岩手県立大学盛岡短期大学部
岩手県立大学盛岡短期大学部 | |
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盛岡短期大学部が置かれる岩手県立大学滝沢キャンパス(2022年5月) | |
大学設置 | 1951年 |
創立 | 1946年 |
学校種別 | 公立 |
設置者 | 公立大学法人岩手県立大学 |
本部所在地 | 岩手県滝沢市巣子152番地52 |
学生数 | 230 |
学部 |
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研究科 | なし |
ウェブサイト |
www |
岩手県立大学盛岡短期大学部︵いわてけんりつだいがくもりおかたんきだいがくぶ、英: Iwate Prefectural University, Morioka Junior College︶は、岩手県滝沢市巣子152番地52に本部を置く日本の公立短期大学。1946年創立、1951年大学設置。大学の略称は盛岡短大。
概観[編集]
大学全体[編集]
岩手県立大学盛岡短期大学部は、岩手県滝沢市内にある日本の公立短期大学。かつて岩手県立盛岡短期大学として盛岡市住吉町1番48号にキャンパスが置かれていたが、岩手県立大学開学に伴い岩手郡滝沢村︵現滝沢市︶に移転され県立大学併設の短期大学となり、学科体制が2学科と1学科2専攻から、従来の1学科2専攻と新設1学科として再編され現在に至っている。 なお、盛岡市住吉町の跡地︵約1万7千平方メートル︶は未利用の状態が続いていたが、その一部︵約3千平方メートル︶を盛岡市が岩手県から取得し、山王児童センターと山王老人福祉センター、母子生活支援施設かつら荘を移転し、2026年度に利用を開始する計画である[1][2]。教育および研究[編集]
全国の短大でも数少ない国際文化学科が設置されている。英語ほか中国語やハングル語・ロシア語などがあり東北地方では数少ないものとなっている。学風および特色[編集]
岩手県立大学に併設された短大であるため、キャンパスは大学と共用である。就職面では客室乗務員への内定実績が高い︵#就職についての節も参照︶。沿革[編集]
主な出典‥[3] ●1946年7月 岩手県立女子専門学校を設置。 ●1948年5月 岩手県立美術工芸学校を設置。 ●1951年 以上の2校を発展改組して盛岡短期大学︵もりおかたんきだいがく︶が開学される。所在地は盛岡市新庄田中51番地。 ●家政科 ●美術工芸科 ●1954年 学生数 ●家政科=男0・女137[4] ●美術工芸科=男74・女25[4] ●1958年3月31日をもって美術工芸科を正式廃止する[5]。 ●1962年 家政科を専攻分離。 ●被服専攻 ●食物専攻 ●1963年 岩手県立盛岡短期大学と学名変更。 ●1964年 食物専攻を栄養専攻に改称。 ●1965年 保育科を増設︵在学者数‥女52[6]︶ ●1966年 旧来の各種学校盛岡市立法経学院を統合・改組して、短期大学に法経科第二部を増設︵1968年時点の在学者数‥男166・女36[7]︶。 ●1968年 新校舎落成により、新庄田中51番地から住吉町1番48号へ移転。 ●1988年 学科名及び専攻名の変更が行なわれる。 ●家政科→生活科学科 ●被服専攻→生活科学専攻‥中学校教諭二種免許状︵家庭︶の教職課程が再認可される。 ●食物専攻→食物栄養学専攻 ●保育科→保育学科 ●法経科第二部→法経学科第二部 ●1997年 保育学科及び法経学科の第二部募集停止。 ●1998年 岩手県立大学の開学により、岩手県立大学盛岡短期大学部と学名改称。旧来の盛岡市住吉町1番48号から滝沢村滝沢字巣子152番地52に移転。国際文化学科を増設︵在学者数‥男4・女44︶[8]。 ●1999年3月31日をもって保育学科を正式に廃止[5]。 ●2000年3月31日をもって法経学科を正式に廃止[5]。交通アクセス[編集]
