京都文教短期大学
京都文教短期大学 | |
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京都文教大学に併設されている | |
大学設置 | 1960年 |
創立 | 1904年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人京都文教学園 |
本部所在地 | 京都府宇治市槇島町千足80 |
学部 |
ライフデザイン学科 幼児教育学科 食物栄養学科 |
ウェブサイト | https://www.kbu.ac.jp/kbjc/ |
京都文教短期大学︵きょうとぶんきょうたんきだいがく、英語: Kyoto Bunkyo Junior College︶は、京都府宇治市槇島町千足80に本部を置く日本の私立大学。1904年創立、1960年大学設置。大学の略称は文短。
概観[編集]
大学全体[編集]
●京都文教短期大学は、京都府宇治市内にある日本の私立短期大学。学校法人家政学園により1960年に家政学園短期大学として設置された。学科は、最大で3学科7専攻とかなりの規模を擁していたが、京都文教大学設置後は、2学科5専攻さらに、現在は規模がより縮小され3学科となっている。現在の経営母体は、学校法人京都文教学園。建学の精神︵校訓・理念・学是︶[編集]
●京都文教短期大学における建学の精神は﹁仏教精神を礎とした人間教育﹂となっている。教育および研究[編集]
●京都文教短期大学には、ライフデザイン学科と食物栄養学科と幼児教育学科がある。前者では栄養士、後者では保育者を養成するためのカリキュラム構成となっている。 ●一般教育科目には、﹁仏教学入門﹂・﹁仏教と人間﹂など仏教に関する科目がある。 ●1991年度よりカナダでの海外短期留学が行われている。学風および特色[編集]
●京都文教短期大学は、浄土宗に則った思想をベースとしている。 ●大学は男女共学であるが、短大は現在でも女子が対象となっている。沿革[編集]
「学校法人京都文教学園#沿革」も参照
●1904年 - 高等女学校が創設される。
●1945年 - 京都女子厚生専門学校に改組。
●1960年 - 家政学園短期大学︵かせいがくえんたんきだいがく︶として開学。家政学科を置く︵学生数‥女50[1]︶。三枝樹正道が学長に就く[1]。
●1961年10月1日 - 京都家政短期大学︵きょうとかせいたんきだいがく︶に改称。
●1962年 - 服飾意匠科を増設︵学生数‥女35[2]︶。専攻科家政専攻を設置
●1963年 - 栄養専修課程を設置。
●1966年 - 幼児教育科を増設︵学生数‥女142[3]︶。
●1969年 - 学科名を変更。
●家政科→家政学科
●服飾意匠科→服飾意匠学科
●幼児教育科→幼児教育学科
●1970年 - 服飾意匠学科を専攻分離する。
●服飾専攻
●意匠専攻→後に美術デザイン専攻と改称。
●1971年 - 児童教育学科を設置。
●初等教育専攻
●幼児教育専攻‥従来の幼児教育学科を改組
●1974年 - 家政学科を専攻分離する。
●生活科学専攻
●食物栄養専攻‥旧来の栄養専修課程を改組
●1975年 - 大橋俊有が2代目学長に就任。
●1979年 - 専攻科に児童教育専攻を設置
●1980年 - 京都文教短期大学︵きょうとぶんきょうたんきだいがく︶に改名。
●1990年 - 大河内良孝が3代目学長に就任。
●1992年 - 家政学科に生活文化専攻を増設。
●1997年 - 伊藤唯真が4代目学長に就任。
●1997年 - 8月5日をもって服飾意匠学科服飾専攻・意匠専攻、正式廃止[4]
●2005年 - 3月31日をもって家政学科生活科学専攻・生活文化専攻廃止[4]。
●2007年 - 児童教育学科の専攻別募集を停止。コース制にする[4]。
●2009年 - 家政学科人間生活専攻を家政学科健康生活デザイン専攻に名称変更。
●2009年 - 児童教育学科を幼児教育学科幼児教育専攻に名称変更。
●2011年 - 家政学科健康生活デザイン専攻をライフデザイン学科に、家政学科食物栄養専攻を食物栄養学科に改組。
基礎データ[編集]
所在地[編集]
●京都府宇治市槇島町千足80交通アクセス[編集]
●最寄りは近鉄京都線向島駅。同駅からは、スクールバスが運行されている。教育および研究[編集]
組織[編集]
学科[編集]
●ライフデザイン学科 ●食物栄養学科 ●幼児教育学科過去の学科体制[編集]
●家政学科 ●生活科学専攻[注 1] ●生活文化専攻[注 1] ●食物栄養専攻 ●服飾意匠学科[注 2] ●服飾専攻[注 2] ●美術デザイン専攻[注 2] ●児童教育学科 ●初等教育専攻[注 3] ●幼児教育専攻→幼児教育学科専攻科[編集]
●かつては、以下の専攻課程が設けられていた。 ●家政専攻 ●児童教育学専攻別科[編集]
