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截金

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
京都迎賓間 桐の間 截金欄間「日月」 江里佐代子作
京都迎賓館 藤の間 截金舞台扉「響流光韻」 江里佐代子作

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植物[編集]

麻の葉に似ることに由来し、正六角形の中に正三角形を六つ並べ、正三角形の中心と三つの頂点を結んだ文様
茎に見立てた曲線と草の葉に見立てた菱形の截箔を組み合わせ、などの植物が絡み合う様子を表す文様
  • 草花(くさばな)
花や葉の輪郭と葉脈を細い線状の截金で模る文様
  • 団花(だんか)
複数の大きさの異なる四角、菱形、丸形などの形に切った截箔を一箇所に集合的に施して花を表現する文様
  • (ひし)
植物の葉に似ており、二方向の平行線を重ねるか、比較的太めの線を斜めに切れば製作できる文様
応用パターンとして平行線を複数本にしたり、中に菱形の截箔を施した入れ子菱、襷菱などがある

動物[編集]

  • (うろこ)
魚の鱗に似ることに由来し、三角形の截箔を素地の部分が同じ大きさの三角形になるよう互い違い並べた文様
甲羅に似ることに由来し、正六角形を幾何学的に繋いだ文様
応用パターンとして亀甲を三つ組み合わせた毘沙門天甲冑に見られる毘沙門亀甲、入れ子状にした子持亀甲などがある
中国の伝説上のを図案化した文様

日用品[編集]

  • 目(あみめ)
漁業に使用される網を模った文様
  • 市松(いちまつ) / (いしだたみ)
正方形の截箔を素地の部分も同じ大きさの正方形になるように互い違いに施した文様
竹で編んだの網目を図案化したもので、六角形のそれぞれの辺に三角形が並んだ文様
縦横に一定の幅で線を描き格子状にした文様
応用パターンとして縦縞と横筋の本数や太さを変えたりしたものや、斜めにした斜格子文などがある
和算に用いられた計算用具を図案化した文様
同じ大きさのの円周を四分の一ずつ重ねて繋いだ文様、または四つの楕円を円形につなぎ合わせ、楕円の内径線が延長線上で再び円形になるよう互い違いに組み合わされた文様
応用パターンとして七宝の中に菱形や丸い截箔を施した花七宝や、格子文と組み合わせた四ツ目七宝などがある
天秤質量を測定するためのもので、曲線4本を互い違いに繋いで製作する文様
  • (まんじ)
古くから家紋織物に見られたもので、梵語の卍を表現した文様
応用パターンとして卍繋ぎや卍崩し、卍を斜めに連ねた紗綾形文様などがある
インド貴族数珠貴金属を編んで製作し身につけていた装身具を図案化した文様
現在では菩薩の首飾り、胸飾りとして仏画に用いられることが多い

文様の制作過程[編集]