●盛岡バスセンター・盛岡駅東口より ●岩手県交通﹁251・252 県立大学行﹂ ●滝沢駅より徒歩15分 ●岩手県北バス﹁盛岡大学行﹂ 以上の路線で、﹁県立大学﹂下車。教育および研究[編集]
組織[編集]
学科[編集]
●生活科学科 ●生活科学専攻 ●食物栄養学専攻 ●国際文化学科 過去にあった学科 ●美術工芸科‥修業年限は昼間部3年制。1955年度以降、岩手大学の特設美術科として譲渡される。 ●保育学科 ●法経学科第二部‥修業年限は夜間部3年制専攻科[編集]
●なし別科[編集]
●なし取得資格について[編集]
資格 ●栄養士‥生活科学科食物栄養学専攻 受験資格 ●二級建築士‥生活科学科生活科学専攻 教職課程 ●中学校教諭二種免許状‥︵家庭・保健︶が生活科学科生活科学専攻︵家政科含む︶にて設置されていた[9]。 ●高等学校教諭免許状︵家庭・保健︶が生活科学科の前身である家政科にて設置されていた[9]。附属機関[編集]
●地域連携研究センター ●図書館‥所蔵数はおよそ220,000冊。学生生活[編集]
部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]
公認されているクラブ活動として以下のものがある。 ●体育系‥ソフトボール・テニス・空手道・弓道・剣道・硬式野球・サッカー・柔道・水泳・卓球・ドッジボール・馬術・バスケットボール・バドミントンほか ●文化系‥囲碁・英会話・演劇・華道・茶道・手話・将棋・ボランティアほか学園祭[編集]
学園祭は毎年、概ね10月下旬に実施されている。大学関係者と組織[編集]
大学関係者組織[編集]
同窓会には﹁成美会﹂と称した組織や旧来の法経学科独自のものがある。大学関係者一覧[編集]
●平野蕃‥元学長︵1978-︶ ●谷口誠‥元学長︵2005-︶施設[編集]
キャンパス[編集]
●短期大学部棟にラリー・カークランド作のモニュメントがある。対外関係[編集]
系列校[編集]
●岩手県立大学 ●岩手県立大学宮古短期大学部卒業後の進路について[編集]
就職について[編集]
●生活科学科 ●生活科学専攻‥一般企業への就職者が多く、東北銀行・みずほ銀行・日本興亜損保・サンポット・吉野石膏・マックスバリュ・三越・東北ミサワホームなどに就職している。 ●食物栄養専攻‥資格を活かした職としては日清医療食品・グリーンハウス・岩手缶詰・メフォス・メルク・クリニコ・守山乳業・三和食品などの食品関連企業や各種社会福祉施設・学校などがある。 ●国際文化学科‥一般企業への就職者が多く、ジェイティービーをはじめとした旅行会社のほか、カタール国営航空など外国の航空会社に就職している人もみられる。編入学・進学実績[編集]
これまでの実績では、岩手県立大学のほか岩手大学・宇都宮大学・愛知県立大学・宮城学院女子大学・聖徳大学・杏林大学・実践女子大学などがある。附属学校[編集]
かつては、岩手県立盛岡短期大学附属こまくさ幼稚園があった。脚注[編集]
- ^ “旧盛岡短大跡地に移転新築 山王児童・老人福祉センターなど”. 岩手日報 (2023年6月2日). 2023年6月2日閲覧。
- ^ “旧県立盛岡短大跡地に市が3施設を移転へ 約1.7万平方メートルの一部を取得 岩手”. TBS NEWS DIG. (2023年6月15日)
- ^ 岩手県立大学盛岡短期大学部のあゆみ(2015年3月7日アーカイブ) - 国立国会図書館Web Archiving Project
- ^ a b 昭和30年度版『全国学校総覧』1370頁
- ^ a b c 平成23年度『全国短期大学高等専門学校一覧』13-14頁「岩手県立大学盛岡短期大学部」の項
- ^ 昭和41年度版『全国学校総覧』25頁
- ^ 昭和44年度版『全国学校総覧』28頁
- ^ 1999年度版『全国学校総覧』51頁
- ^ a b 『教員養成課程認定大学短期大学一覧』(1955年)47頁「盛岡短期大学」の項