]]が使われることが多い。また[[振幅変調|AM]]も愛好者を中心に、周波数に余裕のある50MHz帯や28MHz帯あるいは日本では2009年に拡張された7MHz帯の上端部で使用される。[[符号分割多元接続]]や[[D-STAR]]や[[C4FM]]デジタル変調方式による音声通信も、[[極超短波|UHF]]帯以上の一部で行われはじめている。



=== 電信 ===

=== 電信 ===

274行目: 272行目:

:; 手送りの[[モールス符号]] ([[CW]])

:; 手送りの[[モールス符号]] ([[CW]])

:: モールス符号による通信は、[[デジタル技術]]に取って代わられ、他業務では一部の海事や軍事用途を除いて廃止されているが、アマチュア無線では熱心な愛好者が多い。

:: モールス符号による通信は、[[デジタル技術]]に取って代わられ、他業務では一部の海事や軍事用途を除いて廃止されているが、アマチュア無線では熱心な愛好者が多い。

:*最大占有周波数500Hz程度しか必要しないため、[[混信]]に対して非常に強い。

:*占有周波数帯幅が500Hz程度といため、[[混信]]に対して強く、電波が弱くても通信ができる(音さえ聞こえればい

:*最低限の[[Q符号]]や[[無線用語#無線電信用|略符号]]を並べて打鍵するだけで交信が成立することから、[[外国語]]が苦手でも、世界との交信にあまり困らない。

:*同じ理由で、電波が弱くても明瞭に通信ができる(音さえ聞こえればいい)。

:*和文符号による交信は、[[片仮名]]による普通文となる。ベテラン層に愛好者が多く、国内通信が主体となる3.5・7・144・430MHz帯の利用が多い。

:*最低限、世界共通の[[Q符号]]や[[無線用語#無線電信用|略符号]]を並べて打鍵するだけで交信が成立することから、[[英語]]や外国の[[言語]]を喋るのが苦手でも、世界との交信にあまり困らない。

:*和文符号を使うと電文は、[[片仮名]]による普通文となる。ベテラン層に愛好者が多く、国内との通信が主体となる3.5・7・144・430MHz帯の利用が多い。

:; 印刷または画面表示によるラジオテレタイプ ([[RTTY]])

:; 印刷または画面表示によるラジオテレタイプ ([[RTTY]])

:: 印字通信である。古くは機械式の[[テレタイプ端末]]と、これを無線装置に接続する変復調器などによって構成されていた。今日では[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]のサウンド入出力端子に、簡単なインターフェイスを介して無線装置を接続し、[[ソフトウェア]](MMTTYなど)でRTTYの送受信ができるシステムが作られ、[[日本語]]の[[マルチバイト文字]]通信も可能な[[PSK31]]といった通信方式も登場したことにより運用しやすくなっている。

:: 印字通信である。古くは機械式の[[テレタイプ端末]]と、これを無線装置に接続する変復調器などによって構成されていた。今日では[[パーソナルコンピュータ|パソコン]]のサウンド入出力端子に、簡単なインターフェイスを介して無線装置を接続し、[[ソフトウェア]](MMTTYなど)でRTTYの送受信ができるシステムが作られ、[[日本語]]の[[マルチバイト文字]]通信も可能な[[PSK31]]といった通信方式も登場したことにより運用しやすくなっている。

289行目: 286行目:

:* 自動受信が必須なことから、ビーコンを用いた受信レポートの自動収集が行われている。

:* 自動受信が必須なことから、ビーコンを用いた受信レポートの自動収集が行われている。



=== 特殊モード ===

=== 特殊な電波型式 ===

モードとは電波型式のことで、この節で掲げるのは電信・電話以外のものである。

この節では電信・電話以外のものを掲げる。

; コンピュータによるデータ通信([[パケット通信 (アマチュア無線)|パケット通信]])

; コンピュータによるデータ通信([[パケット通信 (アマチュア無線)|パケット通信]])

: [[パソコン通信]]や[[インターネット]]が利用されている。

: [[パソコン通信]]や[[インターネット]]が利用されている。

; アマチュアテレビ (ATV)

; アマチュアテレビ (ATV)


: [[]][[]][[|DVB]][[|SSTV]]6MHzUHF430MHz1992<ref>4316[[使使]]</ref>1200MHz130使2.5kHz使SSTV

: [[]][[]][[|DVB]][[|SSTV]]UHF430MHz1992<ref>4316[[使使]]</ref>1200MHz130使2.5kHz使SSTV

; アマチュアFAX

; アマチュアFAX

: 古くからあるが事例は少ない。パソコンの普及に伴いサウンド入出力端子に無線装置を接続し、ソフトウェアのみでアマチュアFAXを実現するシステムなどが作られている。

: 古くからあるが事例は少ない。今ではパソコンのサウンド入出力端子に無線装置を接続し、ソフトウェアのみでアマチュアFAXを実現できる。



== 楽しみ方 ==

== 楽しみ方 ==

306行目: 303行目:


==== 遠距離通信 (DX) ====

==== 遠距離通信 (DX) ====


[[DX_()|DX]]VHF

[[DX_()|DX]]"Distance"VHF1937ARRL[[:en:DX Century Club|DXCC]][[ ()|]]

*「DX」とは、英語の"Distance"を略したものである。

* 1937年には既にARRLが「[[:en:DX Century Club|DXCC]]」という[[アワード (アマチュア無線)|アワード]](後述)を制定している。



単に空中線電力を上げるだけでなく、高利得アンテナが必要となる。また高度な技量必要になる。良好な電波伝搬を得るため、適した場所に移動して運用することもある。

空中線電力を大きくするだけでなく、高利得アンテナ高度な技量必要になる。良好な電波伝搬を得るため、適した場所に移動して運用することもある。




DX(''[[:en:DX-pedition|DX-pedition]]'')DX+Expedition<ref name="dxhandbook">CQ DXCQ 43</ref>使

DX(''[[:en:DX-pedition|DX-pedition]]'')DX+Expedition<ref name="dxhandbook">CQ DXCQ 43</ref>



[[]][[使|'''''']]'''QSO'''QSO[[]]<ref name="dxhandbook"/>

なお、無線で話している者同士が直接面会することを'''アイボールQSO'''(目玉で交信を意味する)とい、[[国境]]を越えて行われること珍しくない<ref name="dxhandbook"/>。



==== コンテスト ====

==== コンテスト ====

333行目: 328行目:


=== 自作を楽しむ ===

=== 自作を楽しむ ===

アマチュア無線は、技術研究を楽む趣味であるめ、法的にも無線設備を全て自分作り、検査に合格して運用することが許されている。

アマチュア無線は自作した無線設備で、検査に合格して運用することが許されている。今日では、検査に係る無線設備(無線機本体)は、[[技適マーク]]の市販品を用い、[[簡易な免許手続]]で開局するのが一般的だが、自作した送信機で落成検査を受けるアマチュア無線家もいる。

今日では、検査に係る無線設備(無線機本体)などは、[[技適マーク]]の市販品を用い、[[簡易な免許手続]]で開局するのが一般的だが、敢えて無線機(送信機)本体の自作に挑戦し、[[スプリアス]]検査などに合格して運用するアマチュア無線家もいる。

{{Main|自作 (アマチュア無線)}}

{{Main|自作 (アマチュア無線)}}



=== 外に出ることを楽しむ ===

=== 外に出ることを楽しむ ===

アマチュア無線は無線機を使って他者と対話するものであるため、'''シャック'''(無線室)にこもりがちであるが、屋外無線機やアンテナを持ち出す'''移動運用'''の楽しみ方もある。

アマチュア無線は屋外無線機やアンテナを持ち出す'''移動運用'''の楽しみ方もある。またバッテリー内臓型の小型無線機が多く販売されている。



==== モービル ====

==== モービル ====

モービルとは、自動車やオートバイに小型の無線機とヘッドセットや特殊な送受システムを組み込み、移動して通信実験を行うことを指す。

モービルとは、自動車やオートバイに小型の無線機とヘッドセットや特殊な送受システムを組み込み、移動して通信することを指す。

運転しながら通信操作を行うことを考え、安全運転のために様々な研究が重ねられてきたが、携帯電話やカーナビゲーションシステムの登場と運転中の使用等による交通事故が問題となり、[[道路交通法]]第71条第5号の5によって併せて規制対象となった。

運転しながら通信操作を行うことを考え、安全運転のために様々な研究が重ねられてきたが、携帯電話やカーナビゲーションシステムの登場と運転中の使用等による交通事故が問題となり、[[道路交通法]]第71条第5号の5によって併せて規制対象となった。

しかし規制前よりヘッドセットや各種分割型ワンタッチスイッチなどが研究・実現されており、規制後も、モービル通信法のノウハウとともにそのまま使用可能である

しかし規制前よりヘッドセットや各種分割型ワンタッチスイッチなどが研究・実現されており、規制後も、モービル通信法のノウハウとともにそのまま使用可能である

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[[File:Ardf 0001.jpg|thumb|right|120px|受信機を手に目標物を探すARDFの競技者<br />ARDF世界大会(2004年[[チェコ]])にて]]

[[File:Ardf 0001.jpg|thumb|right|120px|受信機を手に目標物を探すARDFの競技者<br />ARDF世界大会(2004年[[チェコ]])にて]]

隠れている電波発信源(送信機)を探し出すことである。競技によってはスタッフが所持して移動することもある<ref>西本陸雄著 『フォックスハンティング入門』 山海堂 昭和49年 8-10ページ</ref>。

隠れている電波発信源(送信機)を探し出すことである。競技によってはスタッフが所持して移動することもある<ref>西本陸雄著 『フォックスハンティング入門』 山海堂 昭和49年 8-10ページ</ref>。

通常、小形で鋭い指向性を有する空中線を高感度の受信機にセットし、探し出すまでの時間を競う。

通常、小形で鋭い指向性を有する空中線を受信機にセットし、探し出すまでの時間を競う。

またテレビ・ラジオなどに受信障害を発生させている発信源の発見と除去に、アマチュア無線家が自らのフォックスハンティングの技術をもって協力することもある<ref>例えば日本では、総務省受信環境クリーン協議会の各年度報告にJARLの活動としてその対応数などが報告される。</ref>。

またテレビ・ラジオなどに受信障害を発生させている発信源の発見と除去に、アマチュア無線家が自らのフォックスハンティングの技術をもって協力することもある<ref>例えば日本では、総務省受信環境クリーン協議会の各年度報告にJARLの活動としてその対応数などが報告される。</ref>。



{{Main|フォックスハンティング}}

{{Main|フォックスハンティング}}



信号を発しているポールを求めて、これを[[オリエンテーリング]]に似たルールで競技化したものが[[ARDF]] (Amateur Radio Direction Finding)である。

信号を発しているポールを求めて、これを[[オリエンテーリング]]に似たルールで競技化したものが[[ARDF]] (Amateur Radio Direction Finding)である。野山を走り回るハードなスポーツであるという点で、他のアマチュア無線の楽しみ方と大きく異なる。

ARDFは自分の足で野山を走り回るハードなスポーツであるという点で、他のアマチュア無線の楽しみ方と大きく異なる。



{{Main|ARDF}}

{{Main|ARDF}}



=== 自然物・自然現象を利用して通信する ===

=== 自然物・自然現象を利用して通信する ===

自然物・自然現象を利用した通信は不安定であるため、絶対安定た通信が条件となる商業通信では嫌われるが、れに敢えて挑んで不安定さを排除する方法を見出し「使い物にならない」と考えられる周波数熱心に研究するアマチュア無線家もいる。

自然物・自然現象を利用した通信は不安定である。しかしこ不安定さの中で遠距離通信追及するのもまたアマチュア無線の醍醐味である。



==== 電離層反射通信 ====

==== 電離層反射通信 ====


[[]]E[[E]]EVHFE[[]]11SSNSun Spot Number, 

[[]]E[[E]]EVHFE[[]]11SSNSun Spot Number, 


==== 流星散乱通信 ====

==== 流星散乱通信 ====

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=== 小電力通信に挑む ===

=== 小電力通信に挑む ===


QRPQRP[[Q]]

「QRP」と呼ぶ。QRPとは[[Q符号]]の一つで、空中線電力を下げることを意味するが、ここでは「限りなく小電力で」遠距離通信に挑むことを指す。



{{Main|QRP}}

{{Main|QRP}}

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==== アマチュア衛星通信 ====

==== アマチュア衛星通信 ====


[[]][[]]10<ref>Realize SE, 1999, ISBN 489808012X, p.384</ref>[[]][[]]

[[]][[]]10<ref>Realize SE, 1999, ISBN 489808012X, p.384</ref>[[]][[]]


{{Main|アマチュア衛星}}

{{Main|アマチュア衛星}}

394行目: 387行目:


==== フォーンパッチ====

==== フォーンパッチ====

中継に有線通信を用いるものである。通信の途中に[[電話網|電話回線]]や[[インターネット]]による中継を挟むことで、直接電波が届かない地域との通信を実現する。有線用の電話機から公衆回線を通じてアマチュア無線に接続する形態、つまり電話機側の人がアマチュア無線家でないこともあり得る。

中継に有線通信を用いるものである。

通信の途中に[[電話網|電話回線]]や[[インターネット]]による中継を挟むことで、直接電波が届かない地域との通信を実現する。

有線用の電話機から公衆回線を通じてアマチュア無線に接続する形態、つまり電話機側の人がアマチュア無線家でないこともあり得る。

欧米では古くから実用化されており、特にアメリカでは普及していた。

欧米では古くから実用化されており、特にアメリカでは普及していた。



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=== 非常通信 ===

=== 非常通信 ===

アマチュア無線の社会的貢献が取り上げられるものとして、災害時など非常時の通信がある<ref name="ht">非常通信 日本アマチュア無線連盟 「非常災害時にも大活躍してきたアマチュア無線」 東京都総務局災害対策本部防災計画課編 『災害に備える東京:くらしの中の防災』 1992年 東京都総務局災害対策本部防災計画課 18-19ページ</ref>。

アマチュア無線の社会的貢献が取り上げられるものとして、災害時非常時の通信がある<ref name="ht">非常通信 日本アマチュア無線連盟 「非常災害時にも大活躍してきたアマチュア無線」 東京都総務局災害対策本部防災計画課編 『災害に備える東京:くらしの中の防災』 1992年 東京都総務局災害対策本部防災計画課 18-19ページ</ref>。

[[日本の携帯電話|携帯電話]]や[[インターネット]]が広く普及した今日にあっても、アマチュア無線の災害時対応などについては、社会からの期待がある

[[日本の携帯電話|携帯電話]]や[[インターネット]]が広く普及した今日も、アマチュア無線の災害時対応については、社会からの期待がある

<ref name="hijyou">{{PDFlink|[http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00578/2009/4-0036.pdf 中山間地の孤立対策へのアマチュア無線の活用]}} 上野勝利・森 篤史・中野 晋・吉田 敦也(第30回土木学会地震工学研究発表会論文集)</ref>。

<ref name="hijyou">{{PDFlink|[http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00578/2009/4-0036.pdf 中山間地の孤立対策へのアマチュア無線の活用]}} 上野勝利・森 篤史・中野 晋・吉田 敦也(第30回土木学会地震工学研究発表会論文集)</ref>。



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=== 通信内容 ===

=== 通信内容 ===


106[[]]259

106[[]]259


== アマチュア無線が引き起こす問題 ==

== アマチュア無線が引き起こす問題 ==


2018年2月20日 (火) 12:27時点における版

shackshack

[1]



使使調

#





178#


Non-commercial radio 

2321[2]

1



3913

4













178






3115



4124



[3]1903調8[4]Preliminary Conference on Wireless Telegraphy[5]

1905[6]1907[7]使[8][9]

1912[10][11][12][13]1500kHz200m[14]1500kHz[15]1500kHz19191011500kHz

19236281.5-2.0MHz[16][17]使19231127使西[18]

1.5MHz[19][20][21]2MHz192451ARRLQST[22]19247244[23]192515[24]

使1925IARU1927[25][26][27]1929CCIR

1932[28] Amateur Station[29]1934911[30]


1915411125[31][32][33][34][35][36]

192211[37][38]2[39]8[40]1923124JFWA[41]112JFPA[42]3[37]

1920[43]192514使192615637JARL[44][45]

1926102 JFPA38m7.89MHz80m3.75MHz[46]192724JLZB[47]JLYB[48]5JMPB[49]9JXAX[50]

19305使[37]25[31]193491325[51]

19411612331[52]128[53]


[54]195025GHQ195227

19583311196641[55]1970[55]


[56]



1351995720172943[57]







使FacebookTwitter



1990199465200969200510ARRL2011

[58][59]




[60]



13ITU
「国際呼出符字列分配表」については「世界のコールサイン割り当て一覧」を参照

各国の免許制度

アマチュア無線
英名 Amateur radio
実施国 世界の旗 世界
資格種類 国家資格
分野 無線
試験形式 筆記試験
認定団体 郵便・電気・情報通信主管庁
後援 国際電気通信連合
根拠法令 国際電気通信連合憲章
国際電気通信連合条約
公式サイト Amateur services page(英語)
ウィキプロジェクト ウィキプロジェクト 資格
ウィキポータル ウィキポータル 資格
テンプレートを表示

日本

アマチュア無線に限らず、無線の免許には、

  • 必要な技術・技能・法律知識を持っている人に与えられる無線従事者免許
  • 必要な技術基準を満たしている無線設備に与えられる無線局免許

の二つがあり、無線局免許を受けた無線設備を、無線従事者免許の所有者が運用あるいは監理することが求められる。

事業用無線局の場合、無資格の者でも無線設備の操作などが認められる[61]が、アマチュア局の場合、所定の無線従事者免許および後述の相互運用協定に掲げる国の免許を保有する者以外は認められない。


4











####

[62][63]



1950

1959



JA1A××2+123
空中線電力

1kW[64]1kW[65]  [66]


米国


 (en:U.S. Federal Communications Commission)

(Novice)

(Technician)

(General)

(Advanced)

(Amateur extra)

2000

Element2000Element 12007

Element 15/10825

Element 23526

Element 33526

Element 45037




Element 2

Element 2Element 3

Element 2Element 4



Element 2Element 1

Technician plusTechnician with HF

Element 1

Volunteer Examiner VEVolunteer Examiner CoordinatorVEC

便[67]

[68]

1.5kW[69]

FCCUniversal License System(ULS)

2015217FCCULSOfficial Copy


[70]

Radio RegulationRR1947221,000MHz[71][72]1949241119502561RR100W50MHz8MHz[73]3.5MHz7MHz[74][75]RR1954296[76]

195833115RR10W[77]2[78]196338114[79]100W[80]

1959341,000MHz144MHz[81][82]1961365110W21MHz8MHz1961410[83]RR21MHz28MHz

197050MHz144MHzRR144MHz201982571130MHz[84]RR50MHz19913214[85][86]

200315[87]20051711RR201123101

相互運用協定




[88]

##





1

2



使




SSBVHFFM使AM50MHz28MHz20097MHz使D-STARC4FM調UHF

2使使




 (CW)



500Hz

Q

3.57144430MHz

 (RTTY)

調MMTTYRTTYPSK31



135kHz475kHz

Hzppm

QRSS[89]DFCW使WSPROpera[90]Slow-hell

使QRSSOperaA1A

4DFCWSlow-HellF1B









 (ATV)

DVBSSTVUHF430MHz1992[91]1200MHz130使2.5kHz使SSTV

FAX

FAX




Chew the rag 

 (DX)


DX"Distance"VHF1937ARRLDXCC



DX(DX-pedition)DX+Expedition[92]

QSO[92]



アワード

アマチュア無線のアワードとは、積み重ねた交信が決められた条件を満たしたときに与えられる賞である。

QSLカード


QSL

自作を楽しむ



外に出ることを楽しむ




使7155 使 [93]

ARDF
ARDF2004

[94] [95]

信号を発しているポールを求めて、これをオリエンテーリングに似たルールで競技化したものがARDF (Amateur Radio Direction Finding)である。野山を走り回るハードなスポーツであるという点で、他のアマチュア無線の楽しみ方と大きく異なる。

自然物・自然現象を利用して通信する




EEEVHFE11SSNSun Spot Number, 


 (Meteor Burst Communication, MBC) 

月面反射通信

電波を反射する相手として月を選ぶのが、月面反射通信(EME:Earth-Moon-Earth)である。

小電力通信に挑む

「QRP」と呼ぶ。QRPとはQ符号の一つで、空中線電力を下げることを意味するが、ここでは「限りなく小電力で」遠距離通信に挑むことを指す。

中継設備を利用する


JARL


10[96]

レピータ

見晴らしの良い山頂やビルなどにレピータ(レピーター、リピータ)と呼ばれる中継局を設置し、これを介して遠距離通信を安定的に実現する。

フォーンパッチ




1985 [97] 1998 D-STARJVCJARLWiRES-IIEcholinkeQSOIRLP


OSIAX.25RBBS (Radio BBS) TCP/IP

アパマンハム


[98]

Hidden StealthApartment Dweller, Antenna Restriction, CC&R使




[99] [100]



1934 [99]

1953 28西[99]

1964 [99]

1995 JARL (JAIA) [101]

2008 

2011 JARL

2004 public service [100]







FIFA

#

24 NASA  Doug Wheelock  (KF5BOC)    _(ISS)  NA1SS   KENWOOD TM-D700E 使

ARISS (Amateur Radio on the ISS)  NA1SSRS0ISS

SAREX, MIREX


KC4AAA

KC4USV

R1ANC

(Davis Station)VK0BP



 (radio amateur) 


JARL19595











 (HAM) 

amateur2h

ham



3

hum



"amateur radio"  "ham radio" "ham" "hammy"


Q使58使


106259


LAN[102] [103]

[104]




2013 [105] 213[106]

14MHz10W2m[107]

アマチュア無線が登場する作品


SF



1955
1989TBS

1958 

1960 

1961 

1961

1965

1966

1980 JARLJAIA

1986 

1987 使

1988

(Miracret l Valby)1989

1992

1997

2000

2000

 --2001 

2003

2007 

2008

2011

WA2014

2016



88231960

CQ!211960 - 1961NTV

CQ196412 

191971NET

211971TBS

361972

10-410-10(1972NET())

!1972 - 1973TBS 

F14 !!1974NET

1976NTV 

!227CQCQ!1976NTV 殿

西!19791981

171984

西 PART-III461984

1985TBS

452007TBS

She2015



W3351966

1331997 

&10!2012

AKIBA'S TRIP -THE ANIMATION-TRIP44HAM2017



1984NHK-FM NHK

FM2017NHK-FM




1962

1964

1964 

1976

西(The French Atlantic Affair) 19771980  K6DXK

(Contact)  19851986 

2000 

WORLD WAR Z2006



1973

 82CQ1975 
Karte18 2005

ZF1976 - 1979

13
1251977

2641988

5742017

1979 

1986

西2007

西 9522016


  50CQ

CQ  ISBN 4-7898-1123-9

 ISBN 4-274-03479-8

CQ ISBN 978-4-7898-1524-6

CQ ISBN 978-4-7898-1368-6

CQ ISBN 978-4-7898-1988-6

CQ ISBN 4-7898-1266-9

CQ ISBN 978-4-7898-1271-9

 CQISBN 4-7898-1319-3

CQ ISBN 4-7898-1320-7

CQISBN 4-7898-1321-5

CQ ISBN 978-4-7898-1322-8

CQ ISBN 978-4-7898-6101-4

CQ

(())

(())

(())



(一)^ 3115 

(二)^  19923161991523ISBN 4492760857

(三)^ 


(四)^ 

(五)^    5 1951 35-45

(六)^ Scientific American 19051125 MUNN & Co. 427
Wireless Telegraph TELIMCO 850 The Electro Importing Co.


(七)^ Boys' Wireless Stations The San Francisco Call 1907107

(八)^ "STOP IT, KID!" Cries CONGRESS to the AMERICAN BOY The San Francisco Call 1908329

(九)^ Youths Crowd Air The Washington Herald 1909214

(十)^ Radio Act of 1912 Public Law 264, 62nd Congress, "An Act to Regulate Radio-communication"
[191281319121213]

(11)^ Radio Act of 1912415

(12)^ Regulations Governing Radio Communication, Sep. 28, 1912
[191292819121213]

(13)^ "Amateur Station"

(14)^  Part C. 
5 General amateur stations are restricted to a transmitting wave length not exceeding 200 meters and a transformer input not exceeding 1 kilowatt. Sec.4, fifteenth regulation, act of Aug. 13, 1912. 
200m1Kw

(15)^  Radio communication laws of the United States and the International Radiotelegraphic Convention 1914 GPO 85-86
1500kHz使

(16)^ "REGULATIONS GOVERNING GENERAL AND RESTRICTED AMATEUR RADIO STATIONS AND AMATEUR OPERATORS. June 28, 1923" Radio Service Bulletin  No.75 192372  16

(17)^ 20:00-22:30,  

(18)^ Transatlantic Amateur Communication Accomplished! QST 19241 ARRL 10

(19)^ Roy Stanley Copp "QSY 200 Meters!" QST 19203 ARRL 48

(20)^ Pierre H. Boucheron "Two Hundred Meters and What It Means" Radio Amateur News 19204 Experimenter Pub. Co. 584

(21)^ Get Down to 200 Meters! QST 19211 ARRL 32-33

(22)^  "Watch Your License" QST 19247 ARRL

(23)^ "Amateur Stations Authorized to Use Short Wave Lengths, July 24 1924" Radio Service Bulletin No.88 192481  10
1.5-2.0MHz3.75-4.0MHz6.98-7.5MHz13.64-15.0MHz60-75MHz

(24)^ 3.5-4MHz7-8MHz14-15MHz56-64MHz
"Regulations Governing The Operation of Amateur Stations General letter No.256Dec.24,1924" Radio Service Bulletin No.93 192512  11
[192515]

(25)^    5 1951 196-257

(26)^  "Private Experimental Station"2"Amateur"Amateur Station 

(27)^ 7.0-7.3MHz14.0-14.4MHz
1.715-2.0MHz3.5-4.0MHz28-30MHz56-60MHz
[192911]
28MHz使

(28)^    5 1951 365-398

(29)^ General Radiocommunication Regulations Annexed to the International Telecommunication Convention
Article 1. Definitions
Amateur station: A station used by an "amateur", that is by a duly authorised person, interested in radioelectrical practice with a purely personal aim and without pecuniary interest.

(30)^ 82923 19331228 72
  
   使

(31)^ ab426 8651915621 481 - 483

(32)^ 4185 97119151026 553

(33)^   使     
 275100

(34)^ 6275 13911917324 530

(35)^ 6276 13911917324 530

(36)^ 8518 20101919418 452

(37)^ abc   41940 914 - 916

(38)^ 5930 調 41930 183 - 191

(39)^ 11332 28711922318

(40)^ 111555 30181922822 601

(41)^ 12708 32091923414 420

(42)^ 121679 337819231126 355 - 356

(43)^ Japanese Experimenter Hears U.S. HamsQST 19241ARRL45
200-400m750-1500kHz5W500QST

(44)^ JARL 50  - 501976 46 - 52

(45)^ JARL90JARL90

(46)^ 151986 424719261019 474

(47)^ 2831 77192745 137

(48)^ 2838 78192746 165

(49)^ 21145 1061927510 241

(50)^ 22002 2121927910 256

(51)^ 860 19331229 7 - 17

(52)^  28   19634  49

(53)^ 

(54)^  16   19616  47

(55)^ ab   197511  232-233

(56)^ 201860331958

(57)^   2017

(58)^ "New FCC Licenses Issued 2005 Through 2009ARRL 2010 

(59)^ "The ARRL Letter 2011ARRL 2011 

(60)^ Recommendation M.1544 Minimum Qualifications For Radio Amateurs ITU

(61)^ 使

(62)^ 

(63)^ 332240 33[1] 2012

(64)^ 

(65)^ 861 14627 2009113

(66)^ V/U 500W.  7J2YAF/JN2SIP (JS2HZM). 201324

(67)^ 便

(68)^ question-pools (ARRL)

(69)^ 

(70)^ 

(71)^ 1.215-1.300GHz, 2.300-2.450GHz, 3.300-3.500GHz(Reg.2)/3.300-3.900GHz(Reg.3), 5.650-5.850GHz, 10.000-10.500GHz

(72)^ 23489  481948122017
 4231
3 Mc/s使 194911

(73)^ 25131  39195052 3
 40
  使 195052195061

(74)^ JARL1957323"  "2627RR
22  28Mc2  38Mc50Mc使

(75)^   50CQ 1976 361
JARL

(76)^ Lloyd ButlerA history of amateur operators certificate and the morse code requirement in AustraliaAmateur Radio, Nov.2011, Wireless Institute of Australia
100W50MHzZ3VK#Z**

(77)^ 33306  95611958114 37
 2
  使 19581141958115

(78)^ 33140   9407195856 75
 2
2    []   []  1958561958115

(79)^ 3328  871958115 35
  12
12   1958115
45/5

(80)^ 33306  95611958114 37
  2
2   19581141958115

(81)^ 36304  1196151 79
 4131
3 Mc/s使 196151

(82)^ 

(83)^ 3655  102811961330 733

 19613301961410

(84)^ 55915  8819801226 96
 3231
3 30MHz使 198211
1979WARC-79

(85)^ 'Morse Code Requirement For Ham Radio Is Lifted', The New York Times, February 14, 1991

(86)^ 

(87)^ 16975  28120041220 33
 2531
3  200511

(88)^ 5326 3483494015

(89)^ DFCWQRSSQRSSon-off keying

(90)^ EA5HVK Jose Alberto Nieto Ros[2]201455

(91)^ 4316使使

(92)^ abCQ DXCQ 43

(93)^ CQ 3 CQ 55

(94)^ 西   49 8-10

(95)^ JARL

(96)^ Realize SE, 1999, ISBN 489808012X, p.384

(97)^  60115.(2)

(98)^ CQ

(99)^ abcd     1992  18-19

(100)^ ab (PDF)    30

(101)^ ,  JARL  2004(2)  289-290

(102)^ 802.11O'Reilly Japan, 2003, ISBN 4873111285 p.25

(103)^    vol.69, No.2, pp.61-661999

(104)^ 258

(105)^ 調18 調 (PDF) 調

(106)^ 1078

(107)^  2004, ISBN 4501324007 p.236

関連団体

関連項目

電波関連

外部リンク