●なし取得資格について[編集]
資格 ●保育士‥幼児教育学科にて取得できる。 ●栄養士‥食物栄養学科にて取得できる。旧来では、家政学科食物栄養専攻にて取得できた。 教職課程 ●幼稚園教諭二種免許状‥幼児教育学科にて取得できる。旧来では、児童教育学科初等教育専攻・幼児教育専攻ともに取得が可能だった。 ●栄養教諭二種免許状‥食物栄養学科にて。旧来では、家政学科食物栄養専攻にて取得できた。[注 4] ●小学校教諭二種免許状‥児童教育学科にあった初等教育専攻にて設置されていた。[注 5] ●中学校教諭二種免許状 ●家庭‥家政学科生活科学専攻にて設置されていた。 ●美術‥かつてあった服飾意匠学科服飾専攻・美術デザイン専攻ともに設置されていた。附属機関[編集]
●エクステンションセンター ●京都文教短期大学図書館‥所蔵数はおよそ110,000冊。学生生活[編集]
部活動・クラブ活動・サークル活動[編集]
●京都文教短期大学のクラブ活動 ●体育系‥弓道・テニス・スキー・ソフトボール・バスケットボール・バドミントン・バレーボール・ラクロス・陸上競技などがある。 ●文化系‥演劇・華道・茶道・写真・手話などがある。学園祭[編集]
●京都文教短期大学の学園祭は例年、10月に行われる。大学関係者と組織[編集]
大学関係者組織[編集]
●京都文教短期大学には﹁あおい会﹂と称される同窓会組織がある。会員数はおよそ30,000人となっている。エクステンションでの公開講座において﹁あおい講座﹂を開講したりしている。 ●保護者会なる組織があり、支援金制度を行ったりしている。大学関係者一覧[編集]
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大学関係者[編集]
●梅田隆司‥客員教授出身者[編集]
●織作峰子 : 写真家、1981年︵昭和56年︶ミス・ユニバース日本代表施設[編集]
キャンパス[編集]
●現在、キャンパスの一部は京都文教大学と共同使用されているが、設置されている建物は以下の通りとなっている︵一部紹介︶。 ●同唱館‥およそ1,000人が収容できる礼拝堂となっている。 ●時習館‥2006年11月に新設された。多目的ルームの機能を果たしている。 ●普照館‥情報図書館とマルチメディアコーナーがある。 ●光暁館‥学生課がある。 ●弘誓館‥大講義室があるほか公開講座としても使用される。 ●至道館‥図書館がある。 ●恵光館‥学生食堂がある。 ●キャンパスのほぼ中央部には﹁総願の鐘﹂があり、本短大のシンボルとされている。その近くにはクスノキが植えられている。 ●﹁尋源池﹂がキャンパスの端にあり、夏になればハスの花が咲く。対外関係[編集]
他大学との協定[編集]
カナダ[編集]
●トンプリン・リバース大学ネパール[編集]
●トリブハン大学 ●パドマ・カニヤ・カレッジ日本[編集]
●大学コンソーシアム京都 ●放送大学系列校[編集]
●京都文教大学社会との関わり[編集]
●﹁子育てシンポジウム﹂なる公開講座を催している。卒業後の進路について[編集]
就職について[編集]
●家政学科 ●人間生活専攻‥一般企業が85%となっている。 ●食物栄養専攻‥栄養士としての就職者は46%、研究職が9%、専門職外が40%となっている[5]。 ●幼児教育専攻‥保育所への就職者が59%、幼稚園への就職者が28%、一般企業への就職者が9%となっている[5]。 ●初等教育専攻‥幼稚園教諭が最も多く44%となっており、それに次いで小学校教諭が19%、一般企業が18%となっている[5]。 ●過去にあった服飾意匠学科では、服飾業界をはじめとした企業への就職者が少なからずいたものとみられる[5]。編入学・進学実績[編集]
●系列の京都文教大学ほか、京都教育大学・京都産業大学・京都精華大学・佛教大学・龍谷大学・関西大学・四天王寺大学・関西福祉大学などがある。2007年卒業生の進学率は、人間生活学科人間生活専攻で15%、食物栄養専攻で4%、児童教育学科幼児教育専攻で4%、初等教育専攻で17%となっている[5]附属学校[編集]
●京都文教短期大学附属小学校 ●京都文教短期大学附属家政城陽幼稚園脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
参考文献[編集]
- 『全国学校総覧』
- 『短期大学一覧』
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『短期大学教育』第49号(日本私立短期大学協会発行:1992年)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『短大蛍雪』(2000年5月臨時増刊。旺文社)
- 『KYOTO BUNKYO 2000』
- 『KYOTO BUNKYO JUNIOR COLLEGE '